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2022年02月26日 イイね!

S660 筑波サーキット、コース2000 ファミリー走行11回目 ③ Y2 RRタイヤ165/55R15への挑戦

S660 筑波サーキット、コース2000 ファミリー走行11回目 ③ Y2 RRタイヤ165/55R15への挑戦走行記録メモ

TC2000 Y2 15:00~15:20


10℃/32%   
路面温度:15℃
走行中、メーター読み外気温 11℃

車両スペック(前回走行と基本的に同じ)
タイヤ:AD08R / FR:27L  RR:NEW
サイズ:FR・165/55R15
     :RR・165/55R15
サス :TEIN FLEX Z/Fr:4kg RR:5kg/EDFC;ALL16
ブレーキ:STD
パッド:FR/700C (TC1k:60L+TC2k:136L) RR/ドリパ(TC1000:22L+TC2k:136L)
EXH:STD
タービン:STD
ECU:SEEKER OPDM
Oil:純正/317km
アライメント:
 10番pit
  水平レベル:ベース=0°
  各ベース間=0.2°以下レベル(ロッド延長)
  タイヤは純正ホイール+AD08(used)で測定(1G 内圧170/180)
  アライメント自体は、前回のセットダウン時から弄ってない
トー/ Fr:LRトータル +0.5mm(前回セットダウンー0.5mmなので??)
    RrL:+3.25mm/RrR:+0.75mm
キャンバー/FrL:-2.1°/FrR:-2.2° ※                   
      +0.5?       ※
      RrL:-2.1°/RrR:-2.2°                100.0 | 101.75
車高:ホール下~ライン(微妙な測定精度)        -1.25 | +1.75
   FrL:28.0mm/FrR:24.0mm          101.25 | 100.0
         RrL:22.5mm/RrR:23.0mm             -----------------------------
         RRのみ4mmスペーサー                         95.0強 | 87.75
                                      ※ アーチ下 568/564 +3.25 | +0.75
GAS/センター+3                              598/595 91.75 | 87.0     ※

タイヤ内圧
 FR Y1後 FrL:192-5/FrR:194-7.5
 RR冷間  RrL:170/RrR:165
タイヤウォーマー(2輪用)使用

走行後内圧
 FrL:190/FrR:185
 RrL:225/RrR:205

走行後タイヤ温度(各部2回測定,左が1巡目、右が2巡目)プローブ突き出し5mm
FrL/ out   / mid          / in             // FrR/ in     / mid          / out
39.5,35.9 / 37.3,34.8 / 37.7,35.2 // 32.2,30.9 / 28.9, 29.2 / 28.2,29.6
RrL/ out   / mid          / in            // RrR/ in     / mid          / out
44.7,39.3 / 43.6,39.8 / 41.3,37.9 // 38.1,33.0 / 34.3,31.0 / 33.4,29.9
風が強くタイヤが冷えやすかった模様で、1巡目と2巡目で温度差大きいので
温度の見方に注意

エアクリナーBOX導風ダクト付き
換気ファン(最上段スイッチ)ON
冷却ファン(左側トグルがサイドファンsw / 右側プッシュswがリヤ側ファン)ON
排熱システム用ファン(大)を、冷却システムに転用

水冷オイルクーラー:ラジェーターOUTから分岐して、ヒーター回路に接続

排熱シュラウド:Ver 1.5

ICカバー:オリジナルダブルファン仕様/内部にフィンを追加
     
BRKホース/FR:STD//RR:メッシュホース(KTS)

alt


alt


alt


ついに誰もやった事のない?RRタイヤサイズダウンの前後165/55R15のテスト。

まずセッティングに関しては、RRタイヤの外径が582→563と、車高で9.5mmもRRが下がるので、その分を補正するか考える。

普通に考えれば、外径差分は補正するべきなので、RRの車高を上げるべき。
しかし、今回に関しては、RRタイヤの大幅なグリップダウンが考えられるので、どうするか?

また、RR195の時点で、RR車高を4㎜下げたフィーリングから、今の前後バランス的に、RRはまだ下げても良い気がする。
したがって、今回は、あえて、車高調性はせずにそのままのRR下がりの車高で走行する事を決定。

また、RRタイヤを細くする狙いは、ボディー幅内でRRのトレッドを広げたい事が主目的。
S660の場合、タイヤサイズ(と軽自動車ボディサイズ)のせいで、MRなのにFRよりもRRのトレッドの方が狭い。
これが以前から気に入らない。
RR駆動の車両でRRの方がトレッドが狭い、しかも、RRに重心の高いEngが有るS660なので、ロール剛性バランス的に、ずっとバランスが悪いと思っていた。

コーナー立ち上がりで、内輪のFRタイヤが浮いて立ち上がる写真をよく見るが、これって、RRのロール剛性が低くて、加速時にRR外輪が沈み、相対的にFRのロール剛性が高いので、FR内輪が浮いてしまうのでは無いかと、S660でサーキットを走り出す前から思っていた。


当然、メーカーの方々もその事は承知の上で、上手く調律したのが、軽自動車とは思えないRR195というタイヤ幅や、そのタイヤ幅に合わせたサスペンションジオメトリーだと思うが、どうもサーキットを走ると気持ち良くない。
(コントロールしている感じが少なく、常にタイヤのグリップ内で走る事を強制される感じ)

街乗りならば、限界まで攻めるなんて事は絶対ないので、あのRRの安定感はやグリップ感は、非常に気持ち良く走れるのだが、サーキットで攻めると、アンダーがオーバーのどちらかになってしまい、コントロール性が悪く感じて、思い切り攻めにくい感じがしていた。

