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2023年10月07日 イイね!

江田島・旧海軍兵学校

江田島・旧海軍兵学校【前回のあらすじ】

広島・呉で一泊しました。。

  *   *   *

前回のブログの最後の写真を再度掲載。

呉港のフェリー・ターミナルにて、

夕刻。

江田島行きフェリー乗り場を、

明日の下見にと、一枚パチリ撮ったもの。
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このあと、投宿したビジネス旅館に帰り、宿の主人に

「江田島へ車でフェリーで渡りたいんやけど」

と、明日の旅程を伝えます。

すると宿の主人に、

「エッ!?」

と、ものすごく怪訝な顔をされたのが印象的でした。

てっきり私は、江田島にはフェリーで行くものだと思っていたので。

思いこみのはげしい男です。

ところが、

「江田島へ車で行くなら、ふつう陸路ですよ」と。

さもあなたのその選択はクレイジーですよと言わんばかりだったので、

もちろん私の旅は、ケレン味たっぷりクレイジー・ジャーニーをめざしておるのですが、

そこまで言われたら、腰くだけになってしまいます。

やっぱり素直に陸路にします。
トホホ・・。フェリーで行くのが最適解だと思ったんだけどなあ。
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①【音戸大橋】

本州から島へ。
鮮烈なまでに赤い橋を渡る。
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呉市内から道なりに走って行くと、
自動的にこの『第2音戸大橋』を渡ることになるらしい。
(写真はすでに渡ったあと)

で、そこから別に赤い橋がみえる。
ああ、あれがアレか!
あれが旧来の『音戸大橋』か!
おいおい・・、なんか妙に恰好いい橋じゃないの!
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写真2枚とも橋を渡ったあと、倉橋島側からの写真。
・・ひょっとしてココって、今回の旅最大の観光スポットじゃないんだろうか!?

『早瀬大橋』を渡って、倉橋島から次なる島、江田島に。
写真はすでに、江田島側から。
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・・ところでみなさん、ご存知でしたかね?
江田島って、「Edajima」じゃないですよ。
「Etajima」なんです!!
えーッ!? マジかよ・・。じゃあ、
「魁!!男塾」の江田島平八塾長の立場はどうなるの!?
きっと原作者も、知らずに書いたんでしょうなあ。
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さて、私めがココ江田島を訪れた目的がコチラ。

②【第1術科学校】(旧海軍兵学校)
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(※開門・受付は9時から。駐車場はこの外にはなく、中にはある。このため開門前の時刻に到着した場合は、すぐ近くのセブンイレブンでコーヒーを飲まねばならない。また門前はせまい町並みのため、車の転回には注意が必要。)

・・で、ここへ来て私の最初の疑問は、

ここはなんて言うんですか?

海上自衛隊の基地? 海軍の学校だったところ?

上の写真の門兵にじっさいに聞いてみたんですよ。

そしたら、「ジュッカ」ですって。

そういや、呉の旅館の主人も、

「江田島のジュッカ学校」って言ってたなあ!

第1というからには、第2も第3もある。

第2術科学校は横須賀にあり、

第3は千葉・柏、第4は舞鶴だそう。

あー、なるほど! そういうこと~。

正門で見学者受付を済ませると、
アノ建物まで自分で歩いて行けと言われる。
そりゃ、行けと言われれば行くけどさあ。
敷地内勝手に歩いていいの?
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↑あとで調べたら、「江田島クラブ」というらしい。
9時半の見学ツアー開始まで、ここで海上自衛隊のビデオを強制的に視聴させられるのだが、個人的にこのビデオは下手な映画よりも面白いのだ。
役者でなく、本物の自衛官がなにやらボソボソと「目標、発見」みたいに言うので、リアリティーMAXすぎて、私のようなマニアにはツボにはまり、じっとだまって鑑賞してた。

時間になると、案内人(ガイド)による挨拶と、
注意事項、サンダルはダメとか撮影禁止場所の留意とか。
そのあと、こんなふうにゾロゾロ~と見学ツアーの始まりです。
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↑すぐそばの、【大講堂】でガイドさんがひとくさり。
ここは卒業式でのみ使われる建物で、右側から天皇陛下が~といった話。
ここの中は、さいごで。
それよりも今日は特別なことがあるんですってよ。

