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2019年08月11日 イイね!

宿はなし ~平湯温泉物語~

宿はなし ~平湯温泉物語~今回の旅のメインテーマは、

上高地

その足掛かりとなる

岐阜・高山

平湯温泉郷

にやってきました。

温泉郷の入り口に立派なバスターミナルがある。
ここから上高地、そして乗鞍岳や新穂高にバスが直行する。
(※温泉の奥に、さらに広大な「アカンダナ駐車場」があり、そこからも上高地直行のシャトルバスが運行されている。私の場合はそこを利用する。このバスターミナルの駐車場ではすぐいっぱいになるからである。つまりこのバスターミナルは、宿泊客向けということになる。このあたりの機微というか事情が、下調べではさっぱりわからず現地に行ってようやくつかめる)
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町のいたるところから温泉が湧きだしており、あたりは硫黄のにおいが立ち込める。
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湧き水もゆたかで、
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(↑山の中の風景ではなく、本当に町なかの路地にこつ然と湧出している)

しかも飲み放題。
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和歌山を午前3時にでて、
着いたのがちょうどお昼の12時。

この時点で、
今夜の宿がまだきまっていない。

そう、今回も宿の予約を一切せずに旅に出たのである。

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(平湯温泉は標高1,250米。8月にあじさいが色づく)

バスターミナルのむかいに、
「宿泊案内所」がある。
ここは観光案内所を兼ねる。
ここを頼みで旅に出たのだが、
「どこも満室で空きがありません」
のひと言で片付けられてしまう。
はるばる遠くからきた旅人を、そんなひと言ですませてしまうとは。
そこをなんとかするのが宿泊案内所ではないか。
ない、できないというならシロウト同然。こんな案内所はいりません。
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まァ、盆休みに予約なしでくる私も悪いのですが。

それじゃ、いっちょー、
旅館やホテルを一軒づつあたってみますか。
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ところが、しらみつぶしにあたってみたが、
当然のことながらどこもいっぱい。
部屋など空いていない。
ほんとうに近在の宿ほぼぜんぶにあたってみたが、どこもダメだった。

今回はマジでヤバいかもしれん。
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温泉卵のとなりに
湧き水でラムネが冷やされる。
天然の冷暖システムはかくもコンパクト。
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思わず所望してみる。
ラムネ100円、温泉卵50円。
温泉郷ただ一軒だけの商店からの、ほとんどサービス品のようなお値段。
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のんきに温泉卵くってる場合じゃないケド。
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あじさい咲けども宿はなし、か。
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お店の路地を行くと通りのむこうに、
「平湯神社」がある。
もはや神頼みである。
わりとちゃんと参拝する。
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画角が変だが、気取って撮ってるわけでなく鳥居の下に観光客がガンガン車を停めてるから。

かれらのお目当ては、どうやら神社の隣の茅ぶき屋根の古民家。
人気スポットらしい。
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そして神社のむかい、ほんとうにむかいにこのような建物があり、
「日帰り入浴」とある。

『穂高俱楽部』
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日帰り入浴施設だから宿ではないのか。
藁にもすがる思いで店内に入る。

「ここには泊まる部屋はないのですか?」
三谷幸喜の嫁(元嫁だっけ?)にちょい似の女性がでてきて、
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「休憩ならできますよ」
休憩ってなんだ。
寝たらいかんのか。

「あちらのシートで休んでいただくか・・・」
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「2階のお部屋で雑魚寝となります」
え、寝れるの!?

あ、知ってる!なんかきいたことがある。
こういう感じなんだろう?
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『ハンチョウ』より。
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(※ちなみにこの作品は、私の最近のバイブルとなっている。生を楽しめ、というコンセプトは私の心に響いた)

世事に疎いわたしは、日帰り入浴と雑魚寝のちがいがわからない。
きいてみると、1,000円か1,200円のちがいだけで、あとはおなじ青いバッグとタオル一本を渡されるという。バスタオルは別料金らしい。

料金を払い、さっそく2階にあがってみる。
雑魚寝は早いもの勝ちだからである。

和室の障子をソロリあけると、
うわっ!こんな感じか。
ほんとうに雑魚寝部屋だな!
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これはセーフなのか?
ギリギリセーフなのか!?