そこで、S660でサーキットを走る前から考えていた、
①前後ロール剛性バランスの変更(最適化とまでは、とても言えません)によるハンドリング変更かつ、コーナリンパフォーマンスの向上
②ノーマル+α程度の馬力(推定75PS位かな?)で使いきれるグリップバランス
③将来的に、3ナンバーサイズのワイドボディ化を視野に入れたデータ収集及び、空力を生かせるジオメトリーの検討
の為に、RRタイヤのサイズダウンをテストしてみる事にした。

ます、①に関しては、
基本的に、RRアームを調整式に変更して、アーム長を伸ばして対応する予定だが、今回はY1をSTDサイズで走行後にY2でサイズ変更となる事と、アーム長を変えると、ロール特性も変化する為、単純にワイドトレッド化の変化をチェックするには、アームは変えずにワイドトレッドスペーサーを使用する事にした。

正直、余りワイトレは好きでは無い(数ミリなら仕方ないが)が、今回は暫定なので、20mmのスペーサーを使用。
本当は、タイヤサイズ分で考えるならば、15mmのスペーサーが妥当だが、ホイールにスタッドボルトが当たるので、20mmとして、その分、FRも3mmのスペーサーを挿入(5㎜は色々な意味で危険なので)。

これで、結構ロール剛性は上がると思われる。
タイヤの接地点が広がるので、相対的にSPGレートが下がるが、それよりも左右のタイヤ接地距離が広がる影響の方が大きいと予想。

②に関しては、現状のパワーに対しては丁度良いのでは?
195の時は、パワーをグリップに食われていると思う時が多々あった。
ただ、問題はコーナーエントリーでどれだけRRのグリップが不足するかが分からず非常に不安。

③に関しては、将来的な話なので、今のとこはただの妄想・・・?


しかし、我ながら非常に頭でっかちで非常に的外れな考えをしていそうな不安が・・・。


そして、肝心の走行インプレッション。


まず、RRタイヤがどれだけグリップしてくれるか全く予想出来ないので、走行時間を無駄にする可能性が高いので、以前から確認したかった、冷却関係のファン全OFFを同時にテストする事にした。
(ストレートが遅くても、コーナーは単体で判断すればよいだけ。ラップタイムは無視で問題無しなのと、少しパーワーが落ちる位の方が安心)

コースインして少しずつペースを上がて行くと、予想以上にRRがグリップする。
確かに、195の様な安定感は全く無いが、予想ではまともに走れないレベルでコーナーエントリーで横を向くのでは?と恐れていたが、(FFみたいに滑った上で、コントロール出来ない様な感じを予想)意外にグリップする。

また、恐らくRR車高が下がり、ロールする前の段階でRRの接地加重が増えた為か、RRタイヤの外径が小さくなり、ブレーキバランスがRR寄りになった為なのか、ブレーキが利く。
以前よりもブレーキング時の踏力が高くてもABSの介入が無い。
前はあそこまで踏力を上げると、RRがグリップを失いABSが介入する。
この点は、予想以上にポジティブで、以前よりも短時間で旋回体制に入れる。

そしてコントロール性。
確かに、旋回Gを残してエントリーすると、以前よりも早めにRRが滑る。
しかし、絶対グリップが低いからか、タイヤが細いせいか、内輪が接地している為か分からないが、そのスライドコントロールがやりやすい。
具体的には、カウンターステアに対しての反応が早く、スピンモードに入る前に収束出来る(とうぜん、カウンター大会にはなっているが、スピンする前に止まる)。

また、進入でRRが早めに流れる為に、上手くそれを利用できると向きが変わる。
以前、V700(FR185/55R14 : RR195/50R15)を履いた時のフィーリングに似ているが、あの時は、FRのグリップ向上に対して、RRグリップが不足して、RRから巻き込むというか、滑り出した時に、グリップが無くなっている感じが有るが、今回はグリップした上で滑っている感じ。

当然、タイヤの絶対グリップや、スライド特性が違うのと、RRの車高が高かった時のフィーリングだが、現状でのフィーリングはコントロール出来る滑り具合というか、積極的に滑らせて向きを変えようとする気になる(スリップでは無く、スライド)為、走っていて楽しいし、何より、コントロールの練習になる。

普通、こういうフィーリングの時は、気持ち良いだけで、実際のコーナリングスピードは下がっている場合が多いが、今回はそんな事はない。


ただ、最終コーナーや、DLコーナーは別で、ここは結構厳しい。

現状の加速では、Dlコーナーはライン取りさえ気を付ければ、全開でそれ程苦が無く曲がれるコーナー(楽に全開で曲がれる訳では無い。少なくとも、内圧が合ってないと厳しい)だが、最終コーナーだけは、現状では限界が見えない感じ。

RRのグリップがつかめず、まだ大丈夫なのか、いきなりスピンするのか分からず、非常に探り探り走るしかなかった。
ただ、その割に、Sec3のタイムは落ちてないので、慣れれば良くなる可能性はある。
(ただ、ここは、195でもまだ探ってる段階なので、今のスピード差が詰まるかといえば、微妙)

最終コーナー、Y1(195) vs Y2(165)2画面比較。


Y2はGPSの調子が悪いので、スピード差が怪しい。
画像のみで判断すると、殆ど差が無く、

ロガーデータを見ると(車速がメーター車速で、外径差を計算で補正した後の比較)
alt


Sec3のタイムで約0.2秒遅いが、画像はコーナーに入ってからで、P-LAPのSec3は、ストレート部分が含まれるので、コーナー単体はもう少しタイム差が少ないかも。

注目は、サスの動きの違い。
速度が同じになった時点でのステアリング舵角は同じでは無いようだが(動画から)
RR165の場合は、FR外輪のストロークが約1.5㎜深く、内輪は約2㎜深い。つまり、ロールがやや抑えられた上に、FR両輪が深くストロークしている。
(ストロークが変化した理由に、FR3㎜スペーサーの影響も有るかもしれないが内輪も増えているのでそれだけでは無いと思われる)

RRに関しては、外輪のストロークが約1mm減り、内輪は約2.5㎜増えている。

つまり、前後共にストロークが増えて、ロールは減少する傾向となっていた。

ただ、ストロークが増えた事に関しては、相対的なSPGレートが前後共に下がっている事が影響している可能性が有る。
ロールが減少した事に関しては、このおかげで内輪の仕事量が増えて、タイヤが195→165と細くなっても、意外にグリップする要因?


