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@zawaのブログ一覧

2025年01月24日 イイね!

S660での楽しみ方

S660での楽しみ方レブスピードの最新刊に、先日参戦した筑波スーパーバトルの特集が掲載されました。


S660での楽しみ方は人それぞれだと思いますが、個人的にはこの車はサーキットで走るのが一番楽しいと思ってます。

660ccのターボ車ですが、車体の作りが本格的で、軽量なので(といっても、軽自動車としては重いですが)、スポーツドライビングが楽しいです。

これは他のスポーツカーでも言えますが、性能の高い車で楽しく走ろうと思うと、一般道では限界が有ると思います。

峠道の楽しさと、サーキットでの楽しさは、直接比較出来るものでは無いかもしれませんが、やはり思い切り走るなら、サーキットが一番だと思います。


特に、S660はミッドシップという事も有って、限界近辺で走らせるのは結構なスキルが必要になってくると思いますが、そこが楽しくもあり、その領域を楽しむにはサーキットを走る事が一番だと思ってます。


サーキット走行というと、敷居が高く感じるかもしれませんが、ちょっと調べると気軽に参加できる走行会も結構あります。

みんカラや、X(旧ツイッター)等で検索すると色々と在ると思いますので、サーキットを走った事が無いけど興味がある人は、是非参加してみて下さい。


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ちなみに自分のおすすめは、H1CUPという、シリーズ戦になっている走行会や、take RA改さんの主催されている走行会で、今年は参加したいと思ってます。


S660乗りの皆さん、是非、サーキット走行を楽しんでみて下さい。
ハマりますよ?

Posted at 2025/01/24 07:41:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | S660 | クルマ
2025年01月04日 イイね!

S660 筑波サーキット、コース2000 筑波スーパーバトル セッション3①

S660 筑波サーキット、コース2000 筑波スーパーバトル セッション3①1セッション目が路面状況の関係でフリー走行となり、実質2セッション目となったこの走行ですが、初めて、RE-71RSを履いて走行しました。


以前、TC1000で急遽V700を履いた時は、タイヤサイズがフロントが185/55R14、リアが195/50R15と、ワイドサイズタイヤだったので、純正サイズタイヤでAD08以外のタイヤを履くのは初めてです。

新品のボーナスグリップが高めとの噂の71RSですが、今回初めて使用する為、そこは余り期待せず、タイヤの特性をつかむ事に気を使って走りました。

タイヤの使用感は、パーツレビューにも挙げましたが、AD08Rよりもグリップは高いけど、ちょっと難しい特性な気がしました。

内圧セッティングも含めて、慣れの問題も大きい気がしましたが、AD08よりも、連続走行はちょっと苦手な気もしました。


新品タイヤに合わせて、ターゲット内圧をフロント190kPa、リアを200kPa位になる様に予想して内圧を設定しましたが、ちょっと内圧が高めだった気がします。


ペースを落とすまで7周の間、色々と走りを変えて走りましたが、初期グリップの高い状態は2周目~3周位なので、本気のタイムアタックをするには、そういうタイミングでしっかりとペースを上げないと駄目ですね。

今回は初71RSなので、タイムアタックというよりは、タイヤテストという感じだったので、今年の筑波スーパーバトルは、1回もタイムアタックは行わずに終わりましたが、一昨年に2ヘアでクラッシュしてから復帰後、1時間ちょっとの走行で、新品タイヤのグリップに助けられた状態ですが、ベストタイムは14秒3から12秒5に更新する事は出来ました。

このタイムは、大体た予想通りで、セクター3で12秒前半に入れられたら合格だと思ってましたが、このラインは超える事が出来ませんでした。

一昨年、クラッシュした時のタイム
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今回の結果
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サスセッティングの問題も有りますが、トップスピードの差と、タイヤの状態を考えれば、最終コーナーは、以前の方が明らかに速いです。
同じように走れれば、恐らくセクター3は12秒を切れるかどうかというタイムで走れると思います。


