私が乗り継いだ3台の右ハンドルMT車、アウディRS4、ポルシェ911カレラ4S、アウディR8のMT操作の楽しさについて報告いたします。
(はじめに)MTの楽しさは
「、クラッチを切って、手応えを感じながらギアを入れる→クラッチのミートポイントを探りながらクラッチをつなぐ」、単純だが人間くさいこの動作が
、「俺が車を操ってるだ!」という喜びを感じさせてくれんだと思います。
自分も試乗車も含めいろんなMT車に乗りましたが、MT車なら、なんでも楽しいかというと、そうでもないような気がします。
そこで、自分が楽しいと感じる感触を、以下の評価項目にまとめ、私が乗ってきた3台の4WDの愛車について評価してみたいと思います。
シフトフィール:節度ある感触、そしてギアが入る瞬間、すっと引き込まれるのが好みです。擬音で表現すれば「カツンカツン」「コクンコクン」といった感じで、この「ン」の音が、まさにスッとギアが吸い込まれた感触を示しています。
たまにギアが入ったのか入りきれてないのかわからないMT車があります。こういうフィールは気持ちよくないです。擬音で表現すれば「グニュグニュ」といった感じで「ン」を感じることができません。気持ちの良くないシフトフィールなら、MTの楽しさは半減します。
ブリッピング:小さく素早いアクセル操作に、確実に反応するエンジンレスポンスが好みです。
H&T:最適なペダル配置で、操作しやすいのが好みです。
まずは、アウディRS4です。
今のAUDI車は、外観も乗り味も近代的でクールな印象です。これに反して、このRS4はすでに絶版車ですがMTのみの設定で、AUDIとして乗り味も含めて「最後の無骨な車」です。自分をMT好きにした思い出深い1台です。
シフトフィール:「スコンスコン」といった感じで気持ちの良いシフトフィールです。
ブリッピング:通常時はエンジンレスポンスは文句なしですが、小さく素早いアクセル操作に反応しない場合があります。このことが、さらにH&Tを難しくしています。
H&T:とても良いペダルの位置関係なんですが、アクセルペダルの高さが2cmほど低いため、自分にはH&Tがやりづらかったです。
つぎに、現在も乗っている911カレラ4Sです。
シフトフィール:「コクンコクン」とややショートストロークで気持ち良いシフトフィールです。欠点は、低速での1速、2速のギアチェンジが入りにくいことです。例えば、交差点でゆっくり歩行者の動きを見ながら、左折しながらのギアチェンジなどでは、ギアが入りにくくて苦労します。
ブリッピング:小さく素早いアクセル操作にも、敏感に反応します。自分の911には、よりエンジンレスポンスを高める「スポーツクロノパッケージ」を付けてませんが、全く不自由しません。
H&T::ペダル配置を完璧にするためか、ややフットレストは小さめです。H&Tのやりやすさに関して、911は完璧だと感じています。
そして最後は、現行アウディで唯一MT設定のあるR8です。
シフトフィール:ギアチェンジのたびに金属のシフトゲートに「カチンカチン」とあたり、実に気持ちがよいです。ギアの入りやすさも3台の中で一番です。
ブリッピング:RS4と違って、空ぶかしには、とてもよく反応します。
ただ、RS4や911は、、自分の理想のクラッチのミートポイントでギアがつながるんですが、R8はクラッチペダルをより多く開いた(フロアからより離れた)ポイントでつながります。そのためアクセルペダルとクラッチペダルがうまくシンクロできず、ブリッピングが難しいです。慣れれば、何とかなりそうですが・・。
H&T::アクセルペダルの右側:フロントタイヤのでっぱりが大きく、ななめに踵を置けずH&Tは不可能です。かなり、これは残念でした。
総括:パナメーラ、カイエンも含め、全車種にMTの設定があるポルシェは、ペダル配置を含め、MT操作の楽しさでは、完璧に近いものと思われます。
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R8 | クルマ
Posted at
2012/03/12 14:41:12