ATFとフィルター交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ウチのラプンツェルさん(FORD F-150ラプター)は
前回いつATFを交換されているか不明です。
新車から未交換の可能性も高いだろうな~。
走行距離もぼちぼち7万kmになるので
あんまり未交換歴が長くなりすぎると交換自体ができなくなるので
今のうちに交換しちゃうぞ。
(→トランスミッション内部のATFが流れる通路にこびりついた汚れの塊(スラッジ)が
ATF交換の際に剥がれ落ちて血栓のように狭い通路に詰まる事があるのだ。)
2
脚の長い(?)ラプンツェルさんにはジャッキアップしなくても下にもぐれますが
作業しやすいようにちょっと背伸びさせときます。
3
6R80型の6速オートマチックトランスミッションです。
F-150の他にもマスタングやブロンコなんかにも使われていますよ。
オイルを抜くためのドレンが無い不親切設計w
オイルパンを外してやらなきゃいけま千円。
4
トランスミッション内部は密閉になっているので
オイルパンのボルトを外しても気圧差で密着しているので外れません。
オイルレベルゲージの栓を外して通気させてやります。
触媒がすぐ横にある不親切設計w
気を付けないと手首に根性焼き(死語)を食らいます。
緩めると「シュ~ッ」と圧が抜ける音がしますよ。
5
そしたらオイルパンのボルトを外していきます。
何も考えずに外しちゃうと溜まっていたATFが溢れてくるので
前後2本ずつ残しておきます。
6
残しておいた後ろのボルト2本を緩めると
ATFがゴバ~ッと溢れてきます。
でかいオイル受けじゃないと周りにこぼしまくります。
いつも使っているオイル受けじゃ小さすぎるので
その辺にあったコンクリを練るときに使う船をオイル受けにしました。
7
オイルパンが外れました。
一緒にオイルフィルターも落ちてきた。
抜けたATFはまあまあ黒いけど、そんなにひどく劣化しているって程じゃないかな。
8
オイルパン内部にある、鉄粉除去用の磁石です。
予想していたよりもそれほど鉄粉は付いていなかったよ。
9
オイルパンも掃除します。
こびりついたような汚れは無かったので灯油とパークリですぐにキレイになった。
10
オイルパンのガスケットは基本的には再利用OKなんですが
漏れ止めのゴムが一か所破れてしまっていたので今回は交換します。
11
では復旧します。
オイルフィルターは固定されていないです。
新しいオイルフィルターのチューブをトランスミッション内部の吸油口に差し込んで
ぶら下げといて
オイルフィルターが落っこちないうちに急いでオイルパンを被せます。
12
オイルレベルゲージの穴から新しいATFを注入します。
今回使うのは、FORD純正指定ATFのMARCON-LVに適合する
国産オイルメーカーのSEAHORSE ATF-EXです。
13
適量注入してからエンジン始動してレベルゲージで油面確認、冷間レベルの目印まで継ぎ足します。
そしたらその辺をしばらく走ってATFをトランスミッション内部に行き渡らせて
もう一度油面を確認します。
ATFが温まっているので熱間レベルの目印に合っていれば完了です。
14
6R80トランスミッションのATF容量は14Lくらいなんですが
今回は古いATFが7Lくらいしか抜けてこなかったので半分程度しか入れ替わりませんでした。
トランスミッションの奥の方とかオイルクーラーの方にも古いATFが抜けずに残っているからですね~。
専用のATFチェンジャーを使えば全量入替えできるんですがDIYじゃ仕方ないです。
同じ作業を連続でやればさらに新しいオイルの割合を増やすこともできますが
別に今まで不具合があったわけでもないので今回はこれで完了と言う事にします。
次は2年くらいしたらまた交換すれば良いか。
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