• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

RicoAlfaRomeoのブログ一覧

2021年07月18日 イイね!

下呂温泉 湯之島館

下呂温泉 湯之島館前回のあらすじ。


「上高地で一泊しました」


上高地で迎える朝。
alt

朝食をいただく。
alt

旅装をととのえ、チェックアウト。
ホテルからすぐそばの田代橋でつと、ふりかえる。
穂高連峰よ、さらばだ。
alt

きのうの今日で、また大正池に寄る。
alt

さいごの最後でリフレクションを撮ろうと試みたが、
アリャ。なんかうまく撮れてないな。
風はないはずなのに。
朝9時の陽射しでシャッタースピード1/50だと撮れんか。
今回は明神池が主題だったので、大正池で気が弛んだか。
alt

大正池のバス停のそばに
「ヤマオダマキ」が群生しているところを撮る。
前回来たときここに咲いてるのをおぼえていたから。
 alt

以上で上高地はおわり。

引き続き、
【岐阜・高山市】を観光します。

『煥章館』
というところが、高山市図書館なんですが市営駐車場になってます。
30分150円という周囲からすれば格安料金が魅力な駐車場なんですが、安いだけでなく、ほかにもここに停めた理由がちゃんとあるんです。
ていうか、自分の愛車入れて撮るの忘れてた。
あまりの暑さに我をうしなってた。
alt

うだるような暑さのなか、テクテク歩いて行きます。
そういや、よくニュースで最高気温の話題で高山市がうつるのってこのへんですよね。
alt

川沿い、高山名物の朝市。
alt

その先で河岸におりる。
よし、ここだ!
alt
(↑橋脚に注目)

ヌッハッハッハ・・・!
この私がこの炎天下の高山市を、のんべんだらりとただふつうにわけもなく観光するわけないでしょう!
アニメの聖地巡礼に決まってるでしょう!!

・・で、いま撮った橋(鍛治橋)を渡って、
alt

ヨシッ!このあたりだな。
alt

オープニング・メインタイトル・クレジット
alt
(↑これコレッ!これが撮りたかった。構図カンペキ)

以上で聖地巡礼は終了。
これだけが目当てだったので。
あと、私が停めた駐車場の建物も図書館として、アニメの舞台となってます。

・・・炎天下の高山を汗だくになって私を歩かせた張本人。
その作品がこちら。

『氷 菓』(2012年)
alt

製作は京都アニメーション。
そう、京アニとそれまでアニメファンのなかで尊敬をこめた略称にすぎなかった社名略が、テレビニュースでふつうに連呼されることとなったあの会社である。

そしてこの作品のスタッフも、遭難された方々が多い。
武本康弘監督とキャラクターデザインを手がけた作画監督の西屋太志氏が難に遭い、泉下の客となりました。
alt


私は初見では、じつはこのアニメ、つまらないと思いました。
とにかく、ミステリーがひどい。
だって、最初の話で、
【ここからネタバレ有り】

「図書館の本が借りられた謎が、美術部員がモデルの小物に借りてただけ」

とかあって、
(なんじゃそりゃ)
と思いましたよ。オチにしてはあまりにひどすぎる。
【ネタバレ終了】

その後、事件後にもう一度見直してみました。
武本監督がインタビューか何かで、
「高校生なんだから、レベルを合わせました」
みたいなことをおっしゃってて、
(そりゃ、そうだわな)
と納得しました。
高校生が殺人事件なぞ解いてたら、リアリティもなにもありませんからね。

で、見直したら、これがけっこう面白い。
ヒロインのキャラ造形がズルいと言いますか、折木(おれき)という名の男子生徒とのやりとりといいますか距離感と言いますか、こう胸のあたりをキュウーッとつかまれたような、あ”あ”あ”---ッ!!となるような、そんな感じのアニメです。
alt

とにかく演出がうまい。
魅力的なアニメに仕上がってる。
「涼宮ハルヒの憂鬱」を越える作品を社内で作りたかったんだな、というのがしみじみわかる。
こんな有能ですごい監督やスタッフが不慮の事件でいなくなるなんて、なんとこの世は理不尽な世界なのだろう。
あと、私が高山市をおとずれたこの日は、7月18日。
偶然でもなければ、冗談で聖地巡礼やってる気持ちは、みじんもない。
alt


【企業論としての「京アニ」】

「またおまえはアニメの話か」
と言われそうなので、みんカラにはさまざまな会社に勤められてる方がおられるのを見据え、ちょっとここでみなさまの興味をひく企業論などを。じつは、京アニって、企業としてスゴイ不思議な会社なんです。

