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2018年03月18日

南朝の里 賀名生梅林

南朝の里 賀名生梅林
賀名生

と書いて、

あのう

と読みます。

がなうまれ、ではありません。

そう読んでた時期が私にもありました。

賀名生(あのう)梅林は、
奈良県五條市西吉野町にあります。

地図でいうと、ココ。
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和歌山市から1時間ちょっとの距離。ちかい、近い!

朝8時。
この時間だと、駐車場はまだすいている。
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となりのスバルは、和泉(大阪)ナンバー。
そう、ここは河内長野など大阪南部からのほうが近いのだ。

賀名生梅林は、奈良県でも指折りの梅林とのこと。

まあ、撮影とか気にせずに梅林を目で楽しみながらゆるーく散策などしてみましょう。

ところがです。

幹線道路から一歩はずれ、急な坂道をすこしあがったところでまわりの景色は一変します。

おおっ!?
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なんかスゴイ!
思ってた「梅林」とぜんぜんちがう!

(※中央の青色のは、ブルーシート。大雨で土砂崩れ、通行止めになってる)

うおおおッ!
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なんだこの光景は。
桃源郷か。

桃源郷に迷い込んだか?
(桃じゃなくて梅だけど)

ふしぎな風景である。
山々に民家が点在し、集落となって、そのはざまに梅林が植樹されている。
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山肌を覆いつくすように、淡い紅色の梅花が雲海のようにほころぶさまは、壮観としかいいようがない。

正直おどろいた。

こんなみごとな梅林が世の中にあるとは。
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(散策がてらに梅林を歩こう)
と、のんきにかまえてましたが、

あまりの驚異に私の頭の中も一変。
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もう夢中になってシャッターを切ってます。alt

民家が点在してるので、
もはや梅林撮ってるのか、民家撮ってるのかわかりません。
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そして、この先のむこうには、
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それはそれはみごとな
しだれ梅が一本たたずんでました。
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ではお近づきのしるしに、
ハイ、ごあいさつ。
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すこし行くと、
一軒の民家のガレージに、
「ご自由に休けいしてください」
alt
(※私は視野狭窄というか、時折馬鹿なので、ソファーがみえずトラックの運転席に坐って休め、という意味かとおもった)

ポットにお茶やコーヒー。
え?本当に勝手に飲んでいいの?
なんでそんなにサービスいいの?
alt

写真とってると、そこへ当家のおばちゃんが登場。
おばちゃんはよほど話好きなひとらしく、

「どこから来たん?」
「ううん、近くから。和歌山市」
「じゃ、京奈和道で」
「そう」
「べんりになったよねー」
「よねー」

道路の話で盛り上がる。

あと、おばちゃんの話しでは、前述の土砂崩れによる通行止めで、
近隣の梅農家は下までおりるのに迂回を余儀なくされてこまってるらしい。そりゃそうだろうな。生活道路だもんな。

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観梅にやってくるお客さん相手に、おみやげを売ってる。梅干しや山椒漬け、写真のとおり干し柿など。
みなけっこう買っていく。

この家のそばに、
またもや「しだれ梅」が。
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その華やかさは、極上。
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順路にはこのような看板があちこちにあり、【絶景ビューポイント】をしらせてくれる。
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【見返り千本】
alt

下をのぞきこんでみる。
alt 

「100m先に見晴らしのよいとところがあります」
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これのことかな?
alt
 
ふと、頭上に
『乙女椿<オトメツバキ>』
をみつけて、

あまりの清らかさにレンズをかえて撮る。alt

シグマの70-200で。
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その柔肌に触れてみる。

このあたりが標高でいうところの最高地点。
alt
幻想的な光景に目をうばわれる。

そのすぐそば。
ふたたび休憩所でひとやすみ。
alt
順路にはこのような民家のかたちを借りた休憩所が点在し、地元のおばちゃんが特産品のほかお茶やら缶コーヒーなどを売っている。

こんなものまで。
alt

alt
いや、
食べませんよ?
こんないい景色でこんなの食べたら、お酒呑みたくなるじゃないですか。
食べませんよ?

