2018年01月01日

新年あけましておめでとうございます。
昨年は色々な出来事がありましたが、今年は心機一転で事に当たります。
本年もよろしくお願いします。
Posted at 2018/01/01 07:19:40 | |
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2017年12月31日
あと、数話で終らす予定です。
現在 披露宴会場内
ミカの弾き語りは、その後の遠距離恋愛のパートに入っており、その内容はバレンタインのチョコやホワイトデーのキャンディーを口移しで食べさせたり、膝枕をお互いにして耳掃除をしたり等々、砂糖を吐きたくなる内容で聞いていた新郎の友人たちはやけ酒を呷りながら口々に述べる。
「甘い、物凄く甘い、貴腐ワインとアイスクリームを一緒に飲むくらいあめえ~」
「ああ、黒糖焼酎と焼きプリン並みに甘い」
「いや、お前ら羊羮と日本酒以上に甘いぞ!」
「「それだ!」」どこぞのチームを彷彿させる掛け声が上がり。
「お前ら甘味でよく飲めるなというか変!」という突っ込みがはいる中、耳まで真っ赤にして机に突っ伏してルミと真を見ながら、あんこうチームの一同が感想を思い思いに言う。
「ああいう、ラブラブな話を皆に聞かされる結婚式をしたいな~」
「ですけど肝心な相手が居ませんよね。沙織さん」
「華、ひどっ!」
「沙織、一つ聞くが公開処刑的な話を皆の前で暴露されても堪えられるか?」
「冷泉殿、どちらかというと羞恥プレイといった方が宜しいのでは?」
「ゆかりん例え悪すぎ、麻子、私は堪えられるから平気だもん!」
「その根拠のない自信どこからくるんだ沙織」麻子が呆れた表情をしながら答えるが、みほはある問題を口にする。
「でも、このまま話が進むと3年前の件も言っちゃうんじゃないのかな?あの件はちょっと大胆というか…」
「確かに、あの件はちょっと問題ですよね」みほと華の発言に3年前の件を思い出す一同だった。
3年前 石川県金沢港継続学園艦搬入口
数日後に行われる大洗&継続vsマジノ&知波単との合同練習試合、殲滅戦形式の試合の為に大洗学園艦は、金沢港に入港し停泊すると、大洗からあんこうチームが代表として隣に停泊している継続学園艦に表敬訪問で訪れたが、搬入口で待っていた二人、一人は継続高校戦車道隊長のミカ、そしてもう一人は継続高校の制服を着た愛里寿が居り。
「これでみほの大洗と同じ条件で戦えるし、それにお姉ちゃんも居るから」愛里寿がさらりと爆弾を投下するとミカに抱きつき、ミカも愛里寿の頭を優しく触るが、あんこうチーム一同が愛里寿の発言を理解すると、大混乱に陥った。
「愛里寿さん、継続高校入学おめでとうございます」
「華、今はその話題じゃないから!」
「西住殿、確かにミカ殿と島田殿は顔立ちが似ているでありますね」
「そうだけど、ミカさんがお姉ちゃんだったの愛里寿ちゃん!?」
「あ~理解できる説明を頼む」
「いきなり言うから皆が困っているよ愛里寿、正確には姉妹じゃなくて、従姉妹なんだ」
「でも昔、色々あったから」
「あの~色々って?」
「武部さんでよかったかな?その件は学園艦を案内しながら話をするよ。さあ愛里寿、行こうか」
「うん、お姉ちゃん」ミカと愛里寿を先頭に継続高校搬入口に向かおうとした時にミカの携帯が鳴り出ると、二三言葉を交わし切ると、愛里寿に訊く。
「どうやら呼ばれたみたいだね。でも西住さんたちをほったらかしにするわけにはいかないから、どうしようか愛里寿?」
「だったら、みほたちも一緒に連れていけば」
「そうだね。西住さんたち悪いけど少し寄り道するよ」
「こちらは構いません」みほが答えると一行は搬入口に向かった。
第3番入艦所
学園艦には入艦所が幾つか有るが、そのうちの一つ第3番入艦所に向かい愛里寿にとってはよく知っている二人、アズミとメグミの身分を保証し入艦させると当然の疑問を投げかける。
「アズミ、メグミどうしてここに?」
「気になることがありまして」
「気になること何?」
「隊長が寂しくないかなと思いまして、それで様子を見にきまして」
「お姉ちゃん、この人たち私の知らない人だから入艦許可書を取り消して」
「ちょっとメグミ、隊長を怒らしてどうするの!これだからサンダース出身は」
「そういうあんただって内紛が激しいBC自由学園出身じゃないアズミ」
「何ですって!」
「二人とも喧嘩をしにきたんなら本当に帰って、それで何しにここまで来たの理由は何?」
「実はルミを尾行していて」
「何で尾行しているの」
「それは…」アズミとメグミは顔を見合わせると昨日、大学選抜の宿泊施設のラウンジで何時もの3人で飲み会をし、途中から遠距離恋愛中のカップルの別れ話が酒の肴にし始めたらルミが物凄い勢いで食い付いてきた。それこそアズミとメグミの二人が酔いを覚めるくらいの勢いで、一通り聞くとルミはフラフラとした足取りでラウンジから出ると、残された2人は顔を見合わせると一体全体なにかと考えながら飲んでいたら、そこにルミ中隊で小隊長を務めている者が、ルミがこの前の仮装大会で使用した衣装を持ち出したといい、明日はルミが何処かに出かけるというのを聞いていた2人は、何かあると判断しルミの後を付けようと決めて、尾行していたが継続学園艦に入った為に続けて入ろうとしたら入艦所で足止めをくらい入れず、仕方なく愛里寿の助けを借りて入艦しようとしたとのこと。