手っ取り早くいうと、アニメにおける下剋上。
たとえるなら、自動車部品工場がいきなりメーカーに躍り出て車つくってトヨタを抜いたような感じ。

その昔、私のような世代ならよく知ってます。
1980年代、京アニはEDのテロップに最後のほうにでてくる動画や仕上げやってる会社。
それこそ、宇治市内のパートのおばちゃん雇って、セルの色塗りさせてた会社でした。
それが2000年代になって、突如として元請け、制作会社になったんです。
これを下克上と言わずしてなんでしょう。
しかも作画がダントツにうつくしく、アニメもたいへんヒットし、一時にはあのスタジオジブリをも超えたとまでいわれ、実質的には日本一、いや世界一のアニメスタジオとして一世を風靡しました。
しかし、いったいどうやって?この辺りがたいへん謎で、アニメを制作するには、絵を描く作画、演出スタッフなど人材、そして資本をどのようにこの会社は蓄えていったのか。

社長の奥様がたいへん敏腕な方で、それでという話ですが、なにより面白いのが八田英明社長もかなり懐の広い方で、ヒット作品だすと調子にのって若手スタッフがオリジナル作品をつくって大コケし、会社に大損害をだしても社長は「どんどんやってええよ」といった具合だったらしいのです。
「涼宮ハルヒの憂鬱」や「らき☆すた」でヒット作品を出すと、「空を見上げる少女のナントカ」というオリジナル作品で盛大にコケます。あまりのつまらなさに当時アニメファンもドン引きしたものです。
その後も「けいおん!」でまた大ヒットして盛り返しますが、またオリジナルつくって低迷します。でも社長も気前いいといいますか、若手にどんどんやらすんですよね。このあたりがスタジオジブリとえらいちがいなんです。

スタジオジブリは手っ取り早くいうと、宮崎駿の動画工房です。
原画マンがかいた原画を、「こんなんじゃだめだ!」と監督が直してしまいます。
それも、ほとんど加筆してしまうんです。
作画監督が別にいても、です。
これを一般の会社にたとえると、どういうのでしょう。

結果、若手が育ちません。
宮崎駿も高齢になり、「ゲド戦記」をやるにあたって監督誰にするのかというと、だれもいないので宮崎駿の息子がなるんです。
馬鹿が極まってます。スタジオジブリの監督は世襲制なのでしょうか。
ふつうに考えればわかることですが、意外と多くの人は気づかないものです。
ほかにも監督いただろうといわれますが、ではアリエッティの監督って名前でてくるでしょうか。その程度なんです。
企業論として、スタジオジブリは栄光あるクズ会社だといえるのです。

   *   *   *

さーて。話をわたしの旅にもどしますと。

さっきの朝市やってた通りにもどり、一軒のお店に入ります。
なかをのぞくと、「飛騨牛丼」というメニューが気になったもので。
鍛治橋ふきんには「飛騨牛」の看板を掲げたお店が多いが、どこもスゴイ値段。800円でどういう飛騨牛が味わえるのか。レッツトライ!
alt

地元の客らしく、5人のおっさんが味噌の朴葉焼きを肴に昼間からビールをやってます。で、ワクチン接種がどうのとかいう話をしています。そのなかで私はひとり、ぬるい茶をすすりながら飛騨牛丼が来るのを待ってます。

きましたぜ、飛騨牛丼。
alt
(↑「肉、少な!」と思うのがやはり人情。800円だとこれかー。ただ食ってみると、たしかにウマい。和牛以上の肉の味だ)

以上で飛騨高山は終わり。
このまま車で下呂温泉に行きます。

【下呂温泉】

その宿にわたしが泊まるキッカケは、雑誌の広告をみて。
「この写真、イイ! 撮りたい!」
と思い、泊りたいので撮っていいですか?とメールすると、「どうぞ」との返事が。

「男の隠れ家 別冊」より
alt

一番乗りで駐車場に車を停めるが、写真を撮ろうとすると一台、もう一台とこれまた高そうなお車がやってくる。
まっ、私もアルファロメオなんで! まあー、見劣りはしないといいますか。
なんかもー、アルファロメオ乗りってそういうこと、いちいち気にしすぎるのか。それともただ単に私の自己顕示欲が過多なだけなのか。
alt