【海上自衛隊 幹部候補生学校】(海軍兵学校跡)
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するとここからは、現役幹部候補生が
休日出勤(この日は10月7日土曜日)にもかかわらず
特別に案内してくれるそうです。
彼らを見たとき、あまりに男前だったんで、正直びっくらこいた。
どこかのタレント事務所から連れてきたんかと思った。
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赤レンガの建物に入ると、おおう!
緊張感張りつめた光景に、夢中になってシャッターを切る。
なにげない風景ですよ?
映画の撮影じゃないですよ?
・・よもや本当に映画の撮影ではあるまいなと
あたりを思わずキョロキョロしちまったくらい。
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この中庭に、ちょっとわかりにくいですが、桜の木。
これが、アノ「同期の桜」なんですって!
貴様と俺とは 同期の桜
おなじ兵学校の 庭に咲く

の、桜がコレ!
うおーーッ!!と見学者も大興奮!みんなで写真バシャバシャ!
おれ、こういうネタ大好き。
でも、できれば花の季節来たかったナ。
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みんカラのみなさんどなたか、私の代わりに
ここで満開の花の写真を撮ってくれ!
花の季節に誰か行っとくれ!

さいごに映画のロケでも頻繫に使われるという構図でパチリ。
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これで幹部候補生たちのによる案内も終わりです。
お疲れ様でした。
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で、「将来エラい人になる彼らと写真撮れるのは今だけ!」
という(じっさいガイドさんはそう言った)謎の撮影タイムがはじまると、
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(↑ガイドに「将来出世する!」と言われ、苦笑する幹部候補生)

みんなわらわら撮影に殺到する!
まじかよ。なんなのこのノリ・・。
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このあと、【教育参考館】へ。
ここで再度、入念に「撮影禁止」と「脱帽」をガイドより徹底される。
ここには日露戦争から太平洋戦争にいたる、多くの英霊が眠っている墓所だからだ。
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↑撮影禁止なので写真はありませんが、
特攻隊員や回天の遺書、それも都道府県ごとに一名、氏名・出生地・生年没年・どこの基地から出撃したか・およその戦死地があわせて記載されており、それらがズラリならぶただならぬ光景にひたすら黙した。

あと、海軍史料として、順番に(これが大事)
・林子平 (『海国兵談』)
・佐久間象山 (なにかの書)
・勝海舟 (なにかの書)
・坂本龍馬 (なぜか、「剣道の胴着」が)
陳列されており、「お~、やはり林子平からなのか~」と変に納得した。
みなもと太郎「風雲児たち」を愛読してる私にとっては、「海国兵談」という書は、
「おお~、ここに見られるとは!」
であり、ここにはそういうのがたくさんあった。

このあと、きょうは特別にグラウンドに出られるとのこと。
・・ちなみに、ガイドさんの話によれば、ここ一帯は終戦直後は焼け野原だったらしい。
だからさっきの兵学校も復元したレプリカなのだ。
したがって、今回の拙ブログのタイトル、
「旧海軍兵学校」は間違いで、
「旧海軍兵学校
とするのが、正しい。
つまり、旧海軍兵学校跡にいまの海上自衛隊の幹部候補生学校が、いわば上書きされたように建てられているのだ。(これを理解するのにいままで時間がかかった)
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で、なんでグラウンドかというと、
ここから兵学校と日の丸(ちゃんとなびいてない)と、古鷹山がセットで写真撮れるから。ガイドさんは映えをわかってらっしゃる。
海軍時代から、候補生はあの山まで20分で山頂まで登るそうだ。
・・えー、そういや「重巡洋艦 古鷹」ってここからか!
いま書いてて気づいた。
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「戦艦 陸奥」の主砲。
今回のツアーでそばに行けないみたい。
残念、無念、再来年。
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さいごに【大講堂】のなかへ。
ここで天皇陛下のご臨席賜り、
卒業式をとりおこなう「だけ」の大事な場所。
卒業式って、昔よくテレビのニュースで見た、かぶってた帽子をワアーッ!って、高々と放り上げるヤツ?
・・見学ツアーでは、ここまで入って写真撮れる。
ここから向こうはダメよ。
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このあと、スタート地点の【江田島クラブ】に戻るのだが、

これまでガイドさんからさまざまな話を聞いてきたが、

さいごにとっておきのトリビアネタを二つきいた。

モチロンここではネタばらししませんよ!

