太平洋フェリー「ニューいしかり」 (3)

　【シアターラウンジ「ミコノス」】
太平洋フェリーは、国内カーフェリーではナンバーワンの豪華さが売りのひとつ。それを象徴するのが、毎夜開催されるショータイム、その舞台となるのが「ミコノス」です。
ショーの出演者や内容はウェブサイトで知ることが出来ますが、日によってさまざまな楽器演奏を中心としたショーが組まれています。その中には三味線や中国揚琴といった滅多に聴く機会の無いものもありますので、無料で楽しめるショーは必見です。

　【ショップコーナー】
北海道、仙台、名古屋と各寄港地の銘菓を中心としたお土産の数々を用意しているショップ。
さらに乗船の記念となるオリジナルグッズはもちろん、日用雑貨品や雑誌なども取り揃えられていますので、快適な船内ライフを支えてくれる存在です。

　【展望通路「プロムナード」】
大きな窓から素晴らしい眺望を楽しめるプロムナード。
ゆっくりと景色を眺めるもよし、本などを読んで静かに過ごすもよし。もちろん大切な人との語らいにも最適な場所になるでしょう。
なお、この空間はパブリックスペースですから、マナーを守って利用したいものです。

「ニューいしかり」の船内をご紹介してきましたが、このほかにも日本のフェリーならではの「展望大浴場」、気の合う仲間と楽しめる「カラオケルーム」、旅の疲れを癒せる「マッサージ機コーナー」、子供から大人まで楽しめる「ゲームコーナー」と、とにかく設備の充実ぶりは他の追随を許しません。

乗用車100台、トラック184台を積載できる「ニューいしかり」。出来立ての船体は、もちろん車輛甲板もピカピカの状態です。

東日本大震災の影響で、当初予定より若干遅れて2011年3月25日に就航した、三代目となる「ニューいしかり」。
時間の余裕が必須となる船旅ですが、愛車で北海道をドライブする楽しさと豪華カーフェリーでの優雅な船旅を、ぜひ一度は経験していただきたいと思います。