
昨日、S660で筑波サーキットコース2000にて、テスト走行を行ってきました。
今回は、前回の走行で、RRタイヤに165を入れた際に、Can-busのデータがなぜか記録出来ていなかったので、再度、データを収集する為に、1走行のみ追加テストの予定でした。
1走行のみなので、今回は腰も調子が悪いので、アライメント測定は無し。
ゆっくりサーキットに到着すると、誰もいませんでした。
今回、初めてみん友さんとピットを共有(といっても殆ど自分が占領してましたが)。
時間に余裕が有ったので、色々お話し出来て楽しかったです。
そして、肝心のデータ収集の為の走行結果としては、今回も前回同様にRaceChronoで、Can-busのデータが途中までしか記録出来ませんでした。
理由を考えると、前回は3台の、今回は2台のスマホを、GPSレシーバーに繋いで記録しており、それが途中でデータが途切れる状態で、スマホによって途切れるタイミングア違うので、恐らくGPSレシーバーに問題が有るのでは無いかと考察。
つまり、GPSレシーバーが壊れた?
RaceChronoは、GPSデータが無いと、データを記録してくれないので、そのせいでデータが途切れる?
又は、最近、OBD-LINKの調子が余り良くない感じで、データが繋がらなくて、再起動させる頻度が高くなっているので、両方不調?
とにかく、2走行連続でデータが途切れる状態は、これらのパーツに問題が出てる事は確定だと思います。
そして、今回もRRタイヤは165/55R15で、前回よりも攻めた走りをした結果・・・
やってしまいました。
最終コーナーでRRからスピンして、上手く立て直せずスポンジバリアとこんにちは。
今回も、前回同様に、最終コーナーに不安感が有ったので、慎重にペースを上げていましたが、時間的に最終ラップだったので、後ろに誰もいないし、少し攻めてみようと、ちょっと高いスピードでコーナーに進入した所、RRが流れてカウンターを当てましたが、ぶりっ返しで逆回転してスポンジまで一気に飛んだ感じです。
グラベルで余り減速されずにスポンジまで行ってしまった感じで、どうすればクラッシュしなかったか、アドバイスを頂けると嬉しいです。
それ以外に関しては、それ程前回のフィーリングと変わりは有りませんが、前回よりもヘアピン系は速く走れた気がします。
前後左右に上手く荷重移動が出来ると、ややRRを滑らせて向きを変える事が出来る為、195よりも、特に1ヘア、2ヘアはインに付きやすい感じです。(車速も落ちてますが)
ただ、DLコーナーや、最終コーナーは、以前よりも不安感が強かった。
DLコーナーに関しては、不安感はあるが、もともと全開で曲がれるコーナーなので、それ程問題は無かったが、最終はどうしてもボトムスピードを下げないと曲がれない。
やはりRRタイヤのグリップに問題が有り、スロットルOFFでステアを繰る際に、RRが流れやすい。
ヘアピン系は、これで向きを変えられるのだが、高速コーナーは、その点がネガになり、ボトムスピードを維持出来なかった。
で、ちょっと頑張ったらスピンしてしまった感じ。
スピンしない周。
みん友さんとの最終比較でも、ボトムスピードが低い為に、立ち上がり以前で離される。
最終クラッシュ。
ボトムスピードを上げようと、エントリー速度を上げたらRRからスピン。
映像を無る限り、やはり少しカウンターの量が不足しているかも。
1発目のカウンターが、もう少し早めに、あとちょっと大きくカウンターを当てていれば、そして、もう少し早めにステアを戻していれば、スピンせずにコース内で戻れたかも知れなかったが、カウンターを戻す際に、最終コーナーイン側に突っ込みそうなイメージだったので、ビビッてカウンターステアを戻すタイミングが遅れ、結果逆回転スピンとなってしまった感じ。
ただ、RRタイヤが165でなければ、コース内でもう少し減速しながらスピンして、スポンジバリアまで行かずに止まったかも知れない気がするのが、今回は、一気にスポンジまで飛んでしまった感じ。
ロガーのデータで、RR195でsec3が12秒台の時と比較しても、(RRタイヤの外径を計算上は合わせた状態の速度比較で、GPS速度のデータが無いので、正確な速度比較は出来ていないが)進入で1km/h程度速く、そこから同じ速度まで落ちた辺りでスピンモードに入ったと思われ、その時、同じセッションのベストセクタータイムと比較すると、やはりロールが大きくなって、RR内輪のグリップが減り、外輪に負荷がかかり、スピンしてしまったのでは無いかと思われます。
エントリー時、195の時よりやや早い速度で進入してる
そこから、速度を落とさないと曲がれないが、無理をするとスピン
なので、RRタイヤサイズの195/45R16 vs 165/55R15の比較としては
①コーナーエントリーでRRが出やすい分、向きを変えやすいが、カントが少なく高負荷なコーナーでは、ロール量が増えると4輪トータルのグリップを失いスピンしやすい感じ。(カントの付いているコーナーは、縦Gが付くのでそれで内輪が浮き難い)
