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特急にちりんのブログ一覧

2019年06月09日 イイね!

【千葉】公立美術館巡り+家系ラーメン訪問

【千葉】公立美術館巡り+家系ラーメン訪問関東も梅雨っぽい天気になってきましたが、今日は千葉市内で見たい美術展がありましたので、団地の集会が終わった後、出掛けました。

見たい美術展とは、以下の2つです。
①「富取風堂―洗練の素朴―」‥‥開催;千葉県立美術館
②[CHITABASHI(ちたばし)」美術館」‥‥開催;千葉市美術館

いずれも日本画です。
富取風堂なる画家は、千葉県立美術館のHPを見るまでは知りませんでしたが、当方にとっては未知の作風であり、興味を惹きました。
千葉市美術館板橋区立美術館は、当方にとっては、首都圏公立美術館で日本画に力を入れている、私にとってはありがたい存在です。無料の駐車場もあり、ドライブでよく寄らせてもらっているところです。
板橋区立美術館は現在改装中ということもあり、公立で日本画に力を入れている同類の千葉市美術館でジョイント展覧会となったのではないかと推察しています。

まず、千葉県立美術館へ行きました。
実は、こちらは初めてです。洋画、特に千葉県出身の浅井忠に注力しているのは知っていましたが、当方は和風志向でこれまで方向が合いませんでしたが、今回、和風の開催となり、ようやく訪問となったところです。

千葉港近くにあり、千葉そごう前の混雑を抜けて、辿り着きました。
平屋の美術館です。


正門の案内です。


ちなみに、駐車場は無料ですが、日本画ファンは案外に多いのか、千葉県以外のナンバーもちらほら、私が帰る時は、駐車場の待ち行列が出来ていました。

この方の絵は、鯛を例にとると、こんな作風です。
こちらは「漁港の朝」という絵で、今回の展覧会で展示されています(画像ファイルはネットから拝借させていただきました。他も同様です)。


鯛が描かれていますが、もう一点。


魚の日本画は、時代が大きく変わらなくても、画家により大分異なる、花鳥画よりも画家間のギャップは大きいという印象を受けます。

日本画の魚画家としては、大野麥風(ばくふう)(1888-1976)が第一人者でしょう。洋画から日本画に転じ、完成させた『大日本魚類画集』は東京駅のステーションギャラリーで展覧会があり盛況でしたが、写真とは異なる魚の暖かいイメージに感動しました。
この方の鯛は、こんな感じです。


江戸時代に遡ると、広重はこんな感じでした。


写実的と言われている若冲はというと、

といった感じで、魚については江戸自体はやや怪物的なイメージに捉えられているような印象を受けました。

割と現代に近い方では、山口蓬春では、以下の通りです。


鯛ではありませんが、悲運の画家、田中一村では以下が有名です。ブダイですね。


最後に大野麥風で、私の好きなホウボウ、富取風堂は当人が好きだった「スズキ」をアップして、お魚シリーズはお終いとします。
<ホウボウ>

<スズキ>


富取風堂は、日本の原風景を描いた川合玉堂とも異なる洋画の作風も取り入れたということになるのでしょうか?


初めて見ましたが、新手な日本画家ということで新鮮でした。

さて、美術館を出たところでお腹が空いたので、前から気になっていた千葉市内No.1の家系ラーメン、杉田家に行ってみることにしました。
14時半頃に着きましたが、駐車場が狭く、30分近く入るのに待ちました。さすが、人気店です。隣のローソンに停めてしまうモラルの低い人に対して強い警告の張り紙が幾つかありました。
チャーシュー麺で、青菜、のりをトッピングしました。

写真が手ぶれしてしまいました。
横浜ラーメンは「家」によっていろいろと違うようですが、ここのはスープがはっきりしているのでしょうか、最後にお酢で割って呑むととても美味しかったです。尤も、当方、先日の人間ドックで腎機能にアラームサインが立っており、今後は、こういう刺激的フーズとはご縁がなくなりそうです。

ということで、食べ納めが終わり、千葉市美術館に向かいました。
千葉市美術館も今までは千葉市中央区役所と同居していましたが、近くにある別の広大な公共+商業施設「きぼーる」なるところに転居、空いたフロアに美術館を拡充するとかで、近々リフォームに入るとか。

きぼーるへの区役所転居は、商業姿勢撤退の穴埋めを市自ら行うパターンではなさそうですが、一方で、首都圏の市立美術館では有数の規模になるような気がします。リニューアル費用を賄うため、利用料金等が上がらないか、心配になりました。

ここは地下駐車場があり、Graさんも鎮座していただきました。料金はさすが公立、シニアに優しい無料です。


酒井抱一以降の琳派の流れ、南蘋画の岡本秋暉、南蘋画に洋画の手法を取り入れた秋田蘭画の第一人者、小田野直武の作品等も展示されており、日本画ファンの私には愉しい企画でした。




両美術館のいい所取りになっている感じもあり、前述した通り、千葉市美術館もリニューアル工事(2020.1~6末)が予定されていることから、工事休館前に当美術館のコレクションを観ておきたいという方は6/23まで行かれるとよろしいかと思います。

ということでした。

最後まで、お付き合いいただき、ありがとうございました。
Posted at 2019/06/09 23:53:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 美術鑑賞 | 趣味

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