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2016年08月12日 イイね!

安曇野・水紀行①烏川渓谷

安曇野・水紀行①烏川渓谷【1】「小木曽製粉所」

長野自動車道・安曇野ICをおりてすぐ。
安曇野にきたらまず蕎麦でしょう。


なかはセルフ式。
丸亀製麺の蕎麦バージョンといった
ところか。
(幹線道路をはさんでむかいに本物の
丸亀製麺の店舗がある。ここ安曇野で
は、うどんvsそばのガチ対決が見られる)

この写真の後方には開店間際にもかか
わらず、ざっと20人くらい並んでます。
茹で置きしない、というポリシーは立派
だけど、茹で職人がひとりでなので席は
空いてるのにいっこうに行列が進まない
というありさま。

『冷やかけ』(500円)

わけもわからず頼んだけど、
ダシを飲み干せないそばがあるとは
知らなかった。
関西だし食文化圏の私にとっては、
やはりどうしてもきびしいものがある。
(ただ、写真がきれいに撮れて満足)
隣の「山賊焼き」については、次回
言及いたします。


【2】「県営烏川(からすがわ)渓谷緑地」

5月に訪れた高知・中津渓谷は素晴らしかった。
あれ以来、渓谷・渓流の文字をみると目の色を変えてカメラの準備するようになってしまいましたとさ。(宝の山にみえるんです)

おー、涼しそう。気温は35度ちかい。
市民の憩いの場なんですな、きっと。

でも、渓谷じゃないような・・・。

沢をみつけたので、これに沿って
歩いていきます。


まあ、これはこれで。


長野くんだりまでやってきて、沢で
玉ボケだしてよろこんでる男。

うーむ、よしよし。

沢って、ちょっと移動しただけで雰囲気・表情がころころ変わって面白い。
あー、ここもいいとか夢中になる。


これはピント奥か手前かでちょっと
なやんだ。いかがなりや?


いい感じの森閑になってきた。


最後はこれで。



【3】「ルートイン安曇野豊科駅南」

この日の宿はここ。

ルートインは泊まりやすいからいい。

ホテルの部屋から愛車をめでる
このしあわせ。


ホテルの駐車場から大糸線・豊科駅が
まる見え。こういうのきらいじゃない。

でもよく考えたら、夜うるさいかも。

『朝食バイキング』

おなじルートインでも、ここの朝食は
よくありませんでしたね。
(以下自分用メモ)
・ポテトサラダがない。
・焼き鮭がない。
・生卵がない。
・お味噌汁にもやしが入ってるせいか、
絶望的にまずい。信州きてお味噌汁が
まずいだなんて、情けない。
(写真はせっかく気に入ってるのに)


【4】「豊科 ばんどこ」

夜を食べに行く。
宿からほど近いこの店にきめた。
こりもせずまた蕎麦をたべよう。


『季節の野菜天麩羅 』(750円)と、
アサヒスーパー ドゥラアアアアイィィ!

天ぷら盛り合わせを頼むと、
なにが出てくるかわからない
わくわくがありますよね。

『幻 純米吟醸』(450円)

この酒がですね、ムチャクチャ旨いんですよ。
私ひさびさに酒飲んで感動しました。
舌の上を甘露がころころところがりだすよう。
「何を言い出すんだ」といわれそうですが、
いやもう、何を言ってんだか。
とにかく旨いです。まさに美酒。

『信州サーモンの朴葉(ほおば)焼き』(650円)
を頼んだら、なんかえらいことになってきた。

自分で焼くんですか。そうですか。

お味は、味噌なのに自分の舌がおかしいのか、すきやき食べてるようなかんじだった。それも食べ終わる最後のほうの、濃いやつ。
なんにしても酒が合いますな。

『手打ちそば 鴨せいろ』(1400円)

安曇野で蕎麦をたべる。

次回も安曇野、わさび畑があるらしいんです。
行ってみます。
Posted at 2016/08/17 21:24:44 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2016年08月12日 イイね!

