ハイッ!こなさん、みんばんわ。
天気のイイ連休のスタートで、行楽にはもってこいですなぁ・・・。
しかしワシは何処にも行かず、届いた部品を組み立てて、ハンドルを温めて過ごした今日一日でした。
このブログで取付けの顛末を書きますが、暇なのでダラダラと綴っていきます。もしかしたら、どなたかの参考になる記述もあれば幸いですので・・・。
(おっと、最初に言っておくべきでした。Kサン、その節はお世話になりました。無事、取り付け&動作確認ができましたぞよ。うーん、じんわりと暖かくなる感触がイイですなぁ。早く、寒~い寒~い冬が来ないかなーっ、と阿保なことを言いながら御礼とさせて下さい。)
まずはこの動画をご覧あれ。貴兄もきっと、欲しくなりますぞー!!
では、時系列で手配~取付完了までを振り返ってみます。
2018/4/14
プチCodingオフを開催。遠路はるばる来られたKサン号にステアリングヒーターのCodingを実施して、無事、動作が確認できました。後日談ですが、大変、役に立ったとの事。めでたし、めでたし。
歓談中、M-spoステアリングには標準でヒーターが内蔵されているってことを聞きまして、必要な部品はスイッチと穴あき下側コラムカバーの2点のみとの事。KサンはDにて取り寄せて2万円チョイだったそうです。冬の信州へ帰省するシーンが頭をよぎり、「こりゃ、あったら快適じゃね?・・・」と思い始めたのが運の尽き。
2018/4/17
Kサンから部品番号を教えて頂き、さっそくネットサーチ開始。スイッチ単品だけとか、カバーだけとか見つけましたが、合わせて買って送料入れるとDの値段と変わらない。これじゃ面白くないってんで、更に深堀する事数時間・・・。
見つけました!中古ですがスイッチ+カバーのセット+送料で1万円チョイ。型番に間違いがないか再確認後、ポチッ!!!
配送元はイギリスから。国際貨物でトラッキングもバッチリでした。
2018/4/19
イギリスから出荷を確認。
2018/4/22
税関通過を確認
2018/4/24
わが家へ配達(を確認www)
ポチッてからわずか1週間で手元に届くとは、いやはや、世界も近くなったもんだ。
さっそく開梱。たいそうな梱包でもなく、ラップにくるまれた黒い物体。
「ふむふむ、写真通りだわい。傷もないし・・・」
ホッとしたところで嫌ぁ~な予感。
「んっ!?、配線コードが見当たらんのだが・・・」
あちゃー!やっちまったな。ケーブル無しの出品物だったのだ。確かに写真の画像にはケーブルは無かったもんね。
まぁ、仕方なしとして、昔取った杵柄で自作することにしました。
2018/4/25
コネクタ形状を写真に撮って、隣町のパーツ屋へ。ネットで調べたらわざわざ秋葉原へ行くまでもなく、電子工作用の部品屋が府中にあるとのこと。アキバへの往復電車賃だって1200円以上かかるんで、これはラッキー。
そそくさと入店すると、店番のオカンが「詳しい者が今、おらんけど・・・」。
ワシ:「だぁーいじょうぶ、勝手に探しますから」
こういう手の店は過去にも何度か訪れているので勝手は知ったもの。要は、散らかった(失礼)パーツ棚をごそごそ引っ掻き回して目的の部品を探すだけなのだ。
物色すること30分。全部品代1000円でなんとか類似品と端子付きケーブルを入手。
早速、自宅で加工に取り掛かったが・・・。
「ピッチが合わん!!!」 Σ(゚д゚lll)ガーン
オリジナルは4mmピッチに対して、購入品は5.08mm(2.54x2mm)ピッチと微妙なずれのせいで嵌りませんぞー。
2018/4/26
夕方、夏タイヤへ履き替える予約をしていた最寄りのDへ行き、交換作業中に営業の方へ現物持参で直談判を実施。曰く「どこかに取り外したのがあれば、お渡しできるんですが時間が必要です。入手次第、ご連絡します。」とのこと。
潔くお願いして、タイヤを履き替えて帰宅しました。ハンドルの重さが、19inchタイヤ以上に感じましたなぁ・・・。
2018/4/30
待望のDから架電。「なんとか見つかりました。ただ、ケーブルが短くなっていまして・・・。それでも良ければお待ちしています」
ヨシヨシ、コネクタさえあれば、配線延長なんてお茶の子さいさい♪
早速立ち寄り、コレを頂戴しました。確かにチト短い。
早速加工に入り、少々、子汚いですがこんなのを作りました。(熱収縮チューブを買う時間も惜しかったのでね・・・)
*********************************
さーて、準備万端。早速クルマへ実装です。
今回はハンドルを外さなくても良いのでお気楽です。
徐に内貼りはがしをコラムカバーの上側の隙間にこんな感じでブッ挿して、グイッと抉るとパカッと取れます。
次に下側は手で引き下げると簡単に外れます。
FOBの電池切れ時にエンジンを始動するためのコイルアンテナが下側に付いていますので、手で外します。
こんな感じです。
カバーを新旧で比較してみると、形状は同じですが、購入品には変なビロビロが付いています。
(独)lenksäulen spaltabdeckung unten
(英)steering column gap cover below
いらないので外そうとしましたが、こんな割りピン2か所で頑固についていたので外すのに難儀を・・・。
ついでに内臓物も外そうと四苦八苦した結果がコレ。シンプルかつ堅牢に出来ていて、感心しました。
臓物は写真赤丸6カ所の嵌め込み式ですが、取り付けは一瞬、外すのは数分かかるというよく考えられた立派な構造です。
あと、スイッチの孔ですが、一発型抜き構造になっています。最初から穴開きにしておいて、盲板で塞いでおいてくれたらもっと安上がりだったのになー。コストダウンを狙ったんでしょう、こんな所でも・・・。製造業のお手本ですな。
さて、部品の解説はこの位にしておいて、作業継続です。
ビロビロを外したカバーにスイッチを嵌め込んで、反対側のコネクタをハンドルの裏側、ステアリング・コラム・スイッチ・センター(SZL)のA83*5Bに差し込みます。自作コネクタなので極性ピンが無い為、挿す方向を間違えないように気を使いましたが、純正だったら大丈夫でしょう。
コイルアンテナを元に戻したら、ステアリングに嵌め込みます、バチンッ!とね。
