前席天井灯ユニットにETC本体とドラレコ電源を仕込む(1)電源工事
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
車をプログレに替えてからETCはシガーソケットに仮接続して使っていた。しかし、ドライブレコーダーは取り付け出来ないでいた。
その理由は我が車には、豪勢なカーテン・エアーバックが付いていて、配線のためにAピラーに触ることは、ためらわれたからである。
そして、前席天井灯ユニットのメガネケースに着目したきっかけは、同照明ランプSWの接触不良修理時から。
天井灯ユニットを外したら、その脇に4Pの空きコネクタが見えた。端子を測ると電気は来ていない。回路図を調べると、後期プログレにある、ヘルプネット対応ユニット・オプションコネクタというもので、緊急時にGPS位置と共に救難信号を送るための物らしい。上が「M5」端子、下端が同形状・同配列の「M6」端子で、助手席側ジャンクションBOXの横にまで達しているらしい。配線の太さは通常のもので、Acc.電源とBatt.電源を通すには十分である。
2
まず、4Pのコネクタ2個を入手する。端子金具としてはメスで、プラスチック部分は断面が11x12mm角のオスである。天井照明ユニット・コネクタのボデー側と同じものだが、オートバックスとかでも売っていない。そこで、ポンコツ屋で、もぎ取り車を探した。トヨタ車でなら、直ぐに見つかりそうだが、なかなか見つからない。
やっと見付けたのは、マークⅡとかクラウンのシフトレバーの根元あたり。ボデー側の4Pコネクタを長めに配線を付けて切り取ってくる。
3
助手席側ジョイントボックスにアクセスするためには、グラブコンパートメントを取り外す必用がある。
まず、足下のインストルメントパネルアンダーカバーNo.2を前方のクリップ3箇所を外して、前方に引き抜く。
次に木製のインストルメント・クラスターモールディングNo.2を、角を丸めたマイナスドライバーでクリップ計6箇所を外して浮かせる。
次にドアASSYグラブコンパートメントを、上2個下2個のネジと上3箇所のクリップを外してゴソッと引き抜く。
4
これでやっと目的のコネクタ「M6」と、ご対面。乳白色で21とマジックで書いてあるのがそれ。
5
実際に助手席側ジャンクションBOXにアクセスするためには、さらに付近のカーペットを、めくる必用がある。
その為には、まず、左ドア敷居部分の弓形のプラスチック製の押さえをマイナスドライバーで、引きはがす。そしてカーペットをめくる。
6
「M6」コネクタにAcc.電源とBatt.電源を接続する為の配線を作る。
Acc.電源側は分岐用端子、Batt.電源側はエーモンの配線付き10Aヒューズとした。線の長さは25cmくらい。
私は配線を2本のみ使ったが、4本まで使えるので、もう1本アース配線を加えておけば、後々の天井裏配線がスマートになるでしょう。
7
Acc.電源は助手席側ジョイントBOXに刺さっている「パF」というラジオレシーバー行きコネクタの灰色線を分岐する。
「パF」コネクタは、ジョイントBOX中央部のヒューズ群の直ぐ下の最前方にある乳白色の6Pコネクタである。
分岐コネクタの噛ませ方は、写真とは逆方向の方が良いでしょう。
8
Batt.電源は、ヒューズ群の中から併用する事のまれなフューエル・オープナー・ソレノイド用7.5Aを抜いて、接続用配線付き10Aヒューズを差し込んだ。一応ヒューズを介して配線に電気が流れる方向に差し込んだ。
最後に、4Pコネクタを「M6」コネクタに接続して、天井裏へのAcc.電源とBatt.電源供給が完成です。
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