ENG修理？

最近パワー低下が目立ってきた。
ボアアップして20000km以上走行してきたからピストンリングが
摩耗してきたのかな？と思っていたらシリンダーヘッドから
オイル漏れ。
合わせてマフラーからオイルが・・・
いよいよ寿命か？などと思いつつ、腰上を分解すると、
ちゃり～ん
なんだ？と思い、確認すると半円状の金属が。
なんてこったい、ピストンリングが折れているではないか！
ピストンを観察すると1st,2ndりんぐあたりのランドが
フラッタリングしたあとが確認できた。
リング交換では済まないぞ。と悪い予感。

相手側のシリンダーは幸いにも軽症ででした。
軽くホーニングしてモリブデンコーティング剤を軽くひと吹き
で完了。

ピストンリングが破損したため、
排気ポート＆バルブは派手なカーボンが固くごった盛り。
当然な結果ですががっくりと力が抜けました。。。

まあ、いつまでもくよくよしててもしょうがない、
再生作業ついでに、ばーじょんUP作業を実施しましょう。

まずはバルブから
カーボン落としついでに軽くウエスト加工とツルピカ作業
を実施。

当然ですがバルブ当たり面にも硬いカーボンが
こびりついていたのでバルブのすり合わせも実施。

吸気ポートはマニホールドをTakegawa製→SHIFTUP製に
変更していたので、ポートの再修正を実施。

排気ポートはカーボン落とした後、出口部分をファンネル状に
再加工。

ピストンは鋳造（76.5g）→鍛造＋WPC処理（75g）、ピストンリングは
２R仕様に
ピストンクリアランスは0.04mm
ピストンリング隙間は在庫品の中から一番クリアランスが
小さい0.35mmをチョイス。

ピストン上部に粘土を入れ、仮組みで一度クリアランスを確認。
本組して試走。
再度ばらして調整→組み上げました。

結果は上々。