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RicoAlfaRomeoのブログ一覧

2019年08月12日 イイね!

夏の上高地

夏の上高地わたしのみん友さんに

バーボンLOVE

というひとがいる。

その方が、昨年夏に上高地を訪れたブログ、

夏休み信州ドライブ2日目 上高地

そこにあったのは、夏色のあざやかな色彩。

絶景の数々が写真に収められていた。

わたしはひそかに、

来年は自分がここに行くのだと

心に決めた。

そしてそれを実行する日がついに来た。

  *  *  *  *

『アカンダナ駐車場』
【4:45AM】
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滞在した平湯温泉から車で数分。
この写真だとわかりにくいが、広大な敷地が駐車場になっており、第1駐車場が収容台数はおそらく200台から300台だろうか。信じがたい話だが、満車である。(※全体の収容台数が800台)
料金所のゲートをくぐって暗がりでこの満車の光景をみたとき、
(げえッ)
と声にならない叫びをあげた。
くどいようだが、朝の4時である。

駐車場をおりた先に、
シャトルバスのターミナルがみえる。
立派な建物だ。
アカンダナ駐車場って、地面は未舗装でバス停一本だけ立ってるような光景を想像していたので、正直おどろく。
きちんと整備されていて、予想外である。
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券売機で切符を購入。
2枚つづりになってて、往復で2,050円。
バーボンさんのブログによれば、1枚だけでてきて帰りのぶんのもう1枚が遅れてでてくるので取り忘れた、とある。
この一年で改善がなされたのか。あるいは、ここ「アカンダナ」と「沢渡(さわんど)」では券売機の仕様がことなるのか。
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バスの発車をまつ行列にならぶ。
こんなにひとがいるのか。
ここでこれなら、いま上高地はどうなってるのだろう。
そして、今でこれなら昼はいったいどれくらいの人出になるのか。想像がつかない。
どうやらわたしは、上高地の観光スポットとしての「レベル」を完全に見誤っていたようだ。
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『大正池』で下車。
終点ではないので全員が下車するわけでなく、一部のひとが降りる。
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バス停から湖畔におりる。

【5:25AM】

湖は、朝霧に包まれていた。
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幻想的な光景に、しばし息を吞む。
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夜明け前にかかわらず、ごらんください、この人出。
みなさん私同様、熱心な観光客です。
これは想定外。こんなさびしいところに来るの、自分だけかと思った。
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朝の上高地の気温は20度を下回る。
体感で17,8度くらいだろうか。
みな何かを羽織って散策している。

大正池を離れ、うす暗い雰囲気の遊歩道をあるく。
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幽玄さただよう湖畔に引き寄せられるように、
しずかにシャッターをきる。
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焼岳(やけだけ)が見えるところまできた。
ここではちょっと趣向をかえ、幽玄な雰囲気を伝えるべく、HDR撮影で。
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焼岳は霧がさえぎってまだ見えない。
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さらにその先へ行くと、
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田代湿原にでる。
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(※これもHDR撮影)

さて、ここでUターン。
スタート地点までもどる。
なぜなら、これには理由がありまして、

・・・バーボンさんにはブログを拝見しただけでなく、個人的にメール(メッセージ)のやりとりを通じて貴重なサジェッションをいただいた。この場を借りてお礼申し上げたい。

バーボンさんからのサジェッションとは、まず、

①「大正池からスタートする
シャトルバスの終点はバスターミナルだが、大正池のバス停でおりて順に撮影しながら散策コースにのればよい。

そしてもっとも重要なのが、

②「大正池のリフレクションを撮る
ということだった。
これが私が自分に課した今回最大のミッション。
だがそのためには、もうちょっと日が高くならねばならない。
いくらなんでも早く来すぎたのである。

大正池のバス停までもどる。
バス停のまえにホテルがあり、
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宿泊客を見込んだレストランが併設されている。
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ああ、腹がへった!
じつは朝食を食べ損ねたのだ。
日帰り温泉では朝食などでるわけがない。
あらかじめ「カップヌードルカレー」を用意したのだが、休憩所のティファールが電源をオンにしても灯りがつかず、故障なのかなんなのか待てど暮らせどお湯が沸かない。結局朝メシにはありつけず、くやし涙で頬をぬらしながら今朝は出発したのである。
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いま無性にカレーライスがたべたい。
朝もはよからカレーかよ、といわれそうだが、スパイシーな燃料でエンジンをまわし、やる気と情熱を燃え立たせたいからだ。
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ところが、カレーはできないという。
カレーだけ、まだ仕込みがおわってないという。
なんとも不細工な話である。

【7:05AM】
第2候補の「山菜そば」をたのむ。
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上高地まできて山菜そばかよ、とおもったがこの山菜そば、なんかひとあじちがう。山菜が「山菜している」のだ。
ふつう山菜そばの山菜といえば、漬物ふうというかあくまで添え物で、メインではない。
ところがここの山菜は、採れたてなのかフレッシュなのか、ほんとうに近所から採ってきたばかりなのか、シャキシャキ歯ごたえがありすぎるほどあり、そばを食べるごとに山菜が「おれが、俺が!」と前に出てこようとする。そして主役である「そば」を舞台から引きずりおろそうとする。まさに下克上。こんな山菜そば、はじめてたべた。