アプローチでリアが滑ってスピンするのが怖くて(今のセットがそういう傾向なのも原因だが)、インに寄るのが早いのが主な原因で、どうしてもボトムスピードが低くなってしまいます。
今回、最終コーナーの目標ボトムスピードは、高精度GPSで115km/h以上(メーター読みだと123km位以上)、出来れば120km/h位で走りたかったのですが、難しかったです。

計測1周目から8周まで


結構ラインや走り方が違っている(ミスも含めて)のに、タイムが殆ど変わらず、少しずつ走りを修正しつつ、7周目がギリギリベストタイム。
正直、5周目くらいには、フロントタイヤのグリップが落ちて来ていて、向きを変えるのが難しくないなっていました。
内圧がのせいなのか、表面温度のせいか、ピックアップが原因か、その辺はもう少しデータを細かく見ないと判断は難しいです。
ミラーモニターの角度が悪いせいか、反射で映像が殆ど写っておらず、左フロントは何とか見えますが、右フロントは殆ど見えないのは失敗でした。

今回のスーパーバトルから、AIMロガー+カメラを使っていますが、いちいち記録・録画スイッチを押さずに自動で記録・録画、停止するので非常に便利です。
これで、もう少し画質が良ければベストなのですが・・・。

画質は明らかに以前使っていたVIRBの方が良いので、次回走行からは、そちらのカメラも再度使う様にします。


タイムアップに寄与していたのは、最終コーナーよりも、他の2個のヘアピンコーナーの方で、ボトムスピードもさることながら、向きが変わるのが早いので、安定して加速状態に入れるので、立ち上がりでスピードが乗りタイムも上がった感じです。
(リア内輪のホイルスピンを抑えて走る事が出来た)

上手くライン取りと減速が出来た時は、綺麗にボトムスピード近辺でくるっと向きが変わります。


1コーナーは、ブレーキの残し具合の調整が上手く出来ず、向きを変えられなかったので、余り良くなった感じは無いです。
(アンダーが出やすく、上手くリアステアで曲げられなかった)

因みに最終コーナー立ち上がりは、自分の車両のパワーでは、アクセルを全開にしても、ステアリングを切った状態だと車速が落ちていくので、イメージしているサスの動きが出せれば、最終コーナーでは殆どアクセルを戻さずに走れる気がします。


また、ウォータースプレーの設定噴射温度を53℃に設定して、平均吸気温度が50℃位になる様にセッティングしたら、7周目には水不足、8周目には完全に空になってしまいました。

その割に、セッション2と比較してもストレートスピードの差は無い気がするので、外気温が10℃位では、余り設定温度を下げても意味が無い事は分かりました。


タイムアタックイベントですが、結局タイムアタックは行わずに終わりましたが、今の自分の状態(サスセットや、走りのレベル)では、クラッシュのリスクを考えると、この動画の走りが限界でした。

ただ、走れなかった2年間に、イメージトレーニングを重ねた成果は出せたと思うので、その点は良かったと思います。


Posted at 2025/01/04 21:49:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | S660 | クルマ
2024年12月29日 イイね!

S660 筑波サーキット、コース2000 筑波スーパーバトル セッション2①

S660 筑波サーキット、コース2000 筑波スーパーバトル セッション2①いよいよ、筑波スーパーバトル本番となりました。

前日の占有走行では、余り走行時間を取る事が出来ず、最低限のシェイクダウンが出来た状態で、セッティングも、走りも詰める事が出来ずに本番を迎える事になってしまいました。


前日の走行結果から、セッティングは以前からプランを立てていた、RRプリ戻し(クラッシュ時に抜いた分を戻す)+RR車高下げか、FRアンチロールバー強化のどちらが良いかを考えましたが、変化の内容が読めないので、1本目の走行は、RRプリ+車高変更をして走行する予定でした。


しかし、朝起きると路面が濡れていて、小雨が降っている状態で、ドライバーズミーティングが終わる頃には完全に雪になってしまいました。


なので、1本目はキャンセルでフリー走行となってしまった為、2本目に向けて、タイムに影響が大きいと思われる、FRーARBの変更を先に行い、RRサスのセッティングは変更しない事にしました。


