今日、11月23日は記念すべき日、
現在のメインカー、FDさんに初めて乗った日です。
もう17年も前になります・・・。懐かしいですね。
遠い昔のように感じます。このクルマに出会わなければ、今の私はありません。
久しぶりに振り返ってみます。
時は戦国・・・
まだ、2年オチのスピリットRが300万円台で売られていた頃。
私は新卒1年目、都内のとびきりブラックな企業に就職し半年が過ぎ疲弊しきっていました。早朝から深夜まで働き詰め、平日は家に帰れず職場に泊まる日々で、心身ともに限界を迎えていました。
唯一の楽しみは、仕事の合間に、当時乗ることを夢見たRX7の、リアフェンダーの膨らみや後期型のシルバーの純正アルミホールのスポークの形状を、脳内でイメージして楽しむことでした。
そして11月23日、祝日というのになぜか一人職場にいた私は、発狂しました。勤労感謝の意味をはき違え、自分へのご褒美にR X7が必要だと主張し、王子のサミットで買ったカーセンサー(中古車情報誌)に掲載されていた中古車店に、一人乗り込んだのです。
当時は有名なスポーツカー専門店でした。色とりどりのRX7が並べられ、弱冠22歳の若造には夢のような場所でした。スピリットRは、当時でも貴重で奥の方にしまい込まれていました。
私の来店を、店の人は珍しく思ったのかカモネギと思ったのか、最初は載せないと言っていたスピリットRを、最後には引っ張り出してきて試乗させてくれたのです。
ドキドキ緊張の初試乗でした。
覚えているのは、着座位置が物凄く低い!分厚いドアを閉めた時のガチャリという音。純正マフラー特有のフルルルルーンという排気音です。走行は6000kmで新車の香りが十分残っていました。あと、天気が良く暑くてエアコンを入れたこと、同乗してくれた店員さんが若い方だったことも覚えています。
すっかり有頂天になり、脳内お花畑状態となった私は、店に戻るやいないや、試乗した黒スピリットRの購入を宣言するのでした。当時、金融知識ゼロであったため、74回分割、年利10%超という怒髪天な極悪フルローンを、なんの抵抗もなく組むのでした。そしてそれは、私が資本主義経済の奴隷となり、また債務返済地獄生活の幕開けともなる記念すべき瞬間でもあったのでした。
つづく・・・かも
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Posted at
2021/11/23 19:10:49