次に1コーナーにフォーカス。



Y2のGPSデータが死んでいるので、スタート時点で、Y2の方が先行して、立ち上がりがほぼ同じなので、165の方が遅い。
ただ、面白いのは、RR165の方が、加速時にアンダーが出ていない。

ロガーデータでは、alt

ブレーキを残している段階では、FR外輪のストロークは殆ど変わらないが、内輪は約4mmストロークが深く、RRは外輪が約3mmストロークが浅い分、内輪が約3mm深い。

つまり、FRは両輪が仕事をして、RRは外輪の仕事が減り、その分内輪が仕事をしてトータルでは変わらない。

前後トータルで考えると、恐らくRRのグリップは変わらす、FRのトータルグリップは上がっている。

立ち上がりは、FR内輪は変わらないが、外輪は1~2㎜ストロークが増え、RRは外輪が変わらないが、内輪は0.5~1mmストロークが増加。
ちょっと、バランス的に意味不明な感じだが、トータルで見ると、全体に車高が低めになっている感じ?

なので、動画を見ても、エントリーの挙動は大差無いが、加速に入るとアンダーステアが減少傾向になっているのだと思う。

ただ、165の方が、スロットル全開が遅く、S字でスピードが乗っていない。
この辺は走りのアジャストが出来ていない感じかも。


次に1ヘア



走行ラインやスピードは大差無いが、ステアリング操作が全然違う。
165の場合は、進入からステア舵角が少ない分修正舵が多い。
走ってるイメージ的には、やはりRRが流れながら向きが変わる感じで、こまめな修正舵が必要だが、止めながら曲がれる感じ。
ただ、加速で内輪のホイルスピンが若干多めで、スロットルワークでRRがスライドを起すので、面白いが難しい。


ロガーデータ的にも、
alt
ストローク量は違えど、傾向は他のコーナーと一緒で、外輪は余り変わらないが、内輪のストロークが多い。
このラップは、195よりも早めに向きが変わり開けたら曲がれそうもなくてスロットルを戻しているので、DL~2ヘアまでの加速でかなりロスしている。



こんな感じで、最終コーナー以外は、内輪がグリップしている為に、FRはグリップが増加し、RRは、195と比べて、予想よりもグリップしている。

ただ、走り方が、全く対応できておらず、吸気温度が30度位高いので、ストレートが遅く、タイムは出ていない。


といった感じで、まとめると、
①ロール剛性バランス変更は、大まかには狙った方向性で、予想よりも良かった。
内輪の仕事量が増えた為、コントロールが難しい反面、向きは変わる様になっている。(FR165を使った際の、アンダーステアなフィーリングは無い)
ただ、現状では、最終コーナーでのネガが非常に大きく、タイムへの影響が高い。

積極的に荷重移動を行うコーナーではメリットが有るが、現状ではフラットで高速なコーナーは、限界が低い、

また、エントリーから曲がるフィーリングは有るが、コーナリングGの限界値は195の時は1.4G程度でブレークが始まるのに対し、165の場合は1.3G程度でブレークする。

この事から、狙った絶対的なパフォーマンスの向上には至っていない。

この事に関しては、まだセッティングにより改善の余地はあると思うが、195に関しても同様にセッティングの余地は有るので、セッティングを詰めた場合のパフォーマンス向上度合いは、どちらが高いかは不明。

ただ、RR195に対しては、走り方を含めて、現状ではまだ詰める余地が大きいと思われる。

ポイントは、最終コーナーだと思われ、走行後のタイヤ内圧や、表面温度のバランスが余り良くないので、ますは、適正内圧を探る事が、最優先かも知れない。
また、RR195の時よりも、タイヤ内側の表面温度が低い傾向がある事からも、恐らく、サスストロークを深く使っている分、対地キャンバーが不足気味(ストラットの特性上、アーム角度が大きくなると、キャンバー変化量が減っていく為)なのでは無いかと思われる。


色々とメリット、デメリットがあったRRタイヤ165だが、予想よりも走れたのは嬉しい誤算だった。

また、走っていて非常に面白い。
確かに、現状では限界が下がっているが、RR195の無駄にどっしりしている割に、限界を超えるとコントロールが難しい状態よりも、こちらの方が好み。

ただ、タイヤ外形が小さい分のメリットは、加速方向で余り感じなかった(速度が落ちてもリカバリーは効くが)ので、ここは残念な誤算。
(シフトで引っ張りすぎなのは原因の一つでは有ると思うが)

とにかく、まだ走りで詰める余地が有るので、もう少し走り込む必要はある。

いきなり195に戻る程悪化はしなかったので、セッティングの勉強の為にも、暫くRR165で走ろうと思う。

Y2ALL


とっちらかってます。
Posted at 2022/02/26 21:32:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | S660 | クルマ
2022年02月23日 イイね!

