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RicoAlfaRomeoのブログ一覧

2025年09月07日 イイね!

蔵本通りの屋台

蔵本通りの屋台【前回のあらすじ】

海上自衛隊の

護衛艦に乗って

あまりのショボさに

心底ガッカリ。

   *    *    *

呉市内のビジネスホテルにチェックインします。
『ホテル クレシオ』
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部屋はシングル禁煙。
窓がない。
驚くべきことに、窓がない。
(窓にみえるのは窓ではない。)
素泊まりプラン6,500円+駐車料金700円だと、
致し方なしと見るべきか。
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今日一日で、真っ黒に日焼けしちまった!
自分でもビックリ! 松崎しげる状態。
とにかくまあ、暑かったから!
風呂にでも入って、さっぱりするか!
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このビジネスホテルを選んだ理由。
まずは、大浴場があること。
熱くなくて、いい湯加減。
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で、もう一つの理由。
それを今から皆様にお見せします。

ホテルをでてすぐ、大通りを渡ります。
あ、ここ最初に呉市内に入ったとき、車で通った大通りです。
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アーケード街を、テクテク歩いて。
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たしかこの辺りのはず。
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あ! 本当にあった。
屋台があった。
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テレビで見たのか、ネットの情報か。
今ではちょっと思い出せないが、
          
くらもと
とにかく、市役所前の「蔵本通り」に夜な夜な屋台が立ち並び、酔客が集うという。

ただそれだけの情報で、この日7日日曜に呉市内での宿泊を決め、翌月曜は会社をサボった。有給休暇をとった。

それだけ、いちど屋台酒というものをやってみたかったんです。

偵察のつもりで、反対側を見てみる。
もう一軒屋台があり、看板に、
「鉄板焼き」と「ラーメンはありません」とあった。
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さらに奥に一軒、
ここは「ラーメン」とだけ。
どうやらラーメンだけらしい。
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結局、最初の屋台にもどる。
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夕方6時開店いちばん乗りのつもりだったが、
ウロウロ写真撮ってたせいで、
壮齢の夫婦に先を越される。
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席はL字の両側から詰めていく感じ。店主から端から坐ってと、厳命される。
だから必然、この位置取りになった。
壮齢の夫婦は、ラーメンだけをたのんで食べてる。
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(さて、ここはどう攻めようか)
メニューを広げ、じっくり戦略を練る。
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まずはビールを頼むと、店主は背後のクーラーボックスから瓶ビールを取り出し、
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シュポン!と栓抜きして、供された。
キンキンに冷えてて、うまい。
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メニューにあった、豚足を注文する。
なんで広島・呉で豚足なのかよくわからないが、
メニューのいちばん上にあったからきっとおすすめなんだろうと、イチかバチかでヤマを張る。
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↑豚足を食べやすい大きさに切り分ける。冷凍品でないことに驚く。

重複をおそれずに言うと、豚足を切り分けた状態で出される。
正直、私もこのとき、ちっちゃいなと思ってしまった。
鶏の手羽元かと思った。
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コリコリ、ムチムチでやはりビールとの相性抜群。

写真だと一瞬で出されたようにみえてしまうが、蒸したり焼いたりでけっこう時間がかかった。

ラーメンの夫婦はとっくに食べ終わって、客がいなくなる。
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夕暮れがせまる。
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豚足をひとしきり平らげたあと。
客は私一人きり。
しきりに風がのれんをなぶっては、吹きぬけていく。
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『 豚 耳 』を注文する。
瓶ビールも追加。
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屋台にはなんと、テレビがある。
先刻から我が国の首相がウダウダ記者会見をやっているので、なにをウダウダやっとると思ってよく見たら、「辞任会見」をやってたのでビックリして思わず立ち上がってしまう。
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トワイライト・アヴェニュー
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 song by STARDUST☆REVUE (1983)

ここで客がふえた。
奥にラーメンだけの男性客。
手前に親子、母と息子らしい。
お母さんがいちどに瓶ビールを3本たのんで、豚足もオーダー。
ここの常連らしく、ビールを店主に注いで飲ませていたし、店主も愛想の一つも言っていた。あと心なしか、豚足が向こうの方が1ピース多いような気がする。
私のような次いつ来るかわからない一見の客より、常連を大事にするのが当然と言えば当然。
しかし、ちょっと釈然としない。
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それにしても、この「おでん」のメニューの豊富さはなんだ。
いつから日本人は真夏に、あっつあつのおでんを食べるようになったのだ。
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とか言いつつ、ここで乗っとかないと、あとで「呉の屋台は、なんたっておでんですよー」とかなったら後悔しそうだし、150円だし。
ウインナーとロールキャベツ。
大きくはないが、思ったよりも小さくもない。中くらい。
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ここに、若い兄やんがのれんをたぐって威勢よく入ってくる。
(※長くなるので、忙しい方は適当に読み飛ばしてください。)

入ってくるなり、早口でビールとラーメンをいっきに注文する。
そして、じきに連れがくるとも店主につたえ、私のとなり(席は端から詰めていくのがルール)に腰を下ろす。
煙草をだし、火を点ける(喫煙可)。
フゥーーと煙を吐くと、そこで私の方に向き直り、

「オッサン、フォトグラファー?」

(えらいモンに絡まれた)
さすが、広島・呉。手荒い歓迎だ。
まるで言葉の通じない異国へ突き飛ばされたような感覚をあじわう。
ここ本当に日本か?
まさかここから、仁義なき戦いがはじまるんじゃないだろうな?

