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2008年10月09日 イイね!

カーフィルムの法律運用とは(2) ガラス・建装時報に掲載

カーフィルムの法律運用とは(2) ガラス・建装時報に掲載JCAA 
国交省係官招き勉強会
自動車フィルム需要喚起

 日本自動車用フィルム施工店会(JCAA、青木克眞会長)は9月30日、自動車フィルムの需要喚起をテーマにした勉強会を東京都千代田区の衆議院第一議員会館で開催。全国の
各支部代表、フィルムメーカー三社が出席しフリーディスカッションの形式で行った。主テーマは、自動車フィルムの機能を高めた遮熱透明フィルムの登場によって、運転席、助手席ドアガラスの可視光線透過率70%をクリアしながら、需要家の要望にどう応えるか。来賓にJCAAの活動を支援するやまぎわ大志郎衆議院議員、国土交通省直接管轄の山田了自動車交通安全技術企画課企画係長、自動車検査を直接担当する自動車検査法人の千葉美紀業務部業務課業務課長補佐を招いた。

 今回の勉強会は、昨年8月31日の開催に続くもの。前回より研修内容を深めようと、各支部代表から活発な意見が出た。
 参加した自動車フィルムメーカーは住友スリーエム、リンテック、アイケーシー。日本ウィンドウ・フィルム工業会の植木愛明事務局長も加わった。主要議題を話し合う前に自動車フィルムについての地区状況報告、当面する課題の情報交換を行った(別号に掲載)。
 現在自動車フィルム業界が抱えているフロントガラスと運転席側、助手席側のドアガラスの可視光線透過率70%問題についての意見交換には やまぎわ議員、山田国土交通省係長、自動車検査法人の千葉課長補佐も参加した。

 京都の井上和也氏はトヨタの商業用高級車(ACR30型エスティマ)の左右のドアガラスと三角ガラスの可視光線透過率測定結果を紹介した。その測定値(2004年8月31日、京都陸運局)は、左ドアガラスが69.6%、右ドアガラスが68.6%といずれも70.0%をクリアしていなかった(ガラス単体のみで測定)。左三角ガラス72.1%、右三角ガラスは71.7%だった。2006年7月の測定は、(H15年マツダMPV)フィルム貼付状態で66.7%、はがした状態の1回目計測値が69.2%、2回目が69.4%とそれぞれ数値が異なっていた。陸運局の測定に問題があるのか、自動車ガラスそのものが最初から70%をクリアしていない現実を指摘した。
 これに対し、国土交通省と自動車検査担当官は「測定器については、指定された検査器を使うことになっているが、車検の場合、民間の修理工場で計測するケースもあり、審査によって誤差が生じる場合もある。そこで当局としては誤解を与えないよう検査方法を統一、徹底させていきたい」と語った。
 安全を第一とする透過率70%確保に対し、次の意見も注目される。フロントガラスを含めて、ドアガラス(強化ガラス)は万が一衝突事故に遭遇した場合、ガラス破片が飛び散り、目を失明する恐れがある。これを防ぐには、ドアガラスに飛散防止効果の高いフィルムを貼ること勧める。
 防犯という面から、建築用フィルムでも採用されている2百マイクロメートル以上の「厚いフィルムを勧めるべき」という意見も出た。健康面から、女性は紫外線に弱いので、ドアガラスに紫外線カット機能を持つフィルムを勧めるのも一つの方法との提案があった。

 可視光線透過率70%クリアと関連して、既にJCAAが原案を作成した「カーフィルム保安基準適合証明書」の発行は重要な提案となっている。透過率70%規制で、陸運局が計測値を出す以前に、ドアガラスにフィルムを貼付する前の可視光線透過率70%の数値と、フィルムを貼付した後の数値をJCAA会員自らが自主的に記入し、消費者の信頼を得ようというもの。
 この証明書の記載内容は①フィルムを施工した車種②フロントガラス、左右フロントドアガラスの可視光線透過率(フィルム施工前と施工後)③使用したフィルムのメーカー名、ブランド名④フィルムの可視光線透過率⑤IR(赤外線)カット率⑥測定者の氏名と技能士番号。
 使用する測定器は3年に一度、日本ウィンドウ・フィルム工業会の測定検査を受ける事を義務付ける。施工したフィルムは乾いた状態で測定する。証明書は車の持ち主、証明書発行店、JCAAがそれぞれ一部ずつ、10年間保管する。車の持ち主は証明書を携帯し、車検や交通審査などで求められた時は速やかに提示するとしている。
 最近の自動車ガラスに使用されるガラスは、ガラス自体の可視光線透過率が70%ぎりぎりというのが増えており、この種のドアガラスには色ものあるいは透明断熱フィルムははることができない(可視光線透過率70%をクリアできないため)。そのため可視光線透過率80%程度のガラスに対して、高い遮蔽性を持ちながら透明性に富んだフィルムをメーカー各社が開発するようになった。
 その第一弾は、住友スリーエムが7月に発売した自動車ガラス用透明断熱フィルム「スコッチティントオートフィルムピュアカット89」。可視光線透過率89%を満足し、赤外線を67%カットする。このフィルムだと、ガラスに少し色がついていても、70%の透過率は確保できるという。同類のフィルムは他のメーカーも開発しているので今後に期待できる。


以上、ガラス建装時報(japan grass news)2008年10月5日号より
関連情報URL : http://www.b-pacs.com
Posted at 2008/10/09 18:48:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | ウィンドウフィルム | 日記
2008年10月04日 イイね!

