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RicoAlfaRomeoのブログ一覧

2017年08月27日 イイね!

走れ! デゴイチ

走れ! デゴイチ夕方のローカルニュースで

デゴイチが走るときいて、

飛んでいきました。


「有田川町」は有田川ぞいにあり、
2006年に3つの町が合併してできた町です。

ごらんのとおり、みかん畑しかないような町ですが、ここに阪和自動車道の有田インターができると急速に開発がすすみます。宅地が増え、今まで停まらなかった特急くろしおが駅に停まるようになります。するとさらに人口が増え、道沿いに大型量販店とコンビニが立ち並ぶようになり、いわゆる

「ファスト風土化」
(社会学・郊外の風景の均一化)

が顕著な町になってしまいました。

本来ならこのあたりでメインであるはずの「有田市」を人口において追い抜いてしまい、

ゆくゆくは、「市<町」という逆転現象、下克上がみられるのも時間の問題となるでしょう。

「有田川鉄道公園」は、まさに有田川町にあります。


2002年に廃止となった軽便鉄道の廃線利用でつくられた町営公園です。


ぞくぞくと人があつまってきます。


園内にこんな遊具が。
サイクルのペダルをこぐと、ちびっこを乗せた汽車がはしる。

てことは、パパなり、ママなり、おじいちゃんなりがペダルを漕がなければ動かないというなんとも因業な遊具であり、そのかわりけっこうなことに無料です。

無料だからというわけではないが、並ぶほどの大人気。

いや、ちょっと。ミナサン!
これがめあてで今日暑い中来たわけじゃないでショ!

どーん!


うわ、やっぱホンモノはシビれるほど格好いいわ。


ここ有田川鉄道公園の目玉は、なんといっても、
実物の『D51』『動態保存』されていること。


そしてきょうは夏休み特別運行として、ちびっこをのせてデゴイチが走るのです!

「動輪」

「車輪」じゃなくて「動輪」。

話にはきいてたけども、まさか本当にここ和歌山でD51の走る姿を拝めるとは。


前日にテレビでみて、あわててカメラのバッテリーを充電しておっとり刀で駆けつけました。


わりと連結器がすきだったりする。

たぶん、タモリならわかってくれるはず。

はて、この構図。どこかで・・・


と思って帰って確認したら、なんと、
TVアニメ『銀河鉄道999』(1978)のオープニグのカットとほぼ同一だった!

いや、本当に撮った後気づいたんですよ。
三つ子の魂百まで、といいますがここまで自分自身刷り込まれているとは。
まったくおそるべし団塊ジュニア。
まあ、いつもの戯れ言と笑ってください。

いまかいまかとちびっこたちが行列をつくると、いやおうなしに緊張と興奮が高まります。

そのすぐそばで入念な点検作業。


運転台に立つは、いぶし銀。

やはり、強猛たるD51の機関士はこんなふうに老練でなくちゃね。

出発進行!
歓声とともにすこし前進します。

ここまでです。車両止めがあります。

ここでいったんバックします。

無慈悲なバック。

消え去りましたが、200M先にいます。
そう、この公園は泣いても笑ってもたった200Mしかないのです。


しばらく待って、ふたたびその勇姿をあらわす。

土手で三脚立ててるのは、地元TV局、テレビ和歌山のカメラマンです。

D51が走る!

AF-S NIKKOR 18-105mm f3.5-5.6G ED VR
105mm/マニュアル露出(1/400秒 f13)/ISO 160
※以下、自分用メモ
(露光ミス。現像でEV+1.0補正する。真夏でもf13まで絞ったら、セオリー通りISOは200まであげるべきだった。PLフィルターはNG)

どんどんやってきて、


目の前を巨体が


通過するッ!


うおおおーッ!

※自分用メモ
(スローシャッター。1/10秒)

客車は満員御礼!


じつはこのD51、石炭をくべて走っていない。
私も撮りながらうすうす気づいてはいたのだが・・・・。
では動力がなんであるか、それは訊くだけ野暮というもの。

はしってる姿さえ拝めればいい。

「は~い、ご乗車ありがとうございました」

えっ、もう?これだけ?
だから200Mしかないんですってば。

つかの間のノスタルジー、
夢のような時間を味わえました。

8月最後の日曜となったこの日、


気温は33度をこえ、


それでも跳びまわって遊ぶ子供たちを横目に、私は顎にたまった汗をぬぐうのでした。


夏よ、おまえはもうサヨナラだ。



ありがとうございました。
またお会いしましょう。
Posted at 2017/08/30 20:24:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2017年08月12日 イイね!