「理由は分かったけど、ルミが何処に行くのか見当がついているの2人とも?」
「正直見当がつきません」
「隊長、心当たりありませんか?」
「2人とも私だって入学したのは、つい最近だから心当たりがないけど、お姉ちゃん心当たりある?」アズミとメグミからの疑問に対応した愛里寿もお手上げな為にミカに訊ねたが
「ルミ先輩がウチに里帰りする時は、全く連絡がなく来るから正直分からないね」ミカがそう言うと、そこへKV1重戦車がやって来た。一同の前で止まると砲塔ハッチからアキが顔を出した。
「ミカ何しているのよ、また訳わかんない事を言って大洗の人たちに迷惑かけているの?」
「迷惑なんかかけてないよアキ、入艦保証人になっていただけさ」
「入艦保証人?誰の知り合い」
「ルミ先輩の知り合いさアキ」
「そうなんだ。あっ、そういえばルミ先輩見かけたよね。ミッコ」
「うん、ここに来る途中のコンビニで見たぞ」ドライバーズハッチからミッコが顔を出して言うとアズミとメグミは口を揃えて言う。
「「そこのコンビニまで案内して!」」その剣幕に圧倒されアキは、どうしたら良いのかミカを見るが、ミカは少し思案顔をしたらKV1に乗り始めると皆に言う。
「これに乗って行こうか」
継続学園艦上 森林地帯
一人の女性が継続学園艦特徴の森林地帯を歩いていた。やがて目的地に近付くと、切り株に座って待っている人物を確認すると、小振りのリュックサックから衣装を取り出すと手早く着替え、待っている人物の背中から足音を忍ばせて近寄ると抱きついた。
「お・ま・た・せ・真」抱きつかれた人物、真は何時もとは違うアプローチ、正面から抱きつかれる事はあるが、後ろから抱きつかれる事はなく、背中の柔らかな感触を感じつつも怪訝な顔をすると年上の恋人ルミの顔を見ようと振り返ったが、 着ている服を見た途端に声が変わった。
「ちょっとルミ姉なんて格好を!」
「うん、真こういう服が好みなのよね?」
「まあ否定はしない、じゃなくて何で!?」
「いいじゃない好きなんでしょ?」
「いやだから…」言いつつも真はルミの服装、ミニスカメイド姿(衣装イメージはダージリン&オレンジペコのメイド姿参照)に、戸惑いつつ答えるとルミは正面に回り跨がると真の首に手を回すといきなりキスをしてきた。完全に普段とは違うルミの行動に真は離そうとするが離れず、そうこうしているうちにルミは、真の腰回りを両足でロックした。一般的には、だいしゅきホールドと呼ばれる態勢になるとルミはキスを一旦止めた。
「ルミ姉、一体…」
「うるさい」そう言うと、ルミは再度キスをしてくると堪らず真は今度は強引にでも離そうとするが、離そうとすればするほどに抱きしめる力は強くなり、キス自体も何時ものキスとは違いフレンチキスだった。やがてキスを終えると、ルミは真の顔を見詰めた。
「真は、私の、そう私の真」その段階で真はある匂い、アルコールの匂いを感じた。
「ルミ姉、もしかして酔っているの?」
「そうと言いたいけど酔えないのよ」
「酔えないというか、止めて」
「うるさい」真を押し倒すとルミは馬乗り状態になる。
「真、怖がらなくていいから」その一言でルミは着ている服を脱ごうとし、そんなルミの行動を真は両手を掴んで止めさせようと声を荒げて「今日のルミ姉は変だよ!元に戻って!」そう言うが、肝心のルミは「暴れるな!大人しくしろ!」と手をなかなか掴めず暴れていたが、ルミの後ろから「止めるわよ!」そんな声が響くと同時に真の視界になにかが飛んでくるのを確認すると、真は咄嗟にルミを押し倒し庇うようにするが頭に何かが連続でぶつかり、その衝撃は強く、真は痛みを感じるよりも視界が暗くなり意識を失いルミに倒れがかり、そんな真にルミは一瞬茫然とするが、意識を失った真にルミは「真、ちょっとしっかりして真!」揺さぶりつつも一体誰がと見渡すと、近くの茂みに見知った顔、アズミとメグミ、大洗のあんこうチーム一同に、後輩のアキ、ミッコ、ミカそして愛里寿の姿を見るとルミの顔色から血の気が引き、まるで凍った表情になった。
作者から一言、ルミさんキャラ崩壊かというか、新年早々に何を書いているんだ俺は…
あと、作中に書いてある。貴腐ワインとアイスクリーム、黒糖焼酎と焼きプリン、羊羮と日本酒の組み合わせは結構いけます。ギネスもしくはウイスキーとビターチョコレートもいけます。
次回、理由に続きます。
Posted at 2018/01/06 15:39:07 | |
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2017年12月28日
ネタバレ?最終章未視聴のかたはプラウザバックで
最終章の無限軌道杯、最後に開催されたのは20年前、大洗の戦車道が廃止されたのも20年前なのでひょっとしたらこんな関連もありかな?
