
HirotaEngineering様のダイナパック2000を用いた計測結果、1週間で私にシェア頂きました。お忙しい中ありがとうございます。
YouTubeやみんカラでの計測結果公表はもう少し先になりそうです。ここで前回のブログで取り上げなかった、以下①計測について②作業等について③解説等についての3点を紹介します。
①非常に高い計測精度
ヒロタ様の計測方法はJIS規格に基づいた方法でエンジン出力試験を行っており、一般的な自動車用品販売店のパワーチェックとは違います。
各回転数(1200回転から400回転毎最高回転付近まで)においてアクセル全開の状態で、エンジンの回転数が定常状態を作り出し、そのトルクを計測するという内容です。
そして得られた数値をインマニ温度、試験時の大気圧、更に変速装置、車軸等の損失分を補正し、エンジン単体のパワーとトルクを求めていきます。
文系の私には、トルクからパワーを求める数式みても理解不能ではありますが、沢山補正を行い高精度で計測していることは十分理解できました。
②安全に最大限配慮した作業
ヒロタ様の個人ガレージにて行う訳ですが、とにかく安全第一、それでも万一が起こった際の対処法、責任の所在について等、開始前のブリーフィングで細かく説明頂きました。緊張感ある中でも、安心して愛車を委ねる事ができました。
③素人にもわかりやすい解説
YouTubeで計測方法の解説動画がアップされていますが、実際に使用する機械、器具、それらを使ってどのように作業を行い、エンジン出力を求めるのか、作業を行いながら丁寧に教えてくださりました。
以上の作業を行って、エンジン単体の出力を計測するわけです。
そして、これ程高度な作業を行っていながら、ヒロタ様ご自身の研鑽の為という事で、一切作業代金を受け取らないそうです。
そしてパワーチェックの予約は3月の週末まで埋まっているそうですが、今後も活動は継続されるとの事です。
計測ができるクルマは、なるべくMT車が良いそうです。CVTのようなギア比が常に変化するクルマは定常状態を作り出せないのでNG。
愛車エンジンの健康状態を見極め、今後のモディファイ計画等に非常に有効だと考えます。計測を希望される場合は、ぜひHirotaEngineering様に連絡してみてください。
Posted at 2025/01/15 05:37:27 | |
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