みなさまもぜひ現地で。

一つはカレーの話だったんだけど、

それがもうビックリで、

「オレの知ってる話とぜんぜんちがうやん!?」

と、その場で昏倒しそうになりましたもん。

面白い話ばかりでした。

・・あー、カレーの話聞いてたら、

無性にカレーを食いたくなってきたな。

でも、売店はあるけど、食堂ないんだよね、ここ。

「江田島クラブの2階は史料室になってますので」
ぜひ、お立ち寄りくださいとガイドに言われて売店で海軍カレー(レトルト)をお土産に買ったあと、素直に行ってみると、なぜか兵器がズラリ。
・・どうも、広島・呉を旅すると、武器・兵器ばかり見学するハメになってしまう。
むろん私にとって、喜悦しごくなんだけども。
たとえばこの「Mk.44 魚雷」なんて、はじめて見ることができて、狂喜!
「沈黙の艦隊」でよく出てきたんですよ。
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↑白いミサイルは、「シースパロー」艦対空ミサイル。護衛艦に搭載兵器。おなじかわぐちかいじの「ジパング」という漫画でもよく登場した。
橙色は、オレも「なんだこのミサイルは?」と知らなかったが、どうやらミサイルじゃなくて標的機。

   *   *   *   *

学校を出て、カレーのお店をさがします。
なんとか江田島に海軍カレーのお店があった。
『きまぐれ亭』
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さっそくお目当ての海軍カレーを注文する。

『キーマカレー』
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↑海軍カレーじゃなくて、海自カレーだったネ。
味は、ふつう。
いや、なんていうか、
合挽き肉をハウス・ジャワカレーでつくったような、・・業務用バーモントカレーだと学校給食みたいな色と味になるからねー。
わりと家庭的なあじわいのカレーだった。

あらためて店のメニューを見てみると、
うどん、うどん・・。
広島なのに、なんで「うどん」なんだ?
カキフライや広島風お好み焼きは、どこ行ったのッ!
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↑ふりむけば、うどんにあわせて用意された天ぷらの数々・・。
まるで、さぬきうどんのお店。
観光客はカレー、地元の人は日替わりランチのうどん定食頼んでましたよ。


さて、昼メシ食べたあとは、やることがない。
日頃仕事に追われてる身としては、
優雅でぜいたくな悩みだが、
このあとなにもない。
どうしよう?
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そうだ。来る時通った、「音戸大橋」にもう一回行ってみるか!

③【ふたたび音戸大橋】

島から本州にわたると、駐車場がある。

ぬおーッと撮ろうとするが、ぜんぜん構図がイマイチじゃねーか!
なんのためにここに展望公園つくった?
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わたし、ちょっとあわててました。
ここからさらに上がると・・、
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おほッ!
これはこれは・・。
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↑ループ橋はたしか伊豆の河津七滝にもあったね。
でも、ループ橋+赤い橋+海峡、・・っていう豪華3本立てセットというのは、イヤイヤここでしか見られぬ絶景じゃないの?もしかして。
・・みんカラのみなさまにもぜひ訪れていただきたい、絶景スポットだネ。

ふりかえれば、「第2音戸大橋」もバッチリ見えます。
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ここらで今夜の宿へ向かいます。
宿はここ倉橋島内にあります。
道々、海岸線を島めぐりのドライブだ!としゃれこんだが、正直特筆すべき風景には出会わなかったんですよね。残念ながら。
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↑トンネルを抜けると、山と海のあいだにぽっかりあいたようなちいさな町。
宿は、瀬戸内に面した島のいちばん南にあるのだ。

宿に行くには、このせまいタイコ橋を渡らねばならない。
車が海に落ちそうなんですけど!
こういう無駄なアトラクション、
勘弁してもらえますかね!
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↑このホテル、建物がボロい・・。
ていうか、ダサい。
昭和の遺物か。
大丈夫か、このホテル?

そばの堤防をテクテク歩いてく。
この風景を覚えていただきたい。
あとで出てきますから、夜に。
何って、そんなの釣りに決まってんでしょーが。
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いまはそれに関係なく、
ここでふりむく。
すると、やはりダサい外観は変わらない。
なんなんだこのホテル。
ながく旅をして、とうとうヤバいホテルに泊まっちまったか?
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④【シーサイド桂ヶ浜】
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中はそんなにボロくない。
というより、わりときれい。
フロントのこの人、なんか妙に中途半端な年齢の方が接客やってんなと思ったら、、なんとこのホテルのオーナー主人。
えっ、そうやったんですか!?
と、いろいろ話を聞くと、ええ、だいぶ聞きましたよ。3時ジャストにチェックインして下の写真の時計、3時45分示してますもん。
なんと、よそから移住してきて、古いホテルを買い取り、内装をリノベーションして経営してるのだという。
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館内に併設されたカフェがあり、そこもまた内装に力をいれた自慢のカフェなのだという。
ぜひにというので、チェックインもそこそこコーヒーでも飲みに行く。
カフェの内装もいいけど、ホテルの外観なんとかしなよ。
そう言うと、本当にそう言うと、「あの昭和チックなのがイイんですよ」と真顔で言われた。
・・ところで、ここのオーナー、誰か芸能人に似てるなーと思ってたが、いまブログ書いててやっと気づいた。
上の写真をもう一度見ていただきたい。
ラーメンズの小林賢太郎に似てる。

【シーサイドカフェ・アルファ】
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メニューにコールドブリューがあったので、頼んでみる。
要は水出しコーヒーなのだが、
わたしは最近コールドブリューという言葉を知ったのだが、それが水出しコーヒーの意だとわかるのに時間がかかった。
いわばミーハー気分で頼んだのだ。
・・で、頼んだら、すぐ出てきた。
おいおい、ちゃんと抽出したのかよ!と不審に思ったが、あとでウチに帰ってカラオケ喫茶やってた父に聞いてみると、あってると。水出しコーヒーはボトルに水と豆ぶちこんで一昼夜冷蔵庫で寝かすからすぐ出せるとのこと。
おれはてっきり、再春館製薬のCMみたいにポタポタ一滴づつしずくが落ちるイメージで、小一時間かかるのかと思ってた。
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カフェももちろん、シーサイド・ビュー。
曇ってっけど。
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で、さっきのラーメンズじゃなくて、
オーナー主人の話なんだけど、
移住の話がおもしろくて、テレビ朝日でやってる「人生の楽園」という番組みたいで興味深かった。
 
↓これがホテルの名の由来ともなった「桂浜」。
高知の桂ヶ浜とはちがいます。念のため。
キャンプしてる人がいるな。
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オーナーは広島の出身ではありません。
福岡県太宰府市出身、43歳。
東京で医療機器メーカーに勤めていたが、8年前の35歳のとき、一大決心をし妻の郷(さと)であるここ倉橋島に移住し、ホテル経営に乗り出した。

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・・今では、ホテル経営に飽き足らず、他都道府県からの移住のあっせんに熱心なのだという。
地元、倉橋島への移住はもちろんのこと、この前徳島行ってきたというので、かずら橋でも渡ったんかいなと思ったら、「この○○村は移住に熱心で!」そのアドバイスに行ってきたとのこと。あまりの移住バイタリティーに笑ってしまった。
移住に熱心でカフェも素晴らしいのはわかったけど、ホテルの外観なんとかしようよ。

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ホテルには大浴場があったが、
ちかくの温泉の割引があるというので行ってみる。
てっきり100円割引券とかそういうの想像してたら、600円を宿泊料にツケておいて、700円の通常の券を渡されるというものでした。
・・ホテルから歩いて1、2分の距離。
写真のとおり温泉館とあるので階段を上がっていったらなにもなく、なぜかそこにいたオーケストラの楽団員に「温泉の入り口はどこですか」と聞く始末。

