MiniCar|RAI'S トヨタクラウン 2010 警視庁所轄署地域警ら車両 (所2)
投稿日 : 2011年01月17日
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2010年末にリリースされたRAI'Sの宮沢模型限定モデル、2台目は警視庁本所警察署に配備されている車両をモチーフとしたものです。
車種は同時に発売された東京湾岸署仕様と同じく180系の通称“ゼロ・クラウン”。ゆえに両者の基本的な作りが同じであることが再現されているのは当然として、微妙な個体による違いもしっかりモデルに反映してくれました。
ちなみに本所警察署は宮沢模型がある地を管轄している警察署。そんな“地縁”が今回のモデル化につながったということのようです。
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本所警察署の歴史は古く、1874(明治4)年に警視庁が創設されると同時に、現在の両国1丁目に「第六大区六小区巡査屯所」が設置されたことに始まります。
以降、関東大震災や東京大空襲では地域住民の救出や救助にあたるなどしており、これらの際に殉職した警察官の慰霊祭は現在でも続けられているとのこと。
現在の管轄面積は6.15平方キロメートル、管内の人口は12万1千人余りとなっています。
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管内には両国国技館があり、外国人観光客も多いと思われる本所警察署。ゆえに英文標記の“POLICE”は外国人にも一目で警察車両と解りますから、効果的かと思われます。
また夏には、2009年の実績で95万人もの動員を集めた「隅田川花火大会」が管内で催されます。これだけの規模となると多くの応援を得ての警備となりますが、もちろん所轄である本所警察署も全署員をあげて警備にあたっているそうです。
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ところでこの車両、ちょっと珍しい特徴をリア周りに見て取れます。
警察車両といえば無線アンテナがシンボル的な装備になりますが、白黒ツートンの制服仕様ではルーフの中央に備わっているのが一般的。もちろんこの車両にも備わっています。
さらに警視庁の場合はトランクリッドに短いアンテナが備わるケースが多いのですが、もちろんこれも実車同様に再現されています。
面白いのはリアウィンドゥに備わるアンテナ。覆面車両でお馴染みのテレビアンテナを模したTA型と、プリントタイプのアンテナが備わっているのです。
ちなみに車内に備わるモニターの数も実車同様になっているなど、限定品ならではの作り込みの良さが感じられます。
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ところでこの車両、コールサインは“所2”。本所警察署の2号車、という意味合いになりますが、ならば“本2”でもよさそうなもの。
では“本”の略称が他署と被るのかと思いきや、名称の頭に“本”がつくもうひとつの所轄である本富士警察署の車両はコールサインが“士”と数字の組み合わせ。
勝手な想像ですが、“本”という略称は“本部”の略に通じるから所轄署には使わせていない、ということなのでしょうか?
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