北海道ツーリングも道内4日目になる。疲れが出てくるころだから気を引き締めて行こう!。
本日は知床峠や野付半島を経由して阿寒湖温泉に向かう。
網走市>R244>斜里町>R334>知床ウトロ>R334>知床峠
>R334>知床羅臼>R335>標津町>R244>野付半島往復
>R272>中標津町>DD13号>標茶町>R243>弟子屈町>R241>阿寒湖温泉泊。
好天の予報だったので、問題ないと思って出発したのだが・・・。
朝陽が照りつける網走を出発。網走市内を抜けると道東らしい快走路だ。濤沸湖や小清水原生花園を横目にひたすら知床を目指す。斜里町からはR334へ。この辺りからウトロまではさほど広くない道が続くが快走路であることに変わりない。
オシンコシンの滝には午前9時ごろに到着。小休止で見学だ。北海道TVが流れ落ちる滝のようすをカメラに収めていた。
ここを出たら一気に知床峠を目指す。ウトロを過ぎると道は登り勾配、少し走ったところで先行の車が不自然に路肩に停車している。徐行で通過しようとすると、道路端にエゾシカがいるではないか。こちらも停車してスマホを取り出した。だんかいさん も撮影中。ヒグマでなかってよかった。(笑)
ここで後続車の何台かに抜かれたので、先行車との車間をとるためにスピードを抑えて走る。やはり知床峠への道は先行車の動きにとらわれることなく、景色を楽しみながら走りたい。ハンドルを切るたびに見え隠れする羅臼岳の頂上を眺めながら大自然の中を峠にあるPA目指す。何度走っても快適、快走だ。今日のように好天の中を登っていく知床は北海道ツーリングに来てよかったと実感する一瞬である。とりわけ天気の良い今日は、羅臼岳も頂上までしっかり姿を見せている。このような羅臼岳の姿に、いつでも出会えるとは限らない。
そして知床峠PAに到着。
駐車場入り口にある知床峠の石碑前で撮影会。意外と皆は気がつかない撮影スポットだ。
羅臼岳はクッキリ見えたが、遠く北方領土には雲がかかっており遠望がきかない。なにからなにまでパーフェクトに達成してしまうと次回への課題、宿題がない。だんかいさん 次に知床にお越しになる時は北方領土が見えますように・・・。
さわやかな風が吹く知床PAを後に羅臼側に降りていく、ウトロからの登りと比較すると、羅臼方面への下りは旋回半径の小さなカーブが多く、またヘアピンカーブのように回り込みがきついカーブもある。その旨、無線機で だんかいさん に送信して伝える。(今回は走行中の連絡用に2台の無線機を装備し、必要に応じて交信をしながら走行している)
羅臼が近づいてくると、硫黄の匂いがする。そうあの火山から発する硫黄の匂いだ。この付近には自然のなかに露天温泉もある。今日は先を急ぐので温泉はパス。峠から降りて羅臼に出ると目前に根室海峡が・・・。
道なりに標津町を目指すが、睡魔が呼びかけてくる。眠気取り休憩をお願いして自販機前で小休止。セブンから降りた だんかいさん 歩いて海岸まで行って、羅臼昆布を干している方と言葉を交わしていたようだ。
出発して標津町からR244へ入る。そろそろ昼食場所を考える時間になってきた。道路わきに「いくら丼の武田・あと4km?」と看板出現。無線機で昼食場所にどうかと打診。だんかいさん も快諾。
標津町役場付近にある「武田」を目指す。目的地付近でガスチャージ、このGSでも店員さんがセブンに興味を示す。お茶目でボーイッシュな店員さん、もしかしたらおどけて だんかいさん のカメラに写り込んだかも・・・。旅先でのひとコマである。GS出発時も皆で愛想よく送り出してくれた。有り難う!。
「武田」はこのGSのすぐ近く。
昼食は名物○○○丼・・・、名前を失念。解説するならば海鮮丼の類で、イクラ&ホタテ貝柱&鮭&鮭節(鰹節のような製法で作る)の4色の食材が寿司飯の上にのっている。これと地元の野付湾で白い三角帆の打瀬船(うたせぶね)を使って獲る北海シマエビ(茹でたもの)をいただいた。美味かった、ごちそうさま。
食事後、満足げに店を出た我々を襲ったのは、予期せぬ空模様の悪化であった。
スマホで雨雲をチェックすると、途切れ途切れではあるが道東方面に移動してきている。最近よくいう大気の状態が不安定というやつだろうか。
とりあえず予定通り、野付半島を目指す。日本最大の砂嘴、トドワラの荒涼とした景色、今まで行ったことのない野付半島、往復すれば40kmほどになるだろうか。
