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2018年03月29日 イイね!

うみと桜の物語

うみと桜の物語 *  *  *  *  *

今回は、

「和歌山の桜」をすこし

自慢したい。

 *  *  *  *  *

和歌山市内。

「和歌浦(わかのうら)」を一望する展望台。

春になれば、桜が咲き誇り、

そのむこうに海がみえるという。

それは本当だった。alt

うみだ。海がみえる。

桜のトンネルをぬけると、

青い海がみえた。
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しきしまのわがくに、

桜の名所は数あれど、

海と桜がこのようなカタチで望める場所は

おそらく他に類をみない。

私はコブシを握りしめ言いたい。

この場を借りて、物申し上げたい。

ここは、和歌山を代表する桜・絶景スポットであると!

季節の中で
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お、おわかりいただけたであろうか?

ふーっ、すみません。

ちょっとコーフンして

熱く語ってしまいました。

ちょうどそこにベンチが。ひとやすみ。
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この日気温は19度を越え、汗ばむ陽気に。
和歌山の桜も一気に開花した。
 
この絶景の場所の名は、
「高津子山(たかづしやま)展望台」といいます。
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またの名を、
「章魚頭姿山(たこずしやま)」とも。
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たかが小高い山に、このような「ふたつ名」をもつあたり、
土着のふるい歴史がうかがい知れます。きっと、なにかいわれがあるのでしょう。
(海抜136mの文字をみて、ひといきに汗が噴きだす。だって、海そこなのよ!?100メートルくらい一気に登山したことになる。たぶん10分くらいで)

ふだんは何の変哲もない展望台が
桜の季節には表情が一変する。

「片男波(かたおなみ)海水浴場」
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展望台から、和歌山市を一望できる。
南側から北方向で。
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(拡大してもわかるかどうか、遠くに紀の川の流れがみえる。そのむこう、左手の工業地帯は、新日鉄住金 和歌山製鉄所。中央に縦に湾曲する緑地帯は今は昔、かつて埋め立て前の海岸線のなごり)

【西】雑賀崎(さいかざき)方向。
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といっても、たいして説明もできない。

【南】「和歌山マリーナ」と関西電力の火力発電所。
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ポルト・ヨーロッパがあるところ。

【東】和歌浦漁港
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右端にちいさく「紀三井寺」がみえる。


有名じゃない。
地元のひともみな知ってるわけじゃない。
それを「名所」とよぶには
あまりにささやかな
だけど涙がでるほどうつくしい。
そんな、
「海がみえる桜の展望台」
の存在を、すこし誇らせてはもらえないだろうか。

うみと桜の物語
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 *  *  *  *  *

さて。

ここ「和歌浦(わかのうら)」は、万葉集でも歌われた景勝地ですが、
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といっても、他府県のみなさまはピンとこないとおもいますので、
わたしがちょっとご案内。

〈和歌浦の象徴、「不老橋」

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1950年代は新婚旅行でバリバリ観光地だったわけですが、

〈「塩竃神社」安産祈願で有名。

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1960年代になると、九州・宮崎などにその地位をうばわれ、(このまえのブラタモリでやってましたね)

〈わかやまサイクルフェスタ〉
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観光客の数は減少します。
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まして、和歌山市内ということもあり、都市化の波が押し寄せ、
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みるみる卑俗化してしまい、名勝も衰退のドツボにはまります。

近年、ビーチの整備で観光客のにぎわいも徐々に取り戻しつつあり、
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その一環で、和歌浦を見渡せる展望台にサクラが植樹されたのかもしれず、

〈「
玉津島(たまつしま)神社」〉
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その過渡期にわたしは訪れ、シャッターを切ってるのかもしれません。

〈創建年不明のチート級の古社。和歌浦のメインフレーム〉
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 *  *  *  *  *

さてさて。

せっかく桜が満開なのだから、

【和歌山城】にも行ってきましょう!
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と思ったら、花見客で大にぎわい!
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日本中から集まってきたんか!というほど露店がギッシリ立ち並び、ブルーシートを広げた花見客は昼間からお祭り騒ぎ。いいな~。
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あまりの熱気に天守閣へ行くのもわすれ、
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石垣をとおりすぎて
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うっかり「岡口門」からでてしまう。
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振り返って望遠レンズで。