次に上側をバチンッ!と嵌めたら、「ハイッ!美味しく焼けましたぁーっ!」
*********************************
で、ハード関係はここまでで、次にCodingです。
まずはVOにオプション248を追加。やり方はshawnsheridan氏のコレを参考にしてね。
(下記リンクをクリックして、#2のShawn氏のポスト内リンクを押すと、pdfがダウンロードされます。)
How to change FA in F-series car
普通は対象のモジュールを“Code”で初期化するんですが、そうすると今までのCoding結果がリセットされてしまいます。
打ち直しも面倒なので、必要ヶ所だけ変更するワザがありますので、今回はそれを使いましょう。
TokenMaster氏作成の便利ツール、“NCD/CAFD Tool”を使って、追加オプションに必要なCodingモジュールとパラメータを見つけ出します。
NCD/CAFD Toolを実行させ、
左メニューのSVT-CAFDタブを押します。
右上のフォルダアイコンを押して、予めE-sysからセーブしておいたSVTファイルを選択します。
TargetとActualがありますが、大差ないのでTargetを選択。
次に左上のMain Seriesで車種を選択。F30系ですね。
そしてBuild Levelを選択。これはI-STEPの年月を入れればイイです。私は2013年10月製造なので、直前の2013JULYを選択。
すると画面左側にずらーっとオプションコードの一覧が出てきますので、今回は“248 Steering Wheel Heating”のチェックボックスに☑を入れて、一番下の“Calculate”を押すと・・・、
右のウィンドウにCoding対象のモジュールとパラメータが表示されます。
「フムフム、FEM_BODYの4か所を変更ね!」
で、その通りに変更してしまうと大変なことになります。ハイビームアシスタント(HBA)が機能しなくなりますぞ!!
理由は簡単。変更パラメータにステアリングコラムスイッチセンター(SZL)のパートがあるので、折角、HBAを後付したのに、ステアリングヒーターだけの設定になってしまい、HBAがキャンセルされてしまいます。
(注:既にVOでHBAのオプション、5ACを追加されていれば、Codeでリセットしても大丈夫です)
なので、パラメータの“LIN_VARIANTE_SZL”だけは変更せず。
結果、私の最終設定はこうなりました。
CODDT_BYTE_00_SZL_LIN = LHZ_aktiv
LIN_VARIANTE_LRE = lre_tlc_lhz
LIN_VARIANTE_SZL = szl_aic_4Band_fla
LRE_Verbaut = active
ハイ、これにて全作業が終了です。
*********************************
さーてお待ちかね、動作確認ですが・・・。
結論から言いますと、何故だか判りませんがCoding直後では機能しません。ボタンを押してもLEDの点灯もなし。
このあいだのCodingオフでKサンにCodingした時も、直後は機能しませんでした。
又、海外forumでもこんな記載がありました。
“Possibly. you have to leave the car for 2-3 hours until it works after the coding. ”
これらの経験があったので、あわてず騒がず一旦、車両をロックして自宅で待機です。(つっても作業は自宅マンションの駐車場で行ったので、すぐ戻って録画ビデオ見てましたがね。)
夕方くらいに再度の確認。お見事!無事に機能しました。
(交通安全のお守りが現実感を漂わせています・・・。)
スイッチオンの直後から、じ~んわりとハンドルが温まってくるのが実感できました。この季節でこの体感ですから、冬場は更に温もり感が得られるんではないでしょうか?
意外?だったのが、KOMBIにこの逆さクラゲの表示が出てきません。
HU_NBTとKOMBIもCodeするって海外フォーラムに書いてあった気がするんでそのせいかな?でもNCD/CAFD Toolじゃ出てこなかったしなぁ・・・。YouTube見ても2013年の動画はボタンしか映していません。
KOMBI表示が出てくるのは2015年辺りだし。
2017年なんて、ステアリングに付いてるし、オマケに外気温に合わせて自動で動作してしまうという、ナントモ・・・。
きっとI-STEP変更で追加されたんでしょうってことにしておきます。まぁ、次回、ついでのCoding時に確認してみましょうか。
*********************************
【総費用】
Ebay支払い=7,873円
国際貨物送料=3,736円
自作部品代=939円
Dから頂いたコネクタ類=0円
合計=12,548円也
【おまけ】
NCD/CAFD Toolを眺めていたら、ヒーター持続時間の設定ができるみたいです。
デフォルトは15分ですが、こんなバリエーションがありましたぞ。
モジュール:FEM_BODY
パラメータ:NACHLAUFZEIT_LENKRADHEIZUNG(RUN-ON TIME STEERING WHEEL HEATING)
Comment = After KL. 15, the functional State of the steering wheel heater maintained this time
Default = 15_min = 01
OPTIONS
0_min = 00
15_min = 01
24_hours = 02
always = 03
Kさん、嬉しいからって間違ってもalwaysなんかに設定して、低温火傷やバッテリー上がりなんぞにならないようにしてくださいネッ!!
では。
イイね!0件
![]() |
BMW 3シリーズグランツーリスモ BMW 320i GT M-sportに乗っています。 <SPEC> Model de ... |
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!