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2018年08月12日 イイね!

立山旅情~鉄道のある風景~

立山旅情~鉄道のある風景~「立山黒部アルペンルート」からもどると、

いったん宿で休息をとった後、

残された立山での時間をわたしは

立山駅周辺ですごすことにした。
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気温は30度を下回るが、湿度が平地よりも10%ほど高いために避暑地のように涼しい!快適!というわけにはいかない。ざんねんながら。
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だが、こうして山と緑にかこまれているだけで、ここだけでしか味わえない清涼感をかんじずにはいられない。
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立山駅前にこんこんと湧き水がでるこの場所を、さいごにわすれずに紹介したい。
『熊王の水』
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駅前に湧き水ってすごい。
ここの水もいただいたし、「アルペンルート」の途中でガフガフ湧き水のんだので、贅沢を言うようだが、湧き水はいまはもういい。

冷たいアイスコーヒーでものみたい。
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甘いものもいいな。うーん、ソフトクリームか。
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まごまごしてたら、家族連れにさきに注文されてしまった。
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べつにかまいません。
イスにどっかり腰をおろし、ぼんやり待っている。

ちびっこはカキ氷をたのんだ。男の子だねえ。
ママは「コーヒーフロート」を。
・・・コーヒーフロートってなんだっけ?
フロートっていうから何か浮いてるんだよな。氷か?それだとただのアイスコーヒーだ。

でてきたのを目で追いかけ確認すると、すみやかにおなじものを注文した。
こういうのがほしかったんだよ。
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コーヒーフロートがなにかを知らない、
46歳の夏だから。

このあと、ぼんやり歩き出す。
そう、自分が泊まってる宿を風景をいれて撮りたいな。
それくらいの散策。

踏み切りがカンカン鳴りだす。
(こんどはどんな車両がくるやら)
カメラをかまえていると、

ナヌッ!?京阪電車じゃないか!
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しかも、「テレビカー」!? 

わたしは昔、京阪沿線に住んでいたころがあるので、京阪電車には目ざといのである。

ちなみにテレビカーとは、大阪・淀屋橋ー京都・三条間を走る特急電車。なかに「カラーテレビ」があるのが特徴で、当時有名だった。

2階建て?! 京阪に2階建てとかあったんだ!
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近鉄電車のまわしものかと・・・。

しかし、なんでこんなところに京阪電車が。
静岡・大井川鉄道でも南海電車や近鉄電車をみたけど、こーゆーのいま流行ってんのだろうか。

りっぱな赤い橋をわたる途中でふりかえると、ねらったとおり宿がみえる。
それに鉄橋?線路・・・ウオッ、「鉄道風景写真」にもってこいの場所ををみつけてしまった!
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大急ぎで宿にもどる。
すぐそこだから5分とかからない。
ロビーの掲示板、
「富山地方鉄道立山線」のダイヤにかぶりつく。
現在時刻午後4時35分。よし、立山発4時50分の特急があるな。
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・・・特急って、まさかさっきの京阪じゃ。

部屋からカメラリュックをさげ、車のトランクから三脚とレリーズをおろす。フル装備だ。

さっきの場所にもどる。
4時45分試し撮り確認、準備完了。西予、信州での経験が活かされる、すばやいセッティングである。
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橋のむこうに、おなじように三脚ひろげた人をみかける。どうやらここは鉄道風景写真としてはまちがいなかったようだ。

立山駅の踏み切りが鳴る。
キタッ!
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やはり京阪。

『グリーンビュー立山~盛夏~』
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おっしゃ!なんとか撮れた!
うひょひょ・・・、ここへの道中、富山地方鉄道立山線でなんとか一枚撮れんもんかな、とロケーションを探していたが、まさか宿の裏が絵になるとは。ただの散歩が鉄道風景写真に変わった。ラッキー。大満足。
(それにしても、私にとっては富山・立山に京阪電車が走ってる風景は妙というか変といか、キツネにつままれたよう)