ほおー、カッコイイね!
alt

『下呂温泉 湯之島館』
alt

玄関がまず豪奢。
ここで靴をあずかります。
上高地のホテルもそうで、ここもなんだけど、なんでこういう一定の格式のある宿だと下足番みたいな係がいて、靴をあずけるのだろう。客が逃げないようにするためだろうか。
alt

あがってすぐに売店があって、ここを右へと案内されます。
alt

無料のカフェサービスルームです。
喫茶店ではありません。
セルフでカフェです。
お茶菓子が供され、フロントではなくここでチェックインの手続きをするのですが、ふつうの宿とは異なる段取りに少々戸惑います。
alt

このあと、お部屋に案内されます。
こういった渡り廊下をふくめ、
alt

当館は建築物ぜんたいが
登録有形文化財に指定されてます。
alt

まあこの程度ならおどろかないのですが・・。
このあと、私を驚愕させることが。

なんと、上皇陛下と上皇后さまがお泊まりになられたと!(昭和51年)
alt

えっ、昭和天皇もお泊まりになられたんですか。(昭和33年)
alt

なんか、けっこうこの旅館スゴかったんだな。
雑誌の広告みて何も知らずに泊まったんですが。
天皇陛下がお泊まりになった宿に泊まるなんて、はじめての経験です。
alt

このほか、なぜか近在で出土したであろう土器の破片やら矢じりやら展示されてて、なんか鉄砲までありまして、なんで鉄砲。個人的にはウケましたが。
alt
創業は昭和6年。レトロな感じが随所に。

で、いよいよお部屋なんですが、障子をガラリあけて、ギョッとなる。
エッ、せまっ。
3万だしてコレはないでしょう。
布団部屋ですか。
alt

ちょっと私、あわててました。
右の簾戸(すど)をあけ放つと、

おっ。
alt

ちょっとわかりにくいですが、広縁がL字になってます。
いいね~。
角部屋だ。
こういう部屋に泊まりたかったんだよ。
なんか、文豪が泊まりそうな部屋に。
alt

あと、お部屋係なんて方がおりまして、名をサトミさん。
てっきり姓かと思ったら、名がサトミ。
名前でよぶんですか。
仲居さんを名前でよぶのが基本なんですか。
alt

サトミさんに、ひろい館内を案内してもらう。
本館3階の展望台へ。
展望台があるんですか。
alt
(↑下呂温泉を一望できる)

さっそく温泉に入りにいきましょう。
ガラス張りでここからも下呂温泉の街並みがみえる。
alt

露天風呂。
きのうの上高地の温泉は硫黄泉だったけど、下呂温泉って無臭なんですね。
alt

湯に浸かると、山しかみえん。
alt

風呂上りは、「神泡 ザ・プレミアムモルツ」でキュッと。
alt

豪勢なお料理が出てきました。
alt

飛騨牛に、
alt

お造りもありました。
alt

当館オリジナル料理。
巻き寿司の朴葉焼き。
いくら何でも、巻き寿司焼くことないだろう。
そのまま食べればいいじゃない。
alt

飛騨牛の鍋。
「ほんとうにトマトも入れるんですか」
何度もサトミさんに確認した。
トマトも入れていいらしい。
alt

生貯蔵酒をたのむ。
地元、天領酒造の酒。
サトミさんが、
「お注ぎしましょうか」というので素直にお願いすると、
写真のように注ぎはじめた。
あれ?杯はオレが持って、それから注ぐんじゃ?
サトミさんが持つんじゃないでしょ。
サトミさんはちょくちょくこのような天然ボケをかますので、見ていて飽きない。
alt

食事の途中でふと、立ち上がる。
優雅にメシ食ってる場合じゃねえ!
おれはここに写真撮りに来たんだった!

三脚すえて撮りだすが、
うーん。なんかこう、ピンとこないな。
alt

ピントあってない?ボケてる?
alt

ちなみに雑誌とおなじ構図は、
カメラの位置どりをざんざん考察したものの、
またホテルの従業員にもきいて情報をえたけど、
どうやらあの屋根の上から撮ったものらしく、断念した。
わたしの部屋からみえる。無料カフェルームの上。
alt

部屋に帰って食事のつづきを。
何やってんだか。

アユの塩焼きが供されます。
上高地が岩魚でここは鮎。
alt

フカヒレの酢の物ですってよ。これは、めずらしいな。
alt

デザートをいただきます。
alt

日もとっぷり暮れたころ、また撮りに行きました。
ま、これがいちばんマシかな。
alt

ま、こんなふうです。
わたしの旅は。

翌朝、朝食をいただいたら、わたしの旅も終わりです。
alt

今回は、温泉、温泉で心身ともにリフレッシュな旅でした。

ありがとうございました。
またお会いしましょう。
Posted at 2021/07/24 18:54:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2021年07月17日 イイね!

