ちょっと時間を巻き戻して、
和歌山から八ヶ岳に行く途中のお話。
中央道、駒ヶ岳SAを過ぎ
駒ヶ根インターでおりる。
【12月29日(土)】
駐車場にて、愛車をバックに
南アルプスの峰々が連なる。
(そして私の背後は、「駒ヶ岳」と「千畳敷カール」という位置関係になる)

こんなところがアニメの舞台となって、インターをおりようとは夢にも思わなかったね。
長野県駒ヶ根市
ほうしゃくさん こうぜんじ
『宝積山 光前寺』

【第9話】
『なでしこナビと湯けむりの夜』
で、リンちゃんがおとずれた名刹です。


(※画角合ってません)
リンちゃんとおなじ冬日に訪れたので境内はずいぶん寂しい。門前のしだれ枝からして、花の季節に訪れればさぞかし風雅にちがいない。
リンちゃんのお目当ては、ここが「ワンコ寺」なこと。


(※画角合ってません。おまけについ縦構図に)
アニメでは描かれてませんでしたが、
このお寺はさまざまな名所があるそうで、
まず「光り苔(ヒカリゴケ)」ってのが見られるそうで、
ないの!? 冬枯れ? ガビーン!

もうひとつ、
「苔の古道」というなんとも風雅な名所がありまして、

え、立入禁止?! ヒィィッ!

しょうがない。
じゃあ、リンちゃんが愛してやまない早太郎おみくじ。

ワンコ寺のゆえんになったこのおみくじを、

作中にならって、引いていきますか。
ところが!閉まってる!うそやろ・・・。
ちょっとマジ勘弁してもらえませんか。
おれが何したっていうんですか。

いったい何しにここに来たんだ・・・。
リンちゃんが「いかつい」と評した
霊犬 早太郎の像。



像がちがってます。ふたつあるようで。
ガッカリ意気消沈の帰りがけに
参道の「はずれ」にプレハブ小屋をみつける。
御朱印とともに、おみくじもここで売ってた!

うれしくて思わずまねして手のひらに乗せてみる。


リンちゃんの「500円もするのか、君たち」という金銭感覚にはいいね!をあげたい。
さっそくその場で引いてみる。
「小吉」

リンちゃんとおなじで、悪い気がしない。

むしろこれでいい。
さて、門前の蕎麦屋でお昼ごはんにする。
ああ、腹がへった!
天丼とおそばのセットを。

(しかし、このあたりになるともう、ツユにダシの概念がないですね。お蕎麦の風味はなかなかなんですが)
ちなみにどうもでもいいことだが、私が食べたこの蕎麦屋は作中に登場する。

「やまだや保翁」
見返して気づいた。
アニメ見なかったら、こういうとこ来なかったかもしれん。

来てよかった。このあと、【八ヶ岳】に向かいます。
* * * * *
ここから、【四尾連湖】のあとの話。
【本栖湖】へ向かいます。
地図にするとこんなかんじです。
四尾連湖まで山を上がって帰りにくだる。
本栖湖まで山を上がってまた帰りにくだる。
地図だと近くにみえるが、じっさい運転するとむやみと疲れる。

トンネルを出たとたん、いきなり本栖湖に到着する。
うまく駐車場もあいててラッキー。

このトンネルも作中に登場する。
(※ここまでかなりの山道で、リンちゃんよく自転車でこれたなと思う。実際現場に行くと地理感覚が身についてよくわかるのだ)
リンちゃんがながめたこの絶景を、

まずはおなじ位置どりで、一枚。
【12月30日(日)】
いつ見ても、やっぱ富士山はみごとやね。
もちろんこの時間、すでにまわりは三脚だらけ。観光客で大賑わい。
「すごいキャンプしてる」
まわりの声にしたがって自分も下をのぞき込んでみると、湖畔のキャンプ地もたいへんなにぎわい。

夕景まで時間があるので、そのへんブラブラと。
ありました。このトイレ。

主人公が寝てたトイレ。
最近もっとも注目を浴びた公衆トイレであろう。
その先にこれまた有名になったお店があり、

玄関にばっちりポスターが貼ってある。

店内にはグッズが所せましと並べられ、
(店内撮影可)
なでしこのパネルはここか!
②【なでしこ特大パネル】ゲット!

店内でいちばん笑ったのが、コレ。
「カレーめん 1500円」
「ウソだよ」

グッズは買わん(でも、ガチャはちょっとまわしてみたかった。ガチャはアレだね、物欲と射幸心を両方くすぐるね)ので、かわりにお茶でも。
あったかいカフェオレがここではなにより。
外は寒いので、ちょっとここでゆっくりさせてもらおう。
目の前に単行本がそろっているし。
すると、店内BGMのはざまに、作中流れたサントラBGMが時折ながれる。(口笛のヤツとか)
なにこの心地よさ。
もうここ、記念館かミュージアムにしちゃいなよ。
夕刻、いよいよ撮影をはじめる。
【午後4時】
夕陽に染まった富士山と向き合う、
至極の時間をしばしすごす。
やっぱ、いいわ。寒いけど。
その後、身延市内に一夜の宿をもとめる。
料理が自慢のその宿、今夜は夕食でないという。
「なんで?」ときくと、宿のおかみに、
「日曜だから。日曜はいつも休みなの」
「あー」
旅をしてると、曜日の感覚がしばしば失われる。
しかたなく、身延駅前の居酒屋にはいる。
何を思ったのか、いきなり大ジョッキを頼む。
生中をおかわりするより、このほうが経済的だと一瞬判断したらしいが、調子にのりすぎである。
もういいや。富士山にカンパイ。
放胆さがややエスカレートして、
お刺身盛り合わせなどを頼む始末。
(※絞りf/4で撮ると、写真がなんか今ひとつに。やはりお刺身は35mmf/1.8レンズに限るのか)
地酒を頼むと、山梨は大月の「笹一」という酒がでてきた。
身延の地酒って、なかったらしい。
しめはやはり山梨名物ほうとうで!
あっつあつですわ。
ふう~、あったまりました。
今回はこんなところで。
・・・遅くなりましたが、
新春のお慶びを申し上げますとともに、
みなさまの健康と往来安全を祈って。
* * * * *
次回、ラストオーダー。
風の2千マイル。
Posted at 2019/01/09 20:04:09 | |
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