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2024年04月29日 イイね!

5月の阿蘇

5月の阿蘇
【前回のあらすじ】

「さんふらわあ」で

優雅な船旅を満喫。

翌朝には九州・別府へ。

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まさかと思いますが、関東以北にお住いの方で「別府」が読めない人、いらっしゃらないですよね。念のため。
別府、べっぷ、北別府。
・・ちなみに北別府は人名であり、大分に北別府という地名はない。豆知識。

つまらないこと言ってる場合ではなく、
別府に下船すると、無情にも雨。
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なんたることだよ。
おれは超絶晴れ男のはずなのに。

ションボリ車を走らせていると、
フェリーターミナル内に一軒のうどん屋がある。
しかも24時間営業。
ありがたい。ここで朝食をいただくとしよう。

【別府フェリーターミナル内にある謎のうどん屋】
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(↑ひとつづつ仕切りのある一人席のほかテーブル席がある。カウンター席というのがない。)

メニューに誘われて、思わずセットメニューを。
ごぼう天うどんとカツ丼。
すると、何やらインパクトのあるうどんが出てきた。
細長いごぼうの天ぷらが、うどんにブッさしてある。
なんだ。なにごとだ。
なぜにごぼうの天ぷらが、うどんに屹立しているのだ?
大分県の名物なんだろうか。
意味がわからない。でも、ウマい。
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4月29日(月) 【二日目】
雨は降るふる別府市内。
雨天を嘆いていてもはじまらない。
しょうがない。
気を取り直して行くとするか。
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【別府・地獄めぐり】

・・・今回の旅はじつはいろいろ、過去の思い出を上書きする旅でして、

じつはこの「地獄めぐり」って来たことあるんですよね。

ざっと40年前、昭和57年になりますが、私が小学4年の夏休みに九州をぐるっと家族旅行したんです。

そのときの旅程がだいたいこんなふうで。
だから「さんふらわあ」に乗船したのも40年ぶり2度目になります。
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別府で「地獄めぐり」行って。高崎山でサルみて、阿蘇に行ってます。
古いアルバムをめくって。遠い記憶をたぐってみる。
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で、大分市内に住む親戚(父の妹)のうちに泊まり、そのあと北九州市内の叔父(父の弟)の家にも泊まりに行ってます。
・・今かんがえると、ホテルとかに一切泊ってないんですよね。
いかにウチがケチだったかよくわかります。

(大阪への帰りは当時まだ未完成だった中国自動車道で。ちなみに車は父が最初に買ったカローラでした。)

といわけで、今回どうしても地獄めぐりは行きたい。

フェリーターミナルからは車で10分。すぐそこ。

ただ、山手になるので霧が立ち込め、みるみる白の世界に。

【海地獄】
・・私はこの駐車場と入り口を、地獄めぐりすべての入り口だとこのとき勘違いしている。
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(↑この雨の中、けっこうお客さんいるなと思ったら、みな大陸からの観光客。)

ああ、母と写真撮ったところだな。
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(↑これが海地獄らしい・・。こんなだっけ?)

その先で人だかりができてるので、のぞいてみる。
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(↑赤池というらしい。)

そういや、「血の池地獄」ってのは?
どこにあるのだろう。

女性の係員に聞いてみる。
私はこのとき徒歩圏内だと勘違いしている。

「ここから3キロほどのところにあるんですよ」
「さ、3キロォ!?」

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(おれ昔そこ行ったのかな?)
どうにも記憶と今ここにいる場所が一致しない。
たまりかねてこの場で父に電話してみる。

「あのとき(40年前の家族旅行で)、血の池地獄って行ったっけ?3キロあるってゆうてるでえ」
「行ってないんちゃうかー」

そうか、行ってないのか。
ほっとするが、どうにも気になって念のために行ってみる。車で。
ようするに、別府地獄めぐりというのは、徒歩で散策コースで回るのではなく、車なんですな。

【血の池地獄】
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ああ、たしかにおれはここに来たことないわー。

ところが、いまブログを書くにあたって再度入念に写真をチェックしたところ、

この写真の奥の風景が、古いアルバムの写真と一致する!
アルバムの左頁、上段右端の写真。
これも母と写っている。
やっぱり行ってたやんか!
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父の記憶も私の記憶も、サッパリあてにならない。

    *     *     *

このあと、阿蘇をめざします。

「別府湾SA」(東九州道)
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ここで何をしてるのかと言いますと、
天気のようすをうかがってるんです。

