国立天文台　野辺山宇宙電波観測所

（※カメラを買いました）

一枚の写真がキッカケとなり、
新たな旅がはじまる。

そんな経験がみなさんには
あるだろうか？

ふかぽんさん（これを機にみん友になって
いただいた。ありがとう）のフォト、
「初夏の野辺山～shakedown～」を見たの
は去年のいつ頃だったろう。

深い青空と、物言わず佇む白いアンテナ。
この写真に私は魅了されてしまった。
これとおなじ光景をこの目で見たい。
写真に収めたい。
もう寝ても醒めても頭からついて離れず、
ついに私は決心した。

信じがたい話だが、本当に行ったのである。
和歌山から八ヶ岳のふもとまで。
野辺山へ。

【 45ｍ 電波望遠鏡 】

タイトル写真とアンテナの向きが違うのは、
撮影中に稼動をはじめたからである。
台座が転回し、ゆっくり時間をかけて



アンテナが蒼穹を仰いだ。
（写真はアンテナの喉仏あたり）

【 10ｍ 電波望遠鏡 】

これが6台合わさって、
【ミリ波干渉計】となる。
直径で最大600ｍに相当する。


野辺山は、八ヶ岳から吹き下ろす風で
標高のわりに積雪が少ない。
それでも今年はさすがに異常だという。
例年にない暖冬は、個人的には思わぬ
幸運をもたらした。


見てもらいたい。この蒼天を。
宇宙の色そのままに、野辺山の空は
期待してたとおりの空だった。


まったく、ついているとしか言いようが
ない。まさかこの時期に好天に恵まれる
とは。旅の女神はつねに、私に微笑んで
くれる。（ダブルサムアップつきで）


かわりに運命の女神やキューピッドからは、
完全にそっぽを向かれてるようだが。
まあ、それはそれとして、


旅はまだつづきます。