ちなみに北枕である。
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気にしないひとは気にしないし、気にする人は気にする。

しかしこれは寝れんぞー。
(じっさい寝れんかった。ジェットエンジンみたいないびきかく人がいたので。滑走路で寝てるのかと思った。

それから歯ぎしりの人。私も歯ぎしりするから人のこと言えんけど、深夜に「カコッ、クーン」という謎の怪音がひびく。なんの音だろうと思ってると、それが歯ぎしりと気づいて戦慄する。とても人体から発せられる音とは思えない。

あと、床をノシノシ歩くひとがいて困った。世の中には足音を消す習慣のないひとがいたものだ。ふつうは親からしつけられるものだが。忍者なら)

よし!これで車中泊からはまぬがれた。
そういう意味では勝利かもしれない。

安心したところで、温泉に入りに行く。
あー、こんな感じかー。
湯船も桶も、檜造りでいいかんじ。
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と、油断してたら奥になんと露天風呂が!
うひょー!ここ最高!すごくいい!
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夏山のみどりのなかで温泉。
これは格別。
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これだけでもきた価値あるな!
(※以上3枚、スマホ撮り)

風呂上りに自販機で缶ビールをプシュッ!
スマホ片手に、みんカラ。
まさに極楽。
お、みなさまからさっそくお盆だよりが届いてますな。

ふだん昼間から飲酒しないが、きょうは特別。
だいたい、5時半まで待ってられない!

同施設内の食事処があくのが5時半。

『飛騨牛カルビ焼肉』(1人前2,200円)
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奥飛騨きたら、飛騨牛たべるしかないでしょー、もー。
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貴重なお肉。一枚づつ丹念に焼いていく。
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タレと本わさびでいただく。alt
めちゃめちゃウマい。

ひとり焼き肉か、と思われそうだがひとりなのはまちがいないが、座敷のとなりの卓の夫婦と意気投合というかしゃべりながら食べてた。
夫婦なんだから、ふたりで会話すればいいのに、なぜか私にしきり話しかけてきた。べつに夫婦仲が険悪にも見えないが、なぜなんだろう。
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だんなさんは55歳。
愛知の東海市から。
高速をつかわずに下呂温泉から、国道41号線できたという。
道の駅で文字通り道草くいながら。
車はジムニー・シエラ。色はジャングルグリーン。
7月に納車されたというから去年の話かとおもったら、今年の7月だそうで。
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「アルファロメオで一人旅ですか」
いいですねーと言われたが、イヤイヤ。けっしてほめられた話ではないのですよ。
夫婦で旅行するのが本来あるべき姿。
でも、アレッ?もしやお二人も雑魚寝部屋?
いきなり旅行を思い立ったものだから、予約なしできたという。
おれはいいけど、それじゃ奥様お怒りでは?寛容な奥様だなーとおもったら、けっこう激おこぷんぷん丸なんだそうで。そうはみえなかったが・・・。

お二人の目的は上高地でも乗鞍でも新穂高でもないらしい。
奥様のご希望は、「くま牧場」なのだそうだ。
くま牧場って。

なにか物足りないな。
もう一品頼もうか。
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せっかくなので飛騨牛づくしで。

夏の旅はパワーだ!スタミナだ!

肉くえ、肉ッ!!

『飛騨牛すじ丼』
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コレステロールも明日のことも、
なにも考えずに食べよう。

どうせ、なるようにしかならないんだから。
旅先の宿も人生も。
そう、なにもかも。
 
  *  *  *  *  *
次回はいよいよ上高地。

Posted at 2019/08/16 20:04:11 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記

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