雨と霧がすごいが、「やまなみハイウェイ」で阿蘇へ行けるのか・・。

で、次の画像がコレ。
何かと言いますと、「道の駅・ゆふいん」。
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いったん、やまなみハイウェイの入り口まで行ったんです。
水分峠を経由して。

でもやっぱすごい濃霧で、コリャだめだと。
引き返してもう一度高速に乗るため戻ってきました。
で、一枚パチリ。(スマホ画像)

やまなみハイウェイは今回断念します。

(※余談ですが、この日の夕刻に東九州道ならびに大分道の湯布院周辺は「キリのため通行止め」になりました。)

ここまで大分県。
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ここから熊本。

【北里柴三郎記念館】

雨の中車で走ってると、このような看板を見つけ、「ウオッ!?」となる。
いま小国(おぐに)町を走っているが。
北里柴三郎って、このあたりの出身だったのか。
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(スマホ)

どうせ阿蘇行っても雨なんだし、急ぐことはない。
話のタネに、チョット寄ってみますか。
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(↑すると、雨だというのに駐車場もいっぱいで、館内もご覧のとおりの大盛況。)

なにごと!? と驚いていたら、女性の係に説明される。

「こんどの新千円札の肖像に~!」
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それでか!
ぜんぜん知らずにここ入ったワ!

細菌の研究をした人のはずなのに、
そういった研究資料の展示はなく、
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(↑生前氏が建てた西洋式の建物(図書館)や、

和風の邸宅が見どころらしい。
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(↑茅ぶきの建物は、生家。)

     *     *     *

【阿蘇・大観峰】

雨が降りつづくなか、大観峰は通り過ぎます。
とちゅう、展望公園で車を停める。
絶望的に雨。
呪われてるとしか言いようがない。
阿蘇にきてこのざま。
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地図にするといまココ。
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この時点で午後1時。
ホテルのチェックインにはいくらなんでも早すぎる。

とうとう、ふもとまで下ってしまう。
すると道沿いに
「ミルク・ファクトリー」
とかいう妙なネーミングのお店をみつける。
牛乳を販売しているのか、作ってる工場なのか。
ともかくも入店してみる。
なにしろこの雨の中、車外で身の置き所がないのだ。
これがチョットした奇貨をよぶことになるから、旅はわからない。
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(↑なーんだ、ただのカフェじゃないか!)

カフェラテとかこじゃれたモン飲む気分じゃない。
阿蘇ジャージー牛乳を瓶で買いもとめ、グビグビやる。
これぞ漢のカフェのすごし方。
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イヤ、そういう話じゃなくって。
上の写真にチョット写ってますね。
隣の席に娘さんとお母さんがいらして。
娘さんがおれの妹くらいか。でもお母さんはまだ70代じゃないような。

で、お母さんが、「雨やんだワ」ってふとつぶやいたんですよね。

オレに言ったんじゃないのに、思わず、
「エッ、やんだの!?」
って声を上げちゃいまして。
やっぱおれ、ギリギリ晴れ男じゃないのか?

これをキッカケに二人と話したんですけど、
お二人とも九州ですよね?って。
「~しよっけん」みたな九州の言葉で話してたので。
すると大笑いされて、
「熊本市内から」だそうで。
近所ですがな!なんで阿蘇へ?
そしたら、小国町の「わいた温泉郷」とやらに鄙びた温泉旅館があるんでんすってよ。いいっすね~。

ちなみに「和歌山からきた」というと、二人ともビックリされてた。
が、きっと二人とも和歌山県が日本のどこにあるのか知らないと思う。

二人に礼を言うのもそこそこに、
エンジンをかけて走り出す。
来た道を大急ぎでもどる。
なあに、すぐそこさ。
10分くらいで行けるんです。

大観峰への入り口。
阿蘇スカイライン。
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そっちじゃなくて、大観峰はこっち。
こっちはミルク・ロードとかいうらしい。
いい加減ミルクから離れようよ、阿蘇。
ぜんぶスカイラインでええやん。
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おッ。
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霧が晴れ、眺望が広がる。
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『阿蘇・大観峰』
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1時間ほど雨がやみ、霧も晴れた。
奇跡的な時間だった。

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カメラ片手に、しばらく風に吹かれていた。
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正確には大観峰というのはアッチらしい。
ああ、アッチなの!? そう・・。
つくづく勘違いの多い男である。
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仕方なしに行ってみると、これが最後のシャッターチャンスとなった。
このあとあっという間に霧が立ち込め、視界をうしなった。
午後3時以降は、どうやら天候の回復は望めない。
これにて撤収し、今夜の宿に向かう。
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     *     *     *