S660 筑波サーキット、コース2000 ファミリー走行12回目 ① タイヤサイズ考察

S660 筑波サーキット、コース2000 ファミリー走行12回目 ① タイヤサイズ考察昨日、S660で筑波サーキットコース2000にて、テスト走行を行ってきました。

今回は、前回の走行で、RRタイヤに165を入れた際に、Can-busのデータがなぜか記録出来ていなかったので、再度、データを収集する為に、1走行のみ追加テストの予定でした。

1走行のみなので、今回は腰も調子が悪いので、アライメント測定は無し。

ゆっくりサーキットに到着すると、誰もいませんでした。

今回、初めてみん友さんとピットを共有(といっても殆ど自分が占領してましたが)。
時間に余裕が有ったので、色々お話し出来て楽しかったです。


そして、肝心のデータ収集の為の走行結果としては、今回も前回同様にRaceChronoで、Can-busのデータが途中までしか記録出来ませんでした。

理由を考えると、前回は3台の、今回は2台のスマホを、GPSレシーバーに繋いで記録しており、それが途中でデータが途切れる状態で、スマホによって途切れるタイミングア違うので、恐らくGPSレシーバーに問題が有るのでは無いかと考察。

つまり、GPSレシーバーが壊れた?
RaceChronoは、GPSデータが無いと、データを記録してくれないので、そのせいでデータが途切れる?

又は、最近、OBD-LINKの調子が余り良くない感じで、データが繋がらなくて、再起動させる頻度が高くなっているので、両方不調?

とにかく、2走行連続でデータが途切れる状態は、これらのパーツに問題が出てる事は確定だと思います。

そして、今回もRRタイヤは165/55R15で、前回よりも攻めた走りをした結果・・・


やってしまいました。

最終コーナーでRRからスピンして、上手く立て直せずスポンジバリアとこんにちは。


今回も、前回同様に、最終コーナーに不安感が有ったので、慎重にペースを上げていましたが、時間的に最終ラップだったので、後ろに誰もいないし、少し攻めてみようと、ちょっと高いスピードでコーナーに進入した所、RRが流れてカウンターを当てましたが、ぶりっ返しで逆回転してスポンジまで一気に飛んだ感じです。

グラベルで余り減速されずにスポンジまで行ってしまった感じで、どうすればクラッシュしなかったか、アドバイスを頂けると嬉しいです。

それ以外に関しては、それ程前回のフィーリングと変わりは有りませんが、前回よりもヘアピン系は速く走れた気がします。

前後左右に上手く荷重移動が出来ると、ややRRを滑らせて向きを変える事が出来る為、195よりも、特に1ヘア、2ヘアはインに付きやすい感じです。(車速も落ちてますが)

ただ、DLコーナーや、最終コーナーは、以前よりも不安感が強かった。
DLコーナーに関しては、不安感はあるが、もともと全開で曲がれるコーナーなので、それ程問題は無かったが、最終はどうしてもボトムスピードを下げないと曲がれない。

やはりRRタイヤのグリップに問題が有り、スロットルOFFでステアを繰る際に、RRが流れやすい。
ヘアピン系は、これで向きを変えられるのだが、高速コーナーは、その点がネガになり、ボトムスピードを維持出来なかった。
で、ちょっと頑張ったらスピンしてしまった感じ。

スピンしない周。
みん友さんとの最終比較でも、ボトムスピードが低い為に、立ち上がり以前で離される。



最終クラッシュ。
ボトムスピードを上げようと、エントリー速度を上げたらRRからスピン。



映像を無る限り、やはり少しカウンターの量が不足しているかも。
1発目のカウンターが、もう少し早めに、あとちょっと大きくカウンターを当てていれば、そして、もう少し早めにステアを戻していれば、スピンせずにコース内で戻れたかも知れなかったが、カウンターを戻す際に、最終コーナーイン側に突っ込みそうなイメージだったので、ビビッてカウンターステアを戻すタイミングが遅れ、結果逆回転スピンとなってしまった感じ。

ただ、RRタイヤが165でなければ、コース内でもう少し減速しながらスピンして、スポンジバリアまで行かずに止まったかも知れない気がするのが、今回は、一気にスポンジまで飛んでしまった感じ。

ロガーのデータで、RR195でsec3が12秒台の時と比較しても、(RRタイヤの外径を計算上は合わせた状態の速度比較で、GPS速度のデータが無いので、正確な速度比較は出来ていないが)進入で1km/h程度速く、そこから同じ速度まで落ちた辺りでスピンモードに入ったと思われ、その時、同じセッションのベストセクタータイムと比較すると、やはりロールが大きくなって、RR内輪のグリップが減り、外輪に負荷がかかり、スピンしてしまったのでは無いかと思われます。

エントリー時、195の時よりやや早い速度で進入してる
alt

そこから、速度を落とさないと曲がれないが、無理をするとスピン
alt


なので、RRタイヤサイズの195/45R16 vs 165/55R15の比較としては

①コーナーエントリーでRRが出やすい分、向きを変えやすいが、カントが少なく高負荷なコーナーでは、ロール量が増えると4輪トータルのグリップを失いスピンしやすい感じ。(カントの付いているコーナーは、縦Gが付くのでそれで内輪が浮き難い)

②車体の動きの比較では、RR側のロール剛性が上がり(20mmX2=40㎜もトレッドが広がっている上に、タイヤ幅が狭いので、タイヤの接地面の左右幅は195と比較すると、トレッド差以上に大きい)FRは3㎜スペーサーを入れただけなので、前後のロール剛性バランスの変化的に、FRは内外輪共に仕事量が増えて、進入でステアリングレスポンスが良い(インに付きやすい)