夏の黒部ダムへ

夏の黒部ダムへ子供のころからあこがれだった

黒部ダムに行ってみよう。

お盆休みに突入するやいなや、

私は愛車を駆り、

一路信州をめざした。


ところでみなさん、黒部ダムの行き方ってご存知でしたか?
私はちっとも知らなくて、てっきり先入観から富山方面から行くんだと思い込んでました。

ところが下調べで公式HPをみたら、富山から来いとは一言も書いてないんですよね。
「関西から来ようが関東から来ようが」、
「車だろうが電車だろうが」
長野・大町経由で「扇沢(おうぎざわ)」に来い、話はそれからだと言わんばかり。

まじですか。また長野県ですか。今年の正月行ったばかりなんですけど。
上等です。参りましょう、夏の信州へ。

扇沢をめざします。


すると、扇沢のすぐ手前でストップ!
係員に有料の臨時駐車場に誘導されます。
ここからはシャトルバスで。
けれど動じません。なぜなら奈良・吉野の桜を見に行ったときと同じシステムだからです。

シャトルバスで10分とかかりません。
扇沢駅です。


トロリーバスの切符を買って
改札に並びます。
往復料金が2570円ときいて
思わず財布の中身を確認しました。


トロリーバスとはこんなかんじ。
重連です。ついでに電動です。
バス係がおもむろにエア野球をはじめ、それを女性職員がひややかな視線で見守っています。
お盆休みに働いているうち、テンションがおかしくなったにちがいありません。


バス車内。途中、難工事で有名な映画にもなった「破砕帯」の案内ランプが見えましたが、バスは減速することなく通過します。


16分で黒部ダム駅に到着し、そこから220段もの階段をバスの客全員で息を切らして駆け上がり、展望台へ。


うおおおおおおお!

とうとうここまで来た。

すごい。
あまりに巨大すぎてスケールというか、
距離感が喪失する。


黒部湖を見渡す。


向かって正面は立山連峰の方角。


黒部峡谷の方向。
きれいにかかった虹がごちそう。


展望台には破砕帯から沁み出した
湧き水がでる。真夏なのに雪融け水の
ように冷たい。


『地上でもっとも美しい人工物』
ここですこし余談に入る。
昭和の三大馬鹿査定という言葉がある。
大蔵官僚が言い出し、戦艦大和、青函トンネル、伊勢湾干拓をして、莫大な税金をつかったはいいがのちの対費用効果があやしまれる事業のことである。

これに該当はしないが、本四連絡橋なんかも巨額の予算がつぎこまれた未曾有の事業だ。
これらは決して「馬鹿」ではない。むしろ日本人の本質なのだ。

国家のスケールに見合わないものをあえてつくり、それにあとから国勢をあわせていく。

アメリカには「開拓者精神」フロンティア・スピリッツなるものがある。
日本は「菊と刀」に象徴されるような大和魂とはべつの、いわゆるものづくり精神がある。
鉄砲が伝来すれば、それまでネジもつくれなかったくせにたちまち量産し、戦争の様相を一変させたり、幕末、黒船に驚いたかと思えば、30数年後には艦隊を有し日露戦争をやったりする。

黒部ダムも日本人の本質そのものといえる。



その話とはべつに、
工業・土木において計算されつくしたデザインは必然的に美しいというのは真実である。
戦闘機が美しいのもそのためだ。
戦艦大和は美しい。
瀬戸大橋もうつくしい。
黒部ダムを見てもらいたい。
黒部ダムは、「この地上でもっともうつくしい人工物」のひとつだと断言できる。

さて、考えごとをしてるうちに
ダムえん堤をはしまで歩く。
ふりむくとさっきまで自分がいた展望台と階段。
気温はどれくらいだろう。
暑いといえば暑いが下界ほどではない。階段を上りおりしても汗はあまりかかなかった。


どこからか抹香のにおいがたちこめる。


工事で亡くなった殉職者を慰霊する碑
がここにある。

当時の労働者は、戦地からの引き揚げの復員兵が多くを占めた。
彼らはかの戦争の生き残りであり、「死にそびれた」という思いから死と隣り合わせの難工事を厭わなかった。
彼らなしに黒部ダムはなく、ひいては今の日本経済はない。彼らもまた、英霊である。

バス駅にむかう。
巨大なエアコンのように冷気が吹き出し、
帰る人はみな、「涼しい! 寒い!」
といいつつ黒部をあとにする。


長野・安曇野を朝7時にでて、昼には戻れた。
たしかにお手軽コースだ。

今回の旅は安曇野に拠点をおいた。

というわけで、次回は安曇野です。
Posted at 2016/08/16 21:31:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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Ricoというのは、「ガンスリンガー・ガール」(相田裕)という、今となってはちょっとふるい漫画に登場する男の子の名をつけられた少女のことです。 作中、ドラ...

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