上高地に泊まる

上高地に泊まる今回の旅のテーマは、

上高地に泊まる

ということで、

上高地への入り口、
平湯温泉・アカンダナ駐車場をめざします。

地図にするとコチラ。
岐阜・高山、奥飛騨です。
alt

出発は朝の4時半。
「紀の川SA」で朝焼けを待つ。
alt
ここはまだ和歌山。

名神高速に乗ったら朝食をと思ったら、
草津SAはレストランを閉鎖している。

9時半。
東海北陸道・「瓢ヶ岳SA」でようやく
ごはんにありつく。
alt
(↑さて何をたべようかと、じっくり
メニューを見定める。前からここのSAで食べたかった。メニューが他のSAよりちょっと変わってるので)

何を思ったか、
「マーボ丼」を頼んでしまう。
塩ラーメンハーフ付きで。
どうした。夏に麻婆豆腐なんて食べたら、汗だくになるぞ。
alt

まあ、道もスムーズに流れてるし、
無料サービスのお漬物でも頂きながら
ゆっくり食事にしますかね。
alt
(↑ほどよい酸味で風味よし!)

トレー返却時に厨房のおばちゃんに、
「この漬物、なんていう名前?」
と聞くと、おばちゃんが固まってしまった。

(なんだなんだ)
訊いてはいけないことでも聞いたか。
アメリカ空軍にUFOの存在を聞くぐらい、ヤバイことでもおれは聞いてしまったか。

するとおばちゃん、
「名前は知らない」
「エッ?」
知らない漬物を出してるのか。

すると厨房内のほかのおばちゃんも、
「名前などない。はじめからない」
(なんたるアバウト)
これには思わず笑ってしまった。

おばちゃんもニコニコして、
「いんたあネットに出すなら、名前をつけてよ」
イヤ、出しますけどね。
そうだな、ふくべがたけSAだから、「ふくべ漬け」でどうだろう?
alt

「ひるがの高原SA」
このあたりまで来ると、標高でそんなに暑さを感じない。
景色がいいので、これ一枚だけパチリ。
alt

「飛騨清見IC」を下り、さらに高山市をすぎると、
とたんに山深くなる。奥飛騨だ。
この道を通るのも、3回目になる。
alt

おっと、工事中による片側通行。
平湯温泉まで、7か所こういうのがあった。
2年前の西日本大水害の余波による災害工事が続いてるというより、気になるトコ工事してますみたいなノリだった。もう災害工事はとっくに終わってるみたいな。箇所の多さにかかわらず、時間的ロスは少なくてすんだのがさいわい。
alt

いよいよ平湯温泉についた。
alt

そのまま「アカンダナ駐車場」へ。
げッ、けっこう車多いな!ガラガラだと思ってたのに。
alt

けど、あわてません。
上高地は今回2度目。
すらりと第2駐車場へ。
バスターミナルまでの距離は、第1も第2もそんなに変わらないんです。
alt

このバスターミナルを拝むのも2度目。
私は同じところへ2度行くことはあまりないんですが。
よほど気に入ったところなら、2度行きますね。
呉・尾道とか、松山とか黒部ダムとか。
指折り数えてみれば、結構行ってるな。

ただ観光するのではなく、2度目は
「そこに泊まる」
というのが、最近私のなかでひらめいた旅の新たな主題なのです。

シャトルバスに乗ります。往復2,090円。
ここからカメラのレンズにPLフィルターを装着。
昨日までの荒天はどこへやら。(あとで人にきいた)
きょうの上高地はすこぶる天気がいい。
ピーカンが期待できそう。
alt
(↑トンネルを抜けると、おっと見えてきた!)