あまりの衝撃に一瞬たじろぐが、そこはだてに年ばかり食ってないオッサンだけに動揺はみせず、オッサンであることは否定しないがフォトグラファーは否定した。
いまどきデジタルカメラなんて、誰でも持ってる。

それでもなぜか、兄やんは引き下がらずに、
「SNSとかやってる? インスタとか」
むしろグイグイ食い下がってきた。
どうやらこの兄やんは、私の持ってるデジタル一眼レフカメラに過度に反応を示してるようだ。

私はこの見知らぬ男にうかつに「みんカラ」の話はしたくなかったし、写真がらみの面倒も極力避けたかった。自然、言葉を濁して誤魔化しておいた。

そこへもう一人、男がのれんを割って入ってきた。
兄やんが言ってた「連れ」があらわれたのだ。
その男を見て、私はまたあらたに驚愕する。
俳優の船越英一郎にソックリなのだ。
むしろ、船越英一郎は広島出身だったのかと逆に考えるくらい。
(あとで調べたら、広島出身じゃありませんでした。神奈川県湯河原でした)

船越英一郎(仮)はこの若い兄やんの兄貴株らしく、兄やんに組織内での人間関係について、とつとつと説教をしていた。ビールをあおり、ラーメンを食べながら。
私は私で、隣でこの二人の関係性と素性について、考えあぐねていた。

はじめ二人を、「その筋」の人と思ったからである。
だが、どうも「違う」ようなのだ。
よくよく観察してみると、まず兄やんは、「いかにも」って感じがするが、意外にも腕にタトゥーがない。

それに船越英一郎は、言葉使いに荒さがなく、いわゆる関西でいう「ヤカラをかます」といった口調の悪さがいっさいなく、上品とまでは言わないが、穏やかな語り口で兄やんに静かに説教をしていた。

この二人、かたぎには見えないが、その筋にも見えない。
かたぎなら、なぜ日曜の夜に二人して屋台でビールとラーメンなのか。

言葉遣いといえば、私は船越英一郎の放つ広島弁にも聞き耳を立てていた。
広島弁といえば、菅原文太の「じゃけんのう!」が有名だが、これはかなり誇張され表現であり、実際とは大いに異なる。ちなみに故・菅原文太は東北・宮城の出身。

実際の広島弁は、「~しよらんといけんが、ノゥ?」みたいな感じで、「ノゥ」が尻下がりで妙に穏やかなのだ。
船越の人柄によるものなのか。この船越もよく見ると、たとえばどこかの建設業会社の立派な営業部長にも見えなくもないのだ。

船越は兄やんに、ラーメンを食べるよううながした。
兄やんは少食なのかあるいは兄貴のまえで恐縮しているのか、ラーメンを半分ほど残してしまっている。

船越がビールのグラスをあおる。
二人の会話がぽつんと途切れる。
その瞬間、兄やんはすごい勢いで私の方を見て、

「チクタクやってる?」
「なにッ!?」

何を言いだすんだと思うと同時に、兄貴ほっといてオレに話しかけていいのかよと、この兄やんの頭の具合をすこし計りかねた。

「こら、おまえは。見ず知らずのひとに」
ここで船越が兄やんをたしなめる。
船越は自分が来る前の会話を知らないので、本当に唐突に兄やんが私に話しかけたように見えて、びっくりしたのだろう。

カメラの話をしていた、と説明すると、船越は合点がいったようで、
「すまんノ、コイツ、生意気で」
と、無礼をわびる感じだったので私はここぞとばかりに、ええ、さっきもオッサン呼ばわりされましたワ、と告げ口してやると、

「コラ! おまえは! 目上の人に」
と兄やんを𠮟りつけ、私の復讐は完了した。
ただその𠮟りかたが、なんだか父親が不肖の息子を𠮟ってるようで、でもやはり、それでもこの二人は父子には見えないのだ。

私もいい加減、場の空気に慣れてきたのか、ふと、
「キミはアレか。おれに何か伝えたいことがあるんじゃないのか?」
と、逆にきいてみた。
すると、待ってましたとばかりに兄やんは光の速さでiPhoneを取り出し、いくつかの写真を見せた。
そのなかの、成人式の写真が自慢らしく、船着き場で、その場所は偶然私も知ってる呉のすぐそこのフェリー乗り場で、黒服の成人が5人、決めポーズも控えめに太陽をバックに桟橋に影がながく伸びてるという、わりとセンスのいい写真だった。

私はその写真を大いにほめたが、兄やんの自慢はそこではなく(いやiPhoneで撮ったその写真をほめられて兄やんもかなり喜んでいたが)、

TikTokで収益を上げてるという。フォロワーの数も多く、かなりのお金を得ているのだという。

次に兄やんは私の写真をみせろとせまった。
私もしぶったが、やむなく前回撮った「奈良・長谷寺のあじさい」の写真を見せた。本ブログの5つ前なので、お手すきのかたは見て頂くと話しの足しになります。

あじさい回廊の写真を見せると、さしもの兄やんも、(おッ)という顔をした。
私もだてに10年も写真をやっていない。

ところが兄やんのおかしなところは、
「この写真はお金になる!」
と言い出したのだ。
なんでも、自分と組めばTikTokで収益につながるというのだ。
これには私は大笑いして断った。
私はSNSをやってるが、趣味でやってる。お金がほしくてやってるわけではない。お金が欲しけりゃ、これでも勤め人なので、きちんと仕事をすればちゃんと給料がでる。
そう言うと、兄やんは興ざめした顔をし、奥の船越は「ウンウン」といった感じでうなづいていた。