  *  *  *  *  *

さあ、宿に帰ったら温泉のあとはお食事です。
『グリーンビュー立山 千寿会席』
【2日目】
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わお! いいねえ~。
(なぜか今日は「献立表」がみあたらないので、お料理の説明がアバウトになります)

お造りがまた、うなるほど美味い。
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これは、ビールを頼まないとはじまらないな。
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余談ですが、今回の旅で気づいたことがあります。

瓶ビールで、
「キリン、アサヒ、サッポロ」のうちどれかえらべといわれたら、まよわずキリンをえらぶ自分に。
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どうやら自分はキリン派だったようです。

この焼き魚がのうまさはなんだろう。
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枝豆のなにか。
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なにかじゃわからんから、「ゆでた枝豆をうらごしして、寒天で固めたもの」とあてずっぽうで。まわりの土星の輪っかみたいなのも、なにかわからん。瓜?

おそば。かかってるのはクルミかな。
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富山って、そばどころだっけ?

鍋物のなかはナニかいな、と思って蓋をあけたら、びっくり。
アワビだわ!
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まさか富山きてアワビとは思わなかったケド、ひょっとして能登半島で獲れるとか。

蒸し焼きにして、自分で盛り付けてみる。
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こんなもんかね。

ナイフを入れてみる。
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いいからはよ食え。

昨夜とおなじような料理で、チーズのはいった茶碗蒸し。
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どうもここの料理長、茶碗蒸しにチーズいれるのが得意技のよう。

シメの釜飯が炊けました。たのしみ~。
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鰻と山菜の釜飯
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昨夜も料理に鰻あったけど、富山は鰻になにか特別な思い入れがあるのだろうか。

自分でよそって、パチリ。
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うまいな、これは。

デザートに梨をいただいて、
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それとオリジナルブランドのアイス。(ハーゲンダッツとかじゃないところが無駄に気合はいってるな)
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なぜか富山でうめぼし。

うめぼしって、どんな味だっけ?
すまん、酔ってるせいか味がわからん。
うめぼしの味がゲシュタルト崩壊する。
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ごちそうさまでした。
【1日目】に見劣りしない豪勢な料理、大満足です。
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  *  *  *  *  *

翌朝、【8月13日(月)】
和歌山に帰ります。
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朝食はこれだけじゃありませんよ。

焼鮭とウインナーを自分で焼きます。
まさか真夏の朝っぱらから宿でウインナー焼くことになるとは、思いもしていませんでした。
ファイヤー!
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朝食後、ロビーで朝のコーヒーサービス。
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さて、帰りますか!
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これで旅の話はおわりです。
ごらんになっていただいたみなさまには感謝。
いいね!をいただいた方、ありがとうございました。

またお会いしましょう。

   *  *  *  *  *
*45,466km→ *46,420km
*954km
  
   (自分用メモ)
※帰り、賤ヶ岳サービスエリア昼食。ローストビーフ丼とチャーシュー麺のセット。(1460円)
Posted at 2018/08/27 20:04:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2018年08月12日 イイね!

グリーンビュー立山

グリーンビュー立山立山駅周辺は、臨時無料駐車場がたいへん充実しており、数えただけでも6~8ヶ所はあるようだが、当然のことながらどこも混みあっている。

川向こうに車をとめることができた。地面が砂利なのはしかたないにしても、雨水なのか湧き水なのか下が水びたしであり、湿気が多そうで、場合によってはここで夜を明かさざるをえず、
(こんなところで車中泊か)
と思うと気が重くなった。

駐車場を離れ、立山駅へテクテクあるいていく。
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この時点で、今夜の宿が決まっていない。
そう、事前に宿の予約をせずに今回も旅に出たのである。

橋を渡ってすぐに踏み切りがあり、
ん?
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・・・みょうな車両と目が合う。

駅構内のほうをみる。おや?
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どこかで見たことあるような、ないような。
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駅前のロータリーにあがってなお、視線で追い続ける。
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なんだこのデジャブ感?

