前回「その②」の異音対策後、結構な距離を走ったりしましたがやっぱり気になる異音「ポツッ」音は聞こえてきます。
やっぱり異音の発生源をちゃんと突き止めないとダメですね。でも簡単に分からないのが異音ですね。
幸いなことに、ドアを閉めてドア内装を手前に引き寄せれば停車中でも「ポツッ」音を発生させることができるので、今回は車外から「ポツッ」音を聞いてみることにしました。
フロントドアのBピラーカバーに耳を付けて異音を聞いてみると今までの「ポツッ」音が「カツッ」というか「カンッ」という感じの金属的な音に聞こえてきました。
何度もこの金属音を聞いているうちに、FドアのBピラーと金属のBピラーカバーが擦れて異音を発生させているような気がしてきました。
ということで、FドアのBピラーカバーを外すことにします。(FドアBピラーカバーを外すだけならドア内装は外す必要はありませんが、後々の作業を考えてドア内装を外した後、作業しました。)
ドアガラスランを引っ張り出します。
トルクスねじ(T20)が2カ所ありますので外します。
このねじを外す時は、この場所を塞いだ方がいいです。私はねじを外した時にこの隙間にネジを落としてしまい、ネジ救出に死ぬほど余計な手間を発生させてしまいました。
FドアBピラーカバーを①方向に5mmほど押し下げます。Bピラーカバーの最上部が外れたら②の方向に少しずらします。
この状態になったらキズを付けたりしないように、慎重に③の方向へ持ち上げます。(というか引っこ抜きます)
FドアBピラーカバーが外れました。とりあえず金属が擦れそうなところにtesaテープを貼ってみます。
FドアBピラー部にトルクスねじの台座が2カ所あります。これも爪で固定してあるだけなのでtesaテープを貼ってみました。
この状態で一旦ドア内装を戻してドアを閉めて異音を発生させてみましたら、やっぱり「カツッ」という金属的な異音が聞こえてきました。
どうやらFドアの金属Bピラーカバーは異音とは無関係だったようです…。
次にドアをじっくりを観察します。FドアのBピラーあたりは鉄板が溶接させているのに気づきました。試しに外側に鉄板と内側の鉄板の隙間に小さく切ったクリアファイルを突っ込んでみて異音の様子を見てみました。
あれ?異音が発生しません!念のためこの辺りをこんな感じに力を加えてみたところ今度は「カツッ」音が発生しました。
ようやく異音の発生源にたどり着いたようです。このあたりの外側と内側の鉄板の溶接が甘かったみたいです。でも溶接された鉄板の隙間はフエルトを入れることはできませんし、潤滑剤(場合によっては接着剤)を流し込むことも難しそうです。
しばらく考えて「どうせカバーで見えないところだから、多少手荒な方法でもいいかな」という結論に至ったのでこの辺を木槌でぶったたいてやることにしました。ちょっと鉄板が凹みましたが見えない所なのでよしとします。
この後、FドアのBピラーにいろいろと力を加えてみたところ今度は全く異音がしません。ん?もしかして…直った?
どうやらここで発生していた金属の「カツッ」音が内装部品を通して「ポツッ」という音に聞こえた可能性があります。
ひとまず、逆の手順でFドアBピラーカバーを戻します。この部分もちゃんとはまっているのを確認して下さいね。
ドアガラスランを戻しますがこの状態だとなかなかドアガラスランが中にはいっていきません。
この場合は、こんな感じでガラスを数センチ上げた状態でドアガラスランを押し込んでやると比較的楽に入っていきますよ。
ドアの内装を元に戻して、内装部品を押したり引っぱったりして異音を発生させようとしたり近所を少し走ってもみましたがやはり異音はしませんでした。
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実はこの作業をしたのは8月1日だったのですが、毎日走ったりちょっとドライブしたりして400㎞程様子をみましたが8月11日の段階で気になっていた異音は全くしていません。
今度こそ直ってるといいな~。
Posted at 2016/08/12 12:16:51 | |
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BMW | 日記