【桂浜温泉館】
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↑温泉から上がって、帰りしなに入り口の写真をスマホで撮っとく。
ここ、市民ホールや図書館とかあって、温泉の入り口が分かりにくいんだよ~。なんとかしてよね。

温泉あがって宿に戻ると、お楽しみの夕食。
部屋食です。さいしょ膳が運ばれたとき、
「お~!!」と思いましたが、
ん?よく見てくださいよ。
真鯛の煮付けなんてふつう、大きな真鯛のカシラをあら炊きでしょう。
これくらいいの真鯛なんて防波堤でなんぼでも釣れる。
じっさい近年真鯛は豊漁でこれくらいは下魚あつかい。
こんな料理、おれでも作れる。
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(※オーナーは「専属の板前が~」と自慢してましたが、肝心のオーナー自身が魚や料理に無関心なんじゃないの? カフェよりも宿の料理なんとかしなよ。これで一人1万9千円はいかがなものか)

お酒のメニューを見ると、
ムムッ!
「呉の地酒飲み比べセット」
があるやん!これは頼まないと。
・・それにしても、焼酎が黒霧島と二階堂だな。
呉市内の宿もこんな感じだったけど、広島って地元の焼酎、ないの?
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・三谷春 (酒造元はここ倉橋島)
・千 福 (呉市内)
・華 鳩 (なんとこれも倉橋島)
・・この千福ってお酒は、アノ戦艦大和に載せられ、艦上愛飲されたというゆかりある酒なんだって。
みん友さんの「お~さん」に教えていただいた。
こういうときみん友さんっていいよね。ウレシイ情報がスコンと入る。
自分は知らずにこの時吞んでましたワ。
ありがとうございます、お~さん。
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さあて、釣りにいくとすっか!
昼間目星をつけておいた場所で
ナイト・ゲームとしゃれこみますか。
アジングロッドは持ってきましたよ。
当然じゃないですか。
紳士のたしなみですよ。
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すると、いきなり強いあたりと引き!
ウオーーッ!?
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セイゴ(スズキの幼魚)だ!
どうりで海面ではねると思った。
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この夜はセイゴが群れていたらしく、
20センチのセイゴが入れ食い状態。
投げたらつれるの連続で、思わぬ釣果に笑いが止まりませんでした。
(ぜんぶリリースです。持って帰るワケないでしょう)
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1時間ほど釣りまくり、撤収。

   *   *   *   *

翌朝。
朝食をいただいたら旅もおわりです。
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旅の帰り道はとりとめもありませんが、
瀬戸大橋の岡山側から、
有名な展望公園から1枚パチリ。(16:9にトリム)

【鷲羽山(わしゅうざん)からの瀬戸大橋の眺め】
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ハハ・・、曇ってるわ。

ありがとうございました。
またお会いしましょう。
Posted at 2023/10/22 18:19:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2023年10月06日 イイね!

戦艦大和の主砲を削った大型旋盤を見に行く

戦艦大和の主砲を削った大型旋盤を見に行く初秋のみぎり、

みんカラのみなさまは

いかがお過ごしでしょうか?