【立山駅】
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むかって右手に「観光案内所」(正式名称・総合案内センター)がある。

窓口にメガネの女性がおり、なんとなく「トミー・フェブラリー」似だなとおもいつつ、あすの「立山黒部アルペンルート」について問い合わせたいことが山ほどあったが、なによりまず今夜の宿の確保が先だった。

ところが、時代らしい。
ここでは宿のあっせんはしてないそうだ。
だが、冷淡な対応というわけでなく、どちらかといと熱心に、そのトミー・フェブラリーは私が泊まれそうな宿をいくつかピックアップしてくれた。

観光案内所をでると、すぐそばの宿にまず断られ、線路ぞいの宿が立ち並ぶ先にむかった。

袋小路の奥にりっぱなホテルがあり、
ここをたずねることを私は一切予定していなかった。
客室にシングルルームがないことは事前にわかっていたし、こういうホテルはなにより一人客を敬遠しがちである。
ところが、観光案内所のトミーは、客室が多い(あとで数えてみたところ、わずか30室だった)という理由で「ぜひ問い合わせてみては」とすすめるが、それはあまりに事務的というか現実的でない気がする。
が、結局はトミー・フェブラリーに私は背中を押された格好となった。
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フロントに立ち、呼び鈴をチーンと鳴らすと、奥からあらわれたのはこれまたメガネの女性で、だれかに似ているなと思ったら、「時東ぁみ」に似ていた。
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予約のない身を恥ながら、部屋の有無をアタマ掻きつつたずねると、「時東ぁみ」は、
「おまちください」とPC画面をのぞきこむので、おもわず、
「え、ありそうなんですか?」
と前のめりになってきくと、
「はい、ご用意できます」
おっしゃああ! ラッキー!
オレやっぱツイてるわ。
これで車中泊はまぬがれた。
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泊まるよ~。もう、連泊しちゃうよ~。

部屋のキーをあけて、びっくり。
まさかの和室。
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和室に泊まるなんて何年ぶりだろう。
最近の旅行はいつもビジネスホテルがつづいていたし、ここも外観から洋室を想像していたので内心、「ヒャッホウ!」と小躍りしたい気分である。おどるのはあとにして、とりあえずリュックをその場におろし、部屋に入る前に写真におさめておこう。
それにしても、本当にここにひとりで泊まっていいのか。
どうやら、天気が悪いせいでキャンセルがでたにちがいない。

部屋に風呂がないのがいい。
一階の「大浴場」にさっそくいってみる。
ほう、いいお風呂じゃない。
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入ってみると、うはっ!ヌルヌルする!
これ、温泉か!
正直、20代30代のころは、
「ケッ!温泉なんて」
でしたが、このトシになると考えも180度変わるようで、
「あ゛ー、めっちゃ体によさそう」
とばかりに、このあとひまさえあればつかってました、温泉。

ちなみに、ナトリウム・炭酸泉。(そう書いてた)
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この立山駅周辺エリアは、「立山山麓温泉・千寿の湯」という温泉郷なのです。

観光案内所のトミー・フェブラリーに、「称名滝」に行くなら今日のうちですよ、といわれたので、今のうちにいくこにする。なにしろ、あすの「立山黒部アルペンルート」はガッツリ8時間の行程なので、とてもまわる時間などないという。

   *  *  *  *  *

「称名滝(しょうみょうだき)」は、立山黒部アルペンルートの途中で寄れるものだと思っていた。すると、
「ぜんぜん別ですよ」
といわれ、おどろいた。
今回はわりと、「ブラタモリ」を参考にしていて、タモリがいけるのなら自分もいけるだろう、と安易な発想がはじまりで、たしか途中で滝に寄っていたようにみえたのだ。
「お車で行けますよ」
といわれ、なおおどろいた。
車で行っていいんだ! 国立公園じゃなかったっけ。
てっきり低公害バスかなんかで行くのかと。

さっきの駐車場の前の道を、山へむかってはしりだす。
途中、展望台をみつけ足をとめる。
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(※この撮り方だと、展望台の全体のようすがわからなくてダメだな)