そんな兄やんに私はこう言った。
自分はたしかにSNSをやってるが、フォロワーの数も少なければいいね!の数も少ない。掲載する写真がいい悪いじゃなく、人間の問題だ。
キミはフォロワーの数も多く収益をあげている。
でもそれは、さっきオレに見せた成人式の写真がいいからではなく、キミ自身の人柄がいいからだ。人望があるからだろう。
それは誇りにしてもいいし、お金にしてもいい。
だが、その逆はできない、お金で人望は買えないので、それだけを頭の隅で意識してSNSをやればいい。

すると、船越が、
「焼酎を二つ! おごりで!」
船越と私は呉の夜に乾杯した。
さいごある意味怒涛の展開。
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そのあと、兄やんと船越はさっと引き上げていった。
私もいい加減、シメのラーメンをたのんだ。
うまいラーメンだった。
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勘定をすませ、意気揚々と鼻唄まじりに
アーケード街を歩いていく。
このあと椿事が発生する。
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アリャ!?
ホテルがない!?

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冗談じゃない。
アーケード街にあるホテルを見失うわけないだろ。
だがその先で、

ここは
どこだ!?

完全に道を間違えとる。
ギブアップ。スマホで位置確認する。
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なんと、ぜんぜんちがう場所にいた。
ウソだろ・・。信じられん。
ワープでもしたのか!?
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そんなに酔ったつもりはないが。
いや、酔ううんぬん以前になぜかワープしてるし。
夜の呉はラビリンス。
これ、南米ベネズエラだったらヤバかったよな。
日本でよかった。
無事宿にもどる。
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歯みがきながら、テレビでNスペ「1兆円を託された男」を見て、寝る。

    *    *    *


翌朝。
9月8日(月)
ホテルのバルコニーから、呉市内の朝。
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朝風呂はいって、牛乳。
昨夜屋台の帰りにローソンで買っておいた。
今回素泊まりプラン。
朝食なし。
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なーんて、この私が、
食い意地はった私が
朝食抜きとか、
ありえましぇーーん!!

朝からバイパス(東広島呉道)をひた走り、
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山陽道にのって、小谷サービスエリア。
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このサービスエリアは、あさ7時からパンを焼いてるし、
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そのパンで、フードコートでは朝食メニューも用意されている。
ふだん私はご飯に味噌汁派だが、ここは焼きたてジャパンにしてやろうかい!
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と、思ったら、パンをご飯とお味噌汁に変更できますよだって。
ご飯とお味噌汁にしてもらう。
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しかし、これで1,200円はチョットなあ。
ネットの情報では850円だったのに。
まあ、これも旅気分、夢きぶん。

このあと瀬戸大橋をわたる。
この日は月曜なので、ただいま有休を消化中といった感じ。
帰路のためだけに。
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徳島港着。
昼1時30分の便で和歌山に帰れる。
いよいよ旅もおわり。
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フェリー乗る前に腹ごしらえ。
近くの中華料理屋で、
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担々麵と焼き飯(小)を。
食べたら、これで旅も終わりです。
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ありがとうございました。
またお会いしましょう。

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(自分用メモ)

※83,923km → 84,572km
※649km
 
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【超余談】
『謎解き編』

屋台からの帰り、なぜ道に迷ったのか。

「ローソンで牛乳を買った」と自分で書いて、ふとグーグルマップのストリートビューを確認しました。

そしたら、ローソンが角店になってるんですね。
あー、そうかわかった。
牛乳買ってローソンを出たとき、来た道と今行く方向をあやまったです。
だってどっちも、「アーケード街」だったから!
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そういうことかー。
マジでワープしたんかと。
謎は解明されました。

あと、もう一つ余談。
帰ってから使ったお金の清算してたら、気づいた。
船越におごってもらった焼酎、おれの勘定にシッカリ入ってたやん!
おごりになってないやん!

くそ~、アホ店主め~(怒

というわけで、これで本当におわり。
またお会いしましょう。

Posted at 2025/09/20 18:43:12 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2025年09月07日 イイね!

海上自衛隊 艦艇一般公開

海上自衛隊  艦艇一般公開
【前回のあらすじ】

尾道の

昭和レトロな温泉宿で

一泊しました。

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朝7時。朝食をいただく。
この宿の朝食はちょっと凝ってて、
おかずがちょっとずつ、チョットずつ。
プラス、目玉焼きとアジの開き。
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ふつうにいい温泉宿でした。

9月7日(日)
さあ、出発しますぞ。
今回の旅で愛車撮影これだけ。
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山陽道にのって、一路呉をめざします。
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呉市内に入る。
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駐車場に停める。
ここは無料。
しかも幸運なことに、日陰に停めることができた。
残暑キビしい中、これはマジでラッキー。
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『アレイからすこじま』が目の前。
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潜水艦や護衛艦をナイスビューで撮影できる。
とてもいいスポット。
(京都の舞鶴もこういうふうにしてほしい。)
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そこから自転車で坂を上がっていく。
これで今車できた呉市内までもどる。
自分でも無茶やってると思う。
猛暑でしかも坂道とか、身体がヤバそう。
水分補給しながら、ゆっくりと。
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途中、造船所のドックが一望できる。
戦艦大和を建造した船渠(ドック)。
これ一枚撮るために、自転車できたんだ。
車が停められない道ぞいだから。
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そして、呉市内。
やれやれ、ご苦労さんなこったい。
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『大和ミュージアム』は休館中。
しってる。わかってて来ました。
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お昼まで時間あるけど、どうするか。
『てつのくじら館』でも入るか。
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『戦艦大和の主砲を削った大型旋盤』は、
前にこれだけのために来たし。
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主砲なあー。
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途方にくれて、海のみえる公園までやってくる。
そういや、いまここに来るとき看板があったな。
なんでも、大和ミュージアム・サテライトとかあるらしい。
行ってみるか。
(本当にこのとき決めました。)
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自転車だとすぐだ。
【大和ミュージアム サテライト】
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入館料500円。
展示品はすくないし、大した広さはない。
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かわりに、これがあった。
零式水上観測機
こいつはスゴイ!
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かわぐちかいじ「ジパング」でみて、いつか実機がみたかった。
(第2巻より)
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「偵察機? あれは水偵ではない」
「なにィ!?」
「20ミリと7.7ミリ機銃を二門づつ備えた戦闘機だ」
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まあ、ジパングに出てきたのは、
二式水上戦闘機
ちがうんですけどね。

