MiniCar|RAI'S 日産クルー (2007) 警視庁警備部機動隊車両
投稿日 : 2011年02月26日
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タクシーや教習車などの需要をターゲットにした日産クルー。パトロールカーとしても全国的に見かける機会の多かった車両ですが、RAI'Sではシリーズ初のオリジナル金型を用いて商品化を実現しました。
まずリリースされた2種類のうち、警視庁仕様は警備部機動隊に配属された車両。機動隊というと特科車両が思い出されますが、通常のパトロールカーももちろん使用しています。
塗装は4年ほど前に導入された新カラーリング。ボディ両サイドとリアバンパーに「POLICE」の英文標記、さらにドアにシンボルマークがあしらわれています。
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3ナンバーボディのクラウンに対して、5ナンバー枠におさまるボディのクルー。狭い全幅と比較的大きめの車高、そのルーフに昇降式赤色警光灯を搭載しているので、やや腰だかな印象を受けるフロントビューです。
警視庁のクルー、その特徴のひとつがフォグランプを装備している点。昨今主流のヘッドライトやグリルに内蔵するタイプではなく、古めかしさを感じるバンパー取付型の独立タイプは、この車があくまでも営業車需要を主眼に置いて開発されたことを物語っています。
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サイドビューでは、やはり前述の新カラーリングによる英文標記が真っ先に目に飛び込んできます。
助手席ドアには相勤員用の補助ミラーを備え、メインのバックミラーはフェンダーミラー。今では警ら車両もドアミラーが当たり前になりましたが、まだこのクルーではフェンダーミラーが採用されていました。
またもう一点、昇降式赤色警光灯の格納装置にも特徴が。クラウン用とは異なる筐体、上方前端部に特徴的な“反り返し”があるのですが、この点もしっかり再現しています。
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リアビューは“シンプル・イズ・ベスト”とでもいいたくなるようなアッサリしたもの。これは模型だから強調されているわけではなく、実車はさらにプレーンな印象を強く感じるものです。
小さなテールランプ、その間にはナンバープレート。そしてテールランプの間を飾るリアガーニッシュといった乗用車的な装備は無く、単純にパトロールカーの場合は黒くペイントされているだけ。
この質素な感じは、まるでクラウンやセドリックでも最廉価仕様の外観を有していた昔ながらのパトロールカーを思い出させるものです。
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クルーは一般オーナー向けを含めての販売もありましたが、パトロールカー仕様と大きく異なる点がひとつ。それはタイヤサイズで、一般向けは175/80R14でしたが、パトロールカーは195/65R15と1インチ大きなサイズを装着していました。
その他の機構的な面はパトロールカー仕様も変わらず、エンジンはRB20E型で最高出力は130ps。ちなみにメーカーのカタログには「最高速度 180km/h (推定)」という標記も、スペック表の中に見ることが出来ました。
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