MiniCar|J-Collection トヨタクラウン 個人タクシー (豊島協組50周年)
投稿日 : 2010年03月09日
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Kyoshoの"J-Collectionシリーズ"にラインナップされているトヨタクラウンをベースに、東京の個人タクシー仕様としたミニチュアがリリースされました。
ベースは一世代前の通称"ゼロ・クラウン"。既に現行(200型)の個人タクシーも街中では見かけるようになってきましたが、やはり多数を占めているのはこのゼロ・クラウン。
このミニチュアはホイール形状やトランクリッドに再現されたエンブレムから、排気量3,000ccのV6エンジンを搭載する「ロイヤルサルーン」をモチーフとしているようです。
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白ベースに赤い縁取りのある青いラインを、ボディサイドとボンネット~ルーフ~トランクにかけてあしらうのは、東個協(東京都個人タクシー協同組合)の加盟車両。
ベースの白色もオリジナルの専用指定色であり、自動車メーカー側でもタクシー需要の多い車両にはこの色を初期段階から用意しています。
今回は特注モデルなのですが、それゆえに細部の再現は高い完成度。フロントフェンダーには無線車表記や営業拠点地区名、リアドアには自動ドアー表記や車椅子対応マーク、禁煙車標示などもあり、リアリティがとても高まっています。
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ルーフにはお馴染みの"でんでん虫"と称される行灯。さらにマスターズ制度の最上位となる"三つ星"の標示。
そして東個協の加盟車両には装着が義務づけられている"フラッシャーランプ"と呼ばれる補助ウィンカーが備わっています。
さらにバンパーには豊島支部の加盟車両であることを示すステッカー。
室内に目を転じると、助手席前のダッシュパネル上には空車標示灯もあり、個人タクシーとして一通りの装備が漏れなく再現されています。
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リアビューまわりでは、テールランプがウィンカーを上に配列したデザインであることから、マイナーチェンジを受けた後期型のゼロ・クラウンであることが判別できます。
トランクリッドにはフロントバンパー同様に豊島支部所属標示ステッカー。
そしてリアバンパーの中央に「守れ!速度と車間距離」と書かれた黄色い交通安全標語ステッカーが再現されているあたりに、個人タクシーらしさをより感じることが出来ます。
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これまでにも個人タクシーのミニカーは"J-Collection"からいくつかリリースされていますが、正直なところ完成度に満足のいくレベルではありませんでした。
車種表記と車体に矛盾点があったり、ディテールの再現が甘かったりで、コレクションアイテムとしては60点程度の出来ばえと言わざるを得ませんでした。
しかし、今回のゼロ・クラウンについては満足出来る内容。
唯一、ナンバープレートのみに違和感を覚えますが、このモデルの成り立ちを考えればこれも致し方ないところなので納得です。
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このモデルの成り立ち、それは東京都個人タクシー協同組合豊島支部による特注品であるということです。
元々は1960(昭和35)年に豊島地区個人タクシー組合として発足、1963(昭和38)年に東京都個人タクシー協同組合に設立と同時に参加。
1964(昭和39)年から1982(昭和57)年までの間は東個協を脱退していましたが、今は再加入して豊島支部となっている団体です。
この設立50周年、ならびに保険業務等を扱う株式会社ホーコの40周年を記念して特注されたのが今回のモデル。
ゆえに細部までより忠実に再現されていますし、ドアの事業者表記も「(個人) 豊島タクシー 50」となっています。
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