独自設定あり、ガルパンSS番外、愛里寿来艦と決意も参照
無限軌道杯 決勝戦直前レポート
今から20年前の無限軌道杯は、その年で戦車道の活動を辞める県立大洗女子が有終の美で優勝をし、その後の予算削減の影響下で長らく開催されなかった無限軌道杯が第63回全国戦車道大会で優勝した大洗が起爆剤となり、20年ぶりに開催される運びになった。そして第41回無限軌道杯決勝戦はBC自由学園、サンダース、聖グロリアーナを撃ち破り20年前の優勝を再度狙う大洗が駒を進めたが、対するのは継続高校が大洗の相手になるが、継続には二人の、そう二人の島田の血を引く者が居る。一人は島田流の、筆頭分家の地位である。寺本家の娘、寺本ミカ、もう一人は次期島田流後継者の島田愛里寿である。この二人が指揮する戦車とチームは驚異的な練度と高度な連携攻撃を見せつけ、優勝候補の本命であるプラウダ、黒森峰の2校を撃ち破っており大洗がどのような対応プランを練るのかが注目の的である。
なお、これは個人的な興味であるが、夏の大学選抜vs大洗、実質的には高校選抜との試合の最終局面、西住姉妹の連携攻撃に島田愛里寿は敗北しており、今回の決勝戦はそれの逆が見られるため、非常に見ものである。
無限軌道杯決勝戦会場 観覧席
黒森峰 side
「あんたなにをしているの!あんたまで負けたら許さない、絶対に許さない!!あんたを徹底的に敗北させるのは、この私と王者たる黒森峰よ、継続ごときの雑魚に負けるんじゃないわよ!!!みほ!!!!」逸見エリカが、継続高校の戦術に翻弄され2vs1に持ち込まれて苦戦している大洗の四号戦車、あんこうチームの不甲斐なさに我慢できなくなり怒声を上げるが、それを聞いた黒森峰の他のチームメイトは顔を見合わせると赤星小梅が、少し笑みを浮かべた。
「なんやかんや言っても、みほさんの事を応援したいんですね。エリカさん」
「小梅なにを言っているの!?あ、あ、あんな邪道な戦法を使う大洗を応援するなんて…」
「邪道ですか、確かに黒森峰から見たら邪道かもしれませんが、大洗の保有戦車と性能で黒森峰と同じ戦法が採れますかエリカさん?」
「ちょっと無理ね」
「そうです。しかも寄せ集めかつ性能差が極端な大洗をまとめあげて一線級の戦力として運用しています。もしエリカさんが同じ立場ならどうしますか?」
「あんな寄せ集めを使うとしたら、それこそ保有戦車の性能を把握した上での作戦立案、指揮能力、遂行力、他にも前提となる条件が、どれか1つ欠けただけでもアウトよ」
「エリカさん、即座にそんな事を言えるなんて口は悪いですけど、みほさんの事を認めているんですね」
「なっ、だからあんなのを認めるなんて…」
「エリカさんがみほさんの事を認めているのは周知の事実じゃないですか、ですけど問題なのはあの連携を崩さないと勝ち目はないですよ」直下さんがエリカと小梅の会話に口を挟む。
「このうっかり娘、なにを言っているの!?確かにあの連携は脅威よ!崩さなければ勝ち目はないわ!!でも、みほなら!!」エリカの返答に小梅と直下は顔を見合わせると、みほさんの事を認めているならもう少し素直になって人間が丸くなれば問題ないのにと思うと同時に、あの連携攻撃をどうにかしないと勝ち目がないのは認めなければいけなかった。
プラウダ side
「ミホーシャでも、あの連携を崩せなければ絶対勝てないわ」
「ではカチューシャ、どのような手がありますか?」
「あの連携をすこしでも良いから止められれば勝ち目が見えてくるわノンナ」
「ですが問題なのは、どうやってあの連携を止めるかが最大の問題です」
「そう、あの連携はミホーシャ、マホーシャと同等のレベルだから下手に支援なんかしたら簡単に返り討ちに会うだけよ」
大洗 side M3リー車内
澤梓は焦っていた。西住みほ、無限軌道杯では河嶋先輩が隊長を務めていたが、実質的な隊長はみほであり。そのみほが率いるあんこうチームの四号戦車が、ミカが駆るBT-42と愛里寿指揮の四号戦車の連携攻撃に翻弄されていた。今のところは、致命的な命中弾は出ていないが時間が経てば経つほどに不利になるのは分かっていた。助けに行きたくても、継続の戦車が大洗の戦車を拘束し混戦に持ち込み各車が咄嗟の判断で対応していたが、もしこの状況下で、あんこうチームがやられたら、西住みほという優秀な指揮官を失うというだけではなく、大洗そのものの敗北を意味し、それを回避するためにはどうしたらよいかM3リーの指揮を執りつつ打開策を考えていたら、袖口を引っ張られると、めったに喋らないが口を開けば何かしらの助言をする丸山紗希が強い意志を込めた一言を梓に述べる。
「梓、行こう」
「紗希、気持ちは分かるけど、あの連携に割って入るのは…」
「四号だけを相手に」
「それでも…」
「梓、西住先輩相手の模擬戦を忘れた?」そこまで言うと真剣な目で梓を見つめると、梓はみほとの1vs1の練習試合を思い出すと覚悟を決めた。
「そうよね。そうよね紗希、背中を押してくれてありがとう、優季、全体通信急いで!」
「分かったけど、なに話すの~?」宇津木優季は疑問を覚えながらも通信を全体系に切り替えると、梓は大洗の全チームに通信を送る。
「こちらウサギさんチーム、あんこうチームの援護に向かいます」
「援護だと!?この状況下では無理だ!!」
「そもそも、拘束している継続の戦車をどうする気だ?」カバさんチームのエルヴィンとカエサルが咄嗟に答える。