カーフィルムの法律運用とは(1) 国土交通省、現職議員をまじえて勉強会

 平成20年9月30日 衆議院第一議員会館(第2会議室)

▽出席者
・自民党
 山際大志朗氏(衆議院議員)、鬼頭氏(政策秘書)
・国土交通省
 山田係長(自動車交通局技術安全部技術企画課)
 千葉課長補佐(自動車検査独立行政法人本部業務課)
・ウィンドウフィルム工業会、フィルム/ガラスメーカー
 植木氏(事務局)、福島氏(日本パーツ)
 鳥養氏(住友スリーエム)、内海氏(リンテック)、浜氏(アイケーシー)
・JCAA/日本自動車フィルム施行店協会
 青木氏(会長)、伊藤氏(関東支部長)、内田氏(中部支部長)、兼原氏(関西支部長)
 佐々木氏、鳴海氏、阿部氏、井上(本人)
・報道
 鈴木氏(日刊自動車新聞社)、三橋氏(ジェムコ/カーディテイリングニュース)
 前田氏(時報社/ガラス建装時報)
▽すれ違った人(議員会館にて)
・坂口 力氏(元厚生労働大臣)、小池百合子氏(元環境、防衛大臣)





 ちょうど13ヶ月ぶり、再び衆議院議員会館にやってきた。
前回と同様、カーフィルムの可視光線透過率を定めた道路運送車両法29条に対して、各省庁で法律の運用差が生じたり、関係メーカー業者でも方針がまちまちであったり、市場が混乱している現状を少しでも官(政府)に理解してもらう為に、我々自動車ウィンドウフィルム関連事業者が、その合法性や安全性について少しでも理解を深めて貰おうと勉強会を開催した。

 詳細に関しては、また別の機会にレポートするが、今回は非常に内容深く関係各所に伝わったように思う。自身にとっても、4年前に自社ユーザーの車両が陸運局のフィルム測定検査で落検した際に、ガラスのみの状態で測定しても落検するという、極めて疑わしい測定器の精度に疑問を持ち、この問題に本気で取り組む活動を始めて以来、やっと巡ってきた発言権の大きなチャンスなのである。

 政治家、関係省庁の役人、メーカー、報道、すべて一堂に会して同じ話しを一回で済むわけだから、こんな機会は逃せない。しかも議員会館の会議室という、この上無い環境であったので、思いのたけをほぼぶつける事ができた。



関連情報URL : http://www.b-pacs.com
Posted at 2008/10/04 16:09:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | ウィンドウフィルム | 日記
2007年09月21日 イイね!

衆議院議員会館へ

衆議院議員会館へ先日、国会議事堂ウラにある衆議院議員会館へ足を運んだ。

勿論、ここに来る事自体初めての経験である。

今回の主な目的は国土交通省に要望書を提出するための準備として、
応援頂ける自民党のY代議士及びその政策秘書の方との面談である。

私はウィンドウフィルム工業会・日本自動車フィルム施工店会JCAAの関西支部として参加をした。

A会長の司会進行で始まった会議の席上には、
フィルムメーカー、全国各地のJCAA代表、ウィンドウフィルム工業会役員らが並び、
Y議員を取り囲んで始まった。

しかしこの日は参議院選終了後の第2次安部内閣発足直後という状況で、
自民党全体がバタバタと慌ただしく動いている中、
Y議員も非常にタイトスケジュールの中で時間を割いて出席してくれているので、
そのミーティングに許された時間は非常に限られていた。

自分自身、折角ここまで来て、まさか発言出来無いなんて事自体、
絶対に許されないので、A会長の話しの落ち着くタイミングを見計らい、
Y議員へ目線を合わせ口火を切った。

この数年間、国土交通省、独立行政法人(陸運局)、自動車メーカー、
ガラスメーカーに対し行ってきた調査経緯について簡略した内容ではあるが、
一気に述べた。

この内容に関しては、Y議員もK政策秘書も十分納得して頂き、
ある程度のレベルでは国政に反映されるべきものと感触を掴めた。


ただ、この程度のレベルで国政にどの程度影響を与えるのか疑問ではあるが…

この日は、生涯で記憶に残る日の一つになった。





Posted at 2007/09/21 20:49:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | ウィンドウフィルム | 日記
2007年07月05日 イイね!

透明断熱フィルムは、車検に通る

最近、透明断熱フィルムが車検に対応しているのか?

本当に大丈夫なのか?