『悪城の壁』
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垂れ込めた雲でわかりづらいが、断崖絶壁になっている。
大地の裂け目がまざまざとわかる地形。
おそらくこの上が「アルペンルート」なのだろう。
(あとで地図で確認するとたしかに、アルペンルートの室堂行きのバスでみた「滝見台」がちょうどこの上だった)

おどろくべきことに、沿道には季節はずれのあじさいが咲いていた。
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いま8月ですぞ?まるで季節に置き去りにされたよう。

無料駐車場に車をおいて、滝に向かう。
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まさに、深山幽谷。すごいところに来てしまった。

雲が、川の上流へと流れていくふしぎな光景をみた。
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それにしても、このお盆は天気にめぐまれなかった。

途中、このような湧き水がじゃばじゃば惜しげもなく出てる場所がいくつかあった。
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立山連峰の雪融け水にちがいない。
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滝まで徒歩5分くらいを想像してたら、結構歩く。まだ着かない。湿度も高いし、喉もかわいた。まさかこの水飲むわけにいかないしな。

と思ったら、ここの湧き水飲んでるひとがいた。
ロード乗りの男が容器に汲んでのんでるのをみて、おもわず喉が鳴った。
(の、飲めるのか(ゴクリ・・・)
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誘惑にはかないません。のんじゃった。
冷たくてメッチャうまーい。
湧き水バンザイ。ただ、このあとの「立山黒部アルペンルート」は湧き水だらけだということを、このときはまだ知らなかった。

どうやらゴールがみえたらしい。
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『称名滝』
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雨がふったらあらわれる「ハンノキ滝」もシッカリ右にある。そりゃこんだけ天気悪けりゃね。

それにしても、ミストがすごい!あっというまに濡れそぼる。体はいいけど、カメラがッ!
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だからみなさん、滝をひと目みたら逃げるように帰るのでした。

  *  *  *  *  *

ホテルに帰ってひとっ風呂あびたら、夕食です。

『グリーンビュー立山 千寿会席』
【1日目】
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わお、なんかすごいー。

献立表がある食事もひさびさだ。
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「調理長 山岸元彦」 調理長は献立表にクレジットされるんだ!あとで席にまわってあいさつしにくるのだろうか。「山岸です。お食事のほう、いかがでしたでしょうか?」とかいってくるのだろうか?(来ません)

このお造りがうまかった!
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富山の漁港で水揚げされたさかなじゃないだろうけど・・・。とにかく、「これ、うまッ!」と目を見張るレベル。・・・ふだんスーパーで買ってくる刺身とどうしてこうも味が違うんだろう。

『じゅんさいとオクラのジュレ』
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ジュンサイってどんなのか、いちど食べてみたかった。
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ただ、オクラの風味となめこの食感がまざりあって、正直よくわからんかったw

うわ、やばい。
コレ完全に「お酒がススムくん」コースじゃないの?
なに頼もう。
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ピンときて、「生貯蔵酒」をご指名。
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これには理由がありまして、個人的な話ですが、昨年松山のみん友さんにお会いしたとき、おみやげに「地酒の生貯蔵酒」をいただきまして、帰ってのんだところ「なにコレ、うまッ!」となりまして、それからというもの、暑い時季には生貯蔵酒を買いに走るようになったんです。

トロリあまく、料理にもあう。
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『焼肴 銀鰈』
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魚料理がメチャうま!

