『アレイからすこじま』の駐車場は
早い者勝ちにちがいない。
そうにらんで、
尾道から車とばして駆けつけてみると、
ひろい駐車場に車はタッタ10台。
(でも、そのうち満杯になるんだろう)
だが、それから車の台数が増えることはなかった。
「ここをキャンプ地とする!」

いや、キャンプしないですけどね。
拠点という意味で。
AM9:30
さわやかな5月の海風がふく坂道を、カメラ機材をかついでエッチラホッチラ歩いてゆく。

【アレイからすこじま】

うおおおーッ!

潜水艦と護衛艦が「かぶりつき」で見られる!

こいつはすごい!
こんな夢のような場所があったなんて。

そのとき、近くにいた若い女性ふたりが、
「あ、なんか出港するみたい」
とかいってるので、カメラいじりながら、
(フッ、どうせクルーザーとか遊覧船だろ?)
などと、ひとの言うことナメてかかってると、
「え、ちょtt、まって!?」

マズい、18-105じゃ焦点距離が足らん!
大あわててでシグマの中望遠70-200にかえて撮った。(上下とも)
『練習艦 かしま (TV-3508)』

↑拡大してよく見ると、甲板に乗員がならぶ「登舷礼」をおこなってる!
手前の潜水艦乗組員も、直立で見送る姿がイイ!
なに?ここ、映画の撮影でもやってるの?
いや、海上自衛隊ですよね。フツーに。

すみません、初心者なもんで。
あまりの鼻血ブーな光景におもわずコーフンしてしまいました。
そんな鉄条網なんか張らんでも。威嚇せんでも。
向かって、ひだり。南側に歩くとなぜか「クレーン」が。なんだこれは。(旅の下調べとかしない主義)

そこからのながめ。

ほう、いいね!

こんどはむかって右。さっきの看板から北。
おお、めちゃくちゃイイじゃない!

もう、完全に「沈黙の艦隊」だ!!
護衛艦群の勇姿は、

まさに「圧巻」!

初夏の日射しのなか、2時間タップリかけてバシャバシャ撮ってとりあえず満足(ニッコリ。
いったんこの場を離れ、『大和ミュージアム』にバスでいきます。(周辺は車で混雑してるのを見越した判断)

バスを降りるさい、190円のところを200円料金箱にいれて、じっと待ってると、バスの運転手にマイク越しに「これはおつりでませんよ」と言われ、赤っ恥。 なに?強制的「釣りはいらねえよ。とっときな」状態?! 500円玉入れてたらどうなってたの?ふだん公共交通機関を利用しないからねえ、わかんないんですよ。 トホホ。
バス停「教育隊前」から、テクテクあるいて橋をわたる。

川の名を、「二河川」という。
【大和ミュージアム】

玄関で巨大な主砲がお出迎え。

真っ先に向かったのは、言わずと知れたこれ。
ドドーーン!

この迫力をみよ。

3年前は「スマホ」だったため、思うような写真にならなくてたいへん悔いがのこった。

今回はデジタル一眼レフで、思うぞんぶん撮る!

来館二度目なので、勝手がわかっている。
すぐに、2階にあがる。
ズドドーン!
このスケール感。
そして、3階へ。
ドギューーン!!

ふたたび、1階にもどって。(上にあがったり、下におりたりたいへん)

※ここからの構図は、ここが「記念撮影ポイント」でつねに公式カメラマンが常駐してるので、なかなか撮れないような。(連休中の話だけど)
艦尾にまわりこんで。

あ、やばいですね。

さっきから、ささきいさおがメッチャええ声で歌ってます。脳内で。

それじゃないですよねー。 ちがうよねー。

それにしても、ため息のでるほど精巧な模型だ。

展示品を見ていきましょう。
今回じっくりみたかったのは、図面。

そう、大和の「図面」である。

戦争中にこれほどの図面を書いていたとは。
おどろくしかない、当時の技術力に。

※ちなみに、撮影可のようである。
3年前は撮影禁止だった。
いまは、・商業撮影はダメ。
・フラッシュだめ。
・三脚・一脚の禁止。
であり、規則がかわったのか、あるいは自分の勘違いだったのか。
じつは図面のほかに、撮りたいものがあった。
建造にかかわった、当時の工具の品々である。
「ノギス」
これが、太平洋戦争中のノギス。いまのとそうかわらん。
「タップ」

わかりやすくいうと、「ネジをつくるためのネジ」。鉄に穴をあけ、コイツをハンドルを使って手でグリグリやると、ネジ穴がつくれる。現代とさして見た目がかわらん。こんな昔からあったのか。
「面粗度表」

ちょっとわかりにくいが、金属の表面がスベスベかどうかの実物例みたいなもの。
スベスベかどうかさわってみなわからんやん!というので、さわれるようにしてある。
あと、気になってたのが、機関部の話。
エンジンどうなってたの?
ボイラーはわかるんだけど、
(※↑八の字の部分が水タンクになってる)
あ、蒸気タービンでスクリュー軸をまわすのか!
この時代にタービンなんてあったのか!
さて、お昼ご飯を食べに
呉の市内を歩きます。
さすがふるくからの軍港都市、街区がきちんと整備され、きれいな街だ。
軍港都市といえば、さっきミュージアムでやってた催し。
ここ呉が舞台だからね。
アーケード街にある、
昔ながらの洋食屋。
「いせ屋」
店内が異様に渋すぎる。
おまけにせまい。よく座れたもんだ。
海軍カレーも有名だけど、「肉じゃが」もうまいんだって!
たのんだ。
で、昼間からビール。
ふだん、ぜったいに昼間から飲酒はしない主義なのだが、今回はとくべつ。しばらく車の運転もしないし、いやー喉かわいちゃって。ま、いいんじゃな~い。のんじゃえ~。
このお店のお目当てがコチラ。
「特製 カツ丼」
なんじゃこりゃ!カツレツにデミグラスソース。お皿ごはんにドンッ!
食べてびっくり。これ豚肉じゃなくて牛肉か!ビーフカツなのか!
店を出ると、ミュージアム方向にもどる。
街の経済的繁栄を象徴するかのような広大なアーケード街。
あるきながら感じたこと。
尾道は潮の香りがするが、
呉はどこにいても香しいカレーのにおいがたちこめる。
学生服だと思って通りすぎようとしたら、軍服だったんでちょっとおどろく。
呉ならではの光景やね。
海上自衛隊 呉資料館 てつのくじら館
は、「連休中につき撮影禁止」だったため、写真はありません!
古カメラ(フィルム)とニコンを首からぶら下げ、準備万端でのぞんだものの、「撮影禁止」のふだに、「ダメなんですか?」「連休中は混雑するのでご遠慮いただいてます」といわれ、ガックシ!潜水艦の艦内を撮るの、楽しみにしてたのに!
3年前は禁止だったから、今回は撮りたかった。くそ~。
今回の旅で、下調べしたつもりで失敗した唯一の例。
腹立ちまぎれに去り際に一枚撮った写真。
いや~、いい天気だ!
次回は引き続き呉にて、
アレイからすらすこじまからの夜景をお送りいたします。
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Posted at
2018/05/21 20:04:12