
本日のコースは日本海沿いに北上するオロロンラインだ。
小樽駅前>R5>銭函>R337>花畔>R231>浜益>R231>留萌>R232>小平鰊番屋
>R232>天塩町>DD106>稚内坂ノ下>DD254>ノシャップ岬>稚内市冨士見 泊
小樽の朝だ、空模様に心配はない。
今年、名称を変更したばかりの駅前にあるホテルを午前8時頃に出発。
小樽運河と並行する>R5へ右折する。
左手に日本海が見え隠れするR5の流れはスムーズ、しかし今日は月曜日、通勤の車が目立つ、60km/hで走る車は皆無…。北海道の制限速度は何km/hだっけ?。
銭函から>R337へ左折、2車線道路たが道幅は広く、3車線とることも可能。歩行者を見かけることがまれな歩道も7~8mある余裕の道幅…。
花畔インターから>R232へ左折、徐々に車も信号も少なくなる、快走路だ。石狩川にかかる鉄橋通過、強風が吹くことが多い石狩河口橋だが、今日はやさしい風。
道路左側に見える海岸線も北海道らしい雄大な景色になってきた。
浜益でガスチャージ(9時45分頃)の後、再スタートする、あと少し走れば雄冬岬だ。
徳名希望さんが教えてくれた天海珈琲や神威という地名もこのあたりにあったような…。
このルートもトンネルが増えた。トンネルの補修工事も多かった。
雄冬岬到着、青い海、青い空が心地よい、旅人らしくロールバーにホクレン旗を取り付けてみた。
道内から旅行中の年輩の方にシャッターを押してもらった。大学時代は京都の同志社で過ごされたそうだ。
名酒 国稀の里、増毛町はバイパスで町内をパスする。
アッという間に留萌だ。国道は町の中心部を通らない、不充分な道路標識の頃は何度かミスコースをしたが、今はわかりやすい標識で迷いはない。2回左折して>R232へ入る。
左側に大海原、右側に小高い山を見て、しばらく走れば道の駅・おびら鰊番屋に到着。
ランチタイムだ。私のオーダーはにしん丼、甘辛く煮つけた鰊に数の子がたっぷり、ひかえ目にかけられた出汁がほど良い。美味い、良心的な価格設定だ。
食事後、だんかいさんが京都宇治から来たライダー君をナンパして連れて来た。彼とはこの後も何度か出会うことになる。
午後の部スタートだ。
引き続き>R232を北上し、稚内を目指す。
苫前(とままえ)から羽幌(はぼろ)、そして初山別(しょさんべつ)と難読地名を通過していくと睡魔が襲う。道の駅・☆ロマン街道しょさんべつに隣接するみさき台公園で小休止。
道内から来た我々と同年代のキャンパーお二方と言葉を交わす。なんでもこのあたりの星空は素晴らしいとのこと。シャッターを押してもらった だんかいさん とツーショットである。
遠別町の次は天塩町、道の駅・てしお でトイレ休憩。ここから稚内まで約90分間トイレは見当たらない。
さあいよいよ今日のハイライト、稚内天塩線、いわゆる日本海オロロンラインだ。
右手には果てしなく続くサロベツ原野、左手には利尻水道をはさんで利尻島、利尻富士を臨む。超快走区間は、覆面パトカーのホームグランドだ。
ここに入る手前の道路工事、今どきめずらしく100mほど荒れたダートを走らされる。こんなところでオイルパンをヒットしてリタイアなんて笑い話しにもならない。路面を選び超低速走行で切り抜ける2台だ。
工事区間解放後は快走、ほどなくオトンルイ?(という名称だったと思う)の風力発電風車が見えてくる。十数機の風車がまわる、北海道の情報誌に必ず登場する場所だ。
パーキングに着くと、あちらこちらで言葉を交わした方々と再会。おびら鰊番屋で一緒だった宇治のライダー君もやって来て、なんだか皆が友達みたいに盛り上がる。
パーキングは我々が後発でスタートを切る。
ここから人工物のない道を走る、そして走る、原野と海の間をひたすら走り、稚内を目指す。夜は照明灯もなくまっ暗になるのだろう。
北海道の道を走っていると、先行車もない、後続車もないという場面にたびたび遭遇する、このオロロンラインもそんな道だ。
遠くの海岸線に町らしい景色が見えてくるとそこは日本最北の地、稚内だ。
稚内の近くでは海沿いのDD254を走りノシャップ岬見物だ。ここはノシャップ岬(野寒布岬)、根室にある日本最東端の地はノサップ岬(納沙布岬)。
降車して観光だ。ここでもどこかで会った人?と撮影会。
暫しの時間、見学したあとはもう少し足を延ばしてガスチャージ、GSの進入時は車道と歩道の段差が大きいところがあるので低速にてアクセスすることが必須。冬期の積雪と関係があるとのこと。
GSからは来た道を引き返し、今夜の宿「和風ペンション富士門」へ、オープンして16年経つが手入れが行き届き、新築同様のコンディションを維持しているのは、女将さんとそのお姉さん。我々を気さくにもてなしてくれる。私が北海道で最もお気に入りの宿だ。
利尻富士の見える露天風呂に入り、最北の海の幸を美味しくいただいた。
明日の天候はいかに?。
お休みなさ~い!。
本日の走行距離: 341Km

雄冬岬にて、この後ロールバーに青いホクレン旗を取り付けて走ることに。

おびら鰊番屋から海を臨む。空が青い。

おびら鰊番屋の新調看板。

おびら鰊番屋のパーキングにて。

初山別のみさき公園にて。青空が気持ちよい!。

オトンルイの発電風車。右は利尻水道、左はサロベツ原野。

利尻富士が見える。バックミラーには・・・。

果てしなく続くサロベツ原野。

ノシャップ岬パーキング。稚内漁協の漁船か・・・。

ノシャップ岬のモニュメントをバックに。