
シャトルを購入して、約2ヶ月になるが、
夏場なので、エアコン使用は当然です。
自宅に帰宅して、ボンネットを開くと、
室内から、エアコンのコンプレッサーまで
露がうっている。
エアコンの室内の温度を下げた後の
L側(戻り)配管です。
H側配管は、手で触ると「熱い」状態です。
L側(戻り)配管は、冷たくて露がついています。
家庭用エアコンの、室内機と室外機の間の2本の配管は、
すべて断熱チューブでカバーされてます。
なぜ、メーカー(HONDA含め、ほとんどのメーカー)は、断熱しないのか???
たいへん疑問が発生しました。
で、インターネットで、検索すると、、、
いろいろな、理由やら、それでよいとか、戻り配管だけ断熱するのが正しいとか、
いろいろな説が掲載されていました。
「みんカラ」でも、肯定派の意見、否定的な意見、いろいろです、、、。
当方も、家庭のエアコンと同様に、なんらかの断熱をしたほうが、
シャトルのエアコンの効率があがり、燃費向上に寄与すると思いました。
したがって、どの程度、断熱したらよいか回答を得るため、実験をすることにしました。
まず、現状把握をしました。
(当方、エアコンのプロではありませんので、間違っていましたら、ご勘弁を、、、)
室内側で、熱をうばいガス化した、L側(戻り)配管です。
L側(戻り)配管は、露が、いっぱいついています。
このあと、コンプレッサーで圧縮されて、H側(液化)を通り、室内で熱を奪い
ガス化されるのが、エアコンの理論的しくみと思っています。
とにかく、2枚の露のついた、L側(戻り)配管の写真です。
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実験に際し、正確なデータを得るために、検討しました。
その結果、前車(オデッセイ)に取付けていた、室内温度と室外温度を同時に
わかる電子温度計を使用することにしました。
この温度計は、乾電池式のため、配線不要です。
室外温度計用の温度センサーを、シャトルのエアコンの吹き出し口に
セットすれば、ディジタル表示で正確に把握することができます。
その写真です。
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電子温度計の写真です。
左側は、室内温度で、今回は右側の「室外温度」が、吹き出し口の測定温度になります。
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まず、断熱チューブを用意する必要があります。
8/9 (日)に、シャトルの、エアコン配管のL側(戻り)用の、太い配管断熱チューブを購入しました。
イナバ製の、断熱チューブの他、テープなども用意しました。
材料費
・イナバ 断熱チューブ(2m) = 約400円
・イナバ 断熱テープ(以前に購入) = 0円
・ナイロン結束バンド = 約200円
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合計 約600円
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①8/16(日)に、シャトルの標準のまま(断熱なし)で、どの程度の吹き出し温度かを測定しました。
(手動1段送風で、吹き出し温度 8.6℃ でした)
次に、断熱作業の途中だったのですが、
②8/17(月)に、約 21% 断熱実施しまた。その時の測定結果は以下のとおり。
(手動1段送風で、吹き出し温度 7.4℃~高速6.9~6.4℃)
その日は、孫をつれてドライブしたため、帰りは高速道路を使用した結果
6.9℃~6.4℃まで、変化したことを確認しました。
一般国道は、7.4℃ ぐらいでした。
その時の施工写真です。
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③8/19(水)に、エアコン配管のL側(戻り)用の断熱をほとんど実施しました。
約 86% 断熱実施での測定結果、(手動1段送風で、吹き出し温度 7.4℃)でした。
その時の施工写真です。
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たくさん断熱しましたが、②8/17(月)に、約 21% 断熱実施と変わりません。
インターネットでも、L側(戻り)配管を断熱しても、温度が下がりすぎると、圧縮した
液化した温度も下がり、効果がないと、、、。
その論理を思い出しました。
8/17(月)に、約 21% 断熱の、高速ではあるが、6.4℃まで下がった結果に
近づけるために、ほとんど断熱したチューブを、少しづつ、外していくことにしました。
④8/19(水)に、約 60% 断熱に減らして、測定した結果
(手動1段送風で、吹き出し温度 7.4℃)でした。
その時の写真です。
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まだ、ほとんど変化しないので、更に断熱チューブを撤去することにしました。
⑤8/19(水)に、約 30% 断熱実施で測定した結果
(手動1段送風で、吹き出し温度 7.2℃)でした。
その時の写真です。
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以上の実験の結果、約 30% 断熱した実験が一番、シャトルのアエコンの吹き出し口から
「7.2℃」と低い温度で吹き出しすことがわかりました。
とりあえず、この状態で、当面、運用したいと思います。
まだ、この状態で高速道路も走っていないため、電子温度計とセンターは
このままとし、今後、一番よい断熱方法を実験を通して確認していきたいと思います。
インターネットでも、エアコン配管のL側(戻り)用の断熱の他、
H側(液化)の熱い配管にも、断熱したほうがよいとの、コメントもあります。
後日、更に効率がよい方法を発見した場合、更新したいと思います。
(天候や、外気温度、エアコンの使用法など、条件では、この通りでないと思います)
たいへん長いプログを、最後まで閲覧して頂き、ありがとうございました。
※この記事を見て施工される方は、自己責任でお願いします。
当方、責任は負えませんので、あしからず!!!
(難燃性でないため、火災の危険性かるかも???)
また、今回の実験結果を簡単にまとめた、シャトルの「パーツ」も、ご覧ください!!!