大正池で下ります。
alt
(↑さっそく湖畔におりる)

オウ・・・。
alt

ムムッ!?
alt

ざんねん!風が強くてリフレクション(※湖面に対岸の風景が映り込むこと)が出ないですな!
2年前に撮ったことあるから、まあいいか。
alt

散策コースに入ります。
alt
(↑焼岳を横目に)

田代湿原に出ました。
ウオッ、穂高連峰の雄大な眺め!
この眺めも久しぶりだな!
alt

「オレ、去年あそこ行ったんスよ」
まわりにそう言いたくてウズウズするが、まるきり変人なのでグッとこらえる。
alt

だいたい、嘘である。
西穂高岳までにも行けてないのに。
alt
来月はあそこにオレはいるんだなあ。
↑ウソ、嘘。うそですから
(笑

小さな女の子が、
「木のトンネル~!」
と声を上げながら走りだした。
どっかで聞いたセリフだな。
木のトンネル、木のトンネル。
あッ!アレだ。思い出した。
小さな女の子が見るような映画なら、アレしかないよな。
alt

梓川の水辺に近寄ってみる。
alt
 
ああ、やはり来てよかったな。上高地。
alt
 
田代橋につく。
前回来たとき、この橋から写真を撮らずに行ってえらい後悔をした因縁がある。
alt

今回は無事パチリ。
おれが今日泊まるホテルはあれか?
alt

なんかちがってました。
となりの赤いの。
alt

『上高地温泉ホテル』
alt

ただいまの時刻、14時半。
予定より早く着いた。
ようし、明日行く予定の明神池をいまぶっこもう!
今から明神池行けますか。
荷物預かってもらえますか。
あわただしくホテルのロビーで支度する。
食事は18時45分で、18時までに戻って来れれば温泉つかってピッタリだ。
ちょっとタイムトライアルになってしまったな。
ゆったり上高地散策のつもりが。
alt

ホテルの前に、なでしこっぽい山野草みつけた!
シナノナデシコ(信濃撫子)だと思う。
alt

軽装になってふたたび散策コースへ戻ります。
上高地のうつくしい自然が目の前に。
alt

梓川ブルーもお手のもの。
alt

対岸にバスターミナルがみえる。
alt

まずは河童橋に到着。
alt

おやおや、何がはじまるんです?
alt

気温は27℃くらい。日差しを浴びてもイヤな汗はかかない。
alt

おっと、橋のたもとで「ホタルブクロ」を発見!
なんでこんなところで!?
alt

胸すくような絶景に、しばし息を忘れる。
alt

明神池の方向。
ホテルのフロントの説明だと、むかって左手から行って戻ってくるときは右手からがいいんだそう。
alt

さあ、ここからが本番。
明神池に向かいます。
静かな池の写真を撮るのが目的。
みん友さんが撮ってたので。
今度はオレの番だなと。
気合入ってマス!
alt

ところが!
歩けど歩けども、ぜんぜん着かん!
朝4時起きで往復10㎞におよぶトレッキングは正直こたえました。
バーボンさん、よく行ったな!
その思いが何度も頭をよぎる。
alt

途中、めずらしく蝶などにレンズを向けてみる。
イヤ、ホテルのフロントから聞いた話では、「イチモンジ」というチョウが遠く沖縄など南方から「渡り」をしてここ上高地まで飛来するのだという。
これがその「イチモンジ」だと思うが、別のチョウかもしれん。
alt

1時間以上歩いて、やっとで視界がひらける。
橋だ。橋がみえる。
alt

ああ、この橋、知ってる。
雑誌か漫画で見たことある。
涸沢カールや奥穂高岳の玄関口となる、登山で有名な橋だ。
alt

その左手、突如として鳥居があらわれる。
alt

その先で、おおッ?「嘉門次小屋」だ。
ここにあるのか!
alt

ここに来る前、私は明神池をただの池だと思っていた。
ところがホテルのフロントで事前に話を聞いてビックリ。
池そのものが神社なのだという。
安曇野にある穂高神社の分社。
だからこんなところに社務所があるし、キッチリ拝観料がいるらしい。
拝観料はべつにかまわないが、眼前の光景にひたすらにおどろいた。
上高地の奥、けっこう山深いところなんですよ。
ここの宮司さんはいったいどこから通勤しているのだろう。
alt

午後4時。
神域に足を踏み入れる。
静かにシャッターをきる。
湖面に映る翠巒が、時間を止めたようにうつくしい。
alt
写真はこれ一枚だけ。
一枚撮れれば十分。

それより(?)、となりの「嘉門次小屋」が気になります。
登山家の間では有名な山小屋。
ちょっとミーハーな気分で中に入ってみます。
「岩魚の塩焼き」が名物なんだけど、りんごジュースで喉をうるおす。
alt
(「アルプスの少女ハイジ」のおんじみたいな寡黙な老店主がひとりで切り盛りしてるのかと思ったら、写真にはうつってないが大学生のバイトらしき男女が元気に働いていて、かなりイメージとちがっていた)

ここからの帰りはとりとめもありません。
5時半河童橋に無事帰還。
alt

6時にはチェックイン。
部屋は2階にある。
alt

ベランダからの眺め。
おおう!
「ホテルはリバーサイド」
alt
(↑なおかつ、マウンテンビュー。しかもスペッシャル!穂高ビュー!)