③立ち上がりで、RRタイヤ外形が若干小さい為に、ボトムスピードが落ちても195の時ほど加速が悪くならない為に、しっかりと減速して向きを変える事も可能(現状は、ボトムスピートも余り落とさずにタイトに向きを変えられている感じ)。


したがって、最終コーナー以外ではメリットが十分あるが、最終コーナーで大幅なデメリットが有るのど、全体にRRが滑りやす傾向が有り、コントロールが難しい(個人的にはその点が楽しいが)。
ただ、現状のサスセットは、少なくともRRに195を使っている場合を比べて問題が出やすい為、セッティングを変更する必要性が高い


前回、RRタイヤ195の時と、今回の一応のベストラップ


タイヤコンディション的には、195は前後共に26Lap、165の時は、FR49Lap/RR22Lapなので、それ程大きなグリップ差は無い筈

1コーナーや、ちょっとスライド多めの2ヘアは、195の時より速い。
alt


と思って、2画面比較したら、前回195ベストは、絡んでペースが落ちてるだけだった。

データの判断って難しい。


他のラップの比較では、165と195の差は余り無い。



GPSの位置精度的に、ライン取りの比較が微妙?


基本、ロールを抑える事で内輪に仕事を割り振る事が出来て初めてグリップを維持出来ているので、ロールが増えるとトータルグリップ力が落ちる。

195を使っている時は、コーナリングGが現状1.4G位でブレークするが、165の場合は1.3G位が限界。
特に最終はその限界点の差が大きい感じ。

なので、セッティングを合わせる必要性は195の場合よりも高く、改善の余地が大きい。
現状は最終コーナーでコンスタントにタイムロスしているが、他のコーナーはミスしなければ、195と同じタイムで走れていいる気がする(GPSで正確に速度やラインを比較出来ていないので、この比較が正しいかは正確さが不明)。

少なくとも、現状のパワーが無い状態では、バランス的に走っていて難しいが面白く、ドライビングの練習になる感じで、タイヤのグリップをより引き出す走り&セッティングが必要だと思われます。


あと、セッティングやタイヤサイズの違いとは関係ないが、以前から気になっていた点が一つ。

S660って(それ以外の車で真面目に走った事がFJ1600以外に無いのでそれとの比較になりますが)、ステアリングレスポンスに無駄というか、反応遅れが気になります。
極端に言うとトラックのタイヤを、オールシーズンタイヤに変えた時のフィーリングと一緒。

ステア操作に対して、常にワンテンポ遅れて車体が反応して、その後に反動が来る。
その為、タイヤがスライドした時のカウンターだけでなく、ちょっとしたRRのスライドに対しての修正舵がどうしても大きくなる気がします。

1コーナーでブレーキを残して入るとその点を特に感じて、もう少し修正舵を小さくしたいが、それだと車体が反応しないので、大きめに修正陀を当てた後に、大きめにイン側にステアを切り増す必要が有って、無駄に左右にハンドル操作をする感じになる。

RRに165を入れてから2ヘアでカウンター大会になる事が多いが、その際も、カウンター初期でもう少し早めに車体が反応すれば、あそこまでぶりっ返さない気がします。


これって、いわゆるブッシュのたわみのせいですかね?
ロードスターの990Sの試乗記を見てて、この事に気付かされました。

もしかすると、フルピロ化すれば、もっとコントロールしやすいかも知れません。
RRアームを延長する為に、調整式RRアーム類へ交換する予定が有って、パーツを揃えた際に、FR側もフルピロ化しようとパーツは揃えて有りましたが、RRのナックル側のベアリングがまだ未手配なのと、順番的に、ちゃんとデータを比較してから交換したかったので、本当は今回のテストデータ取得後に、交換する予定でした。

なので、次回は、サスアームのブッシュ交換をして、フィーリングを確認してから、ワイトレを外してRRアームを延長してフィーリングの変化を確認してからセッティング変更か、先にセッティングを変更してから、ブッシュ交換にするか、悩むところです。


あと、もうデータが取れずにその為に走行を追加するのが嫌なので、何かしらの対策をしたいですが・・・?

3月はレース関係が忙しくなってくるので、土曜日以外は走れそうも無いので、車体の修理&バージョンアップ(軽量化etc)をどうするか、時間との闘いですね。

Can-busのデータ解析も、全く手を付けられていません。

やる事が一杯で、楽しすぎます。


Posted at 2022/02/24 04:55:13 | コメント(4) | トラックバック(0) | S660 | クルマ
2022年02月20日 イイね!