また、前日走行でバタついてはハードトップは、急遽穴を開けて、純正幌のセンターラッチにタイラップで縛り付けました。

こんなに隙間が空きました!
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恐らくステーの剛性不足も有ってこの結果だと思いますが、他社のハードトップもここを止めないと駄目らしいので・・・

ここは要修正ですが、あんなにあの部分が負圧で引っ張られるとは思ってなかったので、空力的な事を考えるともう少しフロントガラスからのラインをスムーズにつながる様に形状を変更したいと思いました。

デザイン的に格好が悪くならない範囲で上を盛り上げるか、他から空気を引っ張って来るかですが、無限のボンネットの影響も多少は有るとお思ってます(エッジが立っている分、真上方向に流れる空気が多いと思うので)ので、この辺も、後日テストしてみたいですね。



実際にFR-ARBを変更したフィーリングは、予想したよりもアンダーにはならず、前後のバランスは以前よりも良くなった感じはありましたが、そもそものARBを強化する目的である、内輪の仕事量が増えた様なフィーリングにはならす、単にFRがアンダーステアになった為に、前野のバランスが良くなった感じで、正直走りやすくはなったが、タイムアップにつながる感じでは無かったです(走りやすくなった分で走りが安定=タイム的なバラつきが減る⇒タイムは出やすいとはなった)

恐らく、若干リア内輪の仕事量は増えている感じで、悪い方向では無いので、2本目(3セッション目)に向けては、タイヤが71RSになるので、サスはこのままで、ウォータースプレーの設定噴射温度を53℃に下げるだけで走行する事にしました。


最終コーナーはまだ以前程攻められた感じでは無かったのですが、ARBを変えた事でアベレージタイムが上がったのと、以前よりストレートが速いので、自己ベストの13秒9は出たので、まあ、良しとしましょう・・・。


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セクター3がいまだに13秒台で遅く、ダメダメな最終コーナー。



自分のグループはFグループで、こんな人たちと一緒に走るのでちょっと緊張しましたが、台数が少なく、実際は殆ど絡むことが無いので、非常に走りやすかったです。

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プロの中に誰だこいつ?的な・・・


あと、このセッション前後に結構な時間、取材してもらいましたが、記事になるのかな?

Posted at 2024/12/29 22:18:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | S660 | クルマ
2024年12月27日 イイね!

S660 筑波サーキット、コース2000 筑波スーパーバトル前日走行③   ウォータースプレーの作動チェックと、ドライバーのシェイクダウン

S660 筑波サーキット、コース2000 筑波スーパーバトル前日走行③   ウォータースプレーの作動チェックと、ドライバーのシェイクダウン走行記録メモ

TC2000 筑波スーパーバトル前日走行  13:00~16:00


気温 : 走行中メーター表示(can-bus)で12℃
詳細気象データ記録忘れ


車両スペック(前回走行と基本的に同じ)
タイヤ:AD08R / FR93L/ RR74L(前回走行2022/10月)前後逆履き
サイズ:FR・165/55R15(STD)
    :RR・195/45R16 (STD スペーサー4mm)
サス :TEIN FLEX Z/Fr:4kg RR:5kg/EDFC;ALL16
RR PRI 0mmへ変更のまま
ブレーキ:STD
パッド:FR/700C  NEW/ローター初号機約1000km
                  RR/ドリパ(TC1000:22L+TC2k:217L)
純正/new
ARB:FR/STD RR/TANABE(弱)
GAS : センター+4

外装
 ボンネット:無限
 ハードトップ:ライトトップ試作Ver1(FRP)
 トランクフード:レーシングトランクフード試作Ver1(FULL-CFRP(CBZ-Hnd 2P+))
 FRフェンダー:STD
 RRフェンダー:SP1 試作Ver1(C1+GM1++)
 FRバンパー:モデューロX(以前はSTD+無限リップ)
 RRバンパー:STD+無限


