RicoAlfaRomeoのブログ一覧

（便宜上ブログの日付は6日となって
ますが、実際の日付と異なります）

１月３日(日)
長野・諏訪を発ち、山梨に入る。
清里を経て、野辺山へ。
野辺山は長野県なので、山梨を出、
ふたたびの長野入りとなる。



野辺山駅付近


この日の宿泊はここ、
『八ヶ岳グレイスホテル』

このホテルを選んだのは他でもない。
今回の旅のメイン、「国立天文台　野辺山
電波観測所」が目と鼻の先だからである。
おそらく500ｍほどの距離。

だが、それを抜きにしても、このホテルに宿泊
して正解だったと、私は後に知ることになる。
以下、ホテルの特色を挙げる。

①どうでもいいことだが、ホテルのまん前が
「鉄道最高地点」。


本当に目の前。

そういえば、小学生のころ学習まんがで読ん
だっけ。まさか自分がその場所に来ようとは。

それにしても、最高地点はもっと「峠のてっぺ
ん」を想像してたが、まさかこんなホテルと国
道の間の踏切とは。なんか腑に落ちない。


②雄大な八ヶ岳の眺め。


なかなか、悪くない。

隣室の客がベランダに三脚だして、
同じ夕景を撮影していた。

③『星空観察会』
チェックイン時にフロントで、
「参加されますか？」とすすめられた。
翌朝の電波望遠鏡しか眼中になかった私だが、
念のため参加を希望した。

この判断は正しかった。
世の中思いもよらぬ方向で、予定外の
好イベントに巻き込まれたりするものだ。

（写真はありません。申し訳ないことです）

夜8時きっかりにロビーに集合。マイクロバス
でそれこそ1分ほど。距離にして200ｍもない。
場所は、ホテル前の原っぱ。
最後にバスに乗りこんだ私が最初にバスを
降りる。
見上げれば、満天の星空。
なにがすごいって、この時点で天の川が
はっきり見えること。
背後で、家族連れがバスを降りるたびに
歓声を上げている。

断熱マットを敷き、十数人で川の字に寝転がる。
頭上にひときわ輝く星団がまたたいている。
これくらい説明なくともわかる。
すばるだ。
プレアデスが、信じられない明るさで頭上にある。
星の数を数えると、７つ。肉眼で６～７個確認
できれば十分だと説明がされる。目のいい子供
だと、10個くらい見えるらしい。
いかん。さっきから谷村新司が頭をよぎる。
ちがう。そうじゃない。せめて車のエンブレム
にしてくれ。

女性の星空案内人が、レーザーポインタで
夜空をさす。
アンドロメダ銀河がもやっと、肉眼でようやく
わかる。
「鉄郎とメーテルが目指したところです」
案内人の女性がいきなり言うので、
（ウオッ?!）と声にならない声が出た。
団塊ジュニアの私には直球ドストライクだが、
いいのか？小さなお子様にはわからないぞ？

…余談だが、私はいわゆる「ヤマト世代」では
ない。たとえば、
「野沢雅子のキャラといえば？」
と問われれば、一人称がオラの人ではなく、
「メーーテルゥ～！！」をいちばんに挙げる。
そんな世代。

約束の30分きっかりに、バスがふたたび
ドコドコ車体を揺らしながらやってくる。
意外なことに、人が数名乗っている。
第2便か。そういうのがあるのか。
「はーい、みなさん。これで終わりですが、
8時半からの会に参加したい人は、
残ってていいですよお～」
いやいやいや！　無理ですから！
なぜ30分に時間を区切ったかわかった。
氷点下に耐えうる限界の時間だからだ。
耐寒訓練をうけてない、それこそ
南の国のRicoにとってはもはや限界。
もう星空はいいから！
ホテルに帰らせて！


一杯のんで、寝た。

次回ラスト。