
愛車R1-R(EN07D,2WD)を手放し、新オーナーさんも程度の良さを喜んでくれ、ユーザー車検も一発通過とのこと。この方も大変なクルマ好きで複数台所有されいているが、今では一番良く乗るのがR1-Rになったとのこと。しっかり可愛がってくれそうで安心しました。
この売却は、妻が2000年式のXV-1.6iLをスバル認定中古車で購入して、「3台在るのは無駄!」とのお達しで売却を決めたものでした。で、仕事での機材運び(ヴィンテージオーディオ製品)は愛車LEGACY-BPEで行っていました。積載スペースとしては十分ですからね。
ところが搬入先に狭い路地が有り、その路地の路面に低い埋込ブロックが在って、バックで進入中に左サイド下部を大きく傷付けてしまいました(泣)。すぐにディーラーで修理をお願いしましたが〇十万円の出費。渋滞もあり込んだ道の輸送では燃費も悪く(5km/Lとか)、高速に乗ってもお高い。やはり趣味車は機材搬入搬出の仕事で使うものではないと実感した訳です。
そこで代わりにステラLS(RN2,D型2011年,4WD)を買いました。仕事車なので条件に合うクルマの中で安さ優先です。搬入搬出先が狭い路地や悪路の先もあり軽自動車で積載量の多い四駆である事、運ぶ機材が半田付けが数百箇もあるヴィンテージオーディオ機器なので堅い振動の無い事、そしてメンテナンスも30年来の付き合いが在り気心の知れた千葉スバルで行える事。この条件から検討しました。
初めに思っていたのはスバル・サンバー・バンですが、これは中古が人気車種でお高い。で、不人気のステラとなった訳です。仕事車なので見た目は割とどうでも良く、下回りの錆や機関の不具合の無い安いステラ。堅めのサスやエンジン高回転振動はヴィンテージオーディオに良く無いので、「カスタム」ではなく「標準」型で回さなくて走れるS/C(スーパーチャージャー)付きの四駆。
ヤフオクで探したら長野と久留米に格安の該当車が1台ずつ出ていました。何れも個人ではなく中古車販売店、修復歴無し・2010年式以降・走行10万km未満、予備車検付き、但し現状販売の無保証です。自分で持って来て軽自動車検査協会で登録してナンバーを付けるので、九州・久留米は流石に遠く、長野の1台にターゲットを絞りました。
ヤフオクで第一交渉権を落札し、電話で相談の上で仮契約し、スピードメーターのLEDランプが切れているとの事ので、走行距離の近い中古スピードメーターを入手し送付、市役所で仮ナンバーを貸し出して貰い、現車確認前夜に新幹線で長野の向かい一泊、朝から現車確認を行いました。
外装の塗装剥がれが多少あり、何故か運転席側ルーフレールに凹みが在ります。また車内も汚れていてシートも汚い。でも下廻りは融雪剤による錆も見られず綺麗で「普通に走れます」との事。このお店は廃車引取り・部品再生・鉄くず販売の会社の中にあり、引き取った廃車を再生してクリーニングせずに販売しているので格安なのです。仕事車なのでそれで十分と判断し契約・支払い。どうせ整備はいつも通り千葉スバルでするのです。溝の無いタイヤは事前連絡でオフロード兼用のA/Tタイヤに交換して貰ってあり、中古のナビとETCも付けて貰ってあります。(時々、スロットルポジションセンサー異常が出るので、ディーラーで交換して貰って下さい。との事で、25,000円の値引きもありました。)即、任意保険の契約も済ませました。
オイル交換だけサービスして貰って自走して千葉まで。整備履歴もなく機関の程度が分からないので、エンジン・CVT・その他に高負荷を掛けない様に高速道は使わずに一般道で帰ります。ルートは、長野県・佐久市ー県道93号→南牧村ー県道45号-国道462号→神流湖ー国道462号→本庄市ー国道17号ー国道16号→千葉の約250km。空いた県道93号の田口峠では攻めはしませんがこのクルマの山坂道走行性能もチェックできます。時間は掛かりますが千葉スバルでの整備に向けた実走データ取得の為にも丁寧に走り込んで帰ります。
S/C付きEN07Xエンジンの印象は「低回転からトルクが有り1000ccクラスのパワー感、ぐっと踏めばそれなりに速い加速。但しS/Cがミャーミャー煩くて心地よいDOHCサウンドを聞くことは出来ない。」でした。足回りはコーナーで不安感の有るロールまではしませんが、柔らかくてふにゃとしています。正直、R1-RやR2-Rの様にドライビングを愉しめるフィールではありません。でも「沢山積んだ積載物にショックをや振動を与えない。」「エンジンの高回転(=エンジン音が大きくなる)を使わず楽に長距離を移動する。」「買い物や送り迎え等に気楽に普段使いする。」仕事車/実用車としては、この方が適切なのでしょう。
途中、峠道の下りのブレーキング時に後輪から異音とショックを感じました。ちょっと怖いので、途中にあった富士スバル富岡店に飛び込んで確認して貰いました。結論は「このクルマはかなり長くサイドブレーキ掛けたまま、まともに走らずに止めていたでしょう。引っ掛かりが有ったので一部を削っておきました。千葉スバルまでは大丈夫なので、着いたらしっかり整備を受けて下さい。」飛び込みに対応して貰えて良かった。費用はリアブレーキ点検・補修で5,000円のみでした。
それ以降は長く退屈な運転でしたが無事千葉に帰着し、そのまま軽自動車検査協会に持ち込んで車検登録を受けナンバーを貰って取付。保険会社に登録ナンバーを伝え、市役所に仮ナンバーを返して250kmの自走陸送が完了しました。アクセル開度を高めた走行をしていないので、まだこのステラLSの本領は体験していませんが、一先ず「格安・現状販売車 引取りの旅」は終了です。
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STELLA | クルマ
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2024/06/23 16:29:37