『熟成豚と鰻の蒸し物』
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割りポン酢でいただきます。

『枝豆とチーズの茶碗蒸し』
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茶碗蒸しにチーズいれると、反則なくらいうまいことがわかりました。

『シラスと海老のプランタード』
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プランタードってなんですか状態。

御飯とお吸い物が、しめででてくる。
『富山産コシヒカリ』
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このご飯がめちゃくちゃうまいのだ。
お米一粒ひとつぶの味わいを感じながらの究極の食感。
いいお米をちゃんと炊いたら、ごはんってこんなに美味しいのかって再認識した。
・・・にしても、かんじんの写真、ピンの当てかたまちがえた。悔いが残る一枚。

ごちそうさまでした。
なんと1時間半かかっての食事。
呑みすぎなんだよw
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・・・さいごにコソッとぶっちゃけますと、これで宿泊料1万4千円。
高いとみるか安いとみるかは、ごらんのみなさましだい。
私は、・・・『なんどでも泊まりたい』。
ロケーションも最高ですしね。

で、次回もつづきます。いや、だって連泊ですし。明日のご飯も楽しみですし。
まあ、趣向をかえて次回はラストオーダー、「鉄道のある風景」。
ご期待ください。
Posted at 2018/08/24 20:04:07 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2018年08月12日 イイね!

武生に来たらボルガライス

武生に来たらボルガライス前回のブログから時系列をもどして、

旅のはじまりから順に。

【8月11日(土)】

午前4時に和歌山を出立、
名神高速・米原JCTをへて
はじめての北陸道。

「賤ヶ岳SA」(滋賀県)
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賤ヶ岳といえば、やはり「賤ヶ岳の戦い」を連想する。
兵(つはもの)どもが夢のあと、ここで戦ってた侍・足軽に、「ここにサービスエリアが建つんやで。近江牛のローストビーフ丼とか食べれるんやで」とおしえたら、たぶん泣くと思う。
ここへくる途中、標識みてたら「長浜」だの「姉川」など「戦国ワード」(?)が目白押しで、なんだかソワソワして降りたくなった。古戦場めぐりもいいかもしれない。

福井に入り、武生(たけふ)ICでおりる。
インターから10分ほどの幹線道路ぞいにその店はある。

『カフェド伊万里』
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ここのお目当ては、コレ。
武生に来たらボルガライス
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(※ウラがガラスなんでうつりがアレです)

『武生に来たらボルガライス』というキャッチコピーをしったのは、ここみんカラで。3年前にみたある人のブログなんですが、最近は休眠状態のよう。

テレビでも、鶴瓶の家族に乾杯で最近やってた(店はべつ)ので、ご存知のかたもおられるかもしれません。ちなみに鶴瓶師匠は都合2回、ここ武生でボルガライス食べてるんですが、本人はきっと忘れてるとおもいます。

店内に入ると、壁に絵があって、おや。
これはさっきのポスターの元絵。
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そう、このお店は
劇画家の池上遼一の親族のかたが経営されてるカフェなのです。
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店内にはこのような原画のほか、
氏の作品を収録した単行本が収蔵され、自由に手にとって読むことができます。
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(※さがしても「傷追い人」がみつからないのはなぜか)

サンクチュアリ
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(※ビッグコミック・スペリオールはもともと「あずみ」と星里もちる目当てで買ってた)

頁(ページ)をひらくと、このカラー稿の
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原画が、ふりむいた壁に飾られてる。
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なんかちょっといいね。
(※素直に正面から撮れや、と言われそうですが、正面からだと照明が反射するんです)

店内を見渡すと、お客さんの雰囲気を割合でいうと、常連さんが大半をしめ、のこり1割がボルガライスめあてで、もう1割が漫画ファンといったところ。
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その根拠というほどではないですが、上の写真の右にうつってるのが20代か30代の女性3人組で、ボルガライスでなくモーニングをたのみ、ソワソワ落ち着かない様子で、やがて意を決したように席をはなれ、スマホで壁の原画をおそるおそるとりはじめたので、(ははあ)となっとくしたが、(えっ、女性のファンがいるの!?)とそっちのほうにびっくりしましたが、どうやらようすからして日本人ではなくおそらく台湾のかたらしくて、海外でもそれも女性に人気があるってなんだかウレシイですね。
人物の描き方には定評がありますし、なにより

男も女も、「艶(ツヤ)っぽく」描かせたら日本一の劇画作家であることにまちがいない。
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(▲蛇足ですが、上の画をつかっていかに池上遼一がスゴいか、その解説を。両眼の位置が直線(曲線)上にならんでない、わずかにずらすことによって、表情に立体感が増す妙技。なみの腕ではこんな真似できない。そしてもうひとつ。頸(くび)のふとさにご注意いただきたい。アニメでもいえることですが、女の子をかくときに頸を細くするのはあまりいただけません。ふとくてもじゅうぶん可愛く描けるはず)

・・・おっと、かんじんのボルガライスがきましたよ!
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ほ、ほんとうにオムライスの上にとんかつが!