「全面的な攻勢、突撃を敢行して出来た隙にウサギさんが離脱して向かいます。こんな混戦下で突撃してくるなんて予想は、していない筈ですから援護に向かえるだけの時間は稼げます」
「突撃いいね。でも澤ちゃん、失敗したらヤバイよ?そこのところはどうするの?」
「確かにリスクは大きいです。でも西住隊長がやられたらその時点で負けです。角谷先輩」
「……確かに、西住ちゃんがやられたらあの連携攻撃の前に為す術もないか、その話乗ったよ。小山、特に河嶋、覚悟を決めろ」
「分かりました」
「確かに西住がやられたらアウトだ澤、お前の案に賭けるぞ!」カメさんチームは返答し
「アリクイ了解したにゃ」
「こちらカバ、ヤヴォール、ヘル、コマンダール」
「レオポン了解」
「こちらカモ分かったわ」
「こちらアヒル、引き受けました!」アリクイ、カバ、レオポン、カモ、アヒルから了解の連絡が入り。
「桃さん、からの命令じゃ…」
「そんな事を言っている暇はありません!文句ならあとで聞きます!!」
「ふっ、その言い方、己の言動に覚悟と責任が取れる人間の言い方だ気に入った、サメ了解!」サメさんチームとは、少しやり合い。そして新しく加入した2つの新チーム。
「リスクはあるがしょうがない、イルカさんチーム従う」
「澤、返り討ちにあったら学食1ヶ月おごり!ペンギン了解したけど突撃はいつ?」情報科のイルカさんチームと水産科と農業科の一年生による合同のペンギンさんチームが答え。
「皆さんありがとうございます。これしか思い付かなかったから」そこまで言うと、紗希が梓の手を力強く握ると微笑み、その微笑みに勇気を貰うと梓は力強い声で指示を出した。
「フラッグ車のアリクイさんの護衛はカメさんとアヒルさんで、突撃が上手くいけば継続の隊列が乱れて逆にこちらが相手を拘束できますので、突撃後は角谷先輩指揮をお願いします。なお突撃は…」1分後に大洗は全戦車による突撃を敢行、予想外の突撃に継続の隊列が乱れた僅かな隙をついてウサギさんチームのM3リーが単独離脱、あんこうチームの援護に全速力で向かっていった。
継続 side
「ミカ隊長すいません、M3が拘束を逃れてそちらに向かっています!」
「押さえられないか?」
「ダメです。予想外の突撃で逆にこちらが拘束されました。押さえられません!!」別動隊を指揮する。ジルからの報告にミカは少し考える。無論考えている間でも愛里寿が指揮する四号とハンドサインやアイコンタクトで連携するが、やがて愛里寿に連絡する。
「愛里寿、風が変わったよ」
「変わった?」
「みほさんに応援が来るよ」
「誰が?」
「M3リー、ウサギさんチーム」
「M3なら手早く倒せる」
「手早く倒せるとは思えないな」
「どうして?」
「こちらの連携を見た上で応援に来るんだよ愛里寿」
「甘く見たら逆にやられる。だったら」
「一端仕切り直しだよ愛里寿」
大洗 side
ミカと愛里寿の連携、牽制かと思えば本命、本命かと思えば牽制にと、巧みな連携に車長用ハッチから指示を出していた。みほもダメかと諦める寸前にまで追い詰められていたが、武部沙織からウサギさんチームが助けに来るという連絡を受けた直後に攻撃の手が、BT-42と四号の連携攻撃が止むと2両は下がり、あんこうチームの四号戦車の隣にウサギさんチームのM3リーが停車すると車長用ハッチから澤梓が顔を出すと、みほに話しかける。
「西住先輩、愛里寿の相手任せて貰えませんか?」
「澤さん、相手は…」
「分かってます。でも先輩たちの四号相手に模擬戦を散々繰返して来ました。愛里寿相手でも撃破は無理でも足止めなら出来ます」梓の真っ直ぐな視線を受けたみほは、ほんの少し目を閉じ考えると梓に答える。
「澤さん、フラッグ車のBT-42は相手にするから愛里寿ちゃんの四号お願い出来るかな」
「はい!」
「うん、お願いね」言い終えると、みほは正面を見据え、その視線の先にはミカのBT-42が居り、梓は愛里寿が指示する四号を見据えた。
大洗&継続 side
「澤さん」
「はい」
「愛里寿」
「うん」
「「「「前進」」」」みほ、梓、ミカ、愛里寿の四人の声が重なり、それぞれ指揮する戦車がアクセル全開で前進する。
プラウダ side
「凄い」
「見事です。カチューシャ」ノンナとカチューシャは感嘆の声を上げた。
黒森峰 side
「え、え、あのM3リーのメンバーまだ戦車道をやり始めてまだ一年も経ってないのに、あの動きは…」
「脅威と驚愕しか、思い付きません」直下さん、小梅がウサギさんチームの奮闘ぶりに目を奪われ。
『指揮官としても一流、人を育てる教育者としても一流、戦車道に関してはあの娘は超一流だけど、普段はアワアワしていてそんなのを微塵も感じさせないのは何故?』そしてエリカは内心でひどく場違いな事を思いつつ、目前では愛里寿の駆る四号を相手に大立ち回りを演じる。みほが育てたチーム、ウサギさんチームのM3リーの動きに目を奪われていた。
聖グロリアーナ side
オレンジペコは決勝戦を始まってから大洗と継続の試合経過を見ていたが、ウサギさんチームがあの島田愛里寿相手に足止め戦闘をし始めると一挙手一投足を見逃してなるものか、眼光を鋭くして貪るように観察しており、そんなオレンジペコの姿を確認したダージリンは『やっぱりこの娘を次期隊長にして問題なかったわね』と、自分の判断を誇るとオレンジペコに話しかけた。