備え付けの冷蔵庫をあけると、
おっ、こういう感じで三ツ矢サイダーを飲むのもがイイんだよなー。
alt

さっそく温泉に入りに行きます。
温泉ホテルというからには、温泉があるんです。
しかも露天風呂。
ウオッ、硫黄のにおいがするな!
硫黄泉なのか。
alt

右の樽がやはり気になる。
なにゆえ樽。
とにかく入ってみる。樽風呂。
うぃッヒィ~。イヤイヤ(笑
たまらんですぜ。
上高地で温泉とはぜいたくだネ。
alt

お風呂から上がると、夕食です。
信州サーモンがお刺身とマリネでダブル出演。
alt

飛騨牛のローストビーフがたまらない。
alt
(↑茶碗蒸しは持ち上げて撮るのがおれのジャスティス。ジュンサイが風味よい)

ビールは上高地の地ビールを。
麦芽とホップが濃ゆーいビールだ。
alt
(↑日本酒ではなく、めずらしくワインを頼んでみる。そしたら、こんなふうにごたいそうに桶ででてきたので、ブワッハッハッハとひとりで大ウケする。仲居さんは若いおねいさんだったけど、「そんなにおかしいですか」と真顔で言われる。スマン。ちょっと酔ったみたい。ちなみに部屋食です)

嘉門次小屋で食べられなかった
「岩魚の塩焼き」がここで出てきた!
alt

このあと、ホテルの従業員がおふとん敷きにきたのだが、
「天の川って見れます?」
と聞いてみた。

三脚は置いてきたけど、ひょっとしたら上高地なら澄んだ星空でも期待できるかもと思ったのだ。
しかし従業員は天の川には詳しくなく、かわりに、
「ホタルだったら見れます」
「えっ?」
上高地にホタルなんているのか。
すると、近年外部から持ち込まれたのだという。いいことなのか悪いことなのかわからないが。

ホテルのすぐ目の前だというので、ツッカケ借りて外に出てみる。
たしかにホタルがいる。光ってる。
だがカメラのISO感度上げても点にしか写らない。

そばにいた女性3人組に、
「撮れました?」
と聞かれたので、
「ダメ。点でしか写らない」
と笑い話にしてしまう始末。

スゴスゴ部屋に戻ってベランダにでると、なんとホタルが見える。
ベランダの手すりにカメラを置いて、5秒のバルブ撮影を試みた。
alt

おほっ!写った。
じつは私の住む和歌山県有田川町はよほど田舎らしく、自宅の前にホタルが2匹ほど見られるのだが、撮影に成功したことはない。
こんなふうに夜空を舞うホタルを撮れたのは写真やってて、はじめて。
まさか上高地でとは。

こうして、上高地の夜は更けていきます。

次回は、旅の疲れは人生の疲れ。
下呂温泉で癒します。
ゲロゲ~ロ。
Posted at 2021/07/22 19:17:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

Ricoというのは、「ガンスリンガー・ガール」(相田裕)という、今となってはちょっとふるい漫画に登場する男の子の名をつけられた少女のことです。 作中、ドラ...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2021/7 >>

    123
45678910
111213141516 17
18192021222324
25262728293031

リンク・クリップ

2025 さくらドライブ① 埼玉県他 241㎞ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/04/07 09:22:24
7月23日の続きを・・・(^_^)v 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/09/10 15:43:09
MiToの電動パワステ不具合 (1) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/01/16 21:02:46

愛車一覧

アルファロメオ MiTo アルファロメオ MiTo
ゲームやってMiToを買った男の話。
ヤマハ ビーノ ヤマハ ビーノ
アニオタここに極まれり。 ・・・というのは冗談で、日々の生活に必要性が生じたので購入しま ...
その他 Nikon D7100 その他 Nikon D7100
男は四十過ぎたら、カメラです。
トヨタ ヴィッツ トヨタ ヴィッツ
RSと同等の1.5Lエンジンでよく走った。 とても気に入っていた。

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation