Rally Hokkaido (アジア・パシフィック・ラリー選手権第4戦/全日本ラリー選手権第6戦)
投稿日 : 2008年08月07日
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7月11日から13日にかけて北海道・帯広市を中心に十勝地方で開催された「Rally Hokkaido」。今年もFIAアジア・パシフィック・ラリー選手権(APRC)の第4戦/全日本ラリー選手権第6戦の併催イベントとして開催されました。
11日(金)には帯広競馬場でラリーショーとセレモニアルスタート。
世界でもここだけで開催される「ばんえい競馬」のレースが行なわれたり、花火が打ち上げられたりと盛大に今年も大会の幕が開きました。
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今回の大会は天候の急変によるSS(スペシャル・ステージ)のキャンセルがあったりと波乱の展開になりました。
そして上位陣がトラブルやアクシデントに襲われるというサバイバルな展開でもありました。
そんな中、見事に全日本選手権の総合優勝を勝ち取ったのは北村和浩選手/竹下紀子選手組のスバルインプレッサ。
そう、先週の全日本ダートトライアル選手権で優勝を飾った北村選手が、今度はラリーに舞台を移して快走を見せました。
今回の優勝は北村選手にとって全日本ラリー選手権初優勝の栄冠。この勢い、まだまだ続きそうです。
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JN2クラスはダイハツブーン同士の接戦となりましたが、最終的に約2分の差をつけて優勝を飾ったのは、関根正人選手/五十嵐恵子選手組。
ちなみに余談ですが、私個人的にはラリーでもダートトライアルでもブーンはとても撮影しやすい車のひとつ。
やはりボディが小さいからフレームにおさめやすいということなのでしょうか?!
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JN1.5クラスで唯一生き残り優勝を飾ったのは、大井こずゑ選手/原田未樹選手組の三菱コルト。
もうすっかりおなじみの花柄模様のコルトは、リエゾンやセレモニアルスタート、ギャラリーステージなどでも注目の的となり、特に子供たちから「かわいい~」と声があがっていました。
しかし可愛いだけではありません。女性クルーの粘り強い走りが、大井選手の嬉しい全日本選手権初優勝につながりました。
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APRCクラスの激戦を制したのは田口勝彦選手/マーク・ステーシー選手組の三菱ランサー・エボリューション。
地元・日本の大会で堂々の優勝を勝ち取りました。
写真は最終SSを優勝に向けて走る田口選手組。
北愛国交流広場に設けられたサービスパークに隣接するギャラリーステージは、短いながらも走り応えのあるコースだったようで選手からも好評でした。
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APRC/全日本ラリー、それぞれの選手権ポイント外での参戦ながら、総合の優勝を飾ったのは新井敏弘選手/グレン・マクニール選手組のスバルインプレッサ。
"世界のアライちゃん"は地元でも遺憾なく強さを発揮、見守る大勢のファンの期待に応える走りで表彰台を飾ったのでした。
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この写真がRally Hokkaidoや昨年までのRally Japanで"名物"と言われている陸別ステージのウォータースプラッシュ「リクベツ・ジャパーン」。
昨年の取材では撮影していなかったので、土曜日午後の「RIKUBETSU 2」で撮影にチャレンジしたのですが・・・。
1号車通過直前から降り出した雨は、数分で凄まじい豪雨に。間近で雷も鳴り響き、生命の危険すら感じるような状況になってしまい、ズブ濡れで5台ほどを撮影して退散したのでした・・・。
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ラリー競技は観客との"距離の近さ"が最大の特徴。
この写真はSS間を移動する「リエゾン」で撮影したカットです。
沿道でやってくるラリーマシンに声援を送っていた家族連れ。
そこにやってきたのはベテラン・大庭誠介選手のコルト。
おもむろに車を止めると、子供に何かプレゼントを手渡していきました。
こうしたファンとの一体感、地元にも密着した競技運営はサーキットレースも見習うべき点があるように思えます。
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