山菜そばの下克上
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上高地にきて山菜そばの真価を知るとは。

【8:00AM】
陽もだいぶ上がってきた。
さあ、再スタートです!
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ふたたび大正池の湖畔から、上高地散策コースのはじまりである。

ここからレンズに「PLフィルター」を装着します。
PLフィルターとは、偏光サングラスみたいなもので、余計な太陽の反射をふせぎ、青や緑色のコントラストを際立たせる効果があります。

①ホテルをおりたところ。

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②湖畔から。

静けさが響き渡る。

静かなるヴェルデ ~上高地~
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AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR

③水際ギリギリまで近寄って。

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よーし、いいぞ!リフレクション!
まずまずかなー。
これが撮りたかったんだ。

バーボンさんありがとう!
おかげさまで満足のいく写真撮れたよ!

大正池をはなれ、先ほどの遊歩道に。
不気味だった遊歩道も、陽が高くなると一転して気持ちのいいハイキングコースに。
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花よ、花よと
高山植物を探しながらの散策コース。

「フフーン、みつけた!」

ヤマホタルブクロ
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ここ上高地は標高1,500米。

「おおっと、いいの見っけ!」

ヤマオダマキ
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湿原と高山の植生がごっちゃになってるかんじ。

「きれいに咲いとるわ・・・」

カラマツソウ
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梓川ぞいに歩いていくと、途中河原におりられることもしばしば。
梓川ブルーにふれる。
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みな、思いおもいの過ごし方で上高地を楽しんでいる。
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おおきく川が蛇行したさきに、
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なにやら案内板が立っており、なになに?フムフム。
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ああッ!あれが奥穂高か!
穂高連峰ッ・・・!!
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スゲエ・・・。
まるで屛風岩。
ナイフで削ぎ落としたかのような峰々が、天空に向かって屹立する。
ここからでもありありとわかる。
穂高連峰の険阻さが。
・・・あ、あんなとこ稜線歩いて、「縦走」するやつおるんかい!足踏み外したらどうなるの?終わりなの?あれ、アカンやつやん。アカン、あかん。
でもすげえ。うわなんか、あこがれるわー。

ふたたび川原におり、梓川ににじり寄る
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カメラがバリアングルじゃないから、こういったアンダーで撮るのに苦労する。
でも、こういうの撮りたかったんだ!

今回の最終目的地は『河童橋』。
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やがて木立の合間にみえてきた。
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上高地のメインフレーム、河童橋。
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ようし、ゴールだ!ヒャッホウ!
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河童橋の両岸には、カフェなどの飲食店が立ち並び、まるで避暑地・軽井沢のような様相を呈している。軽井沢に行ったことはないケド。
あまりに「ひらけ」すぎてて、多少面食らう。
上高地って、もっと奥まった静かなところだと思っていた。
まァ、これだけの人出じゃ卑俗化もムリないか。
私もそのひとりだし。
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橋の真ん中でパチリ。
今きた大正池方向。
(奥にみえるのが、焼岳)
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そういえば避暑地といえば、わたし個人的なことながら、避暑地にきたっていうのがはじめてのこと。
陽射しがあって、歩けば汗はかくものの、不快な汗ではない。気温25度くらいだろうか。涼しくはないが、暑くもない。これが避暑地ってやつかー。

あ、コッチが明神池のほう。
今回はこれ以上は行きまっせん。
もう、足が疲れたびー。
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河童橋はつり橋。
ケーブルアンカーがちゃんとブチこまれ、
・・・お嬢ちゃん、なにしてんの?
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ぶら下がるんかいッ!
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・・・お嬢ちゃん、それ遊具じゃないんよ。
ま、いいけど。

【9:40AM】
河童橋に寄り添うようにたつ、
一軒のカフェに入る。
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ちょっと休憩、アイスコーヒー!
と思って入ったら、なにを思ったかバーガーなどセットで頼んでしまう始末。
はじめ、朝カレーを食べ損ねたリベンジにと息巻いていたが、メニューに「ローストビーフ・バーガー」というのをみつけて、チョットお値段ハンパなかったが、いやせっかく上高地だし、という訳の分からない理由をつけて頼んでみるに、「ないです」と言われ、なによちょっと、もー。どうやら上高地はメニューがかならず一品欠落してるものらしい。

で、これまた朝とおんなじだな。
「第2候補」のコロッケバーガーを。
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なんで上高地くんだりでコロッケかよ、と思って
バクッとかぶりついたら、
「ぬうッ・・・」
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じゃがいもの濃厚なイモイモ感とともに、
なんだこれ・・・。パンにメッチャあう。
そうか、チーズか。チーズが入ってるんだな!
意外なうまさに満足度がアップ!
・・・ふだんスーパーのお惣菜の50円のコロッケしか食わんから、ささいなことで満足度が跳ね上がるのです。