「学ぶことは一杯あるようね。オレンジペコ」
「はい、まだまだ学ぶことは一杯あります。それに今後、澤さんとは切磋琢磨する最大のライバルになります」
『将来のことを見据えて、最大のライバルになる娘をマークしているわ、今後の聖グロリアーナを引っ張る原動力になるわね。ペコ、貴女なら、そう貴女なら聖グロリアーナに優勝旗をもたらす存在になるけど、みほさんにも後継者がしっかり誕生しているから、ペコ貴女の進む道は大変だけど貴女なら道を切り開く事が出来るわね』ダージリンのこの予想は正しく、大洗の澤梓はこの決勝戦で西住みほの後継者として内外に存在を示し、一方聖グロリアーナのオレンジペコもこのあとにダージリンの後継者として名を馳せ、最終的には高校戦車道に於いて屈指のライバルとしてお互いしのぎを削り研鑽し、第65回戦車道大会決勝戦で後々までに語り継がれる激戦を繰り広げる事になるのだった。
直下さん、TV版にて折角直したばかりの足回りをカメさんチームに早々に壊された。ヤークトパンター車長
独自設定
イルカさんチーム、使用戦車は、学園艦戦車捜索中にマーク4に続いて発見された戦車SU-85を使用する。なお発見場所が情報科の科長室の近くで発見され戦車道に関心のある情報科の1・2年生メンバーが乗り組む。
ペンギンさんチーム、使用戦車は、以前オープントップの車両を戦車道でも使用できるように改造した四号対空戦車ヴィルヴェルヴィンドを戦車道協会から無限軌道杯中の大洗に提供、装弾作業が大変なために力自慢が多い、水産科、農業科の一年生が乗り組む。
作者から一言、今年最後の投稿です。澤ちゃんがみほの後継者として認められるなら、こういうシチュエーションかなと思いました。
Posted at 2017/12/31 23:09:00 | |
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2017年12月26日
ガルパン最終章第1章を観ていたら、ふと思い付いた。
ミカと愛里寿は従姉妹説を採用。
ミカは高校二年生として設定。
最終章のネタバレ?他にも独自設定あり最後に勢いで書いた後悔はしていない。
継続高校 戦車道隊長室
大洗廃校阻止の大学選抜との試合が終了し、暫く経過した。ある日の午後、継続高校戦車道隊長室に居た。ミカの携帯に母親の佳代(かよ)から連絡が入った。来週の週末に家に帰って来るようにと、当初は来週の週末は練習試合があるからダメだと断ったが、じゃ今なら問題ないわねと言われると、隊長室のドアが勢いよく開くと母親の佳代が入ると、その後をアキとミッコが続けて入ると「「ミカ覚悟」」言うや否やミカの両腕をがっしり握ると、そのまま強引にヘリポートまでミカを連行し、暖気運転中のヘリコプターにミカを強引に乗せ佳代も乗り込むと即座に離陸した。
「随分と強引に事を進めますね」離陸上昇中の機内でミカは少し非難染みた口調で言うが佳代は、その事を予想していたのか涼しい顔で言い返した。
「貴女の事だから、強引な手でなければ埒があかなかったから」
「だからと言って、アキやミッコも巻き込むのは頂けないな。大切な仲間だ」
「それなら安心して、しゃぶしゃぶをご馳走すると言ったら喜んで協力してくれたわ、アキちゃんとミッコちゃん」
「アキ、ミッコ、しゃぶしゃぶで私を…」
「そんな顔をしないでミカ」
「こんな顔にもなります。それで用件は?」
「目的地に着けば分かるから、それまで久しぶりの親子の会話を楽しみましょう」
「親子の会話ね、父さんは?」
「残念だけど、パロラに臨時出張中よ」
「フィンランドですか、何を考えているのか分からないけど、空の旅を楽しまさせて貰うよ母さん」
「そうして頂戴ミカ」
島田流本家 応接室
この応接室には様々な客人が通され対談をしていった。つい先日も西住流の家元、西住しほもこの応接室で島田千代と対談をしたばかりだ。その応接室にミカと佳代が通されると島田流家元、島田千代が既に待っていた。
「取り敢えず強引に連れて来たわ姉さん」千代の隣に座りながら言うと、それを聞いた千代は
「ありがとう佳代、ミカも久しぶりですね」2人は姉妹として振るまった。
「ええ、それで半ば拉致同然に本家に連れて来た理由は何ですか?下らない理由だったら即刻帰ります」
「そうね、口で説明するよりは見せた方が早いわね。愛里寿入ってきなさい」応接室のドアが開き千代の娘、島田愛里寿が入ってくるが、愛里寿の服装を見たミカは暫し呆然とするが、我を取り戻すと佳代と千代に詰め寄る。
「どうして愛里寿が継続の制服を!!」
「愛里寿は色々な高校を検討した結果、継続高校に入学することに決めたの」
「そんな何て事を、愛里寿が入学したら…」
「ミカ、それは絶対にさせないから座って頂戴」
「佳代の言うとおりです。これからその件を説明します」
「分かりました。でも納得のいく理由でお願いします」ミカはソファーに座り愛里寿もミカの隣に座ると、佳代と千代の2人の視線が真剣なものに変わり、口調も姉妹ではなく公人としての、島田流家元と分家の立場として話し出した。
「愛里寿が継続高校に入学して貴女と比べる事を仕出かす様な輩は絶対に出させません」
「家元の言うとおりです」
「しかし母さん!昔の騒動を忘れた…」
「忘れる訳ありません、それにミカ、貴女が家から出た5年間、家元や私がなにもしなかったとお思いですか?」