下の写真をよくごらんください。
零式水上観測機は翼が2枚ある複葉機。
ちがうんですけどね。

まあ、雰囲気だけ、雰囲気だけ。
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↑しかし、想像してたよりでかい。

あと、ここに来る人みんな勘違いすると思うんだけど、戦艦大和のうしろにちょこんと乗っかってるやつじゃないですからね。
大和ミュージアム関連だから、ぜったい誤解すると思う。
これは、零式水上偵察機
フロートが二つある。
まあ、えらそうに言ってますが、私も帰ってから調べたんですけどね。
ナハハ。
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え、コックピットにあがっていいの?
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そしたら、写真撮るだけですって。
なんだ、座れるのかと思った。
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【呉 ハイカラ食堂】

メチャクチャ混んでてビックリ。
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待ってるあいだ、今のうちに注文を考える。
海自カレーはカレーそのものに2種類あって、
そうりゅうカレー」と「潜水艦カレー」からえらべる。
(カレーの味がちがう)
そうりゅうカレーにしようか。
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ところで、ここの入り口にある対空銃座。
「男たちの大和」のセットだけど、10年前来たときは映画見てなかったんで意味が分からなかった。
最近映画みたので、ようやくわかった。
映画に出てくるのね。
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20分ほど待って、店内へ。

潜水艦そうりゅう テッパンカレー 』(1,600円)
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あ、コレ持って帰ろう。
(持って帰ってどうする気だ)
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ふつうのカレーの味なんだけど、食べ飽きない感じのするカレー。

レジのおばちゃんに、ミュージアム休館中なのになんでこんなにお客さん多いの?って聞いたら、
艦これですかねー」だって。
ほんまかいな。


【海上自衛隊 呉基地】

10分前に到着したら、すでにすごい行列。
この炎天下で、熱中症で倒れたらどうすんの。
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13時20分から受付開始。
順に一人づつ。自分の名前がリストにあって、ほっとした。
だって、受付完了の返信メールがないんですよ。
ちゃんと受付できてるのか、心配だった。
で、13時40分の最後の受付までみんな待機させられる。なぜなんだ。
40分になると、写真のようにようやく移動を開始する。
ようするに、30分かけて20メートルしか移動してなかったことになる。
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基地内をみんなでゾロゾロ。
案内もなければ説明もない。
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いきなり潜水艦の前に連れてこられる。
なに?意味わかんない。
護衛艦じゃなくて、潜水艦の中に入れるの?
この人数で?
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そうじゃなくて、潜水艦の甲板を歩くだけらしい。
そりゃあまあ、潜水艦好きだけどさあ。
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で、甲板のうえで一枚写真撮ったら、自衛官から「撮影禁止です」って。
禁止なら禁止と、はじめに注意してほしい。
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潜水艦のあと、またこんなふうに
てんでバラバラに歩きだす。
本当に説明も案内もない。
どこに行くのかもわからない。
いい加減、段取りの悪さにイライラし始める。
いちおう軍隊、基地なんだからサ、ちゃんとやろうよ。
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あそこに行くのか?
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人がいるな。
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やはり、あっちだ。
思わず小走りになる。
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おいおい、まさかここにある艦ぜんぶ、
乗り放題ってわけじゃないだろうな。
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このときとなりにいた見知らぬ男が、「この艦、変だ」とつぶやく。
(軍艦に変もへったくれもなかろうが)
と、内心毒づくが、男の連れが事情通らしく、
「これは廃艦になってる艦だよ」
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「ホラ、砲身が切られてる」
(うわ、ホンマや)
思わず声に出そうになる。
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見知らぬ人たちの会話が意外とためになったというお話。

どうやらいちばん奥が見学できる艦らしい。
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さっそく乗艦して、艦首へ。
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ほお、これが砲塔。わりと小ぶりだな。
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なになに?
67口径76ミリ速射砲だと?
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ぐるっと回って、
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艦尾のヘリ格納庫へ。
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えッ、ウソッ。
もう終わり!?

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おいおい、うそだろ~。
5分しか見てないぞ。
目の前の艦も見学させてくれるんじゃないの!?
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目の前の艦は見学できませんでした。

ファランクスは?
ねえ、おれのファランクスは!?
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ハープーン・ミサイルは?
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遠くから望遠ズームで撮るのみ。

くう~ッ! 
はるばる和歌山からきてこれかよ。
情けなくなってくる。
見学できもしない巨大な輸送艦を撮って、この場を去る。
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    *    *    *

アレイからすこじまに戻って、
アニメ「宇宙よりも遠い場所」にでてくる珈琲店に入る。
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ふう・・・。
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珈琲専門店に入り、アイスコーヒーをたのまない暴挙にでる。
(べつに機嫌がわるいからではない)

『広島レモンのレモンスカッシュ』(600円)
舌と脳みそがビリビリくるこの刺激がたまらない。
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なんか、どっと疲れた。
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このあと呉市内に泊まり、夜の街に繰り出します。

次回はラストオーダー。

「蔵本通りの屋台」

お楽しみはこれからだ。


Posted at 2025/09/19 19:14:49 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2025年09月06日 イイね!