タイヤ内圧  冷間
 FrL:170/FrR:175
 RrL:180 / RrR:185

tpms id  
  FrL:25 F0 6B(2A-2) / FrR:18 C0 37(1A-2) (FR2輪はレシーバー未登録)
  RrL:90 F0 61(2A-1) / RrR:91 A1 81(1A-1)


→ウォーマー温感が高く感じたのでALL-10〜20
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(左2輪の内圧は測定ミスでADJ数値が変)


走行後内圧・タイヤ表面温度
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 FrL:186/FrR:183
 RrL:196/RrR:193


タイヤが冷えてから再測定
  FrL:138/FrR:142
  RrL:139/RrR:147

アライメント関係は、時間がなくて未測定



CANコントロールのウォータースプレーユニットの作動確認。

RaceChronoでの実際に作動した時のデータ比較。
グラフの水色はGPS車速(GLO2)、黄色が吸気温度(OBD2)で、18ラップ目の2ヘア立ち上がりで65℃を越えてウォータースプレーが作動している。

①ベストに近いラップ同士の比較(18L=明/ 20L=暗)
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20Lも、最終コーナー侵入で65℃を越えて噴射しているが、1コーナー~2ヘアまでは18Lの方が吸気温度が高い状態だったのが、2ヘアで噴射開始すると一気に吸気温度が下っていく。




噴射時 66vs63℃(+3℃)が、噴射後58vs66℃(-8℃)で、後者はこの時点で噴射しているので、実際はもう少し差が出ている可能性も有るが、3秒半程度の噴射で、10℃以上吸気温度が下がった事になる。

②噴射前後ラップの比較(18L=明/ 19L=暗)
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2ヘアで噴射後の19Lとの比較で見ると、一度下がった吸気温度が同じ程度の吸気温度まで上昇するのは、2ヘアを過ぎる辺りなので、一度ウォータースプレーの噴射でインタークーラーの温度が下がると、1周位はその効果が持続する事が分かる。




ただ、この19Lは、1ヘアでミス(リアが流れすぎて)をして一度ブレーキを掛けているので、全開で走り続けた場合はもう少し早めに吸気温度が上がったと思われる。

なので、

③途中でペースを落とした17Lとの比較(18L=明/ 17L=暗)※横軸/距離・位置
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1コーナーで譲るためにペースを落とし、1ヘア立ち上がりまでペースが落ちると、一気に吸気温度が10℃近く下がる。

インタークーラーに強制的に風を当てている効果も有ると思うが、外気温度が10℃程度の場合は、走るペース(スロットル全開率?)による吸気温度の影響もかなり大きい事が分かる。




したがって、他者に譲るためにペースを落とすことが多かった今回の走行では、ウォータースプレーが作動する場面が非常に少なく、約40分の走行時間に対して、消費した水の量は、300cc程度(目分量)と、設定ウォータスプレー噴射温度が65℃の場合はかなり水量に余裕が有る事が分かった。


ちなみに、翌日のセッション3で、71RSの新品を履いた時のベストラップとの比較をすると、設定噴射温度が53℃であるが、意外にストレートのスピードに差がない(外気温度メータ読みで9~10℃)ので、設定噴射温度は58℃位にして、吸気温度が常に60℃以下にキープする程度で十分かもしれない。

④翌日ベストラップとの比較(18L=明/ 翌日ベスト=暗)※横軸/距離・位置
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翌日のベストラップ時は、FR-ARBと、タイヤが異なる

このベストラップは、最終コーナーでミスをしているので、ボトムスピードが落ちてしまっているが、その他のコーナーはかなりボトムスピードに差がある。



翌日のこの走行では、設定噴射温度を53℃にした為、このラップは7ラップ目で有ったが既に水不足が起きている。

センターディスプレイ横・最下部のスイッチが光った時が、ウォータースプレーのポンプが作動した時なのだが、ランプが光ってもポンプの作動音が聞こえない時は、ポンプが水を吸い込めていない状態で、横Gによってタンク内の水が片寄ってポンプが水を吸い上げられていない状態。