武生に来たらボルガライス
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シンプルだけど、なんかゴージャス。
地域グルメもいろいろあるけど、これは成功例だと思う。

さて、ふたたび北陸道にのり、富山県立山をめざします。
途中、海のみえそうなサービスエリアで車をとめながら。
「尼御前SA」
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首にタオルを巻き、車をおりて駆け出す。
おおっ!
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海の色が濃いな!

ここのウラのカフェテラスがなかなか。
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夏の北陸道に絶景アリ。

夏の日本海って、太平洋と色がちがう気がする。たとえば和歌山の海なんか、まー基本的に逆光ぎみになってしまうんだけど、日本海は太陽を背にするからおおむね「順光」になる。で、このようなあざやかなコバルトブルーになるのかもしれない。

「徳光SA」
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ここもサービスエリアの裏に、
豁然(かつぜん)と海がひろがっている。
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ひとけのすくない海水浴場。

とおく、かなたまでつづいている。
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で、ここから富山までが遠かった!
気温も最高潮まであがってくる。
走れ、アルファロメオ!
夏をひた走れ。
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次回、立山に到着します。

  *  *  *  *  *

みなさまのお盆だより、たのしく読ませてもらってます。
Posted at 2018/08/21 20:04:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2018年08月12日 イイね!

立山黒部アルペンルート

立山黒部アルペンルート8月12日(日)早暁。



富山県立山町。



【立山駅】AM4:30
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駅前にはすでに30名ほどが列をなす。
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くどいようだが、朝の4時半である。

なぜ、こんな夜も明けきらぬ早朝に人が並んでいるのか。理由は簡単。
立山黒部アルペンルートのはじまり、立山駅発のケーブルカー第一便にのるために、こうして早暁から行列をつくっているのである。
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(▲朝の異常な高湿度で、レンズからセンサーに至るまで結露でくもる。こんな時間のこんな場所で、カメラをミラーアップさせブロアでシュコシュコやってる姿はもはや喜劇)

まわりを見渡すと、登山用の「ガチ装備」な人と、私のようなジョギングシューズにTシャツという軽装な人とに二分される。
どうやら、【室堂】でおりて雄山をめざす山行のひとが多いらしい。残りは、【黒部湖】(黒部ダム)までいって帰るだけの、ラフなスタイルの観光客である。

私の後ろにならんでいる60代のガチ装備の男性も、やはり室堂で降りるという。話をきいてみると色々山好きらしく、時間もあったので1.2メガ画素の古いコンデジの画像をみせながら、いかに「新穂高」の稜線歩きがすばらしいか説明しはじめた。たのむから、あまり私に山をすすめないでいただきたい。

夏服姿の駅長がメガホン片手にあらわれ、切符の販売開始時刻を10分早め、5時10分からという旨をつたえると、果然行列が色めく。で、いよいよ販売開始。
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これがそのチケット。
往復で10,790円。
東京ー新大阪間を新幹線で行けそうな値段。
これだけの高額なのだ。さぞかしすごい絶景がおがめるにちがいない。
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始発は6:00。私は6:10の第2便。これだけ早くきても1便をのがした。無念である。

切符を買うと、もう行列にならぶ必要はない。便が決定してるからである。
したがって、購入後は駅構内の無料待合所でゆっくりすればいい。
ちょうど、空港でチェックインをすませて搭乗口でまっている、あの時間に似ている。
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「立山黒部アルペンルート」のきっぷのシステムは、しみじみわかりくい。
事前に公式HPをみても、現地の観光案内所できいても今すこし要領をえず、さっきの駅長さんにじかに質問してようやく理解できた。