「佳代の言うとおりです。この5年間で私と佳代は協同で島田流の膿を出しきる荒療治を断行しました」
「そのお蔭でバカな事をする強硬派は粗方黙らせましたし、もし今後同じ様な事を仕出かす輩が出ましたら、家元」
「島田流家元の名において、その事をした輩は問答無用で破門絶縁処分を下します」
「破門絶縁処分ですか、随分と思い切った決断を」破門絶縁処分、これを出されたら最後、戦車道の世界にはもう二度と復帰できない尤も重い処分だ。それを下すと千代は宣言したのだ。ミカがその言葉の意味を理解すると今度は佳代が、もう1つ重要な事を言い出した。
「ミカ、どうして愛里寿が飛び級までして大学に入学した理由を知っていますか?」
「いや」ミカはそう返答するが、何故か口の中はカラカラだった。
「愛里寿は貴女のために大学に行ったのよ」
「おば様、ここからは私が話します。お姉ちゃんが私を守るために家を出たとき決めたの、後継ぎとして名に恥じないような存在になろうと、一杯一杯勉強して、運動も一杯やって体力をつけて、そして戦車道も目一杯頑張ったて後継者として相応しく周囲に納得させるために大学に飛び級で入ったの、そうすればお姉ちゃんが戻って来ると信じたから」それを聞いたミカは少しの間、天井を眺めた後
「愛里寿ごめん、愛里寿を守るために家を出たのに逆に重荷を背負わすなんて、姉と呼ばれる資格はないな」自嘲気味に呟く。
「そんな事を言わないでお姉ちゃん、それを言ったら私だって最初はみほさんの大洗に入学しようと思ったけど、入学したらみほさんとは戦えなくなるし、なによりお姉ちゃんと一緒に戦いたかった」
「どうしてだい愛里寿?」
「この前の大学選抜戦、最後はみほさんとまほさんの巧みな連携で負けたけの、だから」
「だから今度は、逆にやり返したいと」
「うん、ダメお姉ちゃん?」そう訊ねる愛里寿の顔は緊張しており、やがてミカは訊ねた。
「信じて宜しいでしょうか?」
「母として、そして島田の分家を代表して言います。ミカ信じて」
「おばとして、島田流家元として再度約束します。信じてミカ」佳代と千代の宣言を聞いたミカは、愛里寿に向き合った。
「1年半か」最初初、愛里寿はミカの言ったことを分からなかったが、1年半という意味を理解した時に顔に満面の笑みを浮かべ、それを見たミカも笑顔になると愛里寿に言った。
「継続高校の入学を歓迎するよ。愛里寿」
「お姉ちゃん、ありがとう」愛里寿はミカに抱きつき、ミカも嬉しそうに愛里寿の頭を撫で、それを見ていた佳代と千代は安堵の表情を浮かべた。
数ヵ月後 継続高校 戦車道隊長室
最初は、島田愛里寿が継続高校に入学した際には戦車道履修者一同は、一部の履修者は知っていたが大半の履修者は知らなかった、驚きの余り固まってしまったがミカが、愛里寿との関係を皆に説明し、更に愛里寿の入学祝いとして継続高校が所有している戦車の各種新品パーツ、整備部品、消耗品が贈られるというのを聞くと、一同大喜びしたものだ。そして今は、アキとミッコと一緒にサウナに入った後、一人隊長室で過ごしていたミカはそんな事を思い出していたときに、ドアがノックされると入室を求める声を聞いたミカは「入っていいよ愛里寿」と答えると、愛里寿が入って来た。
「おねえ、いえ、隊長」
「お姉ちゃんでいいよ愛里寿」
「だったらお姉ちゃん、今度20年ぶりに開催される無限軌道杯に出ないの?」
「どうしようかなと考えているよ」
「私は出たい、みほさんと戦える機会だから」
「出ればいいてもんじゃないさ、それに組合せ次第だと決勝戦でしか対戦出来ないかもしれないよ」
「逆に1回戦であたるかもしれない」
「そうだね」ミカは手元のカンテレを弾きはじめ、そのメロディーを聴いた愛里寿は思わず歌いだした。
「やってやる、やってやる、やってやるぜ」ボコのテーマを歌いだし、最後まで演奏が終えるとミカは愛里寿の目を見た。
「愛里寿、無限軌道杯に参戦するよ。大洗とは何回戦めにあたるかは分からないし、ウチと対戦する前に負けるかもしれないけど」そこまで言うとカンテレを鳴らした後に愛里寿に言う。
「でも愛里寿のお願いを無下に断ることなんて、お姉ちゃんとしては出来ないさ」
「お姉ちゃんありがとう、でも1つだけ訂正が」
「なんだい愛里寿」
「みほさんは、けして負けないはず」
「そうかもしれないね。でも取りあえず、抽選会の結果次第だよね」
「うん」
独自設定
ミカの母親、佳代はガルパンSS愛里寿来艦に登場しており、また島田流のお家騒動を書いております。
作者から一言
最終章、観ました。戦う理由が予想の斜め上すぎて館内大爆笑
継続高校は多分出るんじゃないかと考えております。
しかし、この話を考えていたらもう1本別の話を閃いてしまった。どうしよう…
Posted at 2017/12/27 20:28:56 | |
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2017年12月04日
ガルパンSSその7卒業でふれられていた。ルミと真の初デートがなんでプールになったかの訳と、本来ならその6告白で入れようとしたら長くなりそうなので削ったミカと愛里寿の話で、時系列的にはその6告白から1週間後です。
8年前 石川県金沢港
金沢駅から金沢港行きのバスに乗り終点に着くと乗客たちが降りていき、最後に一人の、年齢は10才前後の少女が降りると停泊している継続学園艦を見上げると「やっと着いた。お姉ちゃん」と言うと、学園艦乗降エレベータに向かった。