この次の8ラップ以降は、ランプが光ってもポンプの作動音が聞こえなくなったので、完全に水が無くなった状態だと思われ(走行後の水タンクも空だった)、徐々に吸気温度が上がり、トップスピードも下がって来る。

翌日のベストラップと、水無しの比較(7L=明/ 8L=暗)※横軸/距離・位置
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ウォータースプレーのタンクが空になって、作動音がしなくなると、徐々に吸気温度に差が出るが、バックストレートもそれ程差が出ていない。(吸気温度差が5℃程度)



この8ラップ目は、バックストレートで5速にシフトアップしてみたが、シフトアップ直後から車速が1km程低くなっている。


これらの事からも、吸気温度が60℃程度までは、大きな差が出ていないと思われる。
逆に、もっと吸気温度を低く設定(40℃台に)した場合にどの程度の差が出るかをチェックして、最終的な噴射設定や、水タンク容量を決定したいと思う。

あとは、もっと気温が高い夏場でどの程度の有効性が有るかは(水タンク容量も含めて)、来年チェックしたい。



また、約2年ぶりの走行かつ、クラッシュ後の初走行であったドライバーのシェイクダウンに関しては、当然、今回はまだ完全というわけにはいかなかったが、そこそこのレベルでは走れたと思う。

最終コーナーでは新しくトライとして、スロットルを戻す前に左足でブレーキを掛ける走りをしてみたが、まず最終コーナーのアプローチで、よりアウトから奥まで突っ込まなくてはならないのに、リヤのグリップ不足を感じてそれができなかった。

したがって、ブレーキをかけるポイントが早く、失速気味になるのと、ラインが合わなくなるので、上手く立ち上がりでスピードにのせられない。(5速で加速しないという事もある)

また、ブレーキング時に、前後ともグリップを失って挙動が不安定になりやすく、これは恐らく今のセッティングの問題点がより顕著に出ている(内輪のグリップを引き出せていない)状態であると思われるが、単純に左足ブレーキのコントロールが甘い部分も大きい。


スロットルを戻す前にブレーキをかけるメリットに関しては、正直、普通にブレーキをかける走りと比較をしていないので正確な事は言えないが、スロットルを戻してブレーキをかけるよりは、リアのグリップを失いにくい気はする。

本当は、スロットルは戻さずに全開のままで、左足ブレーキのみでスピードコントロールを出きれば、ブーストが落ちないので加速面でメリットが出ると思うのだが、今回はリアが出やすく無理だった。


翌日のセッション2とのデータ比較(タイヤはAD08キープで、FRーARBが違う)

最終エントリー時
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コントロールライン通過時
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1コーナーエントリー時
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共に、最終コーナー区間(ロガー上のSEC10)のベスト比較で、赤が今日、緑が翌日のセッション2で、セッティングはFRのARBがSTDとTANABE(弱)と異なっているので、完全な比較にはなっていない。

最終エントリー時、0.143秒の差が、コントロールライン上では0秒になっているので、左足ブレーキを使った方が、最終区間ではそれだけ遅い。

その後、1コーナーまでの加速の違いは、4速か5速かの違いが大きいと思われ、この差は0.093秒と、結構な差が出てる。


5速、左足ブレーキでの最終コーナー

こちらは通常の4速ノーブレーキ




また、タイヤ内圧に関しては、やはり高めだとグリップが出ない。

ピットインして内圧を下げた方が、グリップ感が増してタイムも出たので間違いないと思う。
この辺は、クラッシュ前と変わらないので、感覚的には問題ないと思われるが、2ヘア侵入であれほどオーバーステア気味に侵入出来ていた(それが正しいとは思わないが)のが、やはりそこまで追い込んだ走りをすることは出来なかった。

ただ、1ヘア立ち上がりでリアが大きめに流れたときに、早めのタイミングでブレーキをかけることでリスク回避を出きるようになったのは、イメージトレーニングの成果だと思う。(以前はこの状態でも気にせずカウンターを当てながら加速していたが、その走りのせいでクラッシュしたので)

ピットイン前の内圧が高い状態


ピットイン後、内圧下げた状態

共に、GPSデータ(車速)と、Can-busのデータが少しおかしい(遅れが出てる)ので、表示タイムも正しくない
Posted at 2024/12/27 06:54:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | S660 | クルマ
2024年12月26日 イイね!