カメラをかまえていると、
見知らぬ女の子がしきりにインポーズしてくる。
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私はいっこうにかまわないのだが。

 *  *  *  *  *

食事ならお城から車で5分。
ランチ、でなくちょっと早めの夕飯になりました。

フライヤ
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「フライ屋」ではなく、「フライヤ」。

和歌山市民で知らぬものはいない。
創業昭和8年の名店。
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他府県のひとは知るよしもないことだが、和歌山はかつて洋食店天国とよばれるほど洋食屋が多かったそうな。
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さすがに近年は減り、この店はそういった「昔ながらの洋食屋」の生き残りである。

当店の看板メニューのひとつ。
タンシチュー』(1450円)
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タン「シチュー」だが、シチュー皿にでてこない。このような皿ででてくる。かといってタンステーキでもない。いったい、どのような経緯でこの形態に落ち着いたのか、謎。

店独自のドビソース(ドミグラスともいわず、店ではこう呼ぶ。デミソースの転訛と思われる)で煮込んだ一品。
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味は絶品である。

特製オムライス

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これもウマい。
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ビールを頼みたい衝動をおさえるのに苦労した。

そんなわけで、和歌山の桜はこんなところです。
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ありがとうございました。
またお会いしまよう。

Posted at 2018/04/04 20:04:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2018年03月18日 イイね!

南朝の里 賀名生梅林

南朝の里 賀名生梅林
賀名生

と書いて、

あのう

と読みます。

がなうまれ、ではありません。

そう読んでた時期が私にもありました。

賀名生(あのう)梅林は、
奈良県五條市西吉野町にあります。

地図でいうと、ココ。
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和歌山市から1時間ちょっとの距離。ちかい、近い!

朝8時。
この時間だと、駐車場はまだすいている。
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となりのスバルは、和泉(大阪)ナンバー。
そう、ここは河内長野など大阪南部からのほうが近いのだ。

賀名生梅林は、奈良県でも指折りの梅林とのこと。

まあ、撮影とか気にせずに梅林を目で楽しみながらゆるーく散策などしてみましょう。

ところがです。

幹線道路から一歩はずれ、急な坂道をすこしあがったところでまわりの景色は一変します。

おおっ!?
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なんかスゴイ!
思ってた「梅林」とぜんぜんちがう!

(※中央の青色のは、ブルーシート。大雨で土砂崩れ、通行止めになってる)

うおおおッ!
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なんだこの光景は。
桃源郷か。

桃源郷に迷い込んだか?
(桃じゃなくて梅だけど)

ふしぎな風景である。
山々に民家が点在し、集落となって、そのはざまに梅林が植樹されている。
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山肌を覆いつくすように、淡い紅色の梅花が雲海のようにほころぶさまは、壮観としかいいようがない。

正直おどろいた。

こんなみごとな梅林が世の中にあるとは。
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(散策がてらに梅林を歩こう)
と、のんきにかまえてましたが、

あまりの驚異に私の頭の中も一変。
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もう夢中になってシャッターを切ってます。alt

民家が点在してるので、
もはや梅林撮ってるのか、民家撮ってるのかわかりません。
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そして、この先のむこうには、
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それはそれはみごとな
しだれ梅が一本たたずんでました。
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ではお近づきのしるしに、
ハイ、ごあいさつ。
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すこし行くと、
一軒の民家のガレージに、
「ご自由に休けいしてください」
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(※私は視野狭窄というか、時折馬鹿なので、ソファーがみえずトラックの運転席に坐って休め、という意味かとおもった)

ポットにお茶やコーヒー。
え?本当に勝手に飲んでいいの?
なんでそんなにサービスいいの?
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写真とってると、そこへ当家のおばちゃんが登場。
おばちゃんはよほど話好きなひとらしく、

「どこから来たん?」
「ううん、近くから。和歌山市」
「じゃ、京奈和道で」
「そう」
「べんりになったよねー」
「よねー」

道路の話で盛り上がる。

あと、おばちゃんの話しでは、前述の土砂崩れによる通行止めで、
近隣の梅農家は下までおりるのに迂回を余儀なくされてこまってるらしい。そりゃそうだろうな。生活道路だもんな。