水と緑のうまれる地で ~赤目四十八滝~

水と緑のうまれる地で ~赤目四十八滝~
赤目四十八滝
(あかめ しじゅうはちたき)

は、三重県と奈良県との県境。

三重県・名張市にある。


地図にすると、このあたり。


朝8時。

朝5時にでて、3時間ジャストでついた。(自分用メモ)

駐車料金800円。(これも自分用メモ)

車がガラガラで拍子抜けしたが、この後状況は一変する。
(※なんかえらいブレた写真だなと思ったら、手ぶれ補正切ってた)

8時半の入場時間まで30分あるので、
いまのうちに装備の点検をすませる。

今回は万全を期して、フル装備です。

順に説明しますと、

①ニコン 18-105mm f3.5-5.6G (400g)
 通称「パイナッポー
…標準的なズームレンズです。今回はこいつが主役になるでしょう。

②シグマ 70-200mm f2.8 (1400g)
 通称「ブリリアント・アイ
…中望遠レンズ。遊歩道から遠い滝にもバッチリコン。重くてかさばりますけど期待大です。

(※裏に入って見えませんが)
③ニコン 35mm f1.8G ED
(300g)
 通称「リーチ・フォー・ザ・スカイ
…単焦点レンズ。山野草など咲いてたら、見逃しません。とっていいのは写真だけ、盗んでいいのはハートだけを合言葉に、余分かもしれませんが重いけど持っていきます。
あと、通称というのは私が勝手にそう呼んでるだけです。心の中で。

この時点で、ボディを含めた重量は3kgをゆうに超えます。これに、

④スリック三脚 (1180g)
 通称「かいわれ大根」(※三脚のくせに細くて頼りないから)

をくわえ、さらにペットボトルなんか入れると5kgに達します。
やばいです。
こんなので、片道2時間といわれる
【赤目五瀑】をめぐるトレッキングに耐えうるでしょうか。
かなりヤバいです。
気分はレンジャー部隊のサバイバル訓練です。

今回は滝撮りということで、ギリギリ前日に突如「思い立って」購入した、

(※白飛びしてなにかさっぱりわかりませんが)
⑤CPLフィルター 2枚(φ67、77)

をぶっつけ本番で使用します。
PLフィルターというのは、日射しの反射をおさえ、自然の色本来をとりもどす、仕組みでいえば偏光サングラスとおなじ原理の優れもので、レンズの前部に装着します

…昨年高知は中津渓谷で誤って水中に落下させて以来、満を持しての再度購入です。あのとき落としてさえいなければ・・・。

さて、時間もころあいなので、装備をたずさえ滝の入り口まで移動します。
「クレオメ」


途中湧き水があったので、ペットボトル片手に飛びついた。

(※写真、ブレてます)

なんともいえない形をしている。

…よくみたら、「飲用水ではありません」の文字があってギョッとする。
フフッ、飲んじゃった。

まだ閉まっている土産物屋を抜けると、


滝の入り口がある。

滝の入り口のそばに「日本サンショウウオセンター」があるのではなく、むしろセンター内が入り口を兼ねている。

つまり、オオサンショウウオの入った水槽をなかば強制的に見ながら入っていくのであり、もしここに極度のサンショウウオ嫌いな人がいれば、泣く泣くUターンせざるをえない。おそるべき赤目トラップの発動である。

おどろきべきことに、チケット販売窓口がある。

ずいぶん本格的だな。

さて、ここからが滝のはじまり。
はりきって参りましょー。

スタートからわりとすぐ。
5分くらいで最初の滝が眼前にあらわれる。

赤目五瀑【1】 不 動 滝

橋の上からの撮影。朝イチなのでまわりにあまり人がいないのでたすかる。

気温は25度くらい。


そのぶん湿度は高いが、不快感はない。


川のせせらぎの音、森のにおいが足を前へ前へと進ませてくれる。


赤目五瀑【2】 千 手 滝(せんじゅたき)
ここまでが初級編。これからの道中はちょっとたいへんになります。

赤目五瀑【3】 布 曳 滝(ぬのびきたき)


この滝の上部を登っていきます。


こういうところへ来たかった。

こういうのなんて言うんでしょうね。
瀑布でもない急峻な渓谷でもない。
ちょうどいいくらいの滝と渓流。

こういうのをさがして、高知の中津渓谷や長野の烏川渓谷まで東奔西走、右往左往、七転八倒したのに、こんなところにあったとは。


これぞ求めていた場所だ。


ところどころに休憩所があります。
でないと、体が持ちません。
乾いたタオルを首に巻くと、あっというまに絞れるほどの濡れタオルになります。
ここに来る人は、滝のような汗を流しながら滝を眺めているわけです。


うまい具合に日が射したところを。
『水と緑がうまれる地で』

AF-S NIKKOR 18-105mm f3.5-5.6G ED VR
105mm/マニュアル露出(1/5秒 f13)/ISO 100

『骸骨滝』

まあ、ガイコツに見えなくもないわな。

いちばんの絶景といわれる滝のおでましです。

赤目五瀑【4】 荷 坦 滝(にないたき)

うわ、ちょっとこれはいいわ。

紅葉の名所でもある赤目四十八滝。紅葉の季節にきたら、さぞかし格別な風雅を味わえるにちがいない。

『雛段滝』


三脚を買っていろいろ試したいことがありましたが、自分はやはりこれでした。


みんカラで滝をスローシャッターで撮ってるひとのブログをみて、いつか真似したいなとひそかに思ってました。

『琴滝』


さあ、いよいよ最後です。
赤目五瀑【5】 琵 琶 滝(びわたき)

やっとのことで、コンプリート!