S660 筑波サーキット、コース2000 筑波スーパーバトル前日走行②   仕様変更の内容チェック

S660 筑波サーキット、コース2000 筑波スーパーバトル前日走行②   仕様変更の内容チェック






一昨年のクラッシュから変更した部分として、

・外装パーツ
 ①リアフェンダーがオリジナルの6mmワイドフェンダー
 ②トラックフードがオリジナルの超軽量レーシングトランクフードへ変更
 ③純正幌→ 試作品のハードトップ
 ④FRバンパー:純正+無限リップ→ デューロX
 ⑤ボンネット:純正→ 無限(FRP)※暫定仕様
・電装品
 ①データロガーにAIM SOLO2DL+SMARTYCAM HD2.2を追加
 ②SOLO2のCAN出力を使ってコントロールするICウォータースプレーユニット
 ③CANchecked CFE18(アナログーCANコンバーター)の装備
 ④CFE18とSOLO2とHRCロガーを組み合わせたメーターパネルインジケータ
 ⑤サイドビューカメラ+ミラーモニター
 ⑥リアビューカメラ+バックモニター
 ⑦クラッチキャンセル&セルスタータースイッチ
 ⑧VSAスイッチの移設
 ⑨CAN連動、ディマー機能付きスイッチ
   ⑩TPMSを、インホイールセンサーかつデータ出力がCAN-BUSの物に変更

間に合わなかったパーツ
・外装パーツ
 ①オリジナルのワイドフロントフェンダー
 ②軽量ボンネット(間に合わなかったので無限を使用)
 ③リアディフューザー
・電装品
 ①ライドハイトセンサー
 ②タイヤ表面温度モニター
 ③バックモニター・タイヤ表面温度モニター用の、助手席大型メータパネル
 ④各種温度センサー再設置
・足回りパーツ(物は有るが、テスト・装着が出来なかった)
 ①リアアーム交換を含めたアーム類のフルピロ化
 ②FRロアアームの延長化
 ③前後ピロアッパーをTEINからHKSを加工して装着

と、間に合わなかったパーツも含めて非常に多くの変更点が有った為に、完成に時間を要しました。

特に、外装パーツの制作はある程度時間が読めるのに対し、電装品に関しては、一度ひっかかると、平気で1~2日は使ってしまうので、ラスト1週間位はかなりキツイ状態で、エンドラインに対して、無理そうな作業を中止していく感じになってしまいました。


そんな中で、車内の操作系の変更点は、主に表示関係と、スイッチ類の整理でした。

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上部ミラー(緑枠)がサイドモニターとして機能して、フロントタイヤの動きやタイヤがどこを通過しているか(ライン取り)のチェックを可能として、その分、後方確認用にバックモニターを設置(黄枠)。

グチャグチャしていた、インタークーラーの吸気・排熱ファンスイッチ類をまとめて、さらにEDFCの外部スイッチ、ウォータースプレースイッチを設置(CAN連動スイッチ/橙枠)しました。


CAN連動スイッチ仕様
最上部:白(点灯時:赤)
          IC吸気ファン(大・小両方を同時コントロール) / スイッチOFFで作動
          メーターパネル上部のCANインジケータと連動
        (D-in2/CAN-OUT2 : 0X640-BYTE0/SHIFT2=7000)
2段目:白(点灯時:薄黄)
          IC排気ファン/スイッチOFFで作動
          メーターパネル上部のCANインジケータと連動
        (D-in3/CAN-OUT3 : 0X640-BYTE1/TAG SPD=110km/h)
3段目:橙(点灯時:黄)
           EDFC外部入力スイッチ1=all -4 (D-in4)
4段目:緑(点灯時:緑)
           EDFC外部入力スイッチ2=all -4 (D-in5)
5段目:橙(点灯時:橙)
          ウォータースプレースイッチ:スイッチオン 及び 吸気温度:65℃以上で作動
        (D-in1/CAN-OUT1 : 0X640-BYT2/WASP COMB(WASP=65))
※何故かCFE18AのCAN-OUT1-2-3が `0X640のBYTE 2-0-1