昭和レトロな温泉宿に泊まる

昭和レトロな温泉宿に泊まる
【前回のあらすじ】

夏の尾道

もう汗だく。


   *    *

尾道での宿は、高速のインターのそばにあるんです。
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養老温泉
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こちらは宿泊客用の本館。

一般客、日帰り温泉客はこっちの入り口から。
(私は本当に勝手を知らなかったので、こちらから入った。)
が、別にどっちから入ったってかまわない。
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入ったとたん、レトロな雰囲気。
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オールド・カメラに五ツ玉そろばん。
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昭和のレトロ玩具がズラリ。
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なんなんだ、この
時空がねじまがったような異空間。
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すっごい面白いんですけど!
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あとで聞いた話だけど、
この温泉の創業は昭和35年。
平成12年にこの「蛇の目ミシン」を粗大ごみですてようとしたところ、ちょっと待て! 玄関に飾ってみるか。ということで、レトロ収集がはじまったんだそう。
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コント55号。
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団塊ジュニアとしては、やはりドリフ世代だな。
さすがに映画は見たことないけど。
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古い映画のポスターがほかにもたくさん。
おもしろい。

それより私の真の目的はコレ。
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ちがう!マッサージ機じゃない。
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            とくたい
コレ! アーケード・ゲーム筐体。
これでゲームをしたくて、はるばる和歌山から来たんだ。
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うおう! ドンキーコングとかあるじゃん。
これは楽しみ。
待てまて。夜まで楽しみはとっておけ。
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いかん。テンション上がっちまった。
とりあえず落ち着け。
部屋に荷物置いとけ。

宿泊客用の本館。本来玄関から入るとこんなふう。
べつに必要なければ利用しなくていい。
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部屋は和室。
洗面所・トイレつき。
窓のそとは絶望的。
(↑ラップではない)
電話で、「広縁(ひろえん)つきのいい部屋を」と希望したところ、「一人客はダメです」とけんもほろろに断られた。
ちぇッ! 泣かないもん。コートのなかでは平気なの。
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馬鹿いってないで、温泉入りにいくゾ!
ここはそもそも温泉なんだからな。

温泉はあっつあつ。
湯が食いつかぁ。
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↑私がぬるめが好きなだけで、普通の人にはふつうの42℃くらい。
あとで成分表みたら、源泉16℃だから、ボイラーで沸かしてるんじゃないかな。毎分66リッターの源泉がドバドバらしい。

風呂上がりはビール!と行きたいところだが、
とりあえずこれ飲んどけ。
この水飲むと、長生きできるらしい。
だから、「養老温泉」。
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さて、18時にはお楽しみの夕食タイム。
(※生ビールは常にオン・ステージ)
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お造りがひさびさにキレイに撮れました。
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ビュッフェ・スタイルだとね、こうもビシッと撮れないから会席コースみたいなのがイイんですよ。オレみたいなのにはね。

天ぷらも揚げたてをいただける!
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アレ! 公式HPの予約ではもっと質素な料理のイメージだったのに、じっさいにはけっこうボリュームがあって満足。
(さいごに茶碗蒸しとデザートも)

こりゃあ、お酒がススムくんじゃない?
何にしようかな。
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ここはあえて、ビールをもう一杯!
それも「クラシック・ラガー」を。
尾道に。そして、
昭和レトロな当館に敬意を表して。
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それにしても、飯くってんのオレだけなんだが。
ひょっとして、宿泊客オレだけなんじゃないかなあ。
日帰り温泉客はね、チラホラいるんですよ。
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牛鍋ができたら、まず
卵をときご飯にかけ、卵かけご飯にする。
そこにコイツで牛丼みたいにして喰らう。
決して上品とは言えないが、最高にうまい。
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さーて、夜も更けたことだし、ゲームすっぞ!
100円硬貨をじゃらんと投げだし、まずは

【1プレイ目】

ゼビウス』だあー!。('83年) ナムコ
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それまで、インベーダーゲームにみられる背景は宇宙、黒だったのが、地球の緑、海の青を鮮烈なグラフィックで描いたため、革新的なゲームの代表作となった。

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うおう! ザッパーが! バキュラが!
レトロ・ゲームに夢中になるRico。
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↑恥ずかしながら、Ricoめにございます。

1面クリアならず。
アンドア・ジェネシス拝めず。
情けなー。腕落ちとる。
まあ、40年ぶりだもんな。

よおし! 燃料追加だ。
夕食には頼まなかったお酒を一合、ここで注文だ!
そしたら、お銚子で来た!
グラスじゃなくって?
お酒お銚子とゲーム筐体。不釣合いにもほどがある。
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【2プレイ目】

お、「ディグダグ」がある!
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ディグダグ  (’82年) ナムコ
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5面までいけた。はっきり言って、ヘタである。

【3プレイ目】

「1942」があるのか!
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1942 ('84年) カプコン
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これも1面クリアできず。
シューティング、ヘタになったなあ。
昔からか。

ラスト【4プレイ目】

マッピー ('83年) ナムコ
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軽快なリズムのBGMが、「ゲームにしては音楽性が高い」とプロの音楽家をうならせたという。

ゲーム的にもすっごくおもしろい。
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これも5面まで。

こんなふうで、尾道の夜が更けていきます。

さて次回は、海上自衛隊の呉基地で艦艇一般公開に参加してきます。

ご期待ください。
Posted at 2025/09/12 21:50:31 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2025年09月06日 イイね!