立山駅からのケーブルカーのみ、便数が指定される。
次の美女平から室堂までのバスは「立ち席」というのが不可で、みな着席が強いられる。なのに、座席指定はおろか便数も指定はない。つまり、美女平からはその辺ウロウロしてようと自由なのだが、盆休みの今日は特Aクラスの混雑が予想されるため、サクサク乗り換えて黒部ダムへ直行しないとエラいことになるらしい。

アナウンスでよびかけがあり、改札にいくと偶然、さっきの「穂高氏」と会い、いっしょにならぶ。ならびながら、いまスマホで調べたんですけど、新穂高って岐阜なんですね。上高地や乗鞍岳のちかくなんですね、と水をむけると、上高地からだと1泊、最短ルートで日帰りできるお手頃な山行なのだそうだ。それにしても、新穂高の稜線歩きは絶景であるらしい。
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改札をぬけると、やっとおめあてのケーブルカーが目の前に。
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ここに偶然「穂高氏」がうつりこむ。黄色いシャツのひとがそう。
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これが「ホダカ氏」をみたさいごとなった。(不吉な意味でなく)

いよいよ出発!
あっ!なんか駅前にメッチャならんでる!
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すごい勢いでガーッと上がっていく。
傾斜角は最大29度らしいが、気分は45度である。
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所要時間7分で、【美女平】に到着。
標高475Mから一気に977Mまであがった。
体感でわかるくらい、ちょっと涼しくなる。
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どこに美女がいるのか詮索する暇などなく、さっさと次に乗り換え。

ハイブリッドバスが登場。室堂行き。所要時間50分!
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座席をはじめ右側にすわったが、すこし考えて左側にすわりなおす。

これが正解。途中、各名所にご案内。
『ナラ坂』
(ナラの原生林がひろがる)
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(※バスはとまってくれない)

『仙洞スギ』
(屋久杉に匹敵するほどの古木らしい)
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(※バスはとまってくれます)

『滝見台』
(「称名滝」がみえる)
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バスはとまってくれるどころか、運転手はバスを小刻みに前進させる妙技でみんなが見られるようにしてくれる。

ちなみに視点をかえるとこんなふう。
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これは帰りに撮った。

『大日連山(だいにち れんざん)』は雲にかくれる。
ざんねんながらこの日の天気は下り坂。
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【弥陀ヶ原(みだがはら)】
高山植物の宝庫を駆け抜け、
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『七曲り』をあがると、
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【室堂(むろどう)】がみえた。
なんと標高2,450M!みえてる建物は、「ホテル立山」。
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はじめ、「室堂」を「容堂(ようどう)」と勘違いしてた。土佐藩主じゃないんだから。

室堂からトロリーバスに乗りかえ、
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(ここで気温17度。肌寒い。長袖もってきてよかった)

長いトンネルのさきは、【大観峰】!
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【大観峰(だいかんぼう)】
ロープウェイに乗り換える1、2分のわずかな間、そのほんのわずかな間に雲間から光が射しこみ、天国への階段が現れる。
頬にカメラを押し付け、息を殺してシャッターをきる。

『大観峰~8月~』
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今回のアルペンルートで、いちばんの絶景となった。

本当にわずかな時間だったので、まわりで気づいた人も少なく、写真におさめた人も一握りにかぎられた。
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いよいよロープウェイに乗る。
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小4のとき阿蘇山以来、35年ぶり人生2度目のロープウェイ。

出発時、「ガコン!」と音がして恐怖におののいた次の瞬間、下半身がすーっとうすら寒くなる、エレベーターの下降のあのときみたいな感覚とともに、「いま天空にぶらさがってます」みたいな感覚がありありとして、おもわず「コワっ!」と年甲斐も無く声にだしてうしろをふりむくと、少年と目が合い、少年は「フッ」と口辺に笑みをうかべながらプイと目をそらした。こんな変な男とかかわりたくないと思ったのだろう。
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スポットライトがあたる行き先は、【黒部平】。
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【黒部平】から【黒部湖】へはまたケーブルカー。
正直もうイヤんなってるが、ここまできて後戻りは許されない。
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【黒部湖】につくと長いトンネルの向こう。
地上の光がみえる。
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ようやく『黒部ダム』に到着。
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現在時刻8時半。じつに4時間かかった。