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観梅にやってくるお客さん相手に、おみやげを売ってる。梅干しや山椒漬け、写真のとおり干し柿など。
みなけっこう買っていく。

この家のそばに、
またもや「しだれ梅」が。
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その華やかさは、極上。
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順路にはこのような看板があちこちにあり、【絶景ビューポイント】をしらせてくれる。
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【見返り千本】
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下をのぞきこんでみる。
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「100m先に見晴らしのよいとところがあります」
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これのことかな?
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ふと、頭上に
『乙女椿<オトメツバキ>』
をみつけて、

あまりの清らかさにレンズをかえて撮る。alt

シグマの70-200で。
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その柔肌に触れてみる。

このあたりが標高でいうところの最高地点。
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幻想的な光景に目をうばわれる。

そのすぐそば。
ふたたび休憩所でひとやすみ。
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順路にはこのような民家のかたちを借りた休憩所が点在し、地元のおばちゃんが特産品のほかお茶やら缶コーヒーなどを売っている。

こんなものまで。
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いや、
食べませんよ?
こんないい景色でこんなの食べたら、お酒呑みたくなるじゃないですか。
食べませんよ?

いい景色とは、じつはコレ。
またまたみごとな「しだれ梅」が
このすぐそばに。
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ここの梅林を歩いてると、ところどころにこうした「しだれ梅」が一本だけというのが、絶妙なタイミングのようでもあり、
まるで、ビーフカレーのなかの牛肉のような出会い方をする。(つねにたとえが食べ物である)

梅サワーならぬ、
梅シャワーだ!(われながらつまらぬことを)
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しかたありません。しだれが圧巻すぎて、うまい言葉がみつからない。

道中、「玉手箱」みたいなのがおいてあった。
なんだろう?
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なるほど、養蜂かあ。
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受粉用ですな。

最後の絶景ポイント。
【振り返り千本】
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さっきの「見返り千本」といい、ここの「振り返り千本」といい、どういう違いがあるんだ? 適当にネーミングしてるんじゃないの?
と思ってたら、実際にこの現場に立ってみると、

「アッ、オレ今ふりかえってるわ」

賀名生梅林の看板に偽りはないようです。

このあと、ふもとまでくだります。
たっぷり3時間の行程。
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(こうして見てみると、けっこう標高差があることがわかり、ひといきに足腰の疲労感をおぼえた)

さてさて、
ブログタイトルにも使わせていただいた
「南朝の里」
は、地元観光用のキャッチフレーズです。
どうやら、この賀名生を「南朝の里」として売り出したいようです。
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というのも、南北朝の争乱で、ゴダイゴじゃなくて後醍醐天皇が都落ちのすえたどりついたのがここ「賀名生」なのだそうです。

その仮住まいというか、「皇居跡」が梅林のすぐ前の歴史資料館の敷地内に保存されています。

皇居跡のまえで梅をいれて、おっちゃんが玉砂利に三脚すえて撮ってるのを、真似して撮ってみた。
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が、皇居跡とおもったうしろの建物はじつはただの「便所」でして、

ただしくはこちらでございます。
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皇居があったということは、歴史上ほんのわずかな期間ながら、この「賀名生」が日本の仮にも首都だったということであり、
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それを思うと、さきほどみてきた梅林もひとしお、雅やかな色合いにうつります。
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 *   *   *   *   *

お昼は、梅林から車でたった10分。
五條市内にもどる道沿いにあります。

「中国料理 豚珍館」
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このお店は、ちゃんぽんが絶品。
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(※麺大盛り無料だが、今回は控えた。腹八分目を心がける)

リフト(持ち上げ)などやってみるが、ピントがはずれっぱなしで泣ける。
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なにやってもピントはずれな男だから。

(※自分用メモ。「ちゃんぽん」と「五目そば」のちがい。ちゃんぽんはしょうゆベースでとろみがかかっている。五目は塩ベースでとろみがなく、かわりにとき卵。こんど行くときは五目そばを。)

そろそろ桜のたよりも聞こえてくるこんな時季に梅林とは、冷や汗モノのブログ更新となりそうですが、
地元のおばちゃんの話では、例年より一週間遅いそうだから、致し方なしです。
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まあ、今回はこんなところで。

ありがとうございました。
またお会いしましょう。
Posted at 2018/03/23 20:04:11 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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