S660 筑波サーキット、コース2000 ファミリー走行11回目 ② Y1

S660 筑波サーキット、コース2000 ファミリー走行11回目 ② Y1走行記録メモ

TC2000 Y1 13:05~13:25


8.4℃/36%   
路面温度:22℃
走行中、メーター読み外気温 12℃

車両スペック(前回走行と基本的に同じ)
タイヤ:AD08R / 14L
サイズ:FR・165/55R15
    :RR・195/45R16
サス :TEIN FLEX Z/Fr:4kg RR:5kg/EDFC;ALL16
ブレーキ:STD
パッド:FR/700C (TC1k:60L+TC2k:123L) RR/ドリパ(TC1000:22L+TC2k:123L)
EXH:STD
タービン:STD
ECU:SEEKER OPDM
Oil:純正/287km
アライメント:
 10番pit
  水平レベル:ベース=0°
  各ベース間=0.2°以下レベル(ロッド延長)
  タイヤは純正ホイール+AD08(used)で測定(1G 内圧170/180)
  アライメント自体は、前回のセットダウン時から弄ってない
トー/ Fr:LRトータル +0.5mm(前回セットダウンー0.5mmなので??
    RrL:+3.25mm/RrR:+0.75mm
キャンバー/FrL:-2.1°/FrR:-2.2°  ※                       +0.5?       ※
      RrL:-2.1°/RrR:-2.2°              100.0 | 101.75
車高:ホール下~ライン(微妙な測定精度)      -1.25 | +1.75
   FrL:28.0mm/FrR:24.0mm         101.25 | 100.0
         RrL:22.5mm/RrR:23.0mm            -----------------------------
         RRのみ4mmスペーサー                        95.0強 | 87.75
                                   ※ アーチ下 568/564   +3.25 | +0.75
         GAS/センター+3                  598/595     91.75 | 87.0     ※
タイヤ内圧(冷間)
 FrL:155/FrR:160
 RrL:160/RrR:165
タイヤウォーマー(2輪用)使用

ピットイン時、FRのみ内圧調整
   測定値記録忘れ、TPMSで2.0→1.9へ
 
走行後内圧
 FrL:192/FrR:194
 RrL:212/RrR:205

走行後タイヤ温度(各部2回測定,左が1巡目、右が2巡目)プローブ突き出し5mm
FrL/ out    / mid         / in             // FrR/ in     / mid          / out
40.9,35.4 / 37.2,34.5 / 37.7,34.4 // 31.4,31.3 / 29.6,30.2 / 29.7,30.0
RrL/ out   / mid          / in             // RrR/ in    / mid          / out
34.6,31.4 / 33.7,31.9 / 34.6,32.3 // 32.1,29.0 / 29.2,27.9 / 29.8,27.5


エアクリナーBOX導風ダクト付き
換気ファン(最上段スイッチ)ON
冷却ファン(左側トグルがサイドファンsw / 右側プッシュswがリヤ側ファン)ON
排熱システム用ファン(大)を、冷却システムに転用

水冷オイルクーラー:ラジェーターOUTから分岐して、ヒーター回路に接続

排熱シュラウド:Ver 1.5

ICカバー:オリジナルダブルファン仕様/内部にフィンを追加
     
BRKホース/FR:STD//RR:メッシュホース(KTS)

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今回は、前回の走行後に考えた、最終コーナーでのセッティングである、バンプラバーの加工をテスト。


今使っているTEINのFRサスは、全ストロークが74㎜、バンプラバー長が10㎜(共に実測値)なので、64㎜ストロークでバンプラバーにタッチする計算に。

前回の走行のデータを見ると、最終コーナーや、他のコーナーも、FRサスに関しては、63㎜でストロークが止まる為、ここでバンプタッチしていると考察。(ストロークセンサーが、サス直付けでなく、FRロアアーム付いている為)

そして、最終ではもう少しFR荷重が欲しい=ストロークをもう少し奥まで使う為に、バンプタッチの位置をもう少し奥に持って行きたい⇒バンプラバーをカットして、その結果をチェック。


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こんな感じで、厚みをフライスで3mmカット(カット後の測定では厚みが10mm→7.5mmに変化)
その後、φ16㎜のエンドミルで+2mm深さで(t=5mm設定)で、外端から6mm、中心に向かって切り込みを4つ(90度回転で切り込んだが、加工時に外れて角度が適当に)

これで、ストロークアップ+バンプタッチ時のショックを低減させる予定だった。


走り始めた直後、2ヘアや最終でちょっとFRから曲がりやすい(インに付きやすい)と感じ、全体的に、曲がりやすくなった気がしたが、サスの動きを見る限り、殆ど変化は無く、ライン取りやスロットルの開け方に違いが有る程度。

また、RRの温間内圧が高かったせいか、RRの接地感が薄く、内圧が2.0を超えるとRRのブレークが早い感じがする。

コースイン直後にフィーリングが良かったのは、走り始めの内圧が高めだったせいかも知れない。(タイヤウォーマーでタイヤは暖まって、内圧も普段よりも高めなので)

全体の印象としては、最終の曲がる感じは出たが、RRのフィーリングが今一つで、余り攻め切れなかった感じで、タイヤ内圧的には、FR185/RR195位がやはり良い気がする(グリップが落ちたUSEDタイヤ比較で、+5~10位?)

あと、やはりRR冷間は、左右差10にしないと、温間が左右で揃わない。
恐らく、グリップが上がってる分、タイヤの発熱量が上がって、差が出やすくなってる。


最終ベストセクター比較。
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サスの動きに大きな違いは無い。


その時の2画面比較
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スロットル操作や、ステアの入れ方が違う

もし曲がりやすいと感じた事が本当だとしたら、それはサスセット(バンプラバーの違い)では無く、進入の走り方の違いから来ている部分が大きかった気がする。
(又は、前回走り終わり(Pinで内圧を170/180にAdj)に対して、内圧が高かった為?)

ただ、ブレーキを強く残した場合は、若干外輪のストロークが増えていた時があり、多少無理が効くようになっていたのかも知れない。
(走り方の違いの可能性の方が大きい)

しかし、全体的にストロークのデータを見る限り、FRサスのMAXストロークは、63㎜程度で止まっている傾向は変わらなかった。
つまり、バンプタッチしていたのでは無く、車体姿勢的に止まったいただけ。

多少曲がりやすく感じたのは、基本的にプラシーボであったと思われる。
(あえて言うなら、内圧が異なり、無意識にライン取りが変化していた?)