スイッチ上部2個は、CAN-OUTモニターとしても使うので、スイッチオフで作動するように設定し、純正メーターフードに設置したLEDと連動して点灯




最下部のウォータースプレースイッチは、プッシュオンで点灯、又は、SOLO2のCAN-OUT信号でポンプが作動時に点灯

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18L目の2ヘアで噴射した時

このウォータースプレーの噴射条件は、SOLO2の設定次第で、吸気温度だけでなく、車速や、スロットル開度等、自由に設定できます。


また、純正メーターフードに、LEDを組み込んで、マルチインフォメーションメーターとして機能させています。

今回は、基本的にはシフトインジケーターとして作動させて、

まず全消灯
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6000rpm
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6500rpm
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7000rpm
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という風に光ります。
今回、7000rpmのみ、CANーBUSコントロールで光らせ、それ以外は別のユニットで光らせているので、7000rpm時のみ、センターディスプレイ横の一番上のスイッチも一緒に光っています。



あと、SOLO2でのGPS車速が110kmを越えると、上から2番目が黄色く+メーターLEDの両サイド2個が青く光るように設定して、最終コーナーでのボトムスピードのチェックに使用しています。
(6000rpmシフトインジケータと被るときは、両端が緑、その一つ内側が青に光ります)


動画のストレートでは、車速が115km近辺でインジケータが点灯していますが、これはGPSユニットの精度の問題(今回はGLO2)で、10Hzで作動するGPSユニットは大体が2~3km速度が大きめに出ます。(定速度ならば精度は上がりますが、加減速中はサンプリングレートが低いとダメです)

今使用しているSOLO2は、外付けのGPS09Cという精度の高いユニットを使っているので、このように差が出ますが、AIMの方のデータを見ていてもズレが出ている時があるのでこのあたりは後日要チェックです。

ちなみに、自分の場合は、シフトアップ操作は、クラッチを踏む前にスロットルオフでトルクが抜けたときにギアをニュートラルに入れながらクラッチを踏んで次のギアに入れる感じで(2輪でノークラッチシフトをする場合と同じ感じで、軽くシフトレバーに力を加えた状態でスロットルオフにすると、ギアが抜ける)、スロットルが戻りきる前にギアが抜けるので回転が上がってしまうのだと思います。


ロガー関係に関しては、特にTPMSのデータがちゃんと使えるレベルで取れるのかということが一番の問題でした。

この走行では、走行開始時はタイや内圧を高めにして、途中で大体10~20kPa程度下げたので、ピットイン前と後でデータを比較すれば、まず最低限の作動は確認できます。
(この時の内圧データは、エアゲージの操作ミスで上手く記録できませんでした)


今回、諸事情で、STDホイールに付けているセンサーID登録が、リア側2本しかできていないので、6本登録されているセンサーの中で、データとして有効なのは、TPMSNo-10,-12の2本で、これが右リア、左リアの内圧になっている筈です。

ピットイン前後のデータを比較したものがこれで、緑がピットイン後(内圧調整後)、赤がピットイン前で、

こちらがTPMSNo-10(右リア)alt
ピットイン前 201kPa/41℃
ピットイン後 185kPa/45℃

こちらがTPMSNo-12(左リア)
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ピットイン前 196kPa/46℃
ピットイン後 190kPa/55℃


走行後パドックで
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右リア 190kPa/46℃
左リア 190kPa/57℃

走行後のエアゲージでの測定は、
右リア 193kPa
左リア 196kpa

となっており、やはり内圧は一致しないが、それなりに機能していると思われます。
(エアゲージでの測定時と、データチェックのタイミングが完全に一致ではない)