湖の水位が低いようだけど、そんなに盛大に放水して大丈夫かね?
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いらぬ心配をするこの性格はなかなかなおらない。

これをあがって展望台へ。
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ああ、2年ぶりのこの景色。
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2年前は長野県側・扇沢からここまでだった。いまようやく線がつながった。
(APS-Cで18mmでめいいっぱいでこの画角。やはり黒部ダムは、広角レンズですな)

では、ここでUターンです。
来た道をもどります。
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【黒部平】のロープウェイで足止め。整理券をわたされ、呼ぶまで遊んどけ、ということらしい。
ロープウェイは輸送能力に限界があるので、ここでどうしてもボトルネックとなる。
屋上の展望台と【大観峰】をいれてパチリ。
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改札のそばには庭園があり、湧き水もでて、ちょっとした休憩スペースになっている。
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あ、そうそう。最近時計買ったんスよ。
『プロスペックス・アルピニスト (SBEL001)』
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腕をのばしても、レンズの最短撮影距離にとどかないのでボケた写真に。

標高が測れるのでうれしい!でも気圧ではかるので、気圧がかわると標高もコロコロ変わるので困っている。こういうものなの?(↓1,752Mになってる。立山駅で高度補正したのに、めちゃくちゃくるってる!役に立たないわー)
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さて、【室堂】までもどり、ホテル立山のレストランでお昼にします。
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立派なホテルだね。

ご当地食材をつかった「カレー」や「ラーメン」があって、目移りしたけど、今回はカレーもラーメンもおいといて、
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富山名物をチョイス。
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たのんで、5分とたたずに運ばれてきて、ちょっとイヤな予感。

「白海老 から揚げ丼」
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アリ?思ってたのとちがう・・・。
なにこのご飯の上のフライドポテト。
食べればたしかにエビだけど、えび、エビ、海老のザラついた食感がえんえんとつづく。
なぜ玉ねぎをいれない? 私が調理するなら、玉ねぎとエビでかきあげをサックリ揚げ、食感と甘味・風味を増した一品に仕上げるだろう。あまりに芸のない名物料理に正直ガッカリした。

【室堂】で散策めぐりです。
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ごらんのとおり、天気は悪かったです。

天気のせいか、「ミクリガ池」もいまひとつパッとせず。
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かわりに、「高山植物」の花をさがします。
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ですが、8月は花の端境期にあたるらしく、見渡してもなんにも咲いてない!
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「雷鳥」もぜんぜんいそうにない!

こんなのがやたらあったんだけど、なんだろうなと思ったら、
チングルマの実』だそうで。
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ま、要するに花は終わってるわけでして。

せっかくここまできたんです。それでも血まなこになってさがすと、「黄色いマーガレット」みたいな花をみつけ、あとでしらべたらこれでも立派な高山植物でして、
ウサギギク
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ちゃんと写真とっといてよかった。

これも、「ホトケノザ」かなと思ったら、
ヨツバシオガマ
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ちょっと枯れとるんですが。これはここでしか見なかった。

すると、いかにもな白いちいさな花を見つけ、おっおおっ?としゃがみこむ。
これはスゴいのみつけたかも!
「ユキノシタ」のなかま、
ダイモンジソウ
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もっとかわいい名前つけてあげれば・・・。

「雷鳥」なんかあえるはずもなく、ぬいぐるみ撮ってごまかします。
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ポケモンGoにこんなのいたな。

8時間ぶりに【立山駅】までもどってきて終了!おつかれさん。ふう~。
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次回は、時間をさかのぼって、前日のお話。
Posted at 2018/08/18 20:04:13 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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