したがって、今回のバンプラバーセッティングに関しては、基本的に無意味(なにしろ、形状変更が効果を表すストロークまで使っていないので)だったと思われる。

ただ、実際にバンプタッチするストロークが、ロガー上で何㎜なのかを確認していないので、今度、実際にSPGを外してチェックする予定。

まあ、今回のセッションは、基本的に次のセッションの、RRタイヤ165を入れる前の、ベースフィーリング確認なので、よしとしましょう。

Y1 ALL

Posted at 2022/02/26 13:40:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | S660 | クルマ
2022年02月19日 イイね!

S660 筑波サーキット、コース2000 ファミリー走行11回目 ①

S660 筑波サーキット、コース2000 ファミリー走行11回目 ①昨日、S660で筑波サーキット・コース2000にてテスト走行を行ってきました。

今回の主目的は、先日の走行でテスト出来なかった、RRタイヤに165/55R15を投入する事と、せっかく走るので、前回気になった吸気温度の高さを改善するべく、ICカバー内にフィンを取り付けて変化が出るかを確認して来ました。


タイトル画像がその仕切り板の写真ですが、以前は内側は何も無い空洞でした。

どうも、純正ICカバー改に対して、オリジナルのICカバーを使うと吸気温度が高めになる傾向が有ったのですが、今までの考察として、
①2本ある導風口の内、φ75の方の風量が不足している?
②上記φ75のファンの吸入口の位置の関係で、供給する空気の温度が高い?
等が怪しいと思っていました。

②に関しては、前回の走行から、右フェンダー下の純正エアインレットからダクトをRRフェンダー後方まで伸ばして、出来るだけ外気を、RR側ファン(φ75ダクトのファン)に供給するモデファイを行い、若干効果は有りましたが、これに関しては、純正ICカバー改ダブルファン仕様に関しても効果が見込めるので、根本の問題では有りません。

一番怪しんでいた、①の風速不足(ダクトの取り回しが長く無理があるので)ですが、ダクト出口の風速を測定した所、φ75のダクトの場所によって大きく風速が異なりましたが、概ね、最初の取り廻し(左サイドダクトから、φ75の小型ファンを使って外気をダイレクトに供給していた)と同じ風速が供給されていました。(この場合は、外気を直接ICに当てていたので、当然効率が良いのですが)

したがって、ICカバーに供給されている風量は、純正改ダブルファンと比較して、大差ない事が分かりました。

という事は、後考えられるのは、カバー形状の違いしかない。

純正改ダブルファン仕様は、ICカバー内に合計3本の整流フィンが存在していましたが、オリジナルカバーは何も有りませんでした。

一応、2つのダクトに供給される風量が同じ場合は、均一に風がICに当たる様に確認して形状を作ったのですが、その時はもっと低い風速(風量)で確認していたので、いまの比較的高い風量で確認していませんでした。

それで、今回そのチェックを行った所、かなりICへの風の当たり方に偏りが有り、一か所に風が集中して、逆に殆ど当たっていない所が有る事が分かり、これが原因で冷却効率が悪化しているのではと思い、ICカバー内部にフィンを取り付けて、風が上手くICに当たる様にしました。

完全に均一な当たり方では無いのですが、一番温度が高そうな場所に多めに風を当てて、フィンを付ける前は殆ど風が当たっていなかった所にも風が当たる様にしました。

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タイトル画像の状態と、この画像です。(写真では非常に判り難くてすみません)

二つのダクトを大きく仕切った上で(完全に分離はしていない)、φ100の方は、手前に風が当たる様にラジアル方向に、約90度曲げたフィンを取り付けました。

で、長いウンチクの末の結果は、前回とほぼ同様な気象条件(メータ読み外気温がほぼ同じ)で約2度吸気温度が下がりました。

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画像下部のグラフで、緑が今回のメーター外気温、黄色が前回の気温(表示では12℃)
紫の明るい方が今回の吸気温度、暗い方が前回(表示では70℃と72℃)
水色は同様にGPS車速
共にベストラップ比較です。

したがって、今回のフィン形状がベストとは思いませんが、ダクト位置や形状と、ICカバーの形状や内部構造が非常に重要な事が、良く判りました。

以前、トランクフートの隙間から、ICダクト(通常のロールバーガーガーニッシュからICにφ100のファンを介して風邪を送るダクト)に風を取り込んだ時も、ダクト開口面積がトータルで増えるので、風量が増すと思ったら、乱流になって逆に吸気温度が上がった時が有りました。
その時同様に、空気の流れは、非常に難しいと反省する結果となりました。


長くなったので、RRタイヤ165に関しては後日に詳細はブログをアップ予定ですが、結果からいうと、純正サイズに対して一発で良いとななりません(当然ですね)が、思ったより悪くないという結果になりました。

今回、機器のトラブル?から、ちゃんとデータを取れなかったのですが、セクター3に関して、まだ様子を見ながら走っている割に、それ程悪くないフィーリング&タイムでした。
純正195/45R16では、12秒953が、FRタイヤサイズ165/55R15では13秒169となり、このタイムはまだ様子を見ながら走っているので、195の時よりもまだタイムを詰める余地が有ります。

ロガーデータもまだ細かくチェック出来ていませんが、おおよそ狙い通りの、ロールを抑える方向になっていたと思います。(というか、4輪ともにストロークが増えている?)

