お盆も最後の16日、一日かけてAHLの換装が終了しました。
2年越しの悲願達成です!!うーん、感無量・・・。

停車時に、ステアリングを左右にきると、ヘッドライトが追従してグリグリと動いてくれます。
走行時のGF-HBAの変化が更にスバラシイ効果なんですが、ワシのF34にはドラレコがついてないので、お見せできないのが残念至極です。
しかし、AHLやGF-HBAはすごく便利ですね。特にGF-HBAなんか、例の感度変更との相乗効果で、市街地でも高速道路でもHBになりっぱなし。対向車からのパッシング攻撃もなく、光軸も適正になっているんでしょう。
又、フォグライトを点灯させると、ロービーム右側が中央部に寄ってきます。フォグでサイドが明るくなったので、中央重視に切り替わるんでしょうな。
さて、肝心の換装作業ですが、朝9:30から夕方18:30までと、丸1日かかっちまいました。
予行演習を何回も行っていたおかげで、取り外しは非常にスムーズにできたのですが・・・
やはり、不測の事態は起こるものです。
後学の為、その顛末を共有しましょう。
① まずは工場へ頭から突っ込みます。


② 光軸合わせ用の板を前方、数メータに置き、ロービームを照射。ライトのスイッチは必ず一番右にして。カッティングラインに沿って、テープでマーキングします。

③ 若干、右側が高くセッティングされてますね。
④ あとは予行演習通り、バンパー外しーの、ウォッシャーパイプを外しーのであっという間にこの状態。
⑤ いよいよライトの外しにかかりますが、これも手慣れた?もので、あっという間にこの通り。

⑥ ここからが、初体験、まずはライト系の部品取り外しです。
⑦ これが取り外して流用する部品群。写真上左から、キセノンランプ、バラスト、イカリング用LEDx2個、ウィンカー球、AHL用TMSドライバー(これは事前に購入しておきます)

⑧ ねじ止めは全て、T20トルクスのタッピングネジです。一度緩めたら、精密ドライバーの2.9m/mでくるくる回すと取り外しが早いです。

⑨ ちょっとコツがいるのがキセノンバルブの取り外し。抑えてあるスプリング兼用の細い針金を、押しながら左へずらす必要があります。


⑩ あと、AHL用TMSドライバーですが、外観はノーマルと全く同じですけど、基板の部品をよーく見ると、AHLにはICが1個、増えてます。赤丸が従来、青丸がAHL用。見分け方は上に書いてある表示の違いです。想像ですが左右回転用SMのドライバーが追加されてるんでしょう。


⑪ イカリング用LED2個は3ピンのコネクタで繋がっています。ここに耐熱セロファンでも張り付ければ、イカリングの色が変更できそうですが、それは又いつの日にか・・・。

⑫ で、外したパーツをAHL用ヘッドライトに移植します。レンズ面にキズが付かないようにタオルを敷いて作業しましょう。
⑬ 全部付けたら車体に仮止めして、点灯確認をします。光軸調整のエラーが出ますが気にしない。ここで確認しておかないと、取り付け後に再バラしなんて、まっぴら御免の介ですからね。結果は無事、点灯しました。
⑭ ここまでできたところで12:00となりましたが、気が逸るので昼食抜きで続行です。
⑮ さて、ここから車両へ取り付けとなるんですが、やはりここが一番、時間を要します。
⑯ 上側2本のネジで仮止めし、コネクタを挿します。次に下側2本も仮止めします。下側は例のヘンな形のナットですが、奥側は狭くて手が届きません。
⑰ おまけにソケットレンチのハンドルが長くて、狭いボンネット内では上手く回らないと来た!
⑱ 経験上ですが、T型ソケットハンドルをお勧めします。これ一本ではるかに作業時間が短縮できます。
⑲ それから肝心なのが取り付け位置。最後にバンパーとねじ止めするんですが、上部の位置が車両のバンパー取り付けネジの位置と水平になるようにしないと、バンパーが浮いてしまう可能性があります。
⑳ 又、サイドのチリ合わせもここでしておかないと、あとでエライ目にあいます。
㉑なんとか左右に位置決めをしながら脱着を繰り返して、取り付け終了が15:00くらい。「まぁ、あとはCodingだけだから楽勝かな?」なーんてお気楽に考えてたとこに落とし穴が・・・
㉒PCをつないでE-sysを立ち上げていざ、Connectionを押したのですが、“Connection via VIN”がグレーアウトして、”No ZGW available“!?
㉓「えーっ!?マジかよぅ・・・」聴牌ってたし、体力も消耗しかけてた矢先にこれですから、もぅガックシ。再接続したり、ISTA-Dにしてみたり、しまいにゃケーブルのコネクタまで見たりと、まぁ、パニクってましたわ、お恥ずかしい・・・。
㉔結局、ネットで検索してShawn氏が“車両をロックして15分ほど待ってから再開してみ”と書いてあったので、暫しの休憩となりました。
㉕念のため、30分のインターバルを取って、再度接続してみると・・・。うん、今度は繋がりました。めでたしめでたし。 (^▽^)/
ボンネットを開けっぱなしで半日以上経過してたので、Gateway moduleも異常を感じて通信遮断でもしたんでしょうな。
㉖Codingの手順は極めて簡単。VOにS524を追加、FEMとKAFASをCodeでイニシャライズ。その後Rheingoldでヘッドライトドライバーの学習をさせれば完了。
㉗おっと、肝心なことを忘れてました。光軸調整です。冒頭、取り付け前の光軸をテープで貼っておいたので、そこに合わせます。上下と左右の位置合わせはライト上部の白い部品にマイナスドライバーを突っ込んで廻します。

㉘また、ハイビームにすると中央にダークゾーンができるので、ここも見ながら調整します。
㉙バンパーを取り付けて、全てのネジを締めなおし、18:30に作業完了。はい、お疲れ様でした。
おまけ
その1)iDriveの取扱説明書アニメーションにも、AHLが追加されました。GF-HBAには触れられていませんが、寧ろ、そっちの方が便利機能なんですがね。

その2)バンパーのキドニーグリル内側センターに、脱着式のバンパーサポートがあります。バンパー外したらコレを下に引き抜いて、上から再装着。バンパーを取り付けたら、キドニーグリルの隙間から指を入れて、これを最下部まで押し下げてください。



その3)Rheingoldのコンポーネント制御メニューから、ライトの上下左右動作を個別にテストすることができます。これやると、「あー、AHL機能が付いたんだなー」と実感できますぜ。

その4)F34発売当初の2013年当時、AHLはオプション仕様でした。お値段は84,000円なり。今回、ワシの出費は約60,000円でした。苦労のわりに差額は少なかったんですが、大変、満足しております。でも、今度、箱替えするときは、可能な限りオプションはつけたほうがイイですな。

では。
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CY2019 | クルマ
Posted at
2019/08/18 08:33:48