   *   *   *

私の今回の旅の目的地は、

広島・呉

今年の早春、大和ミュージアム

「 戦艦大和の主砲を削った大型旋盤 」

があらたに展示されたと聞いて、

旋盤工としてわたしの仕事柄、

これは見に行かねばと思い、

旅に出ました。

地図にしたらこんな感じです。
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10月6日(金)
まずは南海フェリーで四国・徳島へ。
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車、少なッ!?
いくら平日といえど、乗用車10数台とはこれいかに。
運賃値上げして、わたしの車で9,800円から1万3千円になったから、
みんな敬遠してるみたい。
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8時25分、和歌山を出港。
西風が爆風で、甲板に出るとかなり寒い。
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乗客の数はまあまあ。
くりかえすようですが、この日は金曜日。
ええ、有休とりました。
職場で有休を今年とってないの、オレだけだったんで。
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本当は、休んでる場合じゃないんですけどね。
仕事いそがしい言ってたら、いつまでたっても有休とれませんしネ。
休むのも仕事のうちですわ。
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2時間後、徳島港に到着。
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そこから高松道を経て、
瀬戸大橋を渡り、
有名なパーキングエリア
「与島」に到着。
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ここから瀬戸大橋を見上げるのが、定番スポット。
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・・しっかしまあ、デカいわ。
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ここにあるさぬきうどん店、
「架け橋 夢うどん」(←浮薄なネーミングセンスである)
が前に寄ったとき、イヤほんとうに旅の終わりにフラリ寄って、
ここのさぬきうどん食べたらメッチャうまかったので、
今回は昼食のターゲットです。
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「かけうどん(小)」400円に
「鶏天」240円をプラス。
おろししょうがと青ネギを。
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うどんもさることながら、
いりこダシのきいたツユが、うまくてタマラン!
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よーし、調子でてきたな。
「釜玉うどん(小)」520円もいっちゃおう!
・・なんか、前にきたときより全品値上げしとるな!?
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そこから山陽道で、いよいよ呉へ。
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今夜泊まる宿で自転車借りて。
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大和ミュージアムへ!
ええ、宿からすぐそこなんですよ。
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この時点で午後4時。
うわー、ギリギリだなー。
1時間しか見れないやん。
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まずは大和がデデーンとお出迎え。
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館内を案内する女性スタッフはみな、
なぜか美人のおねいさん。
毎回きて思うんだけど、
オーディションでもしてるんかとうたがうくらい。
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で、金曜日の4時だというのに、
このお客さんの多さ。
しかも5時にチケット買って入館する人もあとで見て、
えっ、いったいなんなの?と女性スタッフに聞いたら、
6時までですって。
6時までやったんか・・。
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大和ミュージアムは3回目なので、
要点は心得てます。
今回は図面を中心に。
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しっかり目に焼き付けていこうと。
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これなんて英文でメモされてましてね。
これくらいやんなきゃ、それこそ80年前までチョンマゲゆって刀振り回してたわれわれ日本人が、世界最大の巨大戦艦なんて作れやしませんよ。
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造りはじめたときには、時代はもうべつのあたらしい流れに変わっていた。
哀しくも美しい運命の艦、大和。
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帰りにお土産に海軍カレー買って、
あ、そうそう。
大和といえば、ラムネだな。
裏の公園で一服。
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・・それにしてもあの船、むかし最初に大和ミュージアム訪れたときから
ずうっと建造中のような気がするけど、いつ完成するんだろ?
あるいは同型船を何隻もつくってるとか。
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大和ミュージアムが6時までなら、
おとなり「てつのくじら館」もおなじ6時までらしい。
入っとくか。
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むかし来たときは、撮影禁止って言われてガックシきたんだけどねー。
5月の大型連休で混んでたせいか。
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はじめて写真撮ったけど、こういうの、
かわぐちかいじ沈黙の艦隊」の漫画を
ガンガン見てた時に写真撮りたかったなあ。
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今さらって感じでシャッターを切ってますケド。
こういう計器類がいいネ~!
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・・と、やってたら、出口で
「沈黙の艦隊」とあってちょいビックリした。
あー!映画かなんかあるわな!
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アマゾンプライムビデオで見られるけど、うーん。
オレ見ないっすよ。
主演の大沢たかおはわりと好きな役者だけど。
いまさら実写化すんなよな~。
ぜったいオレの期待値の1割も超えられないと思う。
アニメ化で失敗こいてるのに、実写化なんて成功するわけなかろう。
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そんなことをブツブツ煩悶しながら
潜水艦見学を終えます。
なにやっとんの、オレは。
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そうだ、大型旋盤を見に来たんだった!
なにやっとんの、おれは。
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夕景で黄昏れた写真に仕上げるべく、
この時間をえらんでみたものの、
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ガラス(アクリル板?)ごしだと反射して
ぜんぜん撮れない!
これは予想GUY!
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まあ、これはこれで・・。
雰囲気伝わるかな。
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でも思うんですけど、この大型旋盤って、
見学者のみなさんが見たってぜんぜん
なにがなにやらわからないですよね?

