非常に楽しみにして令和5年2月に納車されたCX-60。
が、納車当初、ある程度の覚悟はしていましたが車の熟成度に関しては~
それはそれは酷いものでした。後ろに何もないのに何度も緊急バック停車食らったり、ドライバーズ認証精度が悪い為、エンジンかけて走り出すにも時間がかかったり、横の車線の車を拾っていちいち急減速したりオートクルーズ時のレーンキープの脆弱さ、オートライトが全く消えないで晴天の昼間にライト点きっぱなし、その他細々な不具合が頻発しました。それでもメーカー側の、たび重なるリコール等により少しづつ改善はしてきたと思います。
が、一つだけどうしても許せなかった事が、実は納車後より「CX-5より遅いんじゃないか?」と思うほどの低速トルクの無さや、吹け上がりの遅さ、これでもかとアクセルを踏まないと加速しないNAのようなトルク特性・・・
速く走らせようとしてアクセルを踏み込んでいるような状態なのに加速せず息継ぎ、更にアクセルを踏み込むとカツンと床にアクセルが当たるwwそんな感じでした。3.3.Lターボをアクセルを床まで踏み抜いているのにwwwこれが254Pswww
これはずっと気になっていたのですが「元々がそういう車なのか?」とも思っていました。
疑問が確信になったのはR5秋頃のリプロ時。リプロが終わって走りだすと、何故かレーンキープ機能が更に弱くなっており、すぐ車線を見失ってアラートがピロピロ鳴り出します。暫く様子を見ていたのですが、元がどうだったか判らなくなってきた為、「ディーラーの試乗車で確認してみよう」と思い立ち試乗車を借りて運転しました・・・
するとアクセル踏み始めから自分の車とは別物のあの重量の車体が軽く感じるような加速感、ビックリするようなグイグイ来るトルク感。街中では下手にアクセルを深く踏み込めないほどです。回転数にして1500回転回っていれば、そこからチョンと踏んだだけで3000回転位まで一気にスピードと共に吹け上がり、怖いほどの加速。もうレーンキープのことなど忘れて、試乗後に整備士に「自分の車とまるで違うんだけど?」と言ったのですが整備士は特に気にする様子はありませんでしたwそこで今度は妻に試乗車を運転させました。で、「走りが違うか確認して」と言うと「車が軽い、出足から全然違う」と。素人女性でも走り始めから判る違いです。これで確信し、「何故ここまで走りが違うのか原因を追究してほしい」とディーラーに申し出、車を1週間ほど貸し出すことにしたのですが・・・
この時、実はタイミングが悪い事に某youtuberによるCPUチューニングの予約を入れてしまっていました。具体的にはレーンキープ機能の強化とEGRチューニングによるトルクアップです。予約日が迫っていた為、このチューニングを済ませてからディーラーに1週間ほど車を貸し出しました。その時のディーラーからの話です。
まず
・試乗はした。試乗車に比べると乗りやすくマイルドである。人によっては試乗車よりこちらの方が良いと言う人もいた。(どっちが良いかなんて私はそもそも聞いていません)
・走りの違いに関してはCPUチューニングのせいである。このCPUチューニングをすると常時4駆になり、パワーがタイヤ4本に分散されるため、マイルドに(遅く)なる。
(って事は普通のFRのXDの方が速いのか?wwwしかもEGRチューニングでトルクアップしているのに遅くなるわけないだろ。しかも根本的な問題としてCPU弄る前から遅いって話を整備士にしていたが?)
・もし原因を追究してほしいならCPUを元に戻してから来い。
(ショップでは元に戻せない事の承諾書を書いています=戻せないのをわかっていて言っている=調べるつもりはないという事。)
・そもそもエンジン警告灯が点いていないので故障ですらありません。
(結果的には違いは分かるけど故障ではないから直しようがないという事、でもそれで本当にいいの?)
という事で貸し出す前にCPUチューニングをしたせいで全てチューニングのせいにされてしまいました。チューニング=自己責任であることは当然ですが、走りに関しては元々疑問だったこともチューニング前に伝えているのに何から何までをチューニングのせいにされた事は心外ですし、「レーンキープの事と走りは違うし、EGRのチューニングもトルクアップと、あるので逆に走らなくなる原因とは違うのでは?」と言っても「全てのシステムが統合されているのでどこに影響があるか判らない」と。そう言われちゃwww
それとは別に「試乗車と自分の車の2台をシャーシダイナモにかけて馬力の違いを出したい」ともこちらから申し出ましたが、「そもそもそのシャーシダイナモが正確かどうかも判らない」との事で却下され、「では正確なシャーシダイナモはどこにあるのか?」と尋ねると「知らない」との事。これお○○センターでの実際の会話です。結局は調べる気もないし、故障でもない、要は何もしないとの事。あくまでもノーマルCPUでしか対応はできない。
逆にCPUチューニングしていなかったらどんな素晴らしい改善をしてくれたのか、改善できたのかは非常に気になりますがwww
このような結果になる事は想像できていたので「判りました、もうこれ以上は何も言いません」とだけ伝え、その足で別メーカーの車の商談に行って契約をしてきました。納車まで1年近くかかるとの事で未だCX-60に乗っていましたが、やっと納車の目途(まだ先ではありますが)が付いてきたので60を先に売却する事にしました。距離は走っていますが綺麗という事で安いには安いですが、それなりの値段で取ってもらえそうです。
ディーゼルターボ=燃費がいい=しかも速い
という事でマツダ1択、アクセラ⇒CX-5⇒CX-60と乗り継いできましたがマツダはこれで終わりにします。
もしもう1度CX-60を買えば今度はもしかしたら速いのが来るかもしれませんが、もう結構。
次の車はそんなに速くないみたいですが期待です。
そして一つ言えるのは某youtuberのシステムを入れて悪くなった箇所はありません。レーンキープは格段に良くなり(高速区間200Kmほぼハンドルに手を添えているだけ)、EGRのチューニングは確実に低速トルクがアップしています、という事は伝えさせていただきます。ただ、メーカーに上げ足を取られるようになる口実を与えてしまう事だけはデメリットですね。もしこの先も60に乗っていたら何かトラブルがある度に毎回「それはCPUチューニングのせいだ」と言われたかもしれませんwww