②車体の動きの比較では、RR側のロール剛性が上がり(20mmX2=40㎜もトレッドが広がっている上に、タイヤ幅が狭いので、タイヤの接地面の左右幅は195と比較すると、トレッド差以上に大きい)FRは3㎜スペーサーを入れただけなので、前後のロール剛性バランスの変化的に、FRは内外輪共に仕事量が増えて、進入でステアリングレスポンスが良い(インに付きやすい)
③立ち上がりで、RRタイヤ外形が若干小さい為に、ボトムスピードが落ちても195の時ほど加速が悪くならない為に、しっかりと減速して向きを変える事も可能(現状は、ボトムスピートも余り落とさずにタイトに向きを変えられている感じ)。
したがって、最終コーナー以外ではメリットが十分あるが、最終コーナーで大幅なデメリットが有るのど、全体にRRが滑りやす傾向が有り、コントロールが難しい(個人的にはその点が楽しいが)。
ただ、現状のサスセットは、少なくともRRに195を使っている場合を比べて問題が出やすい為、セッティングを変更する必要性が高い
前回、RRタイヤ195の時と、今回の一応のベストラップ
タイヤコンディション的には、195は前後共に26Lap、165の時は、FR49Lap/RR22Lapなので、それ程大きなグリップ差は無い筈
1コーナーや、ちょっとスライド多めの2ヘアは、195の時より速い。
と思って、2画面比較したら、前回195ベストは、絡んでペースが落ちてるだけだった。
データの判断って難しい。
他のラップの比較では、165と195の差は余り無い。
GPSの位置精度的に、ライン取りの比較が微妙?
基本、ロールを抑える事で内輪に仕事を割り振る事が出来て初めてグリップを維持出来ているので、ロールが増えるとトータルグリップ力が落ちる。
195を使っている時は、コーナリングGが現状1.4G位でブレークするが、165の場合は1.3G位が限界。
特に最終はその限界点の差が大きい感じ。
なので、セッティングを合わせる必要性は195の場合よりも高く、改善の余地が大きい。
現状は最終コーナーでコンスタントにタイムロスしているが、他のコーナーはミスしなければ、195と同じタイムで走れていいる気がする(GPSで正確に速度やラインを比較出来ていないので、この比較が正しいかは正確さが不明)。
少なくとも、現状のパワーが無い状態では、バランス的に走っていて難しいが面白く、ドライビングの練習になる感じで、タイヤのグリップをより引き出す走り&セッティングが必要だと思われます。
あと、セッティングやタイヤサイズの違いとは関係ないが、以前から気になっていた点が一つ。
S660って(それ以外の車で真面目に走った事がFJ1600以外に無いのでそれとの比較になりますが)、ステアリングレスポンスに無駄というか、反応遅れが気になります。
極端に言うとトラックのタイヤを、オールシーズンタイヤに変えた時のフィーリングと一緒。
ステア操作に対して、常にワンテンポ遅れて車体が反応して、その後に反動が来る。
その為、タイヤがスライドした時のカウンターだけでなく、ちょっとしたRRのスライドに対しての修正舵がどうしても大きくなる気がします。
1コーナーでブレーキを残して入るとその点を特に感じて、もう少し修正舵を小さくしたいが、それだと車体が反応しないので、大きめに修正陀を当てた後に、大きめにイン側にステアを切り増す必要が有って、無駄に左右にハンドル操作をする感じになる。
RRに165を入れてから2ヘアでカウンター大会になる事が多いが、その際も、カウンター初期でもう少し早めに車体が反応すれば、あそこまでぶりっ返さない気がします。
これって、いわゆるブッシュのたわみのせいですかね?
ロードスターの990Sの試乗記を見てて、この事に気付かされました。
もしかすると、フルピロ化すれば、もっとコントロールしやすいかも知れません。
RRアームを延長する為に、調整式RRアーム類へ交換する予定が有って、パーツを揃えた際に、FR側もフルピロ化しようとパーツは揃えて有りましたが、RRのナックル側のベアリングがまだ未手配なのと、順番的に、ちゃんとデータを比較してから交換したかったので、本当は今回のテストデータ取得後に、交換する予定でした。
なので、次回は、サスアームのブッシュ交換をして、フィーリングを確認してから、ワイトレを外してRRアームを延長してフィーリングの変化を確認してからセッティング変更か、先にセッティングを変更してから、ブッシュ交換にするか、悩むところです。
あと、もうデータが取れずにその為に走行を追加するのが嫌なので、何かしらの対策をしたいですが・・・?
3月はレース関係が忙しくなってくるので、土曜日以外は走れそうも無いので、車体の修理&バージョンアップ(軽量化etc)をどうするか、時間との闘いですね。
Can-busのデータ解析も、全く手を付けられていません。
やる事が一杯で、楽しすぎます。