尾道にて

尾道にてお盆休みはどこにも行かなかったので、

代わりに今行きます。

今回の旅の目的は、

広島・呉で海上自衛隊の艦艇一般公開

護衛艦を間近で見学すること。

   *    *    *

まずは尾道に行きます。
で、尾道で一泊。
今回は2泊3日の旅です。
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9月6日(土) 
南海フェリー、早朝5:30発、
和歌山から徳島へ。
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朝4時45分に自宅を出て、5時半の便に間に合った。
いろいろ間尺に合わぬことをした。反省する。
で、乗船すると当然車列の最後になる。
急がない旅なので別にかまわない。
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前日に台風5号が和歌山を上陸した。
旅の前日なので、ギリギリセーフ。
我が人生を暗示するかのようだ。
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台風はこの紀淡海峡を通過した。
うねりが残っていて、船がどんぶらこっこ、どんぶらこ。
揺れるゆれる。
船酔いしそうなので何も食わずに船室で寝る。
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船内アナウンスで叩き起こされる。
おっと、もう徳島港か。
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けれど別にあわてません。
どうせ車列の最後尾。
さあて、行きますかね。
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徳島道に乗り、鳴門JCTで分岐。
左が高松道。
くれぐれも間違えるんじゃないぞ。
右は神戸に行っちゃうぞ。
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津田の松原SAで
朝食がわりにさぬきうどん
うどんなら瀬戸大橋の与島PAで食べたいところだが、
腹の虫が鳴ってしょうがないのだ。
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ここの、あちゃーな点は、ダシを自由に注げないこと。
ネギ、天かすなど薬味はOK。
写真に撮りたい「釜玉うどん」はやめて、
ダシを味わうこと優先に。
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「かけうどん」(¥450円)に「温泉たまご」(¥120円)を追加。
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おろしショウガをたっぷりかけていただくと、
やっぱうまいわね、これが!

瀬戸大橋を渡って、
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与島PAへ。
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ここで「PLフィルター」を装着。
ところが、濃い部分が右へ90度まわってしまい、
なんか変な写真に。
ちなみにPLフィルターとは、偏光サングラスみたいな効果を持つ、カメラのレンズの先っちょにキュルキュルとつけるフィルターのこと。
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与島PAのうどん店をのぞくと、なんとまだ開いてなかった。
やっぱ先に食べといて正解。
でも今が10時5分前だから、トイレ行ってる間に開店してた。
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山陽道から国道2号線。
おりるインター間違えて、せまい路地をさまよってる写真。
手前右から左へ行く道が正しい。ナビ通りのはずなのに、
「なんで間違えた?」
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で、正しい道(国道184号線)を行くと、海がみえた。
尾道に到着。
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うまい具合に屋根付きの駐車場に停めることができた。
猛暑の夏は、やはりこれでなくちゃね。
イタリアン・ロッソのアルファロメオになんぞ乗っておりますとね、いろいろ愛車をいたわらねばならないことが多いんですよ。
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折りたたみ自転車を車から降ろし、
さあ、夏の尾道を散策するぞ。
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渡船が、トットットッとやってくる。
のんびりしてるので、スローモーションで見てるみたいだ。
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渡船を待つ自転車。
ここの渡船はちゃんと元気にやってるな。
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しっかし、まあ暑い!
9月だからいくぶん暑さも和らぐかと思ったけど、ぜんぜん!
たまりませんわ。
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福本渡船の乗り場だった場所は閉ざされていて
いまこの場所からも柵があって中に入れない。
ニュースで廃業はきいていた。
いろいろ思い入れのあるこの風景。
しずかにシャッターを切る。
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お昼なので、尾道ラーメンを。
福本渡船のすぐそば。
 喰 海
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窓際の席につく。
これで私は尾道に3回きて、3回とも同じ店で尾道ラーメンを食べることになる。
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醬油ベースの魚介だしに背脂。
濃厚なスープが夏の暑さにガツンとくる。
ご当地ラーメンでこんなにうまいのは、この尾道ラーメンのほかに沖縄ソーキそばくらいなもんじゃないか。
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余談ながらレジでお勘定のさい、お店のお母さんとすこし話ができた。
10年前にもお店にきたことがあるんですけど、何年前からやってらっしゃるんですか?ときくと、20年前からだそうで。

で、おかしかったのが、有名人がお店にきて撮った写真をお母さんがしきりに客である私に見せたがること。
こんど10月にマツコの番組に取り上げられるので、近いうちに取材がくるそう。
なんでそんな話をするのか、このときはちょっと不思議だった。

店をあとにし、ふたたび自転車で。
すると、
尾道の街は箱庭か、ジオラマか。
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絵になる構図が多すぎて、
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シャッターを押す手が止まりません。
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尾道ラーメンのお店は市内あちこちに。
で、いたるところに行列ができる。
この炎天下でならばなくても。
どの店で食べても味はそんなにかわらんよ。
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アーケード街がある。
自転車乗り入れOKなので、いってみる。
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この先で(正確にはさらに一つ先のアーケードで)、
モデルガン・ショップがあり、
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↑なんと、店の入り口でおおっとなる。
そう、みんカラでの私のアイコン。
「ガンスリンガー・ガール」
単行本第2巻の表紙。

店内には入らなかった。
欲しくなるといけないから。
こう見えても私はモデルガンを一丁も所持していない。

アーケード街の途中、このような風景に
私は引き寄せられるかのように、自転車をおりる。
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そのまま踏切を渡って、
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いざ、坂の町に挑もうとした瞬間、
わっとちびっ子たちが駆け下りてきて、
オッサンである私の肝をひしぐ。
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こんな暑さで、尾道の坂めぐりなんて考える酔狂はオレくらいなもんだろうと思ったら・・・。
坂の途中に咲く花一輪、とでもしゃれてみましょうか。
じっさい、このあとも観光客、それも女性客の多かったこと。
尾道って、女性にそんなに人気あったんだ。
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風の通り道
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潮風の町にて
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(※PLフィルター装着済み)