いい景色とは、じつはコレ。
またまたみごとな「しだれ梅」が
このすぐそばに。
alt
ここの梅林を歩いてると、ところどころにこうした「しだれ梅」が一本だけというのが、絶妙なタイミングのようでもあり、
まるで、ビーフカレーのなかの牛肉のような出会い方をする。(つねにたとえが食べ物である)

梅サワーならぬ、
梅シャワーだ!(われながらつまらぬことを)
alt
しかたありません。しだれが圧巻すぎて、うまい言葉がみつからない。

道中、「玉手箱」みたいなのがおいてあった。
なんだろう?
alt

なるほど、養蜂かあ。
alt
受粉用ですな。

最後の絶景ポイント。
【振り返り千本】
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さっきの「見返り千本」といい、ここの「振り返り千本」といい、どういう違いがあるんだ? 適当にネーミングしてるんじゃないの?
と思ってたら、実際にこの現場に立ってみると、

「アッ、オレ今ふりかえってるわ」

賀名生梅林の看板に偽りはないようです。

このあと、ふもとまでくだります。
たっぷり3時間の行程。
alt
(こうして見てみると、けっこう標高差があることがわかり、ひといきに足腰の疲労感をおぼえた)

さてさて、
ブログタイトルにも使わせていただいた
「南朝の里」
は、地元観光用のキャッチフレーズです。
どうやら、この賀名生を「南朝の里」として売り出したいようです。
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というのも、南北朝の争乱で、ゴダイゴじゃなくて後醍醐天皇が都落ちのすえたどりついたのがここ「賀名生」なのだそうです。

その仮住まいというか、「皇居跡」が梅林のすぐ前の歴史資料館の敷地内に保存されています。

皇居跡のまえで梅をいれて、おっちゃんが玉砂利に三脚すえて撮ってるのを、真似して撮ってみた。
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が、皇居跡とおもったうしろの建物はじつはただの「便所」でして、

ただしくはこちらでございます。
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皇居があったということは、歴史上ほんのわずかな期間ながら、この「賀名生」が日本の仮にも首都だったということであり、
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それを思うと、さきほどみてきた梅林もひとしお、雅やかな色合いにうつります。
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 *   *   *   *   *

お昼は、梅林から車でたった10分。
五條市内にもどる道沿いにあります。

「中国料理 豚珍館」
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このお店は、ちゃんぽんが絶品。
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(※麺大盛り無料だが、今回は控えた。腹八分目を心がける)

リフト(持ち上げ)などやってみるが、ピントがはずれっぱなしで泣ける。
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なにやってもピントはずれな男だから。

(※自分用メモ。「ちゃんぽん」と「五目そば」のちがい。ちゃんぽんはしょうゆベースでとろみがかかっている。五目は塩ベースでとろみがなく、かわりにとき卵。こんど行くときは五目そばを。)

そろそろ桜のたよりも聞こえてくるこんな時季に梅林とは、冷や汗モノのブログ更新となりそうですが、
地元のおばちゃんの話では、例年より一週間遅いそうだから、致し方なしです。
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まあ、今回はこんなところで。

ありがとうございました。
またお会いしましょう。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2018/03/23 20:04:11

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この記事へのコメント

2018年3月23日 20:15
こんばんは〜😃

いや〜とても素晴らしい梅林を見させて頂きました!
今週の北部へのドライブ計画、早まってしまいました💦
とても素晴らしいです😃
コメントへの返答
2018年3月23日 20:22
おお、どうも。ぼうやんさん。
ありがとうございます!