というわけで、旋盤工のわたしが
翌朝撮った見やすい写真でセツメイさせていただきやしょう。

これは「チャック」。チャックは小型の汎用旋盤の呼び名だから大型だと「面盤」になるのかな。
ここに主砲になる鋼鉄の軸を固定します。
4つの「ツメ」みたいなのがあるでしょう。
あれがギチッとなって、小型の汎用旋盤だと摩擦力だけで固定します。
大型の主砲だと、面盤の裏からボルトやナットで固定したり、あるいは仮に溶接とかあったかもしれないですね。
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で、長い軸は加工中にビビる、振動をおこすので
もう一方も固定してやります。
「芯押し」という台です。
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これは「刃物台」といって、工具をここにおさめ、
加工をおこないます。
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汎用旋盤では、こんなふうになるんですが。
おわかりいただけたでしょうか?
(↓モノが長い軸じゃないので、加工に「芯押し」が不要な状況。)
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   *   *   *   *

さあて、今回の旅の目的も達成できたことだし、
今夜の宿に参ります。
『ビジネス仲田旅館』
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なんと、ビジネス旅館に泊まります。
ここ、大和ミュージアムに近いんですよ。
トラック運転手がよく利用するみたい。
ちゃんと別館があり、
あ、この下が自転車のガレージになってました。
部屋は灯りついてる2階のひだりですわ。
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部屋はご覧の通りの4畳半。
シンプル・イズ・ベスト。
写真がブレる。
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お風呂は、タイル張りの古めかしい風呂なんだろーと
覚悟してたら、アリャ!? モダンな感じ。
浴槽広いし、温度管理できるパネルついてて、
このお風呂、快適。めっちゃイイヨ!
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お楽しみの夕食は食堂で。
写真のひだりの調理用白衣みたいなのを着たのが、当宿の主人。
壁に、「お酒は部屋で~」みたいな張り紙があったので、
あわてて宿の主人に、
「お酒、ないんですかッ!?」
と、まるでおまえは酒がないと生死にかかわるんかというくらいの深刻さで聞くと、
「ありますよ」
と、写真右手にみえる業容用冷蔵庫をガパッと開き、アサヒ・スーパー・ドゥラ~ァイの瓶をだした。
・・わたしのこの時の安堵感は筆舌に尽くしがたい。
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ビールとともに、カツオのたたきが供された。
もう、これで不安や心配はない。
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この旅館は、料理にボリュームがあるのが自慢らしいが、
おっと、なんかスゴイのでてきたぞ!
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豚肉のスペアリブのステーキと、
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コレ、シチューだよなと思って食べたら、
「んんッ?」
和風の味がする。
具材もよく見りゃ、白菜に油揚げにほうれんそう。
でも、見た目は限りなくシチュー。
・・こういう料理に出くわした日にゃ、ウレシくなるね。
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「ほかにお酒はないんですかっ?」
ふたたび、酒がないことが地球の危機であるかのような、電気やガスなどライフラインを止められた危機的状況であるかのような深刻さで聞くと、
「ありますよ」
と、台所の下にゴトゴトならんでる焼酎を主人は手でしめした。
・・この旅館、料理には気合入っているが、
お酒はどうでもいいらしい。
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黒霧島をロックで頼む。
タンブラーがチョット格好がついていたので、正直ホッとする。
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・・というわけで、1日目、呉はこれで終わり。
今回の旅は2泊。
明日は江田島へ。
倉橋島の海の見えるホテルでもう1泊です。
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次回ブログは週末アップ、と言いたいところですが・・。
残業もあるし、まあ、ボチボチやらせてくださいな。

江田島もなかなか面白い旅でしたよ。
ご期待ください。

Posted at 2023/10/09 19:10:08 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記

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MiToの電動パワステ不具合 (1) 
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2024/01/16 21:02:46

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ゲームやってMiToを買った男の話。
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アニオタここに極まれり。 ・・・というのは冗談で、日々の生活に必要性が生じたので購入しま ...
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男は四十過ぎたら、カメラです。
トヨタ ヴィッツ トヨタ ヴィッツ
RSと同等の1.5Lエンジンでよく走った。 とても気に入っていた。

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