千光寺まであがってきた。
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粋なはからいに涼を得る。alt

千光寺の下にこのような小粋な店があり、
よく見ると登録文化財だという。
せっかくだから冷たいものでもと思ったら、満席で入れなかった。
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千光寺からの眺め。
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尾道大橋のほう。
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千光寺を下りて、
猫の細道」へ。
この暑さのせいか、ネコ一匹いやしない。
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やっとのことで、今回仮のゴール。
みそで
御袖天満宮にたどりつく。
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ここは私がいちばん好きなアニメの舞台になった場所。
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昔あそこに、聖地巡礼の絵馬がたくさん奉納されていた。
今はどうなのか、さっそくさがしてみたものの、絵馬は一枚も見つけられなかった。
ああ、さすがにもうないのかー。
本放送からいったい何年経ったやら。
かなり落胆して帰ろうとした瞬間、
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ふと、カメラを片手にふりかえると、
あるじゃないか!
あるじゃないか!!
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おっと、ここにも。
おもわず感極まってしまう。
この名作をずっと忘れずにいるヤツが、オレ以外にもちゃんといるんだな。
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'83年(作中のもので年代が特定できる)の尾道を舞台にしたこのアニメ。
知名度はひくいが、私にとっていちばんの名作。
尾道に対する私の思い入れもここから。
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平成17年度 文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞
日本のメディア芸術100選 アニメーション部門


    *    *    *

さあてっと。
のこりの時間、どうしますかね。
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さいごに渡船にでものってみますかね。
この渡船も、いつなくなるかわからないもんな。
人100円、自転車・バイク110円。(人込み)
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潮風に吹かれつつ、尾道水道をわたる。
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かなり河川を遡上して、
こんなところに乗り場があるのか、というくらいの場所に乗り場がある。
(千光寺から眺めてどうにも疑問で、いま謎が解明した。)
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旧福本渡船の乗り場より。
向島から尾道をのぞむ。
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ま、今回はこんなとこですかね。

今回の旅は、全4回構成を予定。
2泊3日の旅を4回に分けるとは、自分でもめずらしい。
チョット撮れ高があったりしたもので。

次回は、このあと尾道で泊まった宿のお話。

「昭和レトロな温泉宿に泊まる」に

ご期待ください。
Posted at 2025/09/13 08:34:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2025年06月24日 イイね!

奈良・長谷寺 あじさい寺 / アニメ『mono』語り

奈良・長谷寺 あじさい寺 / アニメ『mono』語り梅雨の終わりに

あじさいの写真を

撮りたくなって、

奈良・長谷寺を訪れます。

    *     *

6月24日(火)
京奈和道を東へ。かつらぎPA。
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↑あじさい撮るだけで和歌山から奈良とは。
われながらご苦労なことだと思います。
ですが、春の桜も奈良でしたけど、やっぱ奈良のあじさいがね、イイんですよ!

パーキングエリアに併設された道の駅にて。
そうか、もう七夕の季節か。
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↑ツバメの巣を写真におさめる。なんとなく、撮りたかっただけ。

朝6時半に発ち、9時すぎに長谷寺・門前に着く。
2時間で着くはずが、オーバーしちまったい。
京奈和道の橿原高田インターで渋滞したせい。
くりかえしますが、きょうは平日。通勤渋滞か?
あと、有休とりました。
あじさいで仕事を休む男。その名はRico。
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境内の駐車場で。
朝イチで来ると、こーゆーなかなかナイスな愛車写真が撮れたりします。
やはり早起きは肝心。
フッフッフッ・・。これで今回のあじさい写真はなかば成ったも同然。
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駐車料金500円を払い、
【仁王門】へ。

ここでさらに入山料500円をおさめる。
ようやくカメラを構えると、
霖雨が悄然と山門を濡らしていた。
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のぼりろう
そのまま【登廊】となる。
提灯ぶら下がった屋根つき石段。
言っときますが、寺は「山」ですからね。
登山ですからね。
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その先が見どころの、
おっと来ましたよ。
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あじさい回廊
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嵐の坂道
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カメラを引くと、こんな感じ。
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かわり番子でみんなで写真を撮ってあげるスタイル。
それがここでは定着しています。
つまり私も、このあと前の女性とその友人をスマホで撮ってあげることが、なかば黙契のように決定してるわけです。
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あ、おれはいいんですよ。おれは。
遠慮しときました。
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あじさいを撮りにきたんで。
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【本堂】へ。
人気の撮影スポット。
伽藍翠然。
山の緑が堂内に響き渡る。
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※左は仏像です。人ではありません。

本堂の周囲。
山の斜面に建てられた懸造(かけづくり)の構造ゆえ、正面はこのような舞台造りとなる。
清水寺とおなじ。
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ここから山内を一望できる。
たいした景色ではないが、ここの景色は紅葉シーズンが格別なので。
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↑ここまでのルートをわかりやすく。こんな感じになります。

五重塔を撮ったところで、
もーちょっとカンベンして!
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↑気温はさして高くないが、湿度のせいで汗びっしょり。
首に巻いたタオルがしぼれるほどに。
本堂の裏でひと休み。
自販機で、・・なぜか本堂に自販機があり、なぜか「スプライト」が売っていた。スプライトが現存することにおどろきを隠せず、おもわず一枚。

あと、たまには自分のカメラも入れておく。
今回のテーマが旅でなく、「写真」だからです。

スプライトを一気に飲み干すと、生気を取り戻す。
ふたたび傘をさして順路を行く。
雨まだ降りやまず。
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【五重塔】のまわりのあじさいは見事だった。
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↑ここで自慢の望遠レンズが登場!

