2023年09月13日
11年の経験から導き出した、ハイブリッド車が向いている人の条件をまとめてみた。
11年の経験から導き出したハイブリッド車が向いている人の条件をまとめてみた。
以下、長文です。
私の使用経験に依るものです。
正直、これは書こうか書くまいか悩みましたが、ハイブリッド車が登場してから20年以上経つのに、ハイブリッド車について、あーだこーだやっているのを未だに見るので...
その中には自分で体験したわけでもないのに、どこかからかの噂を基にあーだこーだやっている記事なんかも見たりします。
以下はプリウスαというハイブリッド車を11年乗ってみて導き出した、ハイブリッド車が向いている人の条件です。
①1週間に最低でも3日以上乗る。
②普段から安全運転(法令遵守の走行)に気をつけている。(特に一般道で。)
③目的地までの走行距離が片道10km以上。
以下、上記3項目を書き出した理由。
①1週間に最低でも3日以上乗る。
ここについては賛否があると思います。
最低3日としたのは私のプリウスαのハイブリッドバッテリーが11年持ったのは最低でもこの日数は乗ったからという体験からです。
ちなみに乗った日は最低でも10km以上は乗りました。
②普段から安全運転(法令遵守の走行)に気をつけている。
これは良い燃費でハイブリッド車を乗り回すための絶対条件ですね。
速度が低ければ低いほど、動力としてガソリンエンジンでなく、電気モーターでの走行可能な時間が増えます。
電気モーターで走行している間はガソリンエンジンは止まるので、その間は燃料消費はしません。
電気モーターだけで走行している時間が多ければ多いほど、とんでもない燃費を叩き出したりします。
私のプリウスαで一番燃費が良かったのは40km/h〜50km/hで走行していた時でした。
ちなみに私のプリウスαで時速何キロまで電気モーターでの走行が可能か高速道路で試したことがあります。
73km/hくらいまでは電気モーター(EVモード)の使用は可能でしたが、それを超えたらEVモードが使用不可になりました。
一般道で電気モーターを使った走行頻度が多ければ多いほど、ハイブリッドバッテリーに充電だけでなく、その充電した電気を使って走行しているため、ハイブリッドバッテリーが長持ちします。
(11年交換無しで乗れました。)
正直、高速道路でも速度を上げれば上げるだけ、燃費は悪くなります。
最近も法定速度で高速道路を走行させましたが、その速度でカタログ値くらいは出るのを確認してます。
120km/hくらい出すと燃費は悪くなりました。
そんな訳で、安全運転(法令遵守の走行)のできる人にハイブリッド車は向いています。
ちょっと話はそれて、高速道路しか走っていないと、それでもハイブリッドバッテリーが劣化するとディーラーで聞きました。
(充電だけ行われ、充電した電気を使わない自然放電が行われるためと聞いている。)
③目的地までの走行距離が片道10km以上。
納車当時、通勤距離が片道4kmでした。
この通勤距離だった時、特に冬場の燃費は10km/Lでした。
転職後、片道10km以上運転するようになったら冬場の燃費が20km/Lになりました。
またディーラーからも最低10km以上は運転してくださいと言われたことがあります。
某整備士さんのブログでも、走行距離が短いとエンジンオイルが乳化するなど書かれています。
寒くなってくると発生するオイルの乳化!なるべく長距離走行を心がけて!
https://www.team-mho.com/oil-hv-nyuuka/
ディーラーではこれと同じことを聞きました。
多分これ、ハイブリッド車だけに関わらず、普通のエンジンだけの車でも起こることだと思います。
あとは走行距離が短いと、これでもバッテリーが劣化が早まります。
私の母の車はエンジンだけの車で毎日のように乗っているのですが、走行距離が短いので、点検でディーラーに持っていったらバッテリーの交換を促されたと聞きました。
ちなみにタクシーは走行距離は長いんですけど、客待ちでアイドリングしているところを見かけますが、ディーラーに聞くと、アイドリング時間が長ければ長いだけ、これもバッテリーの劣化を早める要因だと聞いています。
(高速道路だけしか走行しない時と同様で、充電だけ行われ、充電した電気を使わない自然放電が行われるためと聞いている。)
今の職場の人で軽自動車に乗り換えようと考えている人がおります。
話を聞くと、今乗っているお車が13年を超えたため、自動車税が5万円を超えたからだと...
その方の普段の使用状況を聞くと、ご自宅から職場までの片道3kmしか運転しない。(休日は運転しない。)ということでした。
もし上記の使用状況でハイブリッド車を選んでしまった場合、休日以外毎日乗っていますが、片道の走行距離が短すぎるので、ハイブリッド車の強みの燃費は出せません。
また、エンジンオイルの乳化やハイブリッドバッテリーなどの劣化が早まり、交換などの出費の頻度が増えます。
ハイブリッドバッテリーや電気モーターを積んでいるため、エンジンだけの車両と比べても車両本体価格は高くつきます。
車体重量が重いのでエンジンだけの車両と比べて重量税が高くなります。
自動車税も私のプリウスαは1800ccなのでその金額を払うことになります。
みん友さんのお車でスズキのエブリイの自動車税が5000円と知りました。
私が住んでいる都道府県の自動車税を調べると、平成27年4月1日以降の新車で自家用貨物が自動車税が5000円と判りました。
といった理由から職場の人にはエブリイのような軽自動車が良いと回答させていただきました。
以下は向いている人の条件じゃないけど11年乗ってみての経験。
④メンテナンスが面倒。
ハイブリッド車に乗り替えて一番困ったのがエンジンや吸気系に煤が溜まり、その結果、エンジンから凄い振動や音が発生するという問題でした。
プリウスのエンジン異音原因は何?エンジンが壊れたんじゃないかと勘違いしやすい現象とカーボンの堆積
https://www.team-mho.net/entry/2021/11/28/220000_1
某整備士さんのブログを見て理解した理由ですが、上記でも書きましたが、電気モーターで走行中はエンジンが止まります。
頻繁に止まるのでエンジンの温度が上がらず、エンジン内や吸気系に煤が蓄積しやすいということでした。
これに対し普通のエンジンだけの車はずーっとエンジンが動いているのでエンジンの温度が下がらないから煤が蓄積しにくいと理解しました。(たぶんアイドリングストップ車を除く。)
(今まで乗ってきたエンジンだけの車で煤溜まりによる不調に遭遇したことが無かったのはこれが理由と理解した。)
で、この問題についてディーラーに相談し、いろいろ試した結果、燃料添加剤(ワコーズのフューエルワン)とワコーズのレックスを半年に1回実施することで煤溜まりに依るエンジン不調を回避できることが判ったので、このメンテナンスを年2回行うための費用が発生しました。
こんな感じで、上記の①から③に該当するならハイブリッド車もその性能を発揮できると思いますが、そうでないならエンジンだけの軽自動車などをお奨めします。
ただし!
繰り返しますが、これは私の11年の体験に依るものです。
忘れていることや抜けているところがあるかもしれませんが、ここまで、もしこれからハイブリッド車を考えている方の参考になればと思って書きました。
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Posted at
2023/09/13 11:09:04
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