早くも61回目ですね。
そんなバースディですが、何故か一人イタリアンで一人コンサート
いつものフェス
2.3
ダニエル・バレンボイム指揮
シュターツカペレ・ベルリン~ベルリン国立歌劇場管弦楽団~
開演/19:00
指揮・ピアノ/ダニエル・バレンボイム
管弦楽/シュターツカペレ・ベルリン~ベルリン国立歌劇場管弦楽団~
曲目/モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調「ワーグナー」WAB103
このコンサート先行予約で出遅れ、いい席がないまま昨日を迎えた、フェスのチケット販売サイトを覗くとなんといい席があるではないか、どうも直前にキャンセルかなにかで、いい席が出ることが結構あるのです。
以前も何回か直前にいい席GETしました。
本日の席はBOX席の前2列でほぼセンター少し下手より、いい席です。
席といえば2週間前から風邪をひき咳していると、段々ひどくなり1分に一回のタイミングで咳き込み、眠れぬ夜が3日続き病院に行くと気管支炎だそうで、薬や吸引剤や点滴をしてもなかなか収まらず、最後の漢方薬で随分良くなってきましたが、まだまだ全快とはいかず、こんな状態で、クラシックのコンサートに行くのだから、途中咳き込んでしまったらどうしようかと、喉飴なめなめしていたら、なんとか咳こまず、無事過ごせました。
ダニエル・バレンボイムは世界有数のマエストロでピアニストです。
最初登場した時、私が勝手に思い込んでいたのですが、いかつく鋭い視線の持ち主ですから、きっと巨漢だと思っていたのですが、意外やどちらかといえば小柄でした。
ほどなくモーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466が始まる。
バレンボイム自身が指揮とピアノ演奏をする。
彼のピアノは実に正確無比でシャープですが、そこはモーツアルト適度のぬるさと音楽の楽しさが伝わってくる
ベルリン国立歌劇場管弦楽団も負けじとついてくる、音楽のキャッチボールが、実に楽し気、お互いに信頼感が良く出ていました。

何事もお互いの信頼感がいい結果を生み出すものです。
最終章が終わると、フェス全体はブラボーの嵐、当然私も「ブラボー」「ブラビー」
アンコールはモーツアルトのピアノソナタ10番第二楽章
ボエムのピアノは広大フェスの空間を支配していました。
いつもピアノは舞台に平行に置くのですが、今日は演奏しながら指揮するので、舞台に直角に設置していました。
これは初体験ですね。きっとボエムも気持ち良かったでしょうね。
休憩後いよいよブルックナー:交響曲第3番 ニ短調「ワーグナー」
これはコンサートとしては初めて聴くものです。
第一楽章の最初のトッテイで全身鳥肌これは凄い
90名あまりのフルオーケストラは半端じゃない音圧が出る、しかし弦パートがまるで一本の糸で紡がれたように一体感か凄い、当然金管木管たちも俺の演奏を聴けとばかり、何のためらいもなく一体でせまってくる。
ボエムも、もともと力強い演奏を好むが、オケが見事に反応してくる、これは凄い
以前このフェスで世界最高峰のベルリンフィルが演奏した「火の鳥」を思い起こす重厚で凄みのある演奏です。
演奏中何度か頭を上に向け耳の指向性を天井に向けるとフェスの素晴らしい残響音が強調され、ますます美味しい演奏となるのです。
フェスにいらしたときは是非上を向いて美味しい残響音を経験してください。
初の「ワーグナー」でしたが、ずっと素晴らしい演奏に身をゆだねることが出来、何ら不安なこともなく、音楽に集中出来た素晴らしい時間でした。
残念ながらアンコール無し。
バースディに記憶に残る素晴らしい演奏が聴けたことに感謝したい。
感謝といえば、知人からお花のプレゼントが届きました。
これまた素晴らしいお花でして、凄く気に入ってます。
これも感謝、感謝です。
61回目のバースディこれまた素敵な記憶に残る一日でした。
Posted at 2016/02/04 01:41:42 | |
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コンサート | 日記