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ただ、走行フィーリングは結構異なり、RRの滑り出しは当然早いのですが、恐らく内輪が仕事をしているせいか、コントロール性が良く、RRが滑って向きが変わるのが面白かったです。(カウンター大会にもなってましたが)

ラップタイムは、テストの一環で、今回は全てのファンを停止して走ったので、吸気温度が100度近くまで上がっていたので(ファンのスイッチOFFでは、ファン自体がかなり抵抗になるので、本当は外したかったのですが、時間が無かったので)、1秒ほどダウンしましたが、ロガー上のデータでは、コーナーはそれ程悪く有りませんでした。

ただ、今回GPSが機能しておらず、GPS車速やライン取りが把握出来ていないので、ちょっと正確に判断出来ないので、もしかしたら、来週、追加でテストを行えるかを検討中です。

そういえば、今回初めてトランスポンダーを借りて測定ししたが、P-LAPでの測定よりも、セクター3の計測開始ポイントが早いみたいで、セクター3のタイムはP-LAPの方が約0.1秒遅く、トップスピードの差がセクター3のタイム差に出やすい傾向みたいです。

しかし、やはりストレートは殆ど127㎞台で、なかなかの遅さです。
まあ、ECUはSEEKERですが、マフラーがノーマルなので、殆どパワーアップしてないという事ですね。



Posted at 2022/02/20 04:34:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | S660 | クルマ
2022年02月15日 イイね!

S660 TC2000 最終コーナーでのサスセットを、データロガーを使って考える。(タイトル画像関係無し)

S660 TC2000 最終コーナーでのサスセットを、データロガーを使って考える。(タイトル画像関係無し)
先日の筑波サーキットで、S660にデータロガーと、サスのストロークセンサーを取り付けて走行しました。

ある程度、データをチェック出来て来たので、金曜日の走行にむけて、セッティングを変更する為に、最終コーナーに限ってちょっと考察してみました。

4輪でのデータ解析は初めてなので、この考え方が合っているかは分かりませんが、セッティングは変更してみないと違いは分からないので、当面はトライ&エラーですね。


これが、Y4での、最終コーナー区間のベストタイムのサスの動きです。
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左端に、P-LAPから出力された区間タイムが表示されてます。
このラップは、セクター3が13秒フラットですが、トランスポンダーでの計測ではどの位でしょうか?
ちなみに、中古タイヤのY3の方が、12秒9で速かった・・・。


この画面を見ると、ボトムスピード時のサスストロークが、
FrL=63mm,FrR=14mm
RrL=67mm,RrR=15mm
となっています。

ちなみに、FrLはバンプタッチしていて、これ以上は基本的にストロークしません。

で、この時の各タイヤへのSPG荷重を計算すると(プリロード分を含めて)、
FrL=292kgf,FrR=96kgf
RrL=365kgf,RrR=105kgf
4輪トータル 858kgfとなります。

以前、コーナーウェイトを測定した時の、乗車1Gトータルは、888kgなので、30kg分がFrLバンプラバーに掛かっている荷重になる計算?。
RRサスはまだフルボトムしてないので、これで計算は有ってる筈。

したがって、FrLサスに関しては、7.5㎜ストロークが不足、又はプリロードが足りない状態となります。
(SPGレートが不足しているとも言える)

まあ、バンプラバーも第2のSPGなので、無理にバンプタッチを避ける必要は無いと思いますが、TEINのFRサスは、バンプラバー厚が10㎜で、ただの板状に近い形状なので、バンプタッチ後にサスが殆どストロークしません。

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実際の走ったフィーリング的に、今回の走行は前回よりも、最終コーナーでスロットルオフにしてからステア操作が効かない感じが有ったので、(前回と比較して、RRの車高が下がりスタビが強くなってる)、恐らくバンプタッチ時にFR荷重が不足かつ、ボトムアンダー状態?(サスが棒になって、タイヤがグリップしない)になっている。

今まで、タイヤの内圧を下げた方がフィーリングが良かった原因はこの辺にあったかも。


RRの車高を下げた事は、ブレーキングに対して明らかにメリットが有ったので、セットを戻すよりも、FRのボトム位置を下げた方が良いと考察。

したがって、次回はバンプラバーの形状を変更して、RRの車高を下げた分の4㎜位ストロークを増やせる様にすれば良いのでは無いかと思います。
(ただ、バンプタッチ後のキャパは下がりますが)

ちなみに、走行フィーリング的には、スロットルオフにする前の方が、4輪共にグリップ感が良いので、バンプタッチ後に、内輪が浮いて荷重が抜けてしまっているとも推察。

気を付けなければならないのが、サスストローク=タイヤ荷重ではない事。
極端な話、ものすごく強いアンチロールバーを使えば、実際に内輪が浮いていても、データ上のサスストロークは残っていたりする筈です。


この事から、やはりもう少しロールを抑える事が出来れば、もっと最終コーナーのスピードは上げられる筈なので、今後の方向性は、如何にロールを抑えるかが課題なのではと考察。

今後やりたいことは、
①上方の重量物の軽量化
②ワイドトレッド化(軽自動車規格しばり)
③ロールセンター補正&スタビ強化

といった所でしょうか。

①に関しては、現在作成中のトランクフードに加えて、ハードトップも作る予定。

③に関しては、FRのロールセンターアジャスターを入れる(購入済み)のと、RRのアームを伸ばし(こっちも購入済み)、タイヤ外形を小さくして、サス長を伸ばす事で、アームの角度を補正する事で、どの位変化がでるか・・・?

RRに165を入れる理由の一つがこの②、③の両方でも有るので(タイヤが細い=トレッドを広げてもフェンダー内に収まる+タイヤ外形が小さい=車体姿勢をkeepする為にRRサス長を伸ばす必要が有る=RRアームの角度が補正される)、次回はこれが主目的です。

タイヤが細くなっても、ロールが抑えられて内輪が仕事をすれば、トータルのグリップは上がる筈だという事を、筑波を走る前から考えていたので、1年以上前から考えていて、試してみたかった事が、ようやく出来ます。


Posted at 2022/02/16 04:42:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | S660 | クルマ

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