2007 JAFカップオールジャパンジムカーナ
投稿日 : 2007年11月07日
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11月4日、秋晴れの埼玉県・本庄サーキットにおいて2007年JAFカップオールジャパンジムカーナ/2007年 JMRC全国オールスタージムカーナが開催されました。
この大会は全日本ジムカーナ選手権と各地区戦で上位の成績を修めた選手たちが一同に介するもの。
初開催となった本庄サーキットを舞台に、一年を締めくくる熱戦が繰りひろげられました。
写真はパドックに並んだN1クラス勢。最前列のヴィッツは全日本チャンピオンに輝いた朝山崇選手のもの。
今回は惜しくも2位に留まり、優勝は喜多治人選手が飾りました。
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N2クラスはインテグラのワンメイク状態。しかも19台中、実に18台がDC2型のタイプRであり、やはりジムカーナでは軽量さが大きな武器になっていることを物語っています。
熱戦を制したのは全日本チャンピオンの飯島賢治選手。
1ヒート目ではパイロンタッチをしてしまったものの、見事に2ヒート目で逆転を果たしました。
写真の68号車は2位の木内イサム選手。こちらは1ヒート目でベストタイムを叩き出すも、惜しくも2ヒート目でパイロンタッチをしてしまい、飯島選手に逆転を許す結果となってしまいました。
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全日本選手権参加選手と、各地区戦の参加選手による交流試合的な側面もあるJAFカップ。
地区戦の参加者にとっては、自分のテクニックが全日本のどのレベルにあるのかを図ることが出来る貴重な機会でもあります。
そんな中、N3クラスでは全日本選手を抑えて関東選手権のチャンピオンが堂々の優勝を飾りました。
表彰台の真ん中に立ったのは小林辰朗選手。1ヒート目でクラス唯一となる1分17秒台をマークして、見事な優勝劇を演じてくれました。
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改造範囲の広い排気量1600cc超の2輪駆動車によって競われるのがSA2クラス。
Nクラスと同じくナンバー付き車両ではありますが、こちらはファインチューニングマシンによる争いの舞台となります。
上位陣はRX-7やNSXなどの後輪駆動車が主流。
今回は渡辺 公選手のNSXがウィナーとなり、写真の森嶋昭時選手が駆るRX-7が2位という結果になりました。
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全日本選手権のみを取材している自分にとっては、地区戦に参戦している初めて見るマシンも多かったJAFカップ。
個人的にカラーリングが気に入ったのがSA3クラスの「CMSCbstAZURランサー」、ドライバーは吉野正則選手。
4位入賞を飾って、その実力も大いに見せつけました。
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いつも写真を撮影していると、なんとなく気になるマシンというのが出てきます。
これはジムカーナに限った話ではないのですが、あるマシンを上手く撮影出来ると気分が良くなったりすることがあるのです。
私が個人的にいつも気になるのはSCクラスの西田竜治選手が駆るシティ。
今回はややピントは甘めながら、ちょっと面白い感じで撮影することが出来ました。
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タイムスケジュールとしては、全クラス2本の走行が終わった後に上位車両には車両保管がかかります。
特に問題がなければ正式結果が発表されて、お待ちかねの表彰式となるわけです。
ちなみにサーキットレースではフィニッシュ直後にシャンパンファイトを行なっていますが、これはあくまでも暫定表彰式。
車両保管を経た後に正式結果が発表されますが、時に車両規則違反などから暫定表彰と正式結果の順位が異なるケースもあります。
今回のJAFカップは正式結果発表後の表彰式なので、始まる頃には既に真っ暗。
さらに最後に表彰を行なったDクラスともなると、照明が用意されてはいたものの、携帯電話のカメラやコンパクトなデジカメでの撮影は難しかったかもしれません。
当方は一眼レフ+スピードライトを用いて最前列で撮影したので、小林キュウテン選手のカメラ目線もしっかり記録することが出来ました(^^)。
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順番は逆になってしまいますが、今回はレディースクラスが設けられており最初に表彰が行なわれました。
全15台が出走と賑やかで、華麗なるも激しい"女のバトル"が展開されました。
優勝したのは津川真由美選手。ご存じ、全日本選手権でSA3クラスを戦いシリーズ2位を獲得した津川信次選手の奥様です。
今回は見事に夫婦ともにそれぞれのクラスで優勝を飾った津川夫妻。
ジムカーナ界にはこのようにご夫婦や恋人同士で一緒に競技に参加したり、ご主人の参戦に付き添ってサポートするケースが多く、ライフワーク的に楽しめるモータースポーツであることが大きな特徴です。
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