現在時刻10時半。ここまでみちみち撮影しながら2時間かかった。


じゃあ、戻ります!

帰りは、35mm単焦点レンズに切り替えて撮影。

なぜなら道中コレをみつけたから。
『イワタバコ』


まあ、あちこち群生してるんですけどね。

たくさん咲いてるので撮るのに困らないが、なにしろみな下を向いてるので撮るのに苦労する。

もうお昼も近いので腹がへるあまり、足元のしめじにも注目したりする。

しめじ、じゃないわな。

お昼近くになると、どんどん人があがってきます。


対向がたいへんな混雑ぶりです。


苔むす遊歩道をカメラ片手に撮りながら。


足元に水がうまれるさまを感じながら。


見上げると、森から水が降りそそぐ。


この写真の直後、私は足をすべらせ無残にも転倒します。


かなり用心深く気をつけ歩行していたのに、です。

左手に三脚を手持ち、右手にカメラをにぎりしめ、右利きなので当然受け身は右手で取らざるをえず、カメラをしたたか岩場にたたきつけてしまいました。

「シマッタ!」

おもわず声にでたほどあわてました。いままできれいに使ってたつもりなのに、一瞬で傷だらけになりました。(下のは三脚のクイックシューだからべつにどうでもいい)

あちゃー、やってもうた!
あわてて電源のON,OFFをチェックする。よかった、ちゃんと起動する。いや、そうでないと困る。撮影も問題なさそうだ。
さすがNikon。 丈夫なのが取り柄だ。宇宙だって行けるさ。

やっとのことで、千手滝まで戻ってきた。
ここには売店があるんです。


フーッ、やっとひといき。
首のタオルを絞る。
ラムネもいいけど、夏場はスポーツドリンクを置いていただきたい。
倒れるかと思った。


結局、シグマの中望遠はいらなかったですね。どの滝もすぐそばまで遊歩道が整備されていて。

もちろん、滝の飛沫や緑を「切り取り」で表現すべきなのですが、初めての場所で初の滝撮りとなると、ちょっとそこまで手が廻らなかったですね。

おおっ?


ちびっこ向けに「忍者修行体験」があるときいていたが、ここでやってたのか。


ハイ、ドボーン!

なかなか楽しそう。

さいごにオオサンショウウオをみて帰りましょう。


ここのぬし。でかい。


最大級らしい。


長生きするらしい。ふるい大阪の言葉ではサンショウウオのことを「ハンザキ」という。半分に割(さ)かれてもなお生きてるほどの生命力の持ち主だからだという。

息継ぎが見られるのは、めずらしい。


自分と同い年のがいるときいて。


同い年ということで、妙に親近感がわく。

じっとみてるいと、なんだか自分におもえてきた。
こんど生まれかわったら、オオサンショウウオになりたい。


さて、お昼にします。

名張市内までもどって、
「中国料理 敦煌」


「天津飯」

中華料理のお店に入ると、いつも炒飯ばっかり頼んでるからたまには自分自身に意表をついてみた。

で、さらに頼んだのが、
東坡肉(トンポーロウ)」

AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED


トンポーロウといえば、コレ。

(美味しんぼ 2巻 「手間の価値」より)

87年の連載だから、ちょうど30年まえ。
当時あまりに衝撃的だったから、いまだに思い出す。

「山岡さんの作ったのは本物の東坡肉。
宝華飯店のはただの豚バラ煮込み」

さて、わたしが食べたのはどっちなんでしょーか。
味オンチだからわかりませんねー。

帰り道。
奈良県・宇陀の山中で「ネムの木」をみつけ、おもわず車を停車させる。

走りながら見つけた自分もスゴい。

大阪の「この花館」の温室でみた「トキワネム」は観賞用なのか低木で、山中にある天然(?)のネムの木はデカい高木なんですね。花はほとんど色も形もいっしょにみえますが。じっさいに見て、へーなるほどと思った。

奈良・下市の湧き水に寄ります。

湧き水にはじまり湧き水におわる。

そのすぐそばにある喫茶店。


ふう、つかれた。
冷たいアイスコーヒーが飲みたい。

こんなふうにアイスコーヒーを飲んでると、みんカラで食後にかならずアイスコーヒーを頼むひとを思い出す。

窓のむこうは吉野川がみえる。
決して絶景ではないが、キラいでもない風景。落ち着く瞬間。

写真のフレーム外からきこえる、河原でキャンプやらバーベキューやらやってる嬌声。
ふと、寂寥感がこみあげる。

お盆休みは、こんな感じで。


ありがとうございました。
またお会いしましょう。

Now! 36,660km
走行距離 280km

Posted at 2017/08/15 20:04:14 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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