事前のテスト段階では、センサー毎の数値にバラツキが多く、精度が低い感じがあったので、他のセンサーがどう動くかは、残りの4個(本番用の71RSホイールに装着)を使ってみないと何とも言えません。

ただ、タイヤ内部温度も加味すれば、タイヤの状態変化は見られそうです。

問題点は、このTPMSの仕様として、一つのCAN-IDの中で順番にセンサー番号が入れ替わるので、4輪の内圧を個々にチェックしにくい点です。

これは仕様なのでどうしようも無く、レシーバーの数を4個用意すれば、4輪を個別にみられますが、そこまでする必要は無い気がする(精度的に)ので、やっても前後に分けるとして2個レシーバーを用意するくらいだと思います。


サスストロークの方は、1本データが取れておらず、しかも、多分RFrとLRrが逆と思われるので、左リアが取れていない。

データもまだちゃんと校正していないので、電圧がそのまま表示されているが、LRrがずっと5Vを表示しているので、多分配線ミスで、センサー入力の所に、センサー電源用の5v出力が入っていると思われます。
(チェックしたはずなのですが・・・)

とりあえず、CFE18というアナログーCANコンバーターは上手く作動して、CAN-BUSにサスストロークのデータが乗ったので、RaceChronoの方でも、CANのデータでサスストロークが見られるようになる筈です。
(まだ、プロトコルを登録出来ていません)


あとは、SMARTYCAMの方で、データ表示が上手くいかず、本当はサスストロークや4輪のホイールスピードを表示させるつもりが、駄目でした。

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カメラステーは、グラつきが出ないか不安でしたが、画像を見る限りは問題なし。

位置も、基本的にはこの位置で大丈夫そう。
ちょっとミラーモニターが邪魔な感じですが、こちらのカメラは出来るだけ上方からのアングルにしたかったのでこの辺が限界。

SMRTYCAM HD2.2の動画
2ヘアでウォータースプレーが作動してます。


走行映像にデータが予め組み込まれるので、走行直後にこの状態で再生出来ますが、その分、表示データを後で変更できません。

また、映像は結構粗いので、走行動画としては、別カメラで記録した方を使った方がチェックしやすいかもしれませんが、自動で録画、停止するのは非常に安心。

自分の場合、映像に必要なデータを入れ込む(タイヤ表面温度等)ので、もう少し画像が綺麗でないと厳しい部分もありますが、その辺は今後確認します。

あとは、どのくらいの頻度で記録エラーが起こるか・・・?


今回は、以前のように別アングルのカメラはRaceChronoで使ってるスマホのカメラのみですが、次回以降は以前使っていたVIRBも使いたいと思います。


また、ハードトップの前端中央を固定していないと、負圧でハードトップが持ち上げられ隙間風が酷かったので、要改善。
(動画でも面白いくらい隙間がチェックできます)



リアフェンダーは、特に問題はない感じですが、狙った性能(ダウンフォースや冷却性能)が出ているかはまだ不明なので、もう少しセンサーを追加してから一度純正に戻して比較・確認します。

リアアームもSTDのままなので、ワイド化の恩恵は無しです。


レーシングトランクフードに関しては、バックモニターの映像を録画するのを忘れた(SDカードを入れ忘れたというよりは、記録すること自体を忘れていた)ので、細かくはチェックできてませんが、走行中に見た感じは大きく修正が必要な感じではありませんでしたが、軽量化の効果は、2年ぶりの走行でいきなり投入してしまったので不明。

こちらも再度純正との比較が必要です。



その他の電装品も、細かい修正は必要ですが、ちゃんと作動はしたので、シェイクダウンとしては問題無かったと思われます。

また、今回もRaceChronoでのCAN-BUSデータの記録エラーが出てるいるので(OBD2データの方は記録出来ていた)、やはり確実にデータが記録できる機材は非常に安心です。

Posted at 2024/12/26 19:14:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | S660 | クルマ

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