シグマ  
70-200mm F2.8 DG OS HSM

久しぶりだからこれもスマホで撮っておこう。

ただ、ボディーを2台持たずにこのように現場でレンズ交換するのはいい加減「ダサい」とわかっているので、人目をしのんでコッソリとレンズ交換。

ダサさにも負けず、望遠レンズであじさいを切り取って見せましょう。
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ここのあじさいは、山内でもっとも高所にあり、
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そのせいか、みずみずしく、フレッシュ!!
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存分に写真におさめることができました。
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望遠レンズ、やっぱ重い・・。
腕がだるい。

帰り道。
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帰り道をあじさいが邪魔して
なかなか帰らせてくれない。
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圧倒的ボリューム。
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そして圧倒的、存在感。
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とにかくあじさいが、間断なく咲き乱れる。

あじさい寺の異名に恥じぬ長谷寺。
やっぱ、さすがですわ。
会社休んで来た甲斐がありますわ。
(だからあじさいで休むやつがあるかい)
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スタート地点、登廊に戻ってきます。
そこにこのようなメニューの立て看板がありまして、
カレーうどんか~。
このあたりは「三輪そうめん」の産地で「にゅうめん」が名物なんだけども。
カレーうどんかあ~。
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↑もうここでいいや!
門前まで山をおりて店をさがすの面倒くさいし。

アイスコーヒーだけ先に頼み、
風通しの良い窓際で涼む。
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ふと振り向くと、女性が着付けに夢中。
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なんと、インバウンド客までもが!
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どこの国のひとか、まったく見当がつかない。

『辛さを選べるというのでいちばん辛くしてと頼んだら、唐辛子を鬼のようにぶっかけられた長谷寺の鬼カレーうどん(セット)』(¥1,540円)
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↑決めた。いま決めた。
夜もカレーにしよう。

いつの間にか、雨やんでたな。
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長谷寺のあじさいはここまで。

このあと、ちょっと余談が続きます。

    *    *    *

 
 【第2部】

今年春からやってるアニメ。
mono 』 (←「モノ」と読みます)
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原作が「ゆるキャン△」の作者で、
ゆるキャン△が大ヒット飛ばしたモンだから、
同作者の別の漫画原作持って来て、
「柳の下のドジョウ2匹目」
をねらってる魂胆、見え見えなんですが。
(ただし、ゆるキャン△とは監督も制作会社も異なります。ここがミソ。)
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私はこのアニメをみて
度肝を抜かれることになります。
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なんと、登場人物たちが
「ゆるキャン△」の聖地巡礼を
やっている。
(第3話)
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そんなの、
アリかよ!?


アニメの監督、なにトチ狂ったことやってんだと思ったら、

なんと、
原作通りだった。
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原作者の頭のネジが2,3本、ぶっ飛んでる。

下の写真は拙撮。
2019年1月、本栖湖の「浩庵」にて。
ゆるキャン△の聖地巡礼で訪れた店内の様子。
「mono」の単行本、第1巻が置いてある。
私はこのとき大いに勘違いをしてしまう。。
漫画「mono」は作者のデビュー作あるいは初期作品で、打ち切りになって1巻しかない。そう思い込んでしまった。
実際には、ゆるキャン△原作はが2015年から、monoは17年から。(ゆるキャン△アニメは18年から)
つまり、ゆるキャン△を描きながら、「mono」も並行して描いてたということになります。
あとこの漫画、パラパラめくって読んだんですが、この時はさっぱり理解できなかったです。
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それにしても、自分がやった聖地巡礼を
アニメで改めてやられると、たまらなく
こっぱずかしいですな。

この「自分がやってることになんだか似ている」感は、
本編全体に充溢してまして、たとえば、

生ハムを買いに行くだけの話とか、(第5話 Aパート)
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甲州ワインを買いに行くだけの話とか、(第4話 Aパート)
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あと、カレーを食べに行くだけで車でグルグル走りまわるとか、(第6話)

なんだか、
みんカラブログに
相通じるものがあるような。

自分も、みなさんも。

もしそうだとしたら、「カメラ、車、バイクなど『モノ』を通じて世界観を広げてみよう」という、
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原作者の作品コンセプトに、ようやく時代が追いついた。
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いや私自身、作品にようやく追いついたのかもしれません。
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それはそれとして、
このアニメ、原作者がおなじなのをいいことに、
めちゃくちゃやります。

ゆるキャン△の登場人物、ほぼ全員カメオ出演します。
(こういうのをカメオ出演というのか?)

大食いチャレンジに参加した話で、(#4-B)
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この子はけっこういけるクチ。
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「なんだか、大きくなってない?」
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この時点で、メチャクチャだな!


女子高生に大食いチャレンジさせて、おっきくなってるアニメ、見たことないわ!!

で、肝心のオチが、
「優勝は(ゆるキャン△の)なでしこさんです!!」

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なんでだよ!?
もう、滅茶苦茶だな!!

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・・まあ、なんか、そういうアニメのようです。

今回はこんなところで。

ありがとうございました。
またお会いしましょう。

Posted at 2025/06/28 09:00:53 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

Ricoというのは、「ガンスリンガー・ガール」(相田裕)という、今となってはちょっとふるい漫画に登場する男の子の名をつけられた少女のことです。 作中、ドラ...

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