2007 全日本ジムカーナ選手権 第4戦
投稿日 : 2007年06月01日
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今季全9戦で競われる全日本ジムカーナ選手権、第4戦は5月20日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで開催されました。
以前は国際カートコースと呼ばれていたコース、現在は名称を「マルチコース」と改めています。
今回の参戦台数は132台、9つのクラスで激戦が繰り広げられました。
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旧型トヨタヴィッツのワンメイク状態となっているN1クラス。
ここまで喜多治人選手が2勝、早坂剛選手が1勝で迎えた第4戦ですが、今回は折茂紀彦選手が2本目で鮮やかな逆転優勝。
更に福田大輔選手が2位に食い込み、シリーズランキングでやや独走気味だった喜多選手を追撃する体制を整えつつあります。
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N4クラスを制したのは茅野成樹選手が駆る三菱ランサーエボリューション。
このクラスもマシン的にはワンメイク状態にありますが、それは逆に言えばドライバーのテクニックがより試されるということにもなります。
そんな中で茅野選手は開幕4連勝を飾り、圧倒的な強さでシリーズをリード。
果たして誰が茅野選手の連勝に「待った」をかけるのか、今後の注目点となりそうです。
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ナンバー付ながら吸排気系などに改造を加えられるSA車両。
SA1クラスはEK9型ホンダシビックなどのライトウェイトが主流ですが、そんな中で存在感を見せつけているのは川北忠選手のマツダRX-8。
重さの面では不利になるであろうRX-8ですが、今回は見事な走りで1本目、2本目ともに1分05秒台でトップタイムをマーク。
嬉しい3年ぶりの全日本戦制覇を成し遂げました。
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SA3クラスを制したのは三菱ランサーエボリューションの天満清選手。
多彩なモータースポーツシーンで活躍するCUSCOカラーのマシンがジムカーナでも強さを見せました。
SA3クラスのシリーズランキングは第4戦を終えて西原正樹選手が64点でトップ。以下、天満選手60点、川脇一晃選手53点、津川信次選手47点と続いています。
シリーズは最終的にベスト6戦の有効得点で決しますので、まだまだチャンピオン争いから目を離せないクラスです。
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ナンバー無し改造車のSCクラス。
優勝は谷森雅彦選手、これで今季3勝目を飾りました。
しかし今回はあえて2位のマシンを掲載したいと思います。
ホンダシティで戦うのは西田竜治選手。
圧倒的なハイパワーを誇るランサー勢を相手に大健闘、3番手をベストで1.6秒離す好タイムをマークして準優勝を獲得。
2005年、2006年とSCクラスでシリーズ2位を記録している西田選手ですが、残念ながら優勝はありません。
今季は初優勝を飾ることが出来るのか、注目の選手です。
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Dクラスは2本目でドラマティックな展開になりました。
2連勝中の小林キュウテン選手が1本目で唯一の58秒台となる58秒779をマーク、更なるタイムアップを狙って2本目のアタックイン。
順調にコーナーやターンをクリアしていった小林選手、しかしフィニッシュ手前の360度ターンでまさかのマシントラブルに見舞われてしまいます。
このため2本目はノータイムとなった小林選手、そしてスタートするのは開幕戦の覇者である村上仁選手。
しかし小林選手の車両回収に時間を要したため、村上選手は待ち時間の間にタイヤも冷えてしまうなど、決して有利とは言えない状況でした。
そんな中で2本目に臨んだ村上選手は見事な走りを披露、58秒120で小林選手を上回り今季2勝目を飾りました。
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表彰式終了後、珍しい光景が。
主催者副賞が各クラスの優勝者に贈られたことから、全クラスのウィナーが勢ぞろいしたのです。
では折角だからとSUGOレースクィーンも交えての記念撮影。
意外とありそうで無い光景だったのですが、今後の各大会でもこうした優勝ドライバーが勢ぞろいしたフォトセッションを実施してみてはいかがでしょうか?
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