エバポレーター洗浄

納車から丸4年、最近になって僅かな異臭を感じるようになり、ちょうどフィルター交換のタイミングだったので、エバポレーター洗浄とフィルター交換に加え、今回は初めて「わさびデェール」もインストールしたので、作業前にエアコンフィルターにあらかじめセットしておきます。

画像①：今回インストールのエアコンフィルター「BOSCH　アエリストプレミアム（品番：AP-S03）です。
こちらは前々回も使用して、印象が良かったので直近で使った「DENSO クリーンエアフィルター　プレミアム（品番：DCP7003）」からの換装です。
画像②：「Valeo　わさびデェール」の内容物です。
構成品は本体（アルミ袋）と固定クリップ、説明書となります。
画像③：わさびデエールの本体をフィルターのFLOW側（自車の場合は下側）中央に挟みます。
画像④：フィルターのBREATHE側（自車の場合は上側）から付属のクリップで本体を固定します。

フィルター脱着と薬剤注入のためにブロワーケースへのアプローチです。

画像①：グローブボックスを外します。（外し方は先人の整備手帳で複数紹介されているので割愛します）
像②：カバー（自車の場合グレー）を外し、使用中のフィルターを外します。
画像③：1年使ったフィルターです。表面に汚れや変色は見られませんでしたが、奥には埃や異物が溜まっていました。

説明書に従い車の全ての窓とドアを全開し、液だれに備えてブロアケース周辺を養生します。
結果として液だれはありませんでしたが、環境や車両によっては車内を汚したり電子機器への影響も懸念されるので、保険の意味でも養生はするのが良いと思います。

薬剤注入の準備です。

画像①：容器（液剤缶）の差込口にノズルを差し込んで、ノズルホルダーにノズルの先端部（薬剤噴射口）を差し込みます。
画像②：ノズルを通したホルダーをブロアーファンの中心に向けて固定します。
ホルダーに両面テープが付属していますが、位置的に固定が甘そうだったのでマスキングテープで固定しました
画像③：ブロアに差し込んだノズルの噴射口のアップです。
ホースにクセがついているので、そのクセを利用して噴射口がブロア中心を向き、かつファンに接触しない位置に調整しますが、ノズルがホルダーからズレやすいので、こちらもマスキングテープで補助的に固定しました。

施工途中でノズルが外れたりブロアー内に薬剤が散布されないと失敗に終わりますので、ここは位置決めと固定を念入りにすることをお勧めします。

エンジンをかけ、空調を説明書に従って設定します。（作業終了までエンジンはかけっぱなしです）

設定は「レジスター＝すべて全開」、「エアコン＝オフ」、「Vent（吹き出し口）＝上」、「内気循環モード」、「温度＝最冷」、「風量＝最大」、「オートモード＝オフ」にします。

洗浄作業です。

画像①：念のため、先にセットアップしたノズルの噴射口やホルダーの固定にズレがないか確認し、容器を垂直にした状態で噴射ボタンを強めに押すとロックがかかって連続噴射状態になるので、そのまま液剤全量が噴射されるまでおおよそ3分間待ちます。
薬剤の噴射とともに少しきつめの芳香剤のような匂いが出ます。
画像②：液剤が全量噴射されたことを確認したら手早くホルダーを外して容器、ノズル一式を撤去します。

エバポレーターの洗浄です。

画像①：空調設定はそのままでエアコンスイッチだけをオンにし、5分間エアコンを回し続けます。
これによってエバポレーターに発生した結露水によって汚れが排出されるようです。
画像②：5分間のアイドリングの間に新しいフィルターをケースにセットして蓋をします。

製品キャップ部に同梱の防臭剤をインストールします。

画像①：防臭剤容器には、防臭剤（アルミ袋入）、両面テープ（容器固定用）、施工済みシールが入っています。
画像②：アルミ袋から防臭シートを取り出し、容器の中に入れて蓋をします。
画像③：両面テープを使って容器をグローブボックス裏に貼り付けます。
LA150/160系は中央から右（運転席側）寄りだと僅かにブロアーケースに干渉しましたので、この位置（グローブボックスに向かって左寄り。画像参照）が適当だと思います。
画像④：これは好みですが、自分は記録としてフィルター、クリーナー、わさびデェールのそれぞれに交換・施工済みのシールが同梱されていたので、目立たないところに貼り付けました。

最後に養生を撤去して、グローブボックスを戻したら洗浄作業は完了です。

施工直後は薬剤の匂いがきつめに感じるかもしれませんが、施工翌日には感覚的に半減、4日目にはほぼ気にならなくなったので、1週間もすれば匂いは消えると思います。

※施工日：2019.5.19
※施工時ODO：16,208km