2007 スーパー耐久 第6戦
投稿日 : 2007年11月06日
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カレンダーが10月の終わりを告げる最終の週末、10月28日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOでスーパー耐久シリーズの第6戦が開催されました。
土曜日は台風の接近も影響してか終日雨模様。このため公式予選は日曜朝に順延となりました。
日曜日は朝から爽やかな秋晴れ。
朝8時からの予選では路面に雨も残っていましたが、時間とともコンディションはドライに変化。
そしてお昼過ぎ、いよいよ500kmレースの決勝は幕を切って落とされました。
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決勝前のお楽しみがピットウォーク。
大混雑のSUPER GTとは異なり、スーパー耐久の場合はかなりの余裕を持って楽しむ事が出来ます。
ドライバーもチームスタッフも気さくな感じなので、記念写真やサイン、中にはこれから決勝を走ろうというレーシングマシンのコクピット体験搭乗もOKしてくれるチームもあります。
スーパー耐久を観戦に来たら、ピットウォークは参加必須のイベントです。
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今回の大会では、地元仙台の「仙台ガールズプロレスリング」がパドックに設けられたリングで試合を披露。
あのジャガー横田さんも選手として登場、リングの周りは多くの人だかりで囲まれました。
しかし試合が行なわれたのはスーパー耐久の決勝真っ最中。
チーム関係者の中にも試合が気になっていた人がいたようで「なんでレース中にやるの!?」と憤慨していました。
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終盤、大いに場内を沸かせたのがST-1クラスのトップ争い。
勝ってチャンピオンを決めたい「ENDLESS ADVAN Z」が逃げきりを図るも、追う「CAR-CHANNEL ADVAN Z」は悲願の初優勝を獲得するべく必死に食らいついていきます。
さらにここに3番手で追い上げてきた「PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE」がからんで三つ巴になるかと思われましたが、その矢先BMWはバックマーカーと絡んで激しくコースオフ。
リタイアか?と思われましたが、なんと再びコースに復帰して決して遅くないペースで周回を重ねたのです。
やはり総合トップ争いが白熱すると、レースは一層面白いものになりますね。
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ST-4クラスは今季、毎大会激戦が続いています。
混戦を制したのは「AUTOBACS ADVAN WORLD ONEインテグラ」。今季初優勝を飾った事で、なんと今年のST-4クラスは6大会で5つのチームが優勝となっています。
気になるシリーズタイトル争いですが、ランキングトップの「Honda Access CIVIC」が堅実なレース運びで3位を獲得したのに対して、2番手だった「PSY.HondaCars南河内ERG.ED.DC5」は単独クラッシュもあって7番手に沈みました。
この結果、ランキング2番手には「AVANZZA BOMEX ADVAN DC5
」が浮上、シビックとの差は18点。圧倒的にシビック有利となって最終戦を迎えることになりました。
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ST-3クラスはポールスタートの「アメニティホーム・エクセディRX-7」が序盤をリードするも、ピット作業時間を短縮させた「アラビアンオアシスZ」が逆転。
そのまま逃げきって嬉しい初優勝を飾りました。
そして気になるタイトル争いですが、1点差でランキング2位だった「カルラレーシング☆ings北海Z」が3位表彰台を獲得したのに対し、トップだった「FINA GSX ADVAN M3」はマシントラブルから10位に沈みました。
このため「カルラレーシング☆ings北海Z」がランキングトップを奪還、「FINA GSX ADVAN M3」に15点の大差をつけて最終戦での逃げきりを図ります。
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ST-2クラスは半年前の再現となり、開幕戦・仙台と同じ面々が表彰台に並びました。
優勝を飾ったのは既にシリーズタイトルを手中にしている「オーリンズ・ランサーEVO・MR」。開幕の総合優勝以来、負け無しの6連勝を飾り、ついに全勝優勝に王手をかけました。
これに続いたのは「ゼルス・コラントッテEVOワゴン」。仙台に続くワン・ツー・フィニッシュとなりましたが、速さは磨きがかけられ一時はオーリンズランサーに2秒ほどまで迫りました。
そして3位は「エクセディシーケンシャル エンドレスCS」。
インプレッサはトラブルに泣いたレースとなってしまいました。
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堂々の優勝でシリーズチャンピオンを獲得した「ENDLESS ADVAN Z」。
ST-1クラスでフェアレディZが特認されてから3年目、悲願のタイトル獲得となりました。
GT-Rも市販開始となり、近い将来スーパー耐久の舞台にも帰ってくるでしょう。
そう考えるとZ33型にとってST-1クラスでの今回のタイトル獲得は意義深いものがあると言えるでしょう。
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