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2017年02月28日 イイね!

司馬遼太郎記念館 / 咲くやこの花館

司馬遼太郎記念館 / 咲くやこの花館聖地巡礼です。

これはたぶん、自分にとって
これ以上ないっていうくらいの
正真正銘の聖地巡礼。

和歌山市から阪和道、近畿道をへて
東大阪南ICでおりる。

東大阪市下中阪。
猥雑な街なかにそれはある。


開館1時間まえにしっかり一番乗り。


司馬遼太郎が生前こよなく愛した花。


2月12日の菜の花忌の前後には、
館内はもちろん、


おどろくべきことに街中が
あふれんばかりの黄色につつまれる。


まことに残念なことながら、
建物内の撮影はいっさい許可されない。


2万冊におよぶぼう大な蔵書をおさめた高さ11メートルの書架は、見るだけで圧巻でこれが撮影できないのはあまりに惜しい。

『書斎の眼鏡』


もひとつ残念なのは、創作資料などの展示物が少ない点。
生原稿も一枚だけとは、いささかさびしすぎる。

昔20年前に三越だか高島屋などでみた、いわゆる「司馬遼太郎展」みたいな催事のほうが、展示物も充実していた記憶がある。

______________________________________________

というわけで、このままではさすがに色々ものたりない。

そこで、です。
______________________________________________

そこから車で30分。
『咲くやこの花館』に行ってまいりました!


【熱帯雨林ゾーン】

温室に足を踏み入れて、まず目に飛び込んだのが、
「デンドロキルム・コッビアヌム」

なぜこれを撮ったのかというと、ここでいきなりレンズが曇ったから。カメラを湿度に慣らすため、入り口でしばらくウロウロしていた。

「バンダ」


温室特有のムッとした刺激臭のある甘いにおいが、鼻腔をくすぐる。

「オオニバス」


写真をやりだすと、あるいは年齢にもよるのだろうが、季節の草花に目が行くようになる。

「ハス」


すると、「植物園」や「温室」など今まで無視してきた単語が、頭の地図にピンを立てるようになるからふしぎなものである。

「シンビジウム・インシグネ」


和歌山にも「和歌山県植物公園緑化センター」にささやかながら温室がある。
無料で利用できて駐車もしほうだいで、和歌山市で写真やってたら必ず一度は訪れる聖地(?)なのだが、やはりボリュームという点ではここに完敗だ。

「リンコスティリス・ギガンティ」


したがって、以前からここへは一度来たかった。

さあ、どんどん奥へ進もう!魅惑の熱帯クルーズだ。


今回の撮影は、花はすべて
SIGMA 70-200 F2.8 レンズを使用。

マクロレンズを持ってはいるのだが、「40mmマイクロレンズ」を使わなかったワケは、後ほど総括として述べたい。



ようするに、望遠レンズで花を撮ってるわけデス。



戦場でたとえるなら、スナイパーライフルでジャングル戦を戦ってるようなもの。(たとえが意味不明ですいません)

「ベニサンゴバナ」


もちろん望遠レンズだと、このように背景がビシバシぼけるから、これが楽しいんです。

「スターフルーツ」


カメラだけじゃなく、絵を描く人もいます。
「ブシュカン(仏手柑)を描く女性」

しかし、よりによってなぜそれを選んだんですかとは、失礼すぎて訊きたくても訊けない。

おおっと、ここでハリハリがきましたよ!

「トキワネム」


なんかもう、これみたとき写欲わいてたまらず、バシャバシャ撮った。温室が暑く感じ、汗が流れるほどに興奮した。

「カリアンドラ・トゥイービー」

これなんかもう、大好き。(写真的に)グッと惹かれる。

ただ、このハリハリトゲトゲのせいで、オートフォーカスだとピンがすっぽ抜けてなかなか合わない!ひとまずマニュアルでピント合わせすることに。シグマ特有なのか、AFエリアモードを1点からゾーンへ(ダイナミック9点など)に変更すればよかったのか、とにかく撮ってて楽しいし、いろいろ人を興奮させてくれる花である。

「サリタエア・マグニフィカ」


こんなのここでしか見られんぞ。
「ベニヒモノキ」


おや、これは有名な、
「ヒスイカズラ」

初音ミクに似てるとかで話題になった。

「フィリソシンカ」


この「咲くやこの花館」は、ざっくり3つのゾーンにわかれている。
【熱帯ジャングル】(温室)
【乾燥地帯】(ふつう)
【高山植物】(冷室?)

