立山！(修行編) 2011年4月30日

GW立山２日目。

写真は午前５時ごろ撮った雷鳥荘のフロント前。
午前５時は出発の準備をする山屋さんたちの時間です。

この日は上級者グループに別れて
アイゼン、ピッケルを使って登る予定。

昨晩、一緒に飲んでて思ったのだが、
上級に参加してる人達って毎週登ってる、スーパーサイヤ人みたいな人たち、、。
着いて行けるかかなり心配。

僕たちは８時に出発。
ということで、それまでの間に朝風呂行ってきま～す。



で、朝風呂、朝メシを済ませて、８時。
いよいよ出発。
 
４月末だというのに、この日は雪。
しかも風もかなり吹いてます。
 
１時間半ほど登ったところで、稜線に出ます。
ここでアイゼン装着。
 
今シーズン好日山荘で買ったマイ・アイゼン。
ケースから出したらまだ値札が付いてました(^_^;)

これって、リアル冬山登山？
 
風がメチャクチャ強いですが、、
それでも楽しそうに登るスーパーサイヤ人達。

僕はせいぜいクリリンレベル。


風が吹くと左側にぶっ倒されそうになります。
リアル「孤高の人」？
 

風が強いのでピークまでは行かず、
適当なところでDropすることに。
 

視界が悪くて斜面の変化、うねりが見えない上に、
吹き溜まったところとカリカリのところがあってかなり手強い斜面。
 

大分降りてきて風も弱まり緊張感も薄らいで、
奥に見える大日岳を見ながら談笑。
 

まだ１１時すぎ、
もう一本、何処を登るかを相談していると。
遠くで雷が、、、。

あわてて雷鳥荘に戻ります。
 

雷鳥荘下のテン場（テントを張っても良い指定場所）。
 
先々週はテントの数はメチャクチャ少なかったですが、
この週は例年通りという感じ。

そして雨も降ってきたのでこの日は終了。


帰路、雷雨の中を30分かかってびしょ濡れになりながら、
室堂ターミナルまで歩いてくると、、
 
この日は落雷で扇沢側のロープウェイが止まり、
積雪で富山側のバスがトラブルで１時間ほど立ち往生したため、
室堂ターミナルが大混乱。

4時間かかって、
標高2452mの室堂からバスで下り、ようやくケーブルカー駅(美女平977m)に到着。
 

さらに標高を落して来て立山駅周辺（480m）は山桜が残る春の気候です。
 

雪と氷と岩の世界から人間の住む温もりの世界に降りてきた感じ。
下のほうも雨が降った後らしく、暖かく湿った夕暮れ時の空気が冷えた身体に心地良かったです。
 

今回の立山は天候が悪かったですが、これも立山らしくて修行になりました。

（おしまい）


（追記）
「立山！(極楽編) 2011年4月16日 http://cvw.jp/o8Kxu」もUpしました。