継続学園艦乗降エレベータ付近入艦所
その日風紀委員の宮川孝夫(みやかわ たかお)は入艦許可書を持っていない人間は入艦不許可の規則に従い「申し訳ありません入艦許可書を持っていないお方は、入艦出来ません今日のところはお引き取り下さい」と言うが少女、先程の少女が「ここに会いたい人が居るのでお願いします。入艦させて下さい。今日どうしても会いたい」と答え、それを聞いた孝夫は無下に追い返す訳にもいかず、困った顔をすると入艦規則で例外的な一つの規則、年間通しても数えるほどの例しかない規則を思い浮かべると少女に訊ねた。
「学園艦に知り合いがおりますか?その知り合いが貴女のことを証明するのなら、特例として入艦を許可しますが?」
「知り合いですか…、言わないと駄目?」
「はい、更にその知り合いも信用が置ける人物でなければ駄目ですが居ますか?」少女は戸惑いの表情を浮かべつつもやがて一人の名前を上げたが、ちょうど風紀委員の手伝いに駆り出されていた。上村真がその名前を聞くと連絡を取り、5分後目的の人物が戦車道のメンバーたちと基礎体力作りでプールで泳いでいるというのを聞くと真はプールまでその少女を送っていくと言ったが、孝夫も同行すると言い出した。一応規則には風紀委員が直接立ち会って確認しなければいけないという一文がある為、真と孝夫の二人がプールにまで少女を送っていくことになった。尤も真は孝夫のことだから女子の水着姿を合法的に間近で眺めたいという下心があるというのが薄々感ずいていたが、やがてプールに着くと泳いでいる戦車道のメンバーは少なく、目的の人物ルミを真は見付けると少女をルミのところにまで案内しようとした時、少女はプールから上がろうとした一人の女生徒を見るなり走り出し、服が濡れるのも気にせず抱きつき「寂しかった。お姉ちゃん会いたかった!」と言うと、周囲から驚きの声が上がった。
「「お姉ちゃん、ちょっと妹がいたのミカ!?」」そして、それ以上に驚きの声を上げたのは、島田流の基本戦術と教義を取り入れていて島田流と関係が深いルミだった。
「なんで島田師範の娘さんの愛里寿さんがここにというか、確か一人娘で姉なんて居ないのにどういうことだミカ!!」そんな周囲の喧騒にミカはいつも通りの飄々とした態度と聖母のような笑みを浮かべると、抱きついてきた少女、島田愛里寿の頭を優しく撫でていた。
30分後、その場に居た戦車道のメンバーとそして真と孝夫が、プールサイドのベンチでミカと愛里寿が何かを話しているのを遠巻きで眺めつつもミカから告げられた内容に、一同唖然としており、真は隣のルミに訊いた。
「先輩、知っていましたか?」
「知る訳ないじゃない少年、私だって今始めて知ったわ」そう答えるも信じられないという響きがあった。
余談だが真とルミは、付き合っている事実を周囲には隠していて(知れたら周囲から何を言われるか分かったもんじゃなく)名前も二人きりのときは真、ルミ姉と、人が居るときは少年、先輩と使い分けていたが、慣れないうちに思わず言ってしまいバレそうになったが慌ててごまかしたのだが、問題なのは聞かれたのがカンが鋭いミカの前で言ってしまい今後どうなるかは、ルミと真には予想がつかなかった。
そんな会話をしつつも、ミカから告げられた内容を一同思い出していた。
『島田流本家の血筋で、分家に嫁いだ島田千代の妹の娘がミカか…確かにあの動きと判断の早さは島田流そのものだわ』
『そんでミカが4才の時におふざけで戦車に乗せたら、天才的なセンスを発揮した事が島田流のお家騒動の火種になったと』
『これを見た分家筋の一門が、本家にミカを次期後継者として擁立しようと詰め寄ったと』
『本家の方でも後継者が産まれるていたが、才能に関しては海のものとも山のものとも知れず。分家筋のミカ後継者工作運動が更に加速』
『結果的には後継者の愛里寿がミカと同様の才能を周囲に見せ分家筋の後継者工作運動を下火にし』
『そんな周囲の騒動の最中でも、ミカは愛里寿のことを実の妹のように可愛がり、愛里寿もミカを姉のように慕い一緒に戦車道を学んでいたが』
『分家筋の一部強硬派は愛里寿はミカと同じレベルとして跡取りならミカより遥か上の実力を示さなければダメだと認めず、再度ミカを次期後継者候補にしようと画策したけど』
『これらの画策に程々嫌気がさして、ミカが12才の時の新年の挨拶で本家、分家の前で堂々と愛里寿を正当な後継者として認める発言をして、同時に分家筋の後継者工作運動を糾弾したが』
『自分が居ると今後、余計な争いや混乱を招き実の妹のような愛里寿を悲しませたくないと、自らの意思で家を出ることを決意』
『出るさいに愛里寿に《寂しくなったり挫けそうになったら来るように》と言い残してウチの学校に単身入学したと』ミカと愛里寿が姉妹のように振る舞っているのを眺めながらルミ、レミ、ルカ、トウコ、リリ、ハヅキ、ヤヨイ、ナツミ、アキ、ミッコは聞かされた内容に島田流の内紛を垣間見ていた。
「流派のお家騒動に巻き込まれれば、ああいう人格というか性格になるのか、というかならざる得ないか」真はミカを見ながら、絞り出すような声で言うと孝夫が口を挟む。
「それはそれ、これはこれだ。人生というのは色々、決断も様々だが、それにしても」
「それにしてもなんだ?」同級生で友人の発言に真が訊ねたが、何故か言いそうなことは分かってしまった。