順路に従い、つぎは
【乾燥地帯ゾーン】に入室します。

「スシレマル」

いわゆるサボテンにも、こんな可愛らしい花が咲くのか。

「月宮殿」

これなんか、すごい。

雪晃セッコウ

もはや、可愛いのか何なのか。

「ラウイ・ノビロ」

すべてメキシコ原産。サボテンだもんね。

つづいて、
【高山植物ゾーン】

ここは高低差を利用した、一種の「ジオラマ」風のつくりになっている。

ヒマラヤおよびヨーロッパの山岳部が再現されており、ここもかなり写欲がそそられ、というかあまりの花の種類の多さに、
(おいおい、まだ花あるのかよーw 撮りきれないよー)
と、うれしい悲鳴をあげてしまう。

「プリムラ・ビアリー」


これなんか、希少種だそうで。
「クロユリ」


ユキモチソウ

たしかに餅にしか見えん。こんなの山に咲いてたら驚く。

「シナノナデシコ」

ナデシコってはじめて見たけど、こんな花だったのか。ピン甘になってしまい、orz。

「カナダオダマキ」

なんでもハチドリが寄るそうで。

「エリゲロン・アウレウス」

これは結構好きだな。

「タイワンクマガイソウ」

自分にはマンボウが口をあけてるようにみえる。

「プリサティラ・ブルガリス」


青いケシの仲間
「メコノプシス」

なにこの圧倒的存在感。ケシだから?

「♪エーデルワーイス、エーデルワーイス、フーンフンフンフンフーン、フーン」の歌で有名な、
「エーデルワイス」

はじめて見たわ。

「プリムラ・メガセイフォリア」

これもピンがちょっとあやしいw


手前の白いのはコンクリではなく、ザンセツソウ。

「フウリンオダマキ」

雰囲気のいい花だ。

「ユキワリソウの一種」

なにげに一番お気に入りの花。

「チシマルリオダマキ」

千島ルリ、と書くとわかりやすい。千島列島で見られる。

ちなみにこれらの花は、一株50万から80万円で買ってくるらしい。(職員談)
人と話をすると、すぐ金の話になるRicoであった。

「ナルキッスス・ロミエウクシー」

ナルキッススって、日本だと水仙のことね。

順路の最終は、イベントホール。

ここで、腹がすききっていることに気づく。
とにかく疲れた。シグマのレンズが重い!

フードコートでえらんだのが、
『カツカレー』(800円)


これこれ、こういうのでいいんだよ! と、井之頭五郎だったら言いそうな、そんなどこにでもあるカレー。

腹が減ってたんで、むさぼるように食った。


余談だが、カレーライスを撮るのこれで3回目である。
3回目にしてようやく、撮り方というか現像の仕方がわかってきたような気がする。
今さらかい!と言われそうだが、そんなものじゃないかなと思う。
写真も現像もゴールがみえない。

さて、もう一周するか!


最期になりましたがが、そろそろレンズの話をしましょう。
写真をやらない人は面白くもない話ですが。

温室で撮ってるとき、70-200の中望遠をひっさげつつも、
(自分はあやまったレンズ選択をしているのではないか)
という疑念がつねに脳裏にありました。
ただ、帰ったあとみんカラで、ある人がおなじように温室でナナニッパで撮ってるのをみて、まあその人はフルサイズなので、自分のAPS-Cとは撮影範囲というか距離感がちがうんだけども、
(どうやら、それほど間違いではないらしい)
と、ほっと胸をなでおろしました。

ところがです。高山植物を現像してみると、なんかおかしいのがある。一部で、もやっとした写真がでてくる。
そりゃそうだ。マッチ棒の先みたいなちっちゃな花を望遠で撮ってトリムしたらそりゃもう、解像度の限界です。

ではここで「40ミリマイクロレンズ」に変えればよかったのか。
いや、それがダメなんです。先に述べたとおり、ジオラマ風になってるので手がとどかない場所に植えられた花も多い。(エーデルワイスなんかそう)手をのばして液晶モニターでとるやりかたには慣れてないし、人に見られたらと思うと。

じっさい室内に、EOS5Dに100ミリマクロをつけてSLIKの三脚で撮ってるひとがいましたが、そのオッチャンがみたら、
(アイツなにしとんねんww)
とおおいに笑われるにちがいありません。

そう、ここでは80ミリ以上のマクロレンズが適当なのです。

私の40ミリレンズはカレーライスを撮って、本日の役目を終えました。


なかなかおもしろかったなー。

また次回お会いしましょう。
ありがとうございました。
Posted at 2017/03/05 13:00:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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