おや、ぼうやんさんもどこかへ行かれる予定なのですね。

賀名生は来年のご予定に、ぜひ。

わが眼をうたがうほど幻想的な光景でした。
2018年3月24日 0:53
RicoAlfaRomeoさん、こんばんはっ(^_^)

ここ、スゴいですね💦 これほどまでに見事で広大な梅林は見たことないですよ。 白梅と紅梅がバランスよくて本当に桃源郷のよう(桃ではなく梅ですけど(笑))。

そして点在してる民家を上手く取り入れてるのは流石としかいいようがありません! 梅だけでも綺麗なのは十分に分かるんですが、やはり梅は日本建築が似合います! 私が撮りたかったけど撮れなかった写真です。 梅園ですが、その直ぐそばに人々の生活がある事がイメージできますよね? そういう写真って温もりを感じると思うんですよね。

そして煮込みこんにゃくの次の写真が圧巻です! これは見事としか言えないのに、それをビーフカレーの中の牛肉に例えてしまう辺りがリコさんらしいですな(笑) そのノリでトラックの運転席で休憩してほしかったと思ったのは私だけじゃないハズ(≧∇≦)

さぁ、あと1日頑張れば休みです! 桜でも撮りに行きますかね!
コメントへの返答
2018年3月24日 7:17
どうもー。
一文無しさん。

はじめブログにする気はなかったのですが、あまりの景色に「ぜひともみんカラで紹介せねば」と気合いれてとりました。だから、望遠で切り取りより引いた画角が多めです。

一文無しさんも目の付け所が良いですね。そう、ここは「民家」が入るので人気の梅園なのです。そう、梅園。すっかりこの言葉を忘れてました。しまった。ずっと「梅林」って書いてた。

しだれは前のコメントのやりとり通り、したからあおって望遠めいいっぱいです。ほかに撮りようがおもいつきませんでした。梅ってほんと撮りかたわからんわー。

一文無しさんは本日仕事ですか。月末なんで私は土曜休みです。和歌山は桜まだなんで、お墓まいりいってきます。松山は桜はやいですねー。もう満開かな。
2018年3月27日 4:44
こんにちは~(*^▽^*)

この名所、去年TVでやってましたね~🎵
見てみたいわーと思ってたとこです(^^ゞ
サクラもイイですが梅もキレイなものですね~🎵
特にしだれ梅はホント圧巻です~(´▽`*)

最後に先月はコメントありがとうございました!
遅くなりましたけど来月にはブログ更新したいと思っております(`・ω・´)b
コメントへの返答
2018年3月27日 19:55
おおう、ヒラりんさん。
お元気かな?

ブログ再開待ち遠しいです。けど、あせらずゆっくりどうぞ。我々は気長に待ちますので。

前回のそちらへのコメント、「ショックを受けた」の意は、ヒラりんさんのその受け止め方であってると思います。
私はどうやらヒラりんさんの読解力と高度なセンスに対し、全般的に信頼を寄せていいような気がしますので、私の言葉足らずなコメントでときどきご迷惑かけるかもしれませんが、そのときはよろしくお願いします。
2018年4月1日 18:55
近くに住んでいながら知りませんでした。
逆に南部や岩代梅林といった有名どころばっかり行っていました。

いいブログを拝見させて戴飽きましたので、
来シーズンは一度ここを訪ねてみます。。
コメントへの返答
2018年4月2日 8:09
おお、とうとうラストサンバーさんからコメントいただけるとは。
いつもブログ、「たいへん」楽しみに拝見させていただいてます。
とくに、怒濤の乗り鉄旅行記は手に汗握って読んでます。

サンバーさんから見て、私は、
(乗らんと写真撮ってばっかやな)
と思われるでしょうが、これだけは申し上げたかったのは、私は本来乗り鉄でして、といっても海外ですが、サンバーさんも先日訪れたベトナムは私も昔ハノイ・フエ・ダナン・サイゴン路線を乗ったことがあります。あと、インドとか。

あのう梅林はサンバーさんはご存知なかったですか。まだまだ知名度がひくいようです。

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何シテル?   04/10 20:19
Ricoというのは、「ガンスリンガー・ガール」(相田裕)という、今となってはちょっとふるい漫画に登場する男の子の名をつけられた少女のことです。 作中、ドラ...

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