「水着姿のミカ、メチャクチャ良くないか?」断言するように言うと、真は予想が当たったかと思うと風紀委員がこんな発言したら不味くないかと何かを言う前に孝夫が続ける。
「反則だろ、あのスタイルは!と言うかなんだ、あの胸の大きさは!」
「そんな事…」
「そんな事ではないぞ真、年頃の男子から見たらあのバストは堪らん」
「真顔で、そう言われても説得力が…」
「真《おとこのこだもんしかたないよ》の精神だ、それにあれを見たら他の女子なんてまな板だぞ、まな板!」それを聞いた真は何故か、某〇腕ダッシュの発言を思い出したが、孝夫の後ろを見たら顔色が変わり「言いすぎだ、訂正した方が良くないか?」と言葉を選びフォローするが「何を言っている真、事実を言って何が悪い!」その事に気付かない孝夫は、断言するように言うと真は「骨は拾ってやる、グッドラック」と親指を立てると、その行為が分からず孝夫は首を傾げる。
「おい、真ほね…」そこまでしか言えなかった。両肩をガシッと掴まれると同時に怒気いや殺気を含んだ声がかけられた。
「まな板、まな板って誰のことかしら?」
「それより目の前にいる馬鹿をどうすればいい?」
「ロープ持ってきて縛る」
「そんで縛ったらどうする?」
「取り敢えず的にしようか」
「いいね~その案」
「普段は止めるけど、今回は止めないわ」
「演習場は、使えたよね」
「風紀委員という名の変態相手に実弾演習、許可する」ハヅキ、ヤヨイ、ナツミ、アキ、ミッコ、トウコ、リリ、ルカ、レミが口々に言うと、あっという間にロープで孝夫をす巻きにして抱えて演習場に連れていき、その間にも「俺が悪かった!許してくれ!!死にたくない!!!」孝夫は懇願の声を上げるが抱えている一同には届かず、それを見ていた真は『医者の手配、いや葬儀屋に連絡を取るか自業自得だが』相当ひどいことを内心で思い、ふとミカに視線を向けるとついつい胸に目線が向いてしまい思わず「ヤッパリ大きいな」と呟いたら、ルミが真の前に立つと「部外者は退散、退散、久しぶりの再会を邪魔しちゃダメダメ」と真の手を引っ張りながらがあとにするが、その際小声で「真、初デート場所何処か泳ぎにいかない?場所は追って連絡するから」言い終えると物凄くいい笑顔で真に笑いかけるが、その笑顔に何故かルミの怒りを感じてしまう真だった。
1週間後 金沢市郊外 某屋内プール
初デートは映画を観て、買い物したり、何処か適当な所で食べようかなと考えていた真は、ルミから初デート場所を屋内プールに変更され、そしてプールに行くまでの間ルミとは必要最低限の会話しかせず、着くと先に着替えた真はプールサイドでルミを待っている間に先週の一件、愛里寿の来艦以来ルミは機嫌が悪いように真は思え、そんな事を考えながら待っていたら「真、お待たせ」と照れくささと恥ずかしさが混ざった声がかかり、真はルミを見ると色は水色と白と黒だが、大胆なデザインのビキニ姿のルミが立っており、少し顔を赤くしながら訊ねてきた。
「この水着どう真?」
「少し大胆じゃないかな~ルミ姉」ルミの水着姿に、ドギマギしながら答えた。
「大胆…私だってこの水着結構恥ずかしいんだぞ真」
「だったらなんで着たの?」
「先週の一件を忘れた真、水着姿のミカの胸をガン見していただろミカと比べたら、そんなに大きくはないけど好きな人には、そのなんだな…」最期の方は少し小さな声で言うと真は先週の件を、思わずミカの胸を見ていた事を思い出した。余談だがミカと愛里寿は、その後一緒に夕食を食べてミカの部屋で1泊したあとにミカに見送られて帰っていった。それを思い出した真は失敗したという顔になり、そんな真に追い討ちをかけるようにルミが言う。
「結構ショックだったんだぞ真、やっぱりスタイルの良い方が好きなのかな~って」
「そんな事ないから許してルミ姉」それを聞いた真は全力で謝りつつも、ルミが眼鏡をかけてないことに気付くと真はルミに「でもルミ姉は眼鏡をかけてない方が、好きだな」と言うと、ルミは顔を更に赤くしながら答えた。
「眼鏡をかけてない姿は、その~好きな人だけにしか見せないの、だから、あ~もう真、泳ぐわよ!」そう言うとルミはプールに飛び込み泳ぎ始めると、その後を「待ってよルミ姉」真が続けて泳ぎ出した。
独自設定
ミカの母親、島田佳代(しまだ かよ)、島田千代の妹で島田流分家の寺本家に嫁ぐが、実家から寺本家は近いために幼い頃のミカは愛里寿が産まれると愛里寿の面倒を見によく本家まで足を運んでいた。
ミカの高すぎる才能が原因で島田流にお家騒動が発生し、母親の佳代と父親とミカは徹底的に話し合い結果、居ると火種を残すことになるためミカは家を出る決意を固め、佳代は力になれない自分の無力さに涙すると、バカなお家騒動を起こした分家連中に千代と共同で荒療治を断行して、島田流の膿を出すことに尽力する。
嫁ぎ先の寺本家、モデルは日本戦車よもやま物語の著書から採りました。
作者から一言
明日の最終章に間に合った。ミカと愛里寿は従姉妹説を個人的に採用している手前、島田流のお家騒動を絡めました。しかし強引すぎるかな?
あと、それからルミの眼鏡なしバージョンの水着姿のイラストは戦車道大作戦から参照
Posted at 2017/12/08 18:52:10 | |
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