R244を少し走ると、野付半島へは左折の標識。交通量は少ないが道路そのものは快走路とまでは行かない。半島先端まで信号ゼロ、ノンストップでアッという間にトドワラPAに到着。しかし、このPAからの景色はたいしたことはない。それより半島に入り6~7kmほど走ったところ右側にある駐車場(駐車スペース少なくトイレなし)からは近くの対岸にトドマツが立ち枯れたようすがよく見える。おすすめ撮影ポイントだ。
先端にあるPAから引き返す途中で雨がパラパラと降ってきた。いつ本降りになるか心配しながら走るのもストレスなので、我車を雨仕様に換装した。
R244からR272を中標津町までは22km、セブンを進める。幌をかけると雨はすぐに止んだが、その後も時折小雨が落ちてくる。暫くは幌がとれない、中標津町からの右折はカーブするようにDD13へ、ここで道道に入るまでの号線表示はわかりにくい。ここからDD13で標茶町虹別まで23km。
このあたりになると陽が差している。コンビニでのトイレ休憩時に幌を外そうとするとまた小雨が・・・、陽が差して小雨が降っている「狐の嫁入り」。臆病者の私は幌を掛けなおし、ドアのみを取り外すことにした。
ドアなしにすると閉塞感と室内の温度上昇は劇的に改善する。よしよし・・・、とコンビニをスタートする。
虹別からはミルクロード(R272)と分かれ、来た道なりに直進R243へ。弟子屈の摩周温泉までは20kmの距離。
弟子屈町にある道の駅・摩周温泉の手前を左折しR241に入る。時間がおしているので道の駅は素通りして40km先の阿寒湖温泉を目指す。このあたりから阿寒湖方面の空を見ると非常に明るく、空から落ちてくるものを心配する必要はなくなった。
さあ、これから阿寒横断道路、先行車がなければセブンらしい走りを楽しめる道路だが、バスなども多く旋回半径が小さいカーブも多い、先行車があればスピードが上がらない。しかも追い越し禁止+覆面パト多しという道路条件。私のようなドン亀ドライバーなら全く問題ないが、だんかいさんには阿寒横断道路はストレス街道だったかもしれない。お許しあれ。
しかし、飛ばせないと言っても摩周温泉の外れから阿寒湖温泉まで40kmの距離に信号はたった1箇所のみ、我車のスピードメータが50km/hを指していればそのまま減速することなく、常時定速で走ることができる。文字通り1時間で50km走れてしまう道路環境だ。アッという間に阿寒湖温泉に到着。
今日の宿は、阿寒湖温泉にいくつかの旅館を開業している大手の旅館&ホテルだ。
宿に着くと、セブンをホテル前の駐車場に停められるように配慮してくれた。有り難い。
ここ3日間、まずまずの天候だったが、明日は雨の予報が出ている。昨年みたいに夜間駐車中に幌からの雨漏れによって室内に水が浸入しては困るので、屋根にブルーシートをかけた。走行時の雨対策、エアークリーナーは済ませてきたが、念のためボンネットのルーバーにもガムテープを貼ることにした。
夜間&明日の雨対策も万全。
系列旅館である 鶴雅 の巨大温泉へ行った後は夕食。何十種類もあるバイキングが美味しかったのでつい食べ過ぎた。私、貧乏人の性である。だんかいさんに笑われた。
そうそう、ホテル到着後にチョットしたサプライズがあった。
チェックインの後、セブンの雨支度に駐車場に行くと、目の前をセブンが通り過ぎで行くではないか。阿寒湖の海岸側に入っていったセブンを追いかけ、声をかけた。こちらもセブン2台で来ていると告げると彼も驚いて、我々の車が停まっているホテル駐車場までセブンを移動した。函館からとくにあてもなく、あちらこちらを回っているそうだ。ひとしきりセブン談義をした後、彼は白糠の恋問海岸を目指すと言って走り去った。
車種はニアセブンとか、エンジンはトヨタ製とのこと。いろんな個体があるものだ。
夕食後は泊まったホテルの温泉にも入った。こじんまりしているが、源泉100%かけ流しの本格的なものだ。
明日は雨!。この時期の北海道は雨が多いと理解している。覚悟を決めて布団に入った。
お休みなさ~い。
本日の走行距離:302km

NHK高橋美鈴アナウンサー。以前は全国ネットのニュースを読んでいた。
NHKニュース、朝の顔だった。もう、何年前になるのだろう…。

知床はオシンコシンの滝。R334のスグ脇にある。
滝を流れ落ちた水は国道の下を流れ、オホーツク海にそそぐのであろう?。

よく見るとエゾシカが・・・。ヒグマでなくてよかった。(笑)

知床峠にて。涼しい~。

後ろは羅臼岳。今日は頂上まで見える。ラッキー!。

標津町の「武田」で昼食。4色海鮮丼と勝手に命名。

野付半島のトドワラ。

函館から阿寒湖温泉にやってきたセブン。

阿寒湖畔のホテル、自室から阿寒湖を望む。
2隻ある遊覧船のうち、どっちだったか…。あれが「ましゅう丸」とだんかいさんが教えてくれた。