今回の旅のテーマは、
『上高地に泊まる』
ということで、
上高地への入り口、
平湯温泉・アカンダナ駐車場をめざします。
地図にするとコチラ。
岐阜・高山、奥飛騨です。

出発は朝の4時半。
「紀の川SA」で朝焼けを待つ。

ここはまだ和歌山。
名神高速に乗ったら朝食をと思ったら、
草津SAはレストランを閉鎖している。
9時半。
東海北陸道・「瓢ヶ岳SA」でようやく
ごはんにありつく。

(↑さて何をたべようかと、じっくりメニューを見定める。前からここのSAで食べたかった。メニューが他のSAよりちょっと変わってるので)
何を思ったか、
「マーボ丼」を頼んでしまう。
塩ラーメンハーフ付きで。
どうした。夏に麻婆豆腐なんて食べたら、汗だくになるぞ。

まあ、道もスムーズに流れてるし、
無料サービスのお漬物でも頂きながら
ゆっくり食事にしますかね。

(↑ほどよい酸味で風味よし!)
トレー返却時に厨房のおばちゃんに、
「この漬物、なんていう名前?」
と聞くと、おばちゃんが固まってしまった。
(なんだなんだ)
訊いてはいけないことでも聞いたか。
アメリカ空軍にUFOの存在を聞くぐらい、ヤバイことでもおれは聞いてしまったか。
するとおばちゃん、
「名前は知らない」
「エッ?」
知らない漬物を出してるのか。
すると厨房内のほかのおばちゃんも、
「名前などない。はじめからない」
(なんたるアバウト)
これには思わず笑ってしまった。
おばちゃんもニコニコして、
「いんたあネットに出すなら、名前をつけてよ」
イヤ、出しますけどね。
そうだな、ふくべがたけSAだから、「ふくべ漬け」でどうだろう?

「ひるがの高原SA」
このあたりまで来ると、標高でそんなに暑さを感じない。
景色がいいので、これ一枚だけパチリ。

「飛騨清見IC」を下り、さらに高山市をすぎると、
とたんに山深くなる。奥飛騨だ。
この道を通るのも、3回目になる。

おっと、工事中による片側通行。
平湯温泉まで、7か所こういうのがあった。
2年前の西日本大水害の余波による災害工事が続いてるというより、気になるトコ工事してますみたいなノリだった。もう災害工事はとっくに終わってるみたいな。箇所の多さにかかわらず、時間的ロスは少なくてすんだのがさいわい。

いよいよ平湯温泉についた。

そのまま「アカンダナ駐車場」へ。
げッ、けっこう車多いな!ガラガラだと思ってたのに。

けど、あわてません。
上高地は今回2度目。
すらりと第2駐車場へ。
バスターミナルまでの距離は、第1も第2もそんなに変わらないんです。

このバスターミナルを拝むのも2度目。
私は同じところへ2度行くことはあまりないんですが。
よほど気に入ったところなら、2度行きますね。
呉・尾道とか、松山とか黒部ダムとか。
指折り数えてみれば、結構行ってるな。
ただ観光するのではなく、2度目は
「そこに泊まる」
というのが、最近私のなかでひらめいた旅の新たな主題なのです。
シャトルバスに乗ります。往復2,090円。
ここからカメラのレンズにPLフィルターを装着。
昨日までの荒天はどこへやら。(あとで人にきいた)
きょうの上高地はすこぶる天気がいい。
ピーカンが期待できそう。

(↑トンネルを抜けると、おっと見えてきた!)
大正池で下ります。

(↑さっそく湖畔におりる)
オウ・・・。

ムムッ!?

ざんねん!風が強くてリフレクション(※湖面に対岸の風景が映り込むこと)が出ないですな!
2年前に撮ったことあるから、まあいいか。

散策コースに入ります。

(↑焼岳を横目に)
田代湿原に出ました。
ウオッ、穂高連峰の雄大な眺め!
この眺めも久しぶりだな!

「オレ、去年あそこ行ったんスよ」
まわりにそう言いたくてウズウズするが、まるきり変人なのでグッとこらえる。

だいたい、嘘である。
西穂高岳までにも行けてないのに。

来月はあそこにオレはいるんだなあ。
↑ウソ、嘘。うそですから(笑
小さな女の子が、
「木のトンネル~!」
と声を上げながら走りだした。
どっかで聞いたセリフだな。
木のトンネル、木のトンネル。
あッ!アレだ。思い出した。
小さな女の子が見るような映画なら、アレしかないよな。

梓川の水辺に近寄ってみる。

ああ、やはり来てよかったな。上高地。

田代橋につく。
前回来たとき、この橋から写真を撮らずに行ってえらい後悔をした因縁がある。

今回は無事パチリ。
おれが今日泊まるホテルはあれか?

なんかちがってました。
となりの赤いの。

『上高地温泉ホテル』

ただいまの時刻、14時半。
予定より早く着いた。
ようし、明日行く予定の明神池をいまぶっこもう!
今から明神池行けますか。
荷物預かってもらえますか。
あわただしくホテルのロビーで支度する。
食事は18時45分で、18時までに戻って来れれば温泉つかってピッタリだ。
ちょっとタイムトライアルになってしまったな。
ゆったり上高地散策のつもりが。

ホテルの前に、なでしこっぽい山野草みつけた!
シナノナデシコ(信濃撫子)だと思う。

軽装になってふたたび散策コースへ戻ります。
上高地のうつくしい自然が目の前に。

梓川ブルーもお手のもの。

対岸にバスターミナルがみえる。

まずは河童橋に到着。

おやおや、何がはじまるんです?