店のホームページへの問い合わせ急増している。


これは使用するフィルム素材・車種によっても変わる事もあるのだが、自社では、ほぼ合格させている。


今更ながらご存知の方も多いと思うが、

前席ガラスにフィルムを貼り付けた場合には、安全視界確保の為に可視光線透過率が70%を超えなければならない。


と、道路運送車輌法で決められている。




自分がこの"みんカラ”でレガシィを取り上げる事が多いので、


過去に測定したレガシィ(全てBP)の一部を写真掲載してみよう。



以前自分が乗っていた 2003年式 A型レガシィ3.0R


運転席ドアガラスの可視光線測定
『可視光線透過率 75.2%』   合格
『使用フィルム  FGR-300』


フロントガラスの可視光線測定
『可視光線透過率 78.0%』   合格
『使用フィルム  IR25HD』(FGR300の姉妹品)




現在自身使用中の 2006年式 D型レガシィspecB


運転席ドアガラスの可視光線測定
『可視光線透過率 73.0%』   合格
『使用フィルム  FGR-300』


フロントガラスの可視光線測定
『可視光線透過率 76.4%』   合格
『使用フィルム  FGR-300スーパーフラット改』






某ユーザー様から入庫預かりした 2007年式 E型レガシィ3.0R


運転席ドアガラスの可視光線測定
『可視光線透過率 72.2%』   合格
『使用フィルム  FGR-300』



以上の測定には、以下の違いはある。


・測定時期の違い

・測定環境の違い

・測定器の種類の違い

・フィルム素材の違い(製造時期も含む)

・ガラスの種類・品番の違い



にも関わらず、測定した3台全てのレガシィは、合格している。






車内空間の中で、快適性が最優先されるエリアは、フロント周り~(運転席、助手席、フロントガラス)を含めて、、 一番長くクルマに接する場所~

実は、 それは、ドライバー席なのだ。 

 
そのドライバー席(助手席含む)に降り注ぐ、強烈な紫外線と赤外線に対して最も有効な防御手段を合法性、安全性から考えると、、


フロントガラスと前席サイドガラスをフィルムで守るという事になる。


ただし、フィルムの視認性に少しでも問題があれば、安全レベルは不合格になってしまう。



自動車用の透明断熱フィルムは、過去数社から幾つもの製品が発売され、ほぼ全ての製品を試験採用してきた。 


その実績に基づいた合格レベルの基準は、



1.最高の可視光線透過率(85~86%)
(この値が低い場合、ガラスに施工した合算での可視光線透過率が車検をパスできない。)


2.視界の歪み率を限りなくゼロに近づけた。
(常時ドライバーの運転視界に影響されるフロントガラスに使用する製品には、通常フィルム以上の製法レベルが要求されます。従来品では、視界の揺らぎが発生し運転に支障を来たす可能性がある。)


3.最高の赤外線吸収能力を保持する。
(同様に赤外線防御力を有するメタライズ系フィルムは、電波障害の原因になる為、ETC、GPS、ビーコン、レーダー探知機、TVアンテナ、リモコン等の車両搭載品に影響が出やすくなる。電波障害にならない素材の中で、最も高性能な”ITO”を使用した製品である事が重要。)


4.フィルム素材としての基本性能が高い。(ハードコート、粘着剤、セパレーター等の基本構成部の製品品質が優れている。
また加熱成型性にも優れている事が、3D曲面になったフロントガラスへの対応能力の高さとなる。)



以上これらの条件を、十分満たすものとしている。



私自身も、数年前から自己所有のクルマに関しては、全てフロント3面を施工した状態で使用している。


真冬を除く、春夏秋の3シーズンの快適性は、一度体験すると、


貼ってないクルマに戻るのが嫌になるくらい、絶対的必要性を強く感じる製品である。



関連情報URL : http://www.b-pacs.com
Posted at 2007/07/05 14:17:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | ウィンドウフィルム | 日記
2007年03月01日 イイね!

久々の現場(建築フィルム編)

アサヒビール大山崎山荘美術館施設内にある温室の屋根。



なんとこの屋根全て、総計72枚のガラスが張ってある。

こんなのにフィルムをそのまま貼ったら…なんて作業は絶対にムリ!

そんな訳で先日現場の職人さんが、すべて取り外してくれたガラスをウチまで運ぶために引取に行ったのだが、運び方が悪かったせいで まず最初の2枚が割れ…

汚れ落としの作業中、またガラスが2枚…

と、ドンドンと予想外の経費が出ていく。

非常にリスキーな業務を請け負ってしまったのだが、それ以降肝心のフィルム施工作業はスタッフに任せ、なんとか無事に全てのガラスを貼り終えた。

そして納品は超慎重に運び、超慎重ドライブで、無事に元の屋根に帰っていった。



んで、最終の依頼作業は、現場施工で高さ2.7メートルの窓ガラス4枚。



うーん(・-・)、久々の現場だった。

関連情報URL : http://www.b-pacs.com
Posted at 2007/03/03 02:05:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | ウィンドウフィルム | 日記

プロフィール

1992年、京都で創業開始した某店のCEO。 防犯設備士資格者でもある。 1級小型船舶操縦士でもあったりするが、もし航海なんかに出たら間違いなく遭難するだろ...
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