帰りはバスターミナルから。
帰りたくはないんだけど、下界なんぞにもどりたくはないんだけど、午後はバス混むから早めに。
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はじめての避暑地・上高地を存分にすごせた旅でした。

  *  *  *  *  *

シャトルバスで平湯温泉までもどります。
平湯温泉2日目は、
じつはちゃんと宿に泊まれるんです。

『ひらゆの森』
きのう宿探しをしていていたら、なんの因果か、なぜか二日目の宿がとれた。昨夜は前回のブログでお話ししたように宿がとれず、日帰り温泉だったが。落差の激しい旅である。
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ところがこのホテルも変で、温泉地なのに夕食でない、朝はパンなどの軽食だけ、なのに宿泊費はシッカリしたお値段だったので、

まァ、しょうがないかー。繁忙期だもんなーと思って部屋に入ると、

え、ツインルームなの!?
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ウヒョー!これは快眠まちがいナシ!大喜びでカメラで撮ってるが、よく考えたらベッドが一つだろうが100台あろうが、体は一つなんだから使うベッドは一つだけ。むう、ぬか喜びか。これがご飯だったらウレシイんだけどね。たべるから。2人前。

「エアコンはありませんので」
と、フロントであらかじめ釘をさされる。
えー、エアコンないのかよ、と思ったが、このあたりはどこもそうらしい。そうか。そうだよな。北海道みたいなもんか。かわりに扇風機があるそうな。

あけ放った窓辺から一枚パシャリ。
そこの店が、ラムネと温泉卵の「つるや商店」。
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・・・で、夜の話なのだが、やはり扇風機だけだとアツい。
もうこの国はどこもエアコン必須なのだ、
だけど、平湯温泉の夜は軒並み気温が20度以下に下がるときいている。
夜中に窓をあけてみる。豪雪地帯らしく、窓が2重になっている。網戸だけにしてみると、涼しいというよりつめたい山の冷気がはいってくる。
が、くさい。硫黄くさいのだ。
おまけに余った温泉を排水溝に大量にながす音がざんざん町じゅうにこだまして、うるさいわ、くさいわで寝れん!結局窓をしめて寝ました。

チェックインして知ったのだが、このホテルは平湯温泉最大の温泉施設「ひらゆの森」の別館になるらしい。
どうりで夕食でないわけだ。本館の施設内で食べろというわけだ。
ただ、別館に泊まっても、本館のほうの温泉には入り放題。
歩いて行ける距離だが面倒くさくなって、別館の温泉ですませました。
泉質はよくわからんが、すんごい鉄くさい。
硫化鉄なんだろうか。めっちゃ体によさそう。
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・・・いまこれを書きながら、シマッタ、本館のほうのでかくて広い温泉にもはいっときゃよかったといまさら後悔しきり。

あと、なぜか館内に漫画の図書館があった。
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けっこういいのがあってビックリ。(場末のラーメン屋の本棚とはセンスがちがう)

さて、風呂上りはホテルのすぐそばの店にすべりこむように入り、
『田舎茶屋 一休庵』
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生ビールをキュイッと一杯。たまらんねー。
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この時気づいたのだが、グラスをキンキンに凍らせてある。じつはきのうもそうだった。おかみさんに、このへんの習慣なの?ときくと、そうよと言われる。そうなのか?

たこの唐揚げを頼んでみたり。
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(思い込みがはげしいタチで、「たこ天」だと思って口に放り込んだらスパイシーな唐揚げだったので、びっくり。でもウマい!これはいいな)

地酒を頼んでみたり、
(瓶はないが、上のメニューから久寿玉という銘柄を)
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写真は失敗したからないよーん。

メニューをつらつらながめてて気付いたのだが、きのうの店もそうだったのだが、どこを見渡してもメニューに「お刺身」がない!
さすが奥飛騨。もちろん現代の物流システムでは、たとえ山の奥でもお刺身を用意することも可能。だが、あえて「ない」というところに風情を感じてやまない。
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奥飛騨きたら、土地の名物だけくっときゃイイんです。
本日のおすすめは肉か・・・。
昨夜も肉にく祭りだったよな。
ええい!その思い、全力で受け止めてやろうじゃないかッ!

『ホルモン鉄板焼き』
ご飯とスープつけて定食にしてもらった。
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おかみさんに、
「どう?」
と味をきかれたので、
「シマッタ」
とひとりで大笑いした。
「お酒といっしょに頼めばよかった」
酒呑みの、最大級の賛辞である。

こうして、平湯温泉二日目の夜がすぎていきます。
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  *  *  *  *  *

次回、ラストオーダー。

Ricoが人生初のガチ登山にいどむ!

「NORIKURA・魂の彷徨」

を、おたのしみに!

※タイトルは予告なく変更になることがあります。

Posted at 2019/08/20 20:04:14 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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Ricoというのは、「ガンスリンガー・ガール」(相田裕)という、今となってはちょっとふるい漫画に登場する男の子の名をつけられた少女のことです。 作中、ドラ...

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