車検前作業②：ワイパーゴム交換

６月の車検に向けて順次消耗品の交換を進めています。先日雨の日に乗った際、ワイパーゴムが限界だったので交換しました。はじめはコストコで安く売っているミシュランのワイパーブレードを買って交換しようと思ったのですが、何故か適合表に載っていなかったので、慎重を期して、今回はゴムだけ交換することにしました。

センターディスプレーからワイパーサービスポジションのアイコンを押して、ワイパーを起こせる作業ポジションに持ってきます。ワイパーアームの先端のボタンを押しながらワーパーブレードをアームから抜きます。これが思いのほか硬くて苦労しました。

ブレードを外したアームの先端を見てみると、なんとウォッシャー液を吹き出すノズルがついています。このノズルをブレード側の穴に嵌め込む構造になっていました。最近のV60はボンネット上のノズルからウォッシャー液が噴射されるのではなく、ウォッシャー液がワイパーアームからブレードに流れ、ワイパーゴムがウインドウに接するところにジワっと出るようになっているようです。そのため、ブレードの中にウォッシャー液を通すパイプが組み込まれた専用品しか使えません。ミシュランのブレードの適合表にZB型のV60が載っていない理由がわかりました。

後で調べてみると、V60に適合するボルボ純正ワイパーブレードは品番31693568で、ネットショップでも2万円もします。幸いゴムだけの交換はできそうなので、当面はゴム交換で凌ぐことにします。

ワイパーブレード先端のプラスチックのキャップの溝の中にある出っ張りを小さいマイナスドライバーで押しながら引き抜くと何とか外れました。

ゴムは特に固定されておらず、引っ張るとスルスル抜けます。新しいガラコの替えゴムの長さを合わせてカット（ちなみに運転席側が60cm、助手席側が50cmです）し、ブレードに差し込んでいきます。奥まで差し込んだらプラスチックのキャップを被せて完了です。

２本ともゴムを差し替えたら、元のようにアームに差し込んで終了です。
それにしても、汎用のブレードが使えず、２万円もする純正品しか使えないのはショックです。確かにウォッシャー液がワーパーブレードからジワっと出てきて飛び散らないのは高級感があって良いのですが、些か凝り過ぎな気がします。いずれブレードが寿命を迎えたときには大きな出費を覚悟しなくてはなりません。