気温は27℃くらい。日差しを浴びてもイヤな汗はかかない。

おっと、橋のたもとで「ホタルブクロ」を発見!
なんでこんなところで!?

胸すくような絶景に、しばし息を忘れる。

明神池の方向。
ホテルのフロントの説明だと、むかって左手から行って戻ってくるときは右手からがいいんだそう。

さあ、ここからが本番。
明神池に向かいます。
静かな池の写真を撮るのが目的。
みん友さんが撮ってたので。
今度はオレの番だなと。
気合入ってマス!
ところが!
歩けど歩けども、ぜんぜん着かん!
朝4時起きで往復10㎞におよぶトレッキングは正直こたえました。
バーボンさん、よく行ったな!
その思いが何度も頭をよぎる。
途中、めずらしく蝶などにレンズを向けてみる。
イヤ、ホテルのフロントから聞いた話では、「イチモンジ」というチョウが遠く沖縄など南方から「渡り」をしてここ上高地まで飛来するのだという。
これがその「イチモンジ」だと思うが、別のチョウかもしれん。
1時間以上歩いて、やっとで視界がひらける。
橋だ。橋がみえる。
ああ、この橋、知ってる。
雑誌か漫画で見たことある。
涸沢カールや奥穂高岳の玄関口となる、登山で有名な橋だ。
その左手、突如として鳥居があらわれる。
その先で、おおッ?「嘉門次小屋」だ。
ここにあるのか!
ここに来る前、私は明神池をただの池だと思っていた。
ところがホテルのフロントで事前に話を聞いてビックリ。
池そのものが神社なのだという。
安曇野にある穂高神社の分社。
だからこんなところに社務所があるし、キッチリ拝観料がいるらしい。
拝観料はべつにかまわないが、眼前の光景にひたすらにおどろいた。
上高地の奥、けっこう山深いところなんですよ。
ここの宮司さんはいったいどこから通勤しているのだろう。
午後4時。
神域に足を踏み入れる。
静かにシャッターをきる。
湖面に映る翠巒が、時間を止めたようにうつくしい。
写真はこれ一枚だけ。
一枚撮れれば十分。
それより(?)、となりの「嘉門次小屋」が気になります。
登山家の間では有名な山小屋。
ちょっとミーハーな気分で中に入ってみます。
「岩魚の塩焼き」が名物なんだけど、りんごジュースで喉をうるおす。
(「アルプスの少女ハイジ」のおんじみたいな寡黙な老店主がひとりで切り盛りしてるのかと思ったら、写真にはうつってないが大学生のバイトらしき男女が元気に働いていて、かなりイメージとちがっていた)
ここからの帰りはとりとめもありません。
5時半河童橋に無事帰還。
6時にはチェックイン。
部屋は2階にある。
ベランダからの眺め。
おおう!
「ホテルはリバーサイド」
(↑なおかつ、マウンテンビュー。しかもスペッシャル!穂高ビュー!)
備え付けの冷蔵庫をあけると、
おっ、こういう感じで三ツ矢サイダーを飲むのもがイイんだよなー。
さっそく温泉に入りに行きます。
温泉ホテルというからには、温泉があるんです。
しかも露天風呂。
ウオッ、硫黄のにおいがするな!
硫黄泉なのか。
右の樽がやはり気になる。
なにゆえ樽。
とにかく入ってみる。樽風呂。
うぃッヒィ~。イヤイヤ(笑
たまらんですぜ。
上高地で温泉とはぜいたくだネ。
お風呂から上がると、夕食です。
信州サーモンがお刺身とマリネでダブル出演。
飛騨牛のローストビーフがたまらない。
(↑茶碗蒸しは持ち上げて撮るのがおれのジャスティス。ジュンサイが風味よい)
ビールは上高地の地ビールを。
麦芽とホップが濃ゆーいビールだ。
(↑日本酒ではなく、めずらしくワインを頼んでみる。そしたら、こんなふうにごたいそうに桶ででてきたので、ブワッハッハッハとひとりで大ウケする。仲居さんは若いおねいさんだったけど、「そんなにおかしいですか」と真顔で言われる。スマン。ちょっと酔ったみたい。ちなみに部屋食です)
嘉門次小屋で食べられなかった
「岩魚の塩焼き」がここで出てきた!
このあと、ホテルの従業員がおふとん敷きにきたのだが、
「天の川って見れます?」
と聞いてみた。
三脚は置いてきたけど、ひょっとしたら上高地なら澄んだ星空でも期待できるかもと思ったのだ。
しかし従業員は天の川には詳しくなく、かわりに、
「ホタルだったら見れます」
「えっ?」
上高地にホタルなんているのか。
すると、近年外部から持ち込まれたのだという。いいことなのか悪いことなのかわからないが。
ホテルのすぐ目の前だというので、ツッカケ借りて外に出てみる。
たしかにホタルがいる。光ってる。
だがカメラのISO感度上げても点にしか写らない。
そばにいた女性3人組に、
「撮れました?」
と聞かれたので、
「ダメ。点でしか写らない」
と笑い話にしてしまう始末。
スゴスゴ部屋に戻ってベランダにでると、なんとホタルが見える。
ベランダの手すりにカメラを置いて、5秒のバルブ撮影を試みた。
おほっ!写った。
じつは私の住む和歌山県有田川町はよほど田舎らしく、自宅の前にホタルが2匹ほど見られるのだが、撮影に成功したことはない。
こんなふうに夜空を舞うホタルを撮れたのは写真やってて、はじめて。
まさか上高地でとは。
こうして、上高地の夜は更けていきます。
次回は、旅の疲れは人生の疲れ。
下呂温泉で癒します。
ゲロゲ~ロ。
Posted at 2021/07/22 19:17:02 | |
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