【亀の井ホテル 阿蘇】
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・・・なんで日の丸構図なんだよッ!
なに真ん中に車おいて写真撮ってんだよ!
何年写真やってんのさ。

ほんじゃま、車を駐車し直して。
ほい、もう一枚。 
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・・・よーするに、はしゃいでます。

(駐車場が放射線状(いや扇状?)になってて、駐車位置によって別構図が得られて面白いんです。)

部屋は、広縁を大きくとった和室を選択。
亀の井ホテル・チェーンは、独りでもこういう部屋に泊まらせてくれるからうれしい。
そう、亀の井ホテルはびわ湖の彦根でも泊まったナ。
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もちろんマウンテン・ビュー。
天気のことは言わないでください。
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カメラを下に向けてみる。
雨は上がっている。
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夕食は18時半。
時間をもてあます。
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ロビーにあったウェルカム・ドリンクをみずからサーブし、
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(↑中庭に持ち出す。)

(余談。下の赤いのが「ローゼル・ティー」だそうで、上の黄色いのがとうもろこし茶。ローゼル・ティーとやらがうまそうに思えたが、意外ととうもろこし茶の野趣あふれる風味のとりこになってしまい、おかわり。これはみやげに売店でマストバイと思ったら、8袋入り580円という値段に驚愕する。)

雨上がりのテラスで、ぼんやり景色をながめている。
こういった時間もわるくない。
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さあて、夕食の前に風呂に入りに行くとすっか!
すると、露天風呂からぷんと硫黄のにおい。
さすが九州・阿蘇。温泉だワ。
旅の疲れが癒されるぜ。
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湯あがりは、生ビールでキュッとやるのがおれのジャスティス。
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(↑会席コースだと、このような個室に通されました。宿泊プランにビュッフェもあったけど、人前にこの身をさらしたくないのでありがたい。何を今さら、おまえは今までさんざん人前で醜態を晒してきただろうがと言われそうですが、まァ、ご容赦いただきたい。)

で、写真ブレてるのは、係の男に背後でプッと笑われたから。

何を笑うことがあろうかと思ってると、
係の男は下の写真のように料理のフタを手に、
「動画の用意はいいですか?」
なにごとが起きるのかと思ったら、
ドライアイスがフワ~と。
なんだよ。炎が出たりするのかと思ったよ。
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(↑なにげに熊本名物・辛子蓮根があるのがウレシイ。)

ああ、赤いのは馬刺しですよ。
熊本といえば、馬刺しだネ。
こいつもうまかった。

お造りは天草産。
阿蘇の高原野菜を添えて。
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で、ここからチョット妙な話に。
酒は、アルコール度数高めの「れいざん 原酒 」を頼む。
どれどれ産地は~とラベルをさがすと、高森町とある。
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高森町。
聞いたような町だな。たしか阿蘇にちなんだ観光列車とか走ってなかったけ?
すると係の男がすかさず、
森高千里の出身地です」
「ウソやろ」
彼女、熊本出身だっけ?渡良瀬川とか歌ってんだから、そっちの出身じゃないの?

すると係の男はメガネごしにニヤリ。
「高森町だから森高・・・。」
「ちょっ、待て!!」
ネットでウィキでもそんなこと載ってない。
でも、高森町の○○ファームは彼女のおじいちゃんがどうのという話は、地元では周知の事実らしい。
思いつきで酒頼んだら、思わぬ豆知識が転がりこんできた話。

メインメニューは、写真見ただけじゃわかりませんが。
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(↑チーズフォンデュでした。残ったチーズは、最高のつまみに。)

お酒を追加で頼もうとしたら、この
「心ゆくまで」という名の焼酎が気になって仕方がない。
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ところが、「デコポン焼酎サワー」というのを見つけたからたまらない。
うわ、どうしよう。コレも頼みたい。
熊本といえばデコポン。
一年前のアニメの聖地巡礼の旅の記憶がよみがえる。
で、つい所望してしまう。
熊本に来たら、デコポンとくまモンはさけられない運命と思え。
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でも最後は結局、本命を頼んでしまう。

心ゆくまで
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5月の阿蘇に酔う。

さあ次回は、ついにあこがれの高千穂峡で
『心ゆくまで』
写真を撮ります!